兎の姫と翼のない人間   作:604技術開発隊

2 / 13
やぁ、物語の続きが気になるようだね………
え?暇だから来ただけ?
まぁ、暇つぶしになるならそれはそれでもいいかもね……
さて、今回の話は人里に降りたイカロスが彼女と出逢う話だ
彼女………わかるだろ?つまり兎姫のことだ。
この話で私の印象に残っているのはイカロスと彼女の出逢いが道場破りまがい………

==========================

「ん、あれが日の出………」

かれこれ5時間以上歩き続けて日の出とやらになってしまった
わかっていたんだがやはり眩しいし光が目に痛い………
それでも目が自動的に光を取り入れる量を調節し、光に慣れるようになってくる。

「やっぱ夜だから人がいなかったのか……?」

あれだけ歩いて人を発見できなかったにも関わらず、日が昇ってから人を見かけるようになってきた。
が、まぁ忙しそうなんで話しかけたりするのはやめておく。

「まぁ、忙しくなさそうな人間くらいどっかにいるだろ……」

更に歩みを進める
ついでにこの国が日本だったんで偽名を考えることにした……後でクラッキングして偽の国籍も手に入れることにする。
日本で名前がイカロスっておかしいだろ……知ってるぞ、これは痛いってやつだ。
さて、どうするか。
日本人ねぇ………佐藤、山田、坂本……
何か……坂本にするか……

「坂本、年齢6歳……6!?…まじかよ」

下の名前は何か……鐸楼(タクロウ)にするとしよう
卓郎じゃ何か面白みがないし鐸の音は好きだ(朝一に通りかかった寺で聴いた)楼の方は完全に当て字だがな。

「坂本鐸楼ね………なんかバランス悪い気がしなくもないがこれでよしとしよう」

そうこうしているうちに何か面白そうな建物に行き着いた
篠ノ之道場………道場……道場破り…知ってるぞ、その道場の人間と戦えるんだ。

……暇つぶしにはなるだろ

===本編へ==================


2.研究所を抜け出したら不思議な人間を見つけた

結果から言うと俺が勝った

チビッコ(俺も十分チビッコだが)2人相手にし、大人も相手にした。

剣道の作法は資料見て知ってるんで作法違反にならない程度に我流の動きを組み込んだら意外と楽に勝てた。

人間の動きなのかこれがとか言われた気もするがソラミミだろう。

 

「試合、楽しかったので感謝します、ありがとう」

 

道場から出て庭のような場所に出ると何か言われた気がしてふと横を見ると妙な女性がこちらに走って来ている。

明らかに何かヤバい……

確かウェポンラックに捕獲網を発射するバズーカかあったな

 

「こっちくんな」バシュッ

 

網は見事に命中し、女性はコロコロ転がって俺の足下に来る

 

「……何だコレ」

 

バズーカは使い捨てなんでそこらへんにポイする

そこ、ポイ捨てとか言うんじゃない

捨てたモノはウェポンラックに戻るから問題ない。

で、このまま放置するのもアレなんでコレをさっきの道場まで運ぶことにした。

 

==========================

 

「コレ、お宅の?」

 

「た、束!?」

 

「何か飛びかかってきたんで反射的に捕獲してしまいまして……すいませんね」

 

「ああ、いえいえとんでもない……」

 

「俺、最近この街に来た坂本っていう者なんですが……こんなモノなんですかね?」

 

「はい?」

 

「この街の人って突然飛びかかってきたりするんですかね?」

 

「あ、それは問題ないと思いますよ」

 

「そうですか……じゃぁ、俺はこれで」

 

==========================

 

あれから数日……

突然飛びかかってきたのには驚いたが、この街の人間全てがそうってわけでもないらしい。

それがわかっただけでも収穫と思っていたがよく考えてみたらそうでもなかった。

ついでにここ最近、あの飛びかかり人間もとい兎が頻繁に出没している。

こっちに走ってきつつ質問攻めしてくる

質問の内容が結構俺にとって都合の悪いモノなんで面倒だが毎回網で捕獲し、篠ノ之道場まで届けている。

そんなこんなで篠ノ之とは図らずも一方的な交流が行われているんだが……なんて言ったっけな……織斑だったか?

あいつの姉は地味に凄いな……地の力の半分以下とは言えども勝敗は五分五分だし、何より本気でやっていないことに気づき始めていやがる。

 

「そしてこいつは鬱陶しいっ」バシュッ

 

「ねぇどこからそれ取り出してるの?」ヒョイッ

 

「やっぱ毎度同じ手には引っかからないか……」

 

遂に兎が網を避けるようになった

 

「何で君国籍がないのかな?それどころか君に関するデータが一切ないんだよね、どうゆうことなのかな?」

 

「ええぃ、じゃかぁしぃ!!!」

 

網が駄目なら煙幕だ。

スモッググレネードを爆発ギリギリで投げ逃げる

 

「ケホッ…ケホッ……」

 

効果は抜群……その日も無事逃げ延びた……

 

……もう面倒なんで戸籍と国籍、あと住民登録を市役所のコンピュータークラッキングして登録しておいた。

 

さて、面倒なのは戸籍国籍住民登録したら学校ってのに通わないとマズいらしい。

山奥の研究所から学校ってところまで結構ある。

学校ってのは暇つぶしには良さそうだが登下校が面倒なのには変わりない……しかも登下校中に兎の襲撃があったらたまったものじゃない。

 

「…………ステルスがあるな」

 

ウェポンラックにステルススーツが追加されたのは言うまでもない……




うんうん、こんな感じだったこんな感じだった……
イカロスと彼女は最初は仲が悪そうだけど今じゃ彼女の方があんな感じだからね……
もう兆候が見え隠れしてるし……
イカロスはあんな性格でもそれなりに頭は良いしね……
次の話はイカロスと兎姫が仲良くなるところかな……それじゃ、次の機会に。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。