希望の象徴   作:英雄願望

7 / 14
アンケートに答えてくれた皆様ありがとうございます!
1日程しかありませんでしたが結果は出ました!



第2章 USJ編
7.再会


今日は入学史上、大切な日だ(自称)。

なんと、今日は!

 

ヒーロー科の授業に参加出来る!

 

事の始まりは3日前。つまり、みんなと夕食を食べた翌日に出久はある先生の元へ向かった。

 

「失礼します。1年C組緑谷です。相澤先生いますか?」

 

職員室に入ると視線が集まる。当たり前だが慣れない。呼び出してから数十秒でお目当ての先生がきた。

 

「相澤は俺だが、普通科の生徒が何の用だ?」

 

確かに、相澤先生と喋るのは初めてだ。彼は1年A組の担任で普通科目ではなく、ヒーロー科目の授業を担当している。普通科の出久とは関わる事など基本的には無いのだ。

 

「えっと、3日後のヒーロー基礎学の救助(レスキュー)訓練を見学させてください!」

 

「無理だ。」

 

キッパリと言われた。

 

「まず、参加させる理由がない。何故お前を参加させなきゃいかん」

 

「ヒーロー科へ編入したいのですが、普段ヒーロー科の生徒がどういうことを学んでいるか見学したいです!」

 

「それはお前の願望だろ?お前を連れて行くメリットが無い。」

 

救助(レスキュー)訓練。なら、救助(レスキュー)される側も居た方がより、ヒーロー科の生徒の経験として役立つと思います。」

 

「それなら、A組の中で助ける側と助けられる側をローテーションさせればなんの問題もないだろ」

 

「でも、将来ヒーローとして世に出るならば助ける側につく場合の方が多いじゃないですか。ローテーションさせるより助けられる側の人間を作った方が効率的に実習を行えます」

 

「確かに合理的だが、お前1人いた所で意味ないだろ?」

 

ああ言えばこう言う。確かにこれは自分の為であり、ヒーロー科のメリットなんて考えていなかった。もう納得させる事が思いつかない。

 

──どうしよう、どうしよう……

 

「それじゃあ、俺も参加させて貰えませんか?」

 

振り向くと、そこには心操が居た。

 

「1年C組の心操人使です。先の話、俺にも参加させてください。」

 

「どうしてそうなる。お前らを連れてっても邪魔なだけだ。」

 

「緑谷が言ったようにレスキューされる側が居ればいいんでよね?なら、2チームに分けて俺と緑谷をそれぞれ助ければいいんですよ。」

 

「それなら、効率が悪い。合理性に欠く」

 

「初めての訓練ですよね?」

 

「だからどうした?」

 

「なら、まずは様子見って事でそいつらだけでやらせて見ればいい。何も知らない状況でどうするのかを把握して、それぞれの得意、不得意がわかると思います。それを確認する為に今日の訓練を使ってもいいと思いますけど。」

 

流石の心操だ。出久が出てこないことをどんどん出してくる。個性が個性だから会話力が高い。

 

 

「はぁ。わかった。だが、当日のお前らの授業はどうする?」

 

「休みます。休んだ所で俺達に何の支障もありません。それに、話はもう付けてあります。」

 

「なら、3日後の13時、校舎前に集合してからバスへ向かう。それ迄に体操服に着替えて集合しとけ。」

 

「はい。」

 

「ありがとうございます!」

 

 

そうして、職員室を去った。

 

「心操君。話つけてたのってホント?」

 

「いいや、嘘だ。これからつけに行く」

 

「え?」

 

「だって俺、偶々職員室前を通りかかったら出久とさっきの先生が話してるの聞こえたから。」

 

「あー。確かにね」

 

「それよりお前、抜けがけするなよ」

 

「何言ってるんだよ。昨日言ったろ?機会(チャンス)は譲らないよって」

 

「確かに言ったが、それでも声ぐらいかけて欲しかったよ。それに、俺が居なきゃお前の機会(チャンス)も無駄になるところだっぞ?」

 

