希望の象徴   作:英雄願望

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更新遅れてすみませんでした。約3ヶ月も更新を止めていました。私自身、忙しいかったのと、中々良い展開が浮かばずここまで遅くなってしまいました。
そして、ご指摘頂き、12話の1部内容の追加を致しました。


これからも内容に関わらず誤字脱字などご指摘お願い致します。


13.騎馬戦?……………………騎馬戦!!!!

1000万!!!!

 

その言葉を聞いた、選手は皆出久を見た。それは、出久にとって、とてつもないプレッシャー。それは、1位の座の重みであることを、出久はすぐ理解した。

 

ミッドナイトは出久の今の重圧なんて気にすることも無く、次の競技の説明をした。

 

 

さて!次の種目は…………………

 

 

 

騎馬戦よ!!!!!

 

 

ルールを説明するわ、制限時間は15分。振り当てられたポイントの合計は騎馬のポイントとなり、騎手はそのポイントが表示されたハチマキを装着。終了までにハチマキを奪い合い、持ちポイントを競うのよ。撮ったハチマキは首から上に巻くこと!取りまくれば取りまくる程管理が大変になるわよ!そして、重要なのはハチマキを取られても、また、騎馬が崩れてもOUTにはならないって所!!

 

今迄の騎馬戦とは違う。OUTになっても、崩れても、逆転のチャンスがあるということ。

 

そして……

 

競技中は個性発動ありの残虐ファイト、でも、あくまでも騎馬戦、崩し目的の悪質な攻撃はレッドカード!一発退場とします!!

 

それから、15分チーム決めの時間が設けられた。

 

先ず、僕は無個性であるということ。そして騎馬戦において、遠距離もしくは中距離型の個性が有利であるということ。ポイントに関しては考えなくていい。この騎馬戦で勝ち抜くためには、中遠距離型の個性で、汎用性の高い人が欲しい。それに関しては創太君が欲しいけど、恐らく創太君は融斗君達と組むからそれは難しい。

そして、今の状況はとても絶望的だ。上位42名のうち殆どがヒーロー科である事、そして、僕は1位で皆から狙われる。そして、障害物競走の時僕は、個性がないから使っていない。無個性とは思わないだろうが、戦力としての信頼性はない。そんな人と組みたいという人は居ないだろう。残るはツテのみだが、これも難しい。ヒーロー科に知っている人はほとんど居ない。ツテと呼べるものなんか無い。

 

そう思考を巡らせていると

 

「緑谷君」

 

そう呼ばれた気がした。すぐ声のする方へ振り返っても呼んでいたそうな人は見当たらない。気のせいだろう。そう思い再び思考を巡らせる。

 

 

 

その頃……

 

「ね、ねぇ。ちょっと!」

 

「ん?。あ、ごめんね。ちょっと君に相談があって。」

 

「なんなん?私緑谷君に用があるんだけど」

 

麗日お茶子はヒーロー科B組の物間寧人に声を掛けられた。

 

「ねぇ、僕と組まない?」

 

「な、何言ってるの…私は緑谷君と……」

 

「それは、実技試験の恩返し?」

 

「えっ……」

 

これは麗日お茶子と緑谷出久しか知らないこと。何なぜ目の前にいる物間寧人が知っているのか

 

「そんなの辞めた方がいいよ?」

 

「そ、そんなじゃ……」

 

発せられた言葉のせいで考える事を辞めさせられた。

 

「それは君の自己満足で緑谷君は喜ばないと思うよ。」

 

「わ、私は緑谷君と組みたいだけでそんなんじゃ……」

 

「どうして組みたいの?普通科だよ?本気で勝ちに行くなら普通、同じクラスの人か僕達B組でしょ。ヒーロー科は普通科と比べて個性も強く、何よりヒーローとしての授業を受けてる。それに、少しでもお互いを知っている人の方がコミュニケーションや連携も取れる。無理に他学科の…ましてや皆の的になる人と組むなんて、勝率が低いのは分かってるでしょ?」

 

「な、なら!なんでうちなん!」

 

「君の個性はこの騎馬戦で勝率を大きくあげる。連携は無理かもしれないが、それを差し引いても君にはそれだけの価値がある」

 

物間寧人……彼はそんなこと微塵も思っていない。

この雄英はヒーロー科のトップであり、そのヒーロー科に所属する自分としてはヒーロー科でもない緑谷出久が1位で目立っているのが心底気に食わない。この騎馬戦は2~4人でチームを作る。ならば、チームを作れなければ出久は必然的に失格である。そう考えた。だから、緑谷出久に声をかけようとした麗日お茶子を自分のチームへ引き込んだ。

 

「で、でも……」

 

「だって、そうだろう?緑谷君誰とも組めないからあの時のお礼で私が組んであげるよって言ってるのと一緒だよ。そんなの彼が受け取ると思う?」

「それに、彼は正々堂々勝負することを望んでいる。本当に彼に恩を返したいなら本気で彼に挑むことだと思うよ。」

 

「う、うん。わかった。」

 

