希望の象徴 作:英雄願望
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勝己は苛立ちながら商店街を歩いていた。道に落ちている空き缶に八つ当たりしていた。
「なぁ、勝己。どうしてそこまで緑谷に突っかかるんだ?」
「“無個性”なんだし、どーせ雄英のヒーロー科になんか受かるわけないだろ?」
勝己の友達AとBが勝己に疑問をぶつけていた。勝己は顔をAとBに向けながら答えた。
「“無個性”のクセに。なんも持ってないくせに、反吐が出る。石ころは石ころで底辺に行きゃいいんだよ」
「うわぁ。辛辣〜w」
「まぁ、緑谷だしなw」
勝己の回答に笑いながら、友達AとBは煙草を吸おうと箱から1本ずつ煙草を取り出したが
「おい!ここで、煙草吸うな!俺の内申迄火の粉飛ぶだろうが」
勝己に止められた。
((……みみっち〜!))
「あ、あぁ。わかったよ」
「なら、ゲーセン行こーぜ」
「あぁ」
……グチョ
ゲーセンに行くため脇道へと曲がる。すると、泥のような感触が勝己を襲う。すぐに離れて見上げると気色の悪い巨大な液状の化け物。
「Lサイズの隠れ蓑」
化け物は口のようなものをU字に曲げ、勝己を襲った。
「がはッ!………………」
「う……うわぁーーーー!」
「に、にげろぉぉーーー!!」
友達AとBは、勝己を見捨て逃げたした。
(やべぇ、息が出来ねぇ……)
「抵抗すんなってw体を乗っ取るだけさ!苦しいのは最初の45秒さ。俺の個性からは逃げられないからw」
(こんな所で終わる訳にはいかねぇんだよ!)BOOOOOMB
「いい“個性”だなぁ〜。これはアタリだ!ありがとよ。お前は俺のヒーローだwまさかあんなのがこの街に来てるなんて思わなかったぜ。」
(ちくしょォォォォォ!)
時を遡ること10分前
「逃げられたけど。明日また突っかかってくるよな〜。がっこう休もかな……いや。ダメだ雄英入るなら、せめて欠席ゼロにしといた方がいいだろう。」
勝己の事で憂鬱になっている。幼馴染で腐れ縁。別に嫌いではないが、苦手だ。異様に絡んでくる。
視線を携帯に目線を移しながら帰っていると……
ドンッ!
「うわっ」
「大丈夫かい?少年。」
「す、すみません。前見てなくて…………って!お、オ、オールマイト!!!!?」
「今は
(な、生で見ると……画風が全然ちがう!!)
「か、家宝に!家の宝に!!!」
ノートに書いてもらったサインを両手で持ち何度もお辞儀ををしている。
「HAHAHAHAHA!それじゃ、少年」
「まって!」
(聞きたいことがあるのに!)
「待たない。ヒーローは時間とも戦っているからね」
「なれますか!ヒーローに!」
「あぁ、なれ「“無個性”でも」“無個性”……」
「小さい頃からずっとヒーローになるのが夢で!僕も貴方みたいに笑って助ける最高のヒーローなれますか!」
「ヒーローは己を賭して
「えっ?……」
「夢を見るのは悪く無い。……たが、それ相応の現実は見なくてはな少年」
「……はい」
オールマイトは今度こそ地を蹴り空へと消えた。「それ相応の現実は見なくては」その言葉が胸へと刺さる。“無個性”がヒーローになるのはNo.1ヒーローでも無理と断言した。自然と涙が零れる。
自分の夢は釣り合っていないのだろうか?
ああ、そうだ
ヒーローにはなれないのか?
オールマイトはそういってた。
なら。夢を諦めるのか?
オールマイトが無理だと言ったんだしょうがない。
自問自答を繰り返す。
出久は何も言えないままオールマイトがいなくなってもしばらくその場を動けなかった。
商店街のところが、やけに騒がしい。ヒーローが戦ってるんだろうか。
一方その頃オールマイトは
「見失ってしまった。長話すぎたか。」
あの時、少年にかけた言葉はストレートすぎた。もう少し、少年を傷つけない方法もあったかもしれない。オールマイトの発言はどこも悪くない、寧ろ正論だ。ヒーローという職業は個性社会が出来てから、“個性”を持っていない時代には存在しなかったもの。もし、あの場で少年を肯定すれば、間接的に少年を殺すようなものだ。あそこで。時間を理由に誤魔化してはいけなかった。
(活動限界が近い。急がなくては!)