「それは、そうだけど……」

 

「貸ひとつな?」

 

「はぁ……わかったよ」

 

この事を先生に言うと、レポート提出を条件に承諾してくれた。

騰理達にも色々言われて夕食をご馳走する羽目になったがそれはまた別の話。

 

そして、今日に至る。

 

1年A組では、相澤先生が救助(レスキュー)訓練の事を生徒たちに説明していた。

 

「いいか、今回のヒーロー基礎学は救助(レスキュー)訓練。災害を想定して行う。そして、被災民役を普通科2人にやってもらうことになった。」

 

「どういう事ですか?」

 

相澤先生の発言に黒髪ポニーテールの女子生徒とが疑問をぶつけた。

 

「今回は普通科生徒が災害にあって救助を求めている。そして、ヒーロー科を2チームに分け、各々の判断で救助しろ。以上だ。コスチュームに着替えて集合しろ。」

 

 

現在12︰55分

 

出久と心操は言われた通り、校舎前に集まった。

すると、続々とコスチュームを纏った生徒がやってきた。

 

「あれが今年のヒーロー科」

 

「みんな凄いコスチュームだね」

 

「あぁ」

 

二人で話していると向こうもこっちに気づいたようだ。

 

「お!あれが、普通科か」

 

「挨拶しに行こーぜ!」

 

ほぼ上半身全裸の赤髪棘棘しい男と金髪に少し黒髪を残しているチャラい男が走りながらやってきた。

 

「おまえらが、相澤先生が言ってた普通科の人だよな?俺、上鳴電気よろしくな」

 

「俺は、切島鋭児郎だ!よろしく!」

 

「僕は緑谷出久。隣にいるのが」

 

「心操だ。よろしく」

 

そして、次々とヒーロー科の生徒が集まる中1人見覚えのある少女が居た。

 

「あ!あの時助けてくれた人!」

 

少女も出久達に気づいたようだ。

 

「久しぶりだね。ヒーロー科受かったんだね。おめでとう!」

 

「で、でも……」

 

申し訳なさそうにしている彼女こそ、出久が実技試験の時に助けた少女だ。出久との関係を知らない心操はこっそり出久に聞いた。

 

「おい、緑谷知り合いなのか?」

 

「うん。実技試験の時一緒の会場にいた、えっと……そういえば、名前知らない……」

 

「あ、えっと麗日お茶子です。あの時はありがとうございました。」

 

「僕は、緑谷出久よろしくね。」

 

「麗日さん。こちら心操君」

 

「心操人使だ。よろしく」

 

「よ、よろしく……って、そうじゃなくて──」

 

「クソデクー!何でてめぇがここに居るんだ!」

 

自己紹介が済んだ時。出久にとってお茶子よりもよ〜く知ってる男が叫びなから飛んできた。

 

「げぇ!かっちゃん!」

 

「何しに来たんだクソデク!」

 

爆豪勝己はヒーロー科に受かった事は知っていたが、A組とは知らなかった。

 

「聞いてない?僕被災民役で来たんだよ」

 

「ふざけんじゃねぇ!なんでてめぇを助けなきゃいけねぇんだ!」

 

「はぁ〜。2分の1を外した。僕って運がないね。」

 

「緑谷。あいつも知り合いなのか?」

 

「うん。まぁ、腐れ縁みたいな感じ、仲良くはなれないと思うし紹介するだけ無駄だよ。」

 

「てめぇ!無視すんじゃねぇ!」

 

勝己は当然のように個性を使って右の大振りをしてきた。

 

「甘いよかっちゃん」

 

出久はそう言いながら勝己の攻撃を避けつつふ所に入って投げ飛ばした。

 

「すげぇ。あの普通科爆豪を投げ飛ばした。」

 

「うるせぇ!てめぇ、無個性じゃなかったのかよ!騙してたのか!」

 

「何言ってんだよ?僕は正真正銘の無個性だよ。かっちゃんが1番よく知ってるだろ?」

 

話し声は皆には聞こえてないようだ。

勝己とは小さい頃からずっと一緒だった。義務教育期間はずっと勝己と同じクラスだった。

 

「てめぇ。今なにした。」

 

「かっちゃんの癖って、最初は右の大振りなんだよ。わかってる攻撃を避けるくらい僕でもできるし、そのまま背負い投げしただけだよ。」

 

「……ざけんな」

「ふざけんじゃねぇ!!」

「てめぇに俺が負けるわけねぇだろ!」

 

また攻撃がくる!

