希望の象徴 作:英雄願望
お気に入り登録800突破ありがとうございます!!
最近、感想が減った気がします……
アンチでも、文句でも何でもいいので何か、ください!!!!
ソワソワしながら待っています!!!
※2019/11/30 話の内容追加しました。
臨時休校から体育祭迄の話の追加です。
12.待ちに待った体育祭!!!
「ん〜。やっぱり3日も寝てたら体が少し鈍ってるな」
臨時休校になって5日、出久の体は治っていた。しかし、3日も寝ていた為か少し怠さが残っていた。
出久はそう言いながらリストバンドの重力負荷を15倍にした。
「うぉ…やっぱり少し鈍ってるな。」
普段から15倍の負荷をかけているのに体がいつもより重く感じた。
「取り敢えず、身体を動かそう」
動きやすい服に着替えて片手にスポーツドリンクを持ち、家を出た。
日課のランニングから、体を慣らそうと考えた。
3日のブランクなら、すぐに戻るだろう。
出久はいつものコースを変え、距離を増やした。
走り始めて10分。
5kmは走っただろう。体の鈍りも殆ど無くなった。体育祭まで、2週間を切った今、出久に出来ることは負荷の増加及び知識を蓄える事だけだ。伸ばす個性が無い分、この2つ時間を費やせる。
「取り敢えず15.5倍位かな?」
リストバンドを操作して負荷重力を増やした。
一気に体が重くなる。その影響でスピードが一気に落ちる。走るフォームも少し変になった。
が、無理な負荷ではない。そして、慣れるまで走り続けた。
そうする内に日が暮れた。15倍と15.5倍では全然違った。今思えば15倍に慣れるにも数日掛かったと思う。
しかし、以前の自分ではない。ちゃんと成長している。これから、体育祭まで負荷重力を増やして過ごした。
久しぶりに心操達に会った時にはとても驚かれた。心操から、以前の様に動くのは難しいと聞いてたらしい。現に、リカバリーガールも同じことを言っていた。
しかし、その予想は大きく外れ出久はピンピンしていた。
それから残りの臨時休校は皆で過ごし、その間に融斗達に色々教えていたのは言うまでもない。体育祭前日では4対1での勝敗は4勝1敗1分け。
制限時間30分では良くも悪くも時間が足りなくなっている。そのぐらい4人の連携や個人としても強くなってきた。
出久も前日ギリギリで重力負荷を17.5倍にすることが出来た。
〜学校〜
1週間の臨時休校が終わり出久は学校へと向かう。
「緑谷……ちょっと来なさい」
担任の先生に呼ばれた。
出久は頭の上に?を浮かべながら先生の後を歩く。
コンコン
「失礼します」
連れてこられたのは校長室
…………
……
(校長室!?)
(校長に呼ばれたって事!?)
呼ばれた理由が分からない出久は激しく動揺した。突然校長からの呼び出し、心当たりが無いので、その動揺が不安に変わる。
「やぁ、いらっしゃい」
そこには、校長だけでなく、他のヒーロー……教師が居た。校長だけでなく、ほかの先生まで居るって事は退学レベルのことを仕出かしてしまったのでは?
出久はそう導き出した。
「緑谷出久君」
「は、はい」
「君を呼び出したのは他でもない……」
ドクンドクン
心臓の鼓動が聞こえてくるぐらい緊張している。
漸く雄英に入学できたのに一学期で退学……考えれば考えるほど鼓動は更に大きな音を出す。
「USJの
教師として、ヒーローとして、君を助けられなかった。そればかりか君が居なければ被害はもっと大きくなっていただろう。すまなかった…そして、ありがとう!」
「しかし、今回、緑谷。お前が重傷を負った。いや、負わせてしまったのは俺の責任だ。本当にすまなかった。」
校長の謝罪と感謝
それに続き相澤先生の謝罪
突然のことすぎて理解が追いつかなかった。
「さ、幸い僕も、皆も無事でした。それは、相澤先生が多数の
今思えば、担任を除くこの場にいる先生はUSJに駆けつけた先生達だ。
「それで、君を呼び出したのは、謝罪と感謝を込めて、可能な範囲で何か、1つ君に贈ろう。」
「え?つまり……どういう事ですか?」
「つまり、USJ事件での君の活躍を称えてなんでも一つ言うことを聞くってことよ」
ミッドナイトの説明でようやく理解できた。
それに、先の不安のお陰で余計に嬉しい提案だ。
「そ、それじゃあ……」
「学食を
「うん、分かった。後日無料券を作ろう」
みんな「は?」と思うかもしれない、学食は安くて美味しいが、毎日食べてるとその食費は馬鹿にならない。自炊の方が安くは済むが栄養面を考えればランチラッシュの料理を食べる方がいい。それに、両親が遺したお金も莫大ではあるが無限じゃない。何が起こるかわからない節約できるに越したことはない。