麗日お茶子は納得した……いいや、してしまった。物間寧人の言い分が、正しいと思えてしまった。自分ができるのは物間寧人が、言ったように彼と正々堂々勝負することだと思ってしまった。なら、彼の話を受け入れるのが良いのだとおもった。

 

そして、これは物間寧人の思う通りになってしまった。

 

それから続いてサポート科の発目明が彼に歩み寄ろうとした。しかし……

 

「ねぇ、君!良かったら組まない?」

 

「私は彼と組みたいのでお引取りを」

 

「まぁまぁ。そうかたいこと言わずにさ」

 

「私は私の作ったドッ可愛いアイテム(ベイビー)を大企業の目に留めたいんですよ!」

 

「よ、要は注目を集めるために彼を…彼の立場を利用するって訳だね?」

 

「ええ、まぁそうなりますね。」

 

「なら、彼と組むより、彼からハチマキを奪った方が注目が集まると思わない?」

 

「ッ!詳しく説明してください!」

 

完全に興味がなかった目から眩しいと思えるほどの輝きが見えた。

 

「つまり、彼が目立つのは1000万Pt持っているからそれがなくなったら次は誰に注目するか」

 

「それは……1000万Ptをとった我々という事ですね!」

 

「そういう事だよ。多分彼が恐ろしく強いから1位って訳じゃないと思う。どちらかと言うと機転を利かせて勝ち取ったって感じだ。なら、1000万を取るのはそう難しいことでは無い」

 

「成程!なら、彼と組んでいるよりあなたと組んで取った方が何倍も目立てるってことですね!」

 

「どうかな?」

 

「分かりました!私のドッ可愛いアイテム(ベイビー)を使ってください!」

 

「交渉成立だね」

 

あっち(緑谷)はまだ誰とも組めてないみたいだね。計画通り。

 

緑谷を嘲笑う物間の笑みは誰にも気づかれなかった。

 

そして、出久は残り時間を考えて、行動に移そうとした。

 

……が、尽く断られた。

 

「嫌だよ」「俺あいつと組むから」「俺狙われるの嫌だからパス」「普通科と組んでもかてるのか?」

 

等など精神的にダメージを受ける中距離にして数メートル誰とも喋らず立っているだけ……いや、待っていようにも思える彼に喋り掛けようとした。その時

 

「ねぇ、君!良かったら組まない?君の力が必要なんだ!」

 

先客が現れた。早い者勝ち、仕方がないと別の方へ探しに行く。

 

 

 

その背中を見ていたのは紛れもない物間だ。緑谷が常闇…声を掛けようとした相手に緑谷よりも早く声をかけたのだ。それから、彼の邪魔をし続けた結果、15分経った今でも緑谷出久は誰一人と組めていない。

 

さぁ!いよいよ……って、緑谷君チームは?

 

「す、すみません。組めませんでした……」

 

タダでさえ組みづらいのに物間の邪魔は痛かった。しかし、本人が気づくことは無かったが。

 

「困ったわね〜。それじゃあ単独行動できる緑谷君が、有利になるわね……」

 

ヤバイ。そう思った。このまま行くと下手したら失格で終わる。せっかく1位になったのに不戦敗なんて冗談じゃない。

 

「あ、あn「それじゃあ!緑谷君!」え、は、はい!」

 

「貴方1人での参加を許可します!但し!公平を期すために貴方にはハンデを背負ってもらいます!」

 

「は、ハンデ?」

 

「そう!あなたに限り、ハチマキの所持数がゼロになった時点で失格、退場してもらいます!そして、ハチマキを取る以外の攻撃は悪質妨害と見なし即退場してもらいます!」

 

つまり、僕は実質取るか逃げるか。そして、足止めや錯乱といった行為が悪質妨害となる……

 

と言っても、僕が取れるのは必然的に逃げの一択。不満はない。

 

「お願いします!」

 

さぁ!制限時間は15分!よーいスタート!!!!

 

ミッドナイトの声で始まった。そして、皆の攻撃対象はただ1人緑谷出久だ。出久は如何に敵の攻撃を躱しこの15分という時間を過ごすのかが重要になってくる。だから、出久は敵に背を向けて逃げる。

 

「1000万!!!!」

 

「逃げんな!!!」

 

傍から見ればいじめにも見えるこの混沌(カオス)な光景だが、実際騎馬を組むことによって小回りがあまり利かなくなっている。そんなのは個性がない限り不可能に近い。

 

そして、熱くもない展開で観客の中にもブーイングがチラホラ聞こえる。

 

 

 

 

「ねぇ。これで本当に勝てるん?」

 

「あぁ。勿論だよ」

 

「早く取らないと目立つ時間が短くなりますよ!」

 

その頃、物間チームは出久の1000万Ptを奪おうとする騎馬に混じっていた。

 

「大丈夫だよ。発目さんのアイテムと麗日さんの無重力に常闇君の黒影(ダークシャドウ)それに僕の個性(チカラ)で取れるよ」

 

そういいつつも物間の狙いは出久ではない。それに夢中になってる騎馬共だ。後ろから黒影(ダークシャドウ)()で後ろからどんどん取っていく。視野の狭くなっている奴らは気づかない。

 

そんな中

 

「待てぇ!デクゥ!!!!」

 

爆豪勝己は他の騎馬よりも出久に迫っていた。

 

「っ!かっちゃん!?」

 

「てめぇ!逃げんじゃねぇ!!」

 

無理だ。そんな怖い鬼の形相で迫られたら誰だって逃げる。

 

それに続くように、轟チームに融斗達も出久に迫る。

 

「てめぇ!?半分野郎!邪魔すんじゃねぇ!」BOM!!