オールマイトは更に加速し
そして、時は戻り
勝己が人質になっているとは知る由もなく出久も商店街に立ち寄った。人混みで見えない中人混みをかき分けて最前列まで来た。
「どうしたんですか?」
「ああ、
出久は咄嗟に近くの人に聞いた。中学生、僕と同じ歳、もしくは年下が目の前で人質になってる。怖いだろう。苦しいだろう。もし、僕がヒーローならば、個性があれば……
そんな無意味な事を考えているとヒーローに助けられた大学生達がやってきた。
「ちくしょ!俺達の努力が!」
「あともう少しだったのに!」
「液体窒素もこのままじゃ気化するし。アレ高かったのに!」
「くそ〜!」
そんな事を言いながらもヒーローに助けられ安堵していた。次に野次馬の1人が今の状況に合わないハイテンションで声を発した。
「そーいえばさ!来てるらしいぞ!」
「来てるって?」
「オールマイトだよ!オールマイト!昼にこの辺りで見たってSNSで言われてる!」
「マジで!?」
「あぁ」
出久は時が止まる。
(オールマイト?
そして、中学生が抵抗するように“個性”を使った。
その“個性”は自分が知ってる“個性”。あの“個性”はよくある“個性”じゃない。僕が知っている中でただ1人が持っている“個性”
「……かっちゃん」
(僕のせいでかっちゃんが!早く助けないと!)
でも、できないだろ?
えっ?
僕は“個性”を持っていない。行くだけじゃ無駄死にだよ?
だって!かっちゃんが人質に!僕のせいで!
オールマイトだって言ってただろ?ヒーローは無理だって
嫌だ!
ならどうする?
ヒーローになる!
出久の腹は決まった。まずはあの流動体をどうにかしないと流動……液体…………凍らす………はっ!液体窒素!さっき大学生がそんなこと言ってた!
出久は急いで大学生に液体窒素の場所を聞いた。すると
「ッッ!!!」
出久は恐怖を忘れ液体窒素を片手に
「かっちゃん!」
「てめぇ!なんで来た!」
「なんでって!僕はヒーローになる。理由はこれだけで十分だろ」
「やめ……ろ…」
ある程度解放されたが全然有効打にはならなかった。そして
「クソガキが!邪魔すんじゃねぇ!」
「っぶな!」
紙一重で躱す。しかし、結局
「かっちゃん!君はその程度で終わるのか!雄英に行くんだろ?君のヒーローへの憧れもその程度だったのか!僕を“無個性”とバカにしているのに君は
ブチッ!!!
「……とぉ……」
「俺が“没個性”だとぉ!」
効果てきめんだ!出久は勝己の地雷を踏みまくった。おかげで先程まで意識を失いかけていた勝己は目を覚ましブチ切れていた。
「こんな、カスに俺が殺られるかぁぁぁ!!!!!」
BOOOOOOOOOOOOOOOOOOMB!!!!!!!!!!!!!!!
「おい!やめろ!」
「デクてめぇ!誰が“没個性”だぁ!」
「だってそうだろ?
「だから、抜けたろうが!」
出久と勝己が場を弁えずに言い争っている。しかし
「クソガキがぁ!ぶっ殺してやる!」
「死ねぇぇぇぇぇ!!!!!」
勝己を抱えて逃げようとするが間に合わない。出久は勝己を突き飛ばし、防御を試みた。が、あっけなく破れる。店へ吹き飛ばされる。攻撃を受けた腕と建物に突っ込んで背中が痛い。
「もう大丈夫!!!何故って?私が来た!!!!」
聞き覚えのある声。そう。この声は
「「「「オールマイトォォ!!!!!」」」」
誰もがオールマイトの到着に歓喜する。
「クソがァァ!てめぇも死ねぇ!オールマイト!」
「DETROITSMASH」!!!!!!!
オールマイトの一撃は風を生み一瞬で
「……雨?」
「まさか、今の風圧で上昇気流が発生して……!?」
「おいおいおいおいおいおいおい!!」
「右手1本で気候が変わっちまった!!!」
「すげぇぇぇ!これがオールマイト!!!!!!!」
この後。ヴィランは回収され、無事警察に引き取られた。そして出久はヒーローに怒られた。
「君が危険を冒す必要はなかった!」
「危うく君は死んでたかもしれないんだぞ!」
「す、すみません……」
逆に勝己は賞賛された。
「凄いよ!そのタフネス!それにその“個性”!」
「高校卒業したらぜひ
しかし、勝己はどこか納得していないようだった。出久も吹き飛ばされて背中に軽い擦り傷を負い。腕も骨に罅が入った。しかし、出久に後悔はなかった。寧ろ更に強く、ヒーローになろうとする気持ちが強くなった。1度折られた夢はさらに強くなって帰ってきた。
今回の事を分かりやすくすると
ヘドロ暴れる
オールマイトヘドロ追う
オールマイト出久と出会う
オールマイトヘドロ追う
勝己ヘドロに襲われる
出久現場到着
オールマイトヘドロ倒す
と、大雑把に言うとこんな感じです。このため、オールマイトは出久のヒーローの、資質を感じる暇なく敵を倒しました。よって個性は引き継がれません。というわけです。次回は入試編です。
ヒロイン誰にする?
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麗日お茶子
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オリキャラ
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作者に任せる
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その他(希望があればコメ欄にて)
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ヒロイン?要らねぇよ!