「失礼しました」
そう言って緑谷は校長室を後にした。
「夢は自分で掴むか……いいね!」
「校長?」
「それにしても、オールマイトが手こずった相手に無個性で立ち向かい、死んでいない。それに、あの並外れた身体能力」
「怪我の具合からしても今ピンピンしているのはおかしい」
「幾らリカバリーガールの個性があるとしてもあの怪我からの復帰が早すぎる」
「リカバリーガールに話を聞いたけど、どうやら、無個性だけど、その代わり、人としてのリミッターが外れているらしい。」
「どういう事だ?」
「あいつは常に自信に肉体的に異常すぎる負荷を掛けて生活している。あいつ自身気づいてはいないが、体がその負荷に耐えようと、進化しているらしい。」
「だからあの並外れた身体能力と自然治癒力か」
「ああ、今年は荒れるぞ……」
出久が去った後、教師たちの会話はその場の人だけしか知らない。
一方出久は
終わってから気づいた……もしかしたらヒーロー科へ編入することも可能だったのではないかと……
もっとちゃんとした使い道があったのではないかと後悔していた。
それから蛙吹さんや峰田くん会い、先生達と同じく謝罪と感謝を言われた。
この日、生きてきた15年間で1番嬉しかった。無力だった自分が、人を助ける事ができた。それが証明されたのだから。その日から体育祭まで最後の追い込みを、かけて体育祭に備えた。
〜体育祭当日〜
「スゥ〜」
出久は緊張を解すために深呼吸をした。
いよいよ待ちに待った体育祭だ。
「出久!」
「あ、融斗君。それにみんなも」
そこには、いつものメンバーが
「俺たちは今まで出久のお陰で強くなれた。だからこそ、この体育祭でお前に宣戦布告をする。いつまでもお前に頼ってばかりじゃダメだからな」
融斗が、みんなが、出久を見ている。その瞳からは確かな闘志が感じられた。
体育祭は仲良しごっこじゃない。そう再認識した。そして
「うん。勿論だよ。僕も本気で取りに行く。手加減なんかするつもりは無いよ」
「あぁ!」
出久の緊張は消えていた。
創太や心操。それに業火は何も言わなかったが目だけが語っていた。
『雄英体育祭!!ヒーローの卵達が、我こそはとシノギを削る年に一度の大バトル!!』
『どうせテメェらアレだろ!!?
『ヒーロー科1年A組だろぉぉぉ!!?』
何故緑谷と心操の事が言われないかって?
それは簡単。相澤先生が独断で連れていったからだ。普通科2名も巻き込まれたとあれば雄英の信頼が今よりもずっと落ちていただろう。
勿論、心操の両親には謝罪と事情を説明した。
出久には、本人に説明して、両方納得してもらえたので、今回の事を知る者は少ない。
そして今、大袈裟な紹介をされたA組はその大半が顔を引き攣らせて緊張していた。
『B組に続いてC、D、E組!サポート科のF、G、H組もきたぞー!そして経営科……』
「俺ら完全に引き立て役だよな」
「だるいよね〜」
後ろの方で誰かがボヤいていた。同じクラスの人だろう。
「選手宣誓!」
全クラスが整列を終えると、18禁ヒーローミッドナイトが声を発した。
一部でミッドナイトの存在を議論していたが、ミッドナイトが自分の声で無理やりかき消した。
「選手代表!1年A組爆豪勝己!!!」
「あいつ一応入試1位だからな」
ヒーロー科の誰かが呟く。
「ヒーロー科のな」
それを普通科の人が睨みながら言ってくる。普通科のヒーロー科に対する威圧感が半端じゃない。
A組は肩を竦めていた。
そして、
「せんせ〜俺が1位になる」
「「「「絶対やると思った!!!」」」」
A組の人は大体察しがついてたらしい。
そこからはA組以外の壮絶なブーイングだ。
勝己は更に火に油を注ぐ様に
「せめて跳ねのいい踏み台になってくれ」
親指を首を切るように動かしながらアンチ勢に言い返す。そして更に、ブーイングが強くなったのは言うまでもあるまい。
次々に「潰す」とか「倒す」とか物騒な言葉後飛び交うなか出久はある変化を見つけた。
──いつもなら嘲笑いながら言うのに……
自分で自分を追い込んでる?
そう思えた。今までの勝己を見る限り常に周りを見下して笑う。しかし、今の発言の内容と勝己の態度が全然違った。勝己にも色々あったのだろう。
そう思う間にブーイングが止み、1回戦の競技が発表された。
「さーて、それじゃあ早速第1種目を始めるわよ!所謂予選よ!毎年ここで多くの者が涙を飲むわ!!」
「さて、その運命の第1種目!!