 

「邪魔なのはてめぇだ」

 

まさかのトップ2と3の騎馬が対立か!と思えた直後爆豪のハチマキが爆豪から離れた。

 

どうした爆豪!?0Ptじゃねぇか!!!

 

マイクの実況通り掲示板には爆豪チームのPtは0となっていた。

 

「誰だァ!!」

 

轟から取れた方向へ振り向くとそこには物間の姿があった。

 

「てめぇ!」BOM!

 

物間はその攻撃を受け流し、直後

 

BOM!

 

爆豪と()()()()で反撃。

 

「凄いねぇ〜。いい個性だ。…けど僕の方がもっと凄いけどね」

 

すぐさま切島に()()防御の構えを取る。

 

そこへ爆豪の爆破が迫る。

 

……が、ノーダメージ。物間は()()で防いだ。

 

 

 

「爆豪お前も個性被って」

 

「ちげぇ」

「コイツ……複製(コピー)しやがった。」

 

「まぁ、馬鹿でも分かるよね?」

 

「てめぇ!」BOMB!

 

再度爆破の攻撃。しかし、それを同じ爆破で相殺した。

 

「えっと……体育祭でなって言ったけ?え〜あの恥ずかしいやつ……へっ。まぁいいや」

 

そう言い残し物間は去っていった。

明らかな挑発選手宣誓の時の発言を笑い、馬鹿にした。そうする事で爆豪はキレる

 

「はぁ〜……進め、切島ァ!俺はすこぶる冷静だァ!!!」

 

発言に合ってないようにブチ切れている事を隠せてないのを見た切島も呆れ半分で従う。

 

 

 

そして、原因の物間と言えば

「物間君良かったん?あんな挑発して。爆豪君ってA組の中じゃ上位の実力者なんよ?」

 

「いいさ、僕の方がつy「BOM!!!」」

 

咄嗟に硬化でガードする。

可笑しい。あの距離なら足音で気付くはずなのに音がしなかった。

 

爆煙が消えるとそこに居たのは爆豪ただ1人。

 

はぁ!?アリかよ!騎馬から離れてんぞぉ!

 

地面に着いてないからOKよ!

 

「常闇ィ!」

 

「御意行け黒影(ダークシャドウ)

 

「アイヨ!」

 

が、1度爆破をお見舞いし、その勢いで後退し、攻撃を躱す。

 

「今だ!」ポチッ

 

次の瞬間物間が背負ってる四角い装着から風が起き、なんと!空中を浮遊した。

よし、これで逃げられた。と思ったがそれは大きな間違いだった。

 

BOMBOMBOMBOMB!

 

両手から繰り出される爆破の連続で空を飛ぶ。

 

「ッチ!執拗いな!!」

 

攻撃される前に爆豪に触れる。次は複製(コピー)が目的ではない。爆豪から重力を()()

そして、すぐさま降下する。重力を失った爆豪は瀬呂に回収された。

 

「突然行くなよ!」

 

「うるせぇ!醤油!テープで俺を固定しろ!」

 

「なんでだよ?」

 

「いいから早くしろ!」

 

瀬呂は言われるがまま騎馬に固定した。

 

「つか、1000万に行くんだろ?」

 

「あぁ。その前にまずアイツらからだぁ!黒目!進行方向に弱め溶解液!!醤油顔テープ!!!」

 

「芦・戸・三・奈・!!!!」

 

名前で呼ばれない自分の名を叫びながら指示通り前方に弱めの溶解液を撒く。それにより、潤滑性を高め瀬呂のテープで進行方向のブレを少なくする。そして……

 

BOM!!!!!

 

全力の爆破で10数メートルあった距離を一瞬で縮め物間の首のハチマキを全て取る。

 

「次ィ!!!デクだぁ!」

 

見た先には出久と轟チームが居た。

 

 

一方その頃

 

融斗達はと言うと……

 

「出久の所に行かなくていいのか?」

 

「あぁ。戦闘ならともかく、騎馬で出久1人からハチマキ取るなんて分が悪すぎるよ。それに、ここで戦ったら、どっちか本選行けなくなるしね」

 

との事で、騰理チームは片っ端からハチマキを回収して着実にPtを貯めて行く。

 

 

 

 

そして、出久と言うと

 

「危な!?」

 

轟チームに狙われていた。




次回の更新も遅くなることを予めご報告致します。ですがなるべく早く更新できるよう頑張ります。これからもよろしくお願いします!!!!!
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