 

と思ったが、それはなかった。

 

「おい、爆豪。何やってるんだ」

 

おっと、相澤先生到着したみたいだ。勝己は包帯のようなもので縛られて、怒られていた。

 

そして、

 

「普通科の緑谷と心操だ。」

 

「よろしくお願いします」

 

「よろしくお願いします」

 

軽く挨拶したあとバスに乗り込んだ。

 

「あの、緑谷君」

 

「どうしたの?麗日さん」

 

偶々隣の席になったお茶子が出久に声をかけた。

 

「ごめんなさい!」

 

「え?」

 

出久自信謝られるような事はされていないと思い疑問を浮かべていた。

 

「だって、私のせいで緑谷実技試験落ちたんでしょ?」

 

「え?なんで知っるの?」

 

この事は学校側と出久しか知らない話だ。お茶子が知っているのはおかしいことだ。その答えはすぐに帰ってきた。

 

「だって、合否通知の時、オールマイトがVTRを見せながら言ってた。」

 

「え?雄英の情報管理甘すぎない?」

 

「本当は緑谷君が受かるはずだったのに、私のせいで……」

 

これは相当気にしている。どんどん空気が重く暗くなっている……

 

「気にしないで。不正行為をした僕が悪いんだし、落ちた時助けてもらわなかったら今頃病院に居るよ」

 

「でも、私を助けなかったらそんなことにはならなかった。」

 

「試験でも何でも、ヒーロー志望だよ?人1人救えない奴がヒーローになれるわけが無い。それに、麗日さんがヒーロー科に受かったなら、助けた僕も嬉しいよ」

 

「緑谷君……」

「ありがとう」

 

お茶子も納得したみたいで出久も満足していた。

空気も明るくなり、皆がワイワイ話してる中

 

「そーいえばさ、緑谷お前って中期選抜の時居なかったよな?」

 

出久のもう1人の隣の人である、心操が、意外な事を言ってきた。その時は、なんの関わりもないのに心操が自分の事を覚えてることが不思議だと思った。

 

「だって、俺緑谷と会場一緒だったし。それで?中期選抜受けてないだろ?」

 

「うん。そうだけど……」

 

「どうやって普通科に入ったんだ?」

 

「僕、筆記満点だったからヒーロー科編入出来るチャンスが普通科にあるから普通科へ来ないかって校長先生に言われた。」

 

「え?、まじ?」

 

「マジ」

 

その後、筆記満点の証明をする為になぞなぞをお茶子と3人でやっていた。

 

そして、目的地へ到着した。

 

スペースヒーロー13号の説明が終わり、ここは嘘の災害や事故ルーム(U S J)だった。

そして、相澤先生から具体的な内容が説明されようとした時、

中央にある噴水の手前から黒い霧のようなものが現れた。

 

「おまえら!一塊になって、動くな!」

「13号生徒たちを頼む」

 

突然相澤先生の態度が急変した。

 

「え?なに?もう始まってる感じ?」

 

1人の生徒がそう声を上げたがそうでは無いあれは……

 

「いいや、(ヴィラン)だ!」




ということで次回、本格的に戦います。
ヒロインはお茶子!
次の話はなるべく早く更新できるように頑張ります!
感想やアドバイス。アンチコメント何でも待ってます!
そして、次回もお楽しみに!

普通科生徒のヒーロー科志望(オリキャラ)を増やす?

  • 今の5人で十分
  • あと1人
  • あと2人
  • あと3人
  • あと4人
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。