今年は…………
コレ!」
画面に映し出されたのは大きく障害物競走と書かれていた。
「計11クラスの総当りレースよ!
コースはこのスタジアムの外出4km!!
それにここは雄英!自由が売り文句!
コースさえ守れば
位置に着きまくりなさい!!!」
スタート最前は勿論A組それからB、C、Dと続いていく。
物凄い人口密度で人の足を踏まないように気をつけながら出久もできるだけ前に着いた。
「スターーート!!!!」
始まってから気づいた。スタートゲートが異様に小さい。つまり……
最初のふるいということだ。
それと同時に前方から僅かに冷気を感じた。その瞬間地を這うように氷が皆を襲う。しかし、出久はの反射神経と身体能力で回避した。
他にA組は勿論、心操達も無事回避していた。
その方法も皆それぞれ。心操は周りの人間を洗脳し騎馬の様に組ませその上に乗っていた。
融斗は氷に捕まるも自身の個性で水に変え突破
創太もやり方は違うが氷を水へと変えて突破
業火は無理やり氷を砕き堂々と突破している
意外にも峰田が轟に迫っており驚いたが、次の瞬間緑の物体が峰田を襲う。そう……それはヒーロー科入試を試みた人はよく知っている、実技試験で出てきた仮想
『早くも第1関門!ロボインフェルノだ!』
しかし、出久にとっては取るに足らない存在。しかし、手の内を晒さない為にも最低限の動きで砕く。
しかし、この日は天気に恵まれ快晴のはずなのに数箇所だけ曇りが生じていた。空を見上げると出久にとってはあまり嬉しくない再会だろう。
入試の時に苦しめられた者も多い0Pの仮想
流石にパニックにはならなかったが大半は嘆いている。他にも焦る者、尻込みする者様々だ。
しかし、轟は表情を一切変えず
「一般入試用の仮想
冷静に分析した。そして、お馴染みの氷を使い0Pロボを易々と凍らせた。
「あいつが凍らせた間に行くぞ!」
ある者がそう言い、皆賛同しようとしたが……
「やめとけ、不安定な姿勢で凍らせたから崩れるぞ」
轟の忠告通りその巨体が地面に引き込まれるように倒れた。
足止めを兼ねているのだろう。間違いなく轟は強いそう感じた。出久も負けずとギアを上げて駆けていく。
そんな中……
「おい!誰か下敷きになったぞ?」
「まさか…死んだんじゃ……」
まさかの死者まで出るのか?この競技は!と、思っていたが
「死ぬかぁぁ!!つか、俺じゃなきゃ死んでたぞ!!」
ロボの装甲を破り出てきたのはA組切島鋭児郎だ。
個性は硬化。ロボ程度の装甲ならいとも容易く破れるようだ。
「うぉぉぉぉ!!!俺じゃなきゃ死んでたぞ!!」
切島とセリフダダ被りでまたしても出てきたのB組の鉄哲徹鐵。噛みそうな名前だが、個性はスチール。要は切島と似たような個性だ。切島は何やら泣きながら走行した。恐らく個性が被った事が原因だろう。
勝己は無駄な戦闘を省く為攻撃を躱しながらロボの頭上を抜ける。他にもそれに便乗して抜けたものもチラホラ居た。
融斗や創太、業火に心操もロボを迎撃及び回避ですぐさま突破していた。
みんなが突破していく中出久はある物を見つけた。それは先程轟が壊した0Pロボの装甲だ。縦2m横0.5mの大きな長方形。横を力づくで削り持ち易くして。怪我防止のために持ち手をタオルで巻く。そして、襲いかかってくる2Pロボをそれで叩くと呆気なく壊れた。0Pロボの装甲は軽くて丈夫な素材で作られている。これを使えば素手よりもスムーズに第1関門を突破できる。それに、この先何が起こるか分からないので、持っていくことにした。
それから数分後どんどんと0Pロボが攻略され、第1関門はほぼ全員が突破した。
その頃には出久は第2関門。
ザ・フォール
落ちたら即アウト!
