「な、何が…おこったんだ?」
赤くなった命の玉は宙に浮き上がった。
玉が浮いてる…機械?いや、仕掛けなんてないぞ…
呆然とする俺を無視するのかのように玉から赤いオーラのような光が鳩の死骸を包んだのだ。
すると、鳩の傷口が次第に塞がってゆき、そして、光が消えると鳩はゆっくりと目を覚ましたのだった。
「ウソだろ…」
そんなバカな…こんなことが……
そして、鳩は何事もなかったように飛び去ってしまったのである。
玉は赤色から緑色に戻っているが未だに宙に浮いていた。
「ヤバい…」
俺は呼吸がひどくなってしまうもひとまず玉を恐る恐る取りボールケースに入れて紙と一緒に箱に入れ混乱しながら家に帰ったのだ。
何なんだよ…そうか!!あの鳩は生きてたんだな!!きっと…そうだ…アハハハハハハハ…アハハハハハハハ………………………………………そんなわけない…俺はとんでもないことをしてしまったのではないだろうか……
そして、俺は家に何とかたどり着いて自宅の扉を開けると母さんが出迎えてくれたであった。
「お帰り…大貴、タロウちゃんは?」
「明日連れてくる」
「夕飯は?」
「要らない」
俺は夕飯どころじゃなくベッドに飛び込んだのである。
「もう、使わない方がいいのかな…」
その時
「その通りです」
優しそうな女性の声が聞こえてきて俺は一瞬ビビった。
しかし、
「疲れてるんだな…」
そう感じもう一度ベットに倒れ込んだのだ。
もう寝ちまおう…
「聞こえてますか?」
再び声がして俺は今度こそ本当にビックリし驚きベットから起き上がったのである。
「ひえぇぇ!?」
そして、俺の前に女性の姿が現れたのだった。
おい!!出たぁぁぁ!!もうやめてくれぇぇ~
「私は
「め、女神!?」
女神ってなんじゃい!!お化けかと思ったろ!!………………………………!!命の玉に関係あるのかもな…てか、関係なかったら俺の前に女神なんて現れないよな!!
「はい、命の玉についてお話があります」
「命の玉ってあの玉?」
俺は命の玉の入っている箱を開けて見せた。
「はい、それです」
「小渕さん!!」
「麗子で結構です」
「麗子さん」
「なんでしょう?」
「命の玉について教えてください」
「……使い方はもう知ってますね……活動を停止した生命体を甦生することができる宝玉…命の玉…それを作り出したのは闇の神です」
「闇の神?」
なんかヤバそうな名前だな…
「ええ、お話します、闇の神の世界で闇の神の大王が人間たちの死骸を命の玉で生き返らせて奴隷にしたり何か他の目的もあってか命の玉を生み出しました…また、大王には下僕の闇の神が数百体いて下僕は神の世界及び闇の神の世界では命の玉に触れることができません、なのでとある下僕が命の玉を保管されていた箱ごと人間界つまりこの世界に落として手にしようとしましたが………」
「俺が拾ってしまった……」
「はい、ですが、女神と神の大王…あっ、私たちの大王のことです、我々は人間が拾ってしまえば触れることができません」
「……俺は手放せないの?」
「呪いがあって無理です、破壊することもできません」
呪い……マジかよ。
「どうすればいいの?」
「闇の神に見つからないようにしてください、黒い影のような姿をしています」
アバウトな説明だな。
「わかりました…」
「では……私はこれで…」
そう言い麗子さんは消えてしまったのだ。
俺はそのまま自然とベットに倒れ込み眠りについたのだった。
そして、次の朝、
目が覚めた俺は昨日の出来事が夢なのか分からなかった。
「おはようございます」
「うわぁぁぁ!!」
急に麗子さんが目の前に現れて俺はビックリしたのである。
「麗子さん…」
その時
部屋のドアが開いて母さんが入ってきた。
「大貴っ!!何してるの…」
ヤバい…麗子さんが見つかった!?なんて説明すればいいんだよ、おい!!若ければ彼女って誤魔化せるけどこの人は見た目何歳だよ!!やべぇよ!!
しかし、
「静かにしなさい」
母さんはそれだけ言うと出て行ったのだ。
「ご安心を私の姿と声は現在あなたにしか確認できません」
「えっ、なんで?」
「設定できるのです」
さすが、女神!!
「へぇ~、で、なんで来たの?」
「夜のことを夢だと思われるとあれなので…」
「思わないよ」
実際、ちょっと夢だと思ってたけど…
「そうですか…では、私はこれで失礼します」
そして、麗子さんは再び消えてしまったのである。
俺は朝食をとり家に置いてくのも物騒なので命の玉を箱ごとかばんに入れて学校に行った。
休み時間にメールでみんなとタロウの迎いに行く約束をし教室へ戻ったのだ。
学校が終わるとすぐに帰ってきて荷物から命の玉を取り出して個人用のバックに入れてそのバックを持って俺は公園に向かったのである。
途中、ヤスからケータイに着信が入ってきた。
「もしもし、ヤスどうした?」
『ダイ!!大変だ』
「どうした?」
『タロウの段ボールの近くで大勢でケンカになっているんだ!!』
何だと、何処のどいつだ!!ケンカなんて…
「なんだって!?タロウは大丈夫なのか?」
『わからない…とにかく早くきてくれ』
「わかった」
俺は公園に急いだのだ。
タロウ無事でいてくれよ…
公園に到着すると既にみんながいたのである。
「ヤス!!タロウは?」
「あの段ボールの中だ」
タロウの段ボールの近くでケンカが勃発しており、ケンカしているグループは……
「あれは、薩摩藩と長州藩!?」
薩摩藩とは
どちらも不良グループだが長州藩はユウの出身中学校の人が多く味方も多かった。
「てめーらだろうが!!」
殴り合いのケンカがさらに広がっていたのだ。
『クゥン…』
そして、タロウが段ボールから顔を出して怯えていたのである。
「タロウ!!」
俺はタロウを助けに行こうとしたがなかなか近寄れなかった。
「ワンっ」
そして、タロウが薩摩藩に吠えてしまったのだ。
「うるせぇワンコだな」
薩摩藩はタロウを段ボールごと蹴り飛ばしタロウは道路に転がったのである。
「タロウ!!」
その時
そして、車が走ってきた。
『キャウン』
「タロウォォォ??」
嘘だぁぁぁ!!
タロウは車に弾かれて地面に横たわっていたのだった。
2回目の投稿です。この調子でどんどん投稿していきます。もっと続きが読みたいかたはエブリスタで命の玉と検索されれば読めます