(勝手に続き書いても良いよ!)
「行け!立花響!」
「はああああああッ!」
パヴァリア光明結社に属する錬金術師達の起こした騒乱、その最終局面。
統制局長アダム・ヴァイスハウプトによる、『神の力』を手中におさめんとする計画を止めるため、造反した錬金術師サンジェルマンと立花響の連携によって今まさにディバインウェポンは打ち砕かれた。
だが、核となっていた人形・ティキが直前で分離したために『神の力』はまだ中空に漂っている。
「しかし、間に合ったよ、間一髪」
いまだに余裕を見せるアダムは、先の戦闘で切り落とされた腕を掲げて叫ぶ。
「『神の力』は無事だ…付与させる、この腕に。今こそ僕は至る、アダム・ヴァイスハウプトを経たアダムカドモン!」
その言葉に呼応するように輝きが吸い寄せられていき。
「新世界の雛形へとッ!!!」
そのまま『力』はアダムを通りすぎていった。
「…どういう事だ?」
『力』が流れていった方を振り向くとそこにはディバインウェポン破壊の余波で膝をついていた響が居る。
「これは…何故私に?」
輝く『力』は響の身体へと収束していき、一際強い輝きを放つ。光がはれた後そこには日輪のごとき光輝を纏った響の姿があった。
「馬鹿な、人の身で神の力を取り込んだだと?!」
アダムの悲鳴のような声があがる。対して響は至って平然として自らの身体を見分している。
「なるほど、『神の力』。つまりは神性ということか」
「何か知っているのか?」
サンジェルマンの疑問の声にも淀みなく答える。
「この身は
「神の子だと…?だがそれならばこの状況も頷ける」
「そんな…そんなことが……僕の千年計画が……」
呆然とした様子のアダムへと身体を向けその槍を突きつける。
「数万もの民を贄としたその所業。無に帰すというのもいささか気が引けるが…私に
―――残すものはない。燃え尽きる時だ」
「防人の生き様、覚悟を見せてあげる。あなたの胸に焼き付けなさい」
「見事だ。おまえの剣からは、護るべきものを持つ
「パパとママの代わりに歌で平和をつかんで見せる。あたしの歌は…そのためにッ!」
「誇るが良い。おまえの意志は確かに巫女の執念を撃ち抜いた。後は…私が引き受けよう。先史の巫女よ、我が全力で貴様を打ち砕く!」
「こんなことで、私の罪が償えるはずがない…だけど、全ての命は私が守ってみせるッ…!」
「その悲壮な覚悟、私には真似できんな。見事なものだと感心するが…命を懸けるほどのものか?」
「あなたのやってる事、偽善でないと信じたい。だから近くで私に見せて。あなたの言う人助けを私達に」
「良いだろう。おまえが望むのなら、応えよう。刮目しろ、真の英雄は目で殺す!」
「確かにあたしはお気楽デス。だけど、誰か一人くらい何も背負っていないお気楽者が居ないと、もしもの時に重荷を肩代わりできないじゃないデスか!」
「見事な成果だ、暁切歌。おまえの気高き覚悟はたしかに未来を繋いだ。ならば、おまえの荷は私が引き受ける。この槍で持ってあらゆる災厄を打ち払おう!」
「大丈夫、響ならちゃんと帰ってきます。なんたって、私の太陽なんですから」
「ああ、戻るさ未来。いつであろうと日輪に翳りなし、つまりは陽だまりもまた健在だ。」
――――その身には、神をも殺す力がある――――
「空間歪曲拡大!超高エネルギー反応を検知!」
「ガングニールの反応、変質します!」
「神殺しの力…哲学兵装…新たなる聖遺物だとォ!?」
「ところで、宿題は終わったの?」
「……是非もなし」
当然続かない。
ネタ被っても書いていいんですよ?