等と実況しているが唯の綱渡り。常日頃から体幹を鍛えている出久にとっては地面と変わらない。そのままスピードが衰えることなく易々と突破。
その頃
融斗は地道に綱の上を這っている。
しかし、そのスピードは中々のもので易々とは行かないが突破出来た。
心操はやはり、人を使いながら進んでいる。心操も無事突破している。
業火は至ってシンプル。全身鬼化して、その以上な身体能力でひとっ飛び。辿り着くのは遅かったものの第2関門は恐らく誰よりも早く突破しただろう。
最後に創太だ。
彼は薄く平べったい水塊を作った。それの上に乗り向こう側へ操作して突破。しかし、予想以上に量が必要らしくスピードはイマイチのようだ。しかし、他と比べれば早い部類に入る。
そして、最終関門。一面地雷原だ。よく見れば地雷の位置は分かるようになっている。
出久がたどり着いた頃にはトップを走る轟及びそれに追いつく勝己は中盤まで進んでいた。
今の出久では追いつけても抜かすことが出来ない。そのため、出久は秘策を使う。
「借りるぞかっちゃん!!」
次の瞬間後方で数回の爆発。唯、誰かが地雷を踏んだ訳では無い。意図的に爆発された地雷。よく見ると他の人が地雷を踏んだのではなく、当てられている。まるで、勝己の攻撃を受けたような不自然な爆発。
「おお!?一斉に爆発してんぞ?オマエらドジすぎんだろ!!!」
「いいや、違うぞ」
マイクの実況に相澤先生が否定した。
「あれは!!?」
マイクも気づいたようで視線の先では出久が必死に地雷を投げていた。
「よし、道が開けた!」
自分の進行方向には残り轟と勝己のみ。他は全員気絶しているか、体勢を崩して二次爆発を受けている。
出久は両手に1つづつ地雷を持ち走り出した。
0Pロボの装甲はその場に捨てた。あまり役に立たなかった。
それに、出久は普段から重力負荷をかけている。今では17.5倍迄引き上げられている。出久の体重が60kgだとしたら単純計算で1050kg、約1t。出久はよく外に出るので人混みが多い場所も多い。そんな中他の人の足を踏めば確実に文字通り潰れる。だから、常日頃からそれに気をつけてる。よって、地雷の場所を視認で知るなどどうということは無い。
そして、すぐさま勝己と轟に追いつく。しかし、タダで行かせてくれる程2人も甘くない。そこで役に立つのが先の地雷だ。出久は2人が争っている間に距離を詰め、気づいた頃には地雷によって体勢を崩される。2人ならすぐ様体勢を立て直せるだろう。しかし、その一瞬があれば十分。出久は駆けた。地雷を避けつつもスピードを上げて。
『おいおい!この結果を誰が予想した!!?今1番にこのスタジアムに帰ってきたその男──普通科!緑谷出久の存在を!!!!!』
雄英史上初となる第1種目普通科が1位になった。
しかし、まだまだ終わらない。寧ろここからが始まりなのだ!
そして、次々とゴールインしていく。そして、順位は……
1.緑谷出久
2.轟焦凍
3.爆豪勝己
4.塩崎茨
5.骨抜柔造
6.飯田天哉
7.上理融斗
8.常闇踏陰
9.瀬呂範太
10.滝川創太
11.鬼島業火
12.切島鋭児郎
13.鉄哲徹鐵
14.蛙吹梅雨
15.障子目蔵
16.心操人使
17.芦戸三奈
18.泡瀬洋雪
19.砂藤力道
20.麗日お茶子
21.八百万百
22.峰田実
23.口田甲司
24.耳郎響香
25.回原旋
26.円場硬成
27.上鳴電気
28.凡戸固次郎
29.柳レイ子
30.拳藤一佳
31.宍田獣太郎
32 .黒色支配
33 .小大唯
34 .麟飛竜
35.庄田二連撃
36.小森希乃子
37.鎌切尖
38.物間寧人
39.葉隠透
40.蜥蜴切奈
41.角取ポニー
42.発目明
となった。上位42位が予選突破となった。ほとんどがヒーロー科で埋め尽くされる中1位、7位、10位、11位、16位に普通科が居るのは凄いことだ。そして、次は……
「予選通過は上位42名!残念ながら落ちちゃった人も安心なさい!まだ見せ場は残ってるわ!そして次からいよいよ本戦よ!
「ここからは取材陣も白熱してくるよ!気張りなさい!!!」
「さーて、次の種目は何かしら?何かしら?」
焦らす。焦らされることで余計に気になるが、出てくるのを待とう
「これよ!」
モニターに出てきたのは騎馬戦。つまり、チームプレーだ。
説明を聞くと、参加者は2〜4名のチーム順位毎にポイントが配布されるらしく、メンバーの総ポイントがチームのポイントになるらしい。与えられるポイントはしたかは5ポイント。なら、出久は210ポイン……
「因みに1位には1000万ポイント!!!」
──終わった……
周りの目が一気に集まったのは気の所為では無い………
いよいよ次回は騎馬戦ですね!!!
今回は、障害物競走を終えた上位42名を書くのが
1番大変でした(笑)
次回も遅くなるかもしれませんが(遅くなります)
よろしくお願いします!!!!!