約束の日、結局俺は鈴とステージ衣装を買いに来ている。
鈴の顔が笑顔なのは俺としては100点ハナマルなんだがそれにしてもさっきから結構な注目を受けている……後ろからついてきている場違いな黒服か、鈴の声でなのか……多分両方だろうな。
「おいおい、少し落ち着け」
「だって……」
「ははは、まぁ、買い物ってのはいつやっても楽しいもんだからな」
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「何ですか?このどこかのハードボイルドな探偵が着てそうな衣装……え?私のも?」
「曲的にこんなんだ……まだまだあるぞ」
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「今度はコスプレ衣装?何で車掌衣装?」
「まだまだあるぞー」
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「今度はあたしのですか?えっと………あ、普通のドレスって……高っ!?」
「俺払いだから問題ない」
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「ストリートな服ね……」
「途中でそういう曲がある」
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「えっと、タクロウの衣装……?」
「ソロ3曲分とネタ曲用の2着な……」
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「これは?」
「織斑弟と弾君も数回歌うし……まぁ、曲内容はネタだが……」
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「……後は………終わり?」
「予め買う衣装の目処はたててたから早く終わったな」
「………どうする?」
「そうだな、お茶でもするか?ははは」
「そうしましょう!!!」
「ん?あ、おう……(冗談だったんだがな)」
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「変身!!!……なぁんちゃって……ははっ」カチャッ
暇つぶしで造った特殊アーマーを展開する
これも文化祭で使うつもりだ
「失礼しまーすって誰?」
「仮面ライダーウィングゼロだぜい!!」
「仮面ライダーって……確かにそれっぽいけど……タクロウよね?」
「くっ何故ばれた……」
「だって声が……」
「声?成程盲点だった」
「それに……タクロウのことなら何でもわかるし………」ゴニョゴニョ
「ん?流石の俺でも今のは聞き取れんよ?」
「あ、あはは……」
何はともあれ文化祭まで残り2日である……
====本編に移動する前に==========
1.大分ネタが詰まっております
2.一度聴かないとわからない曲ネタです
3.不快になる場合があるので、曲ネタに耐性のない方はこの話と次話の冒頭を飛ばすことをオススメします。
4.使用曲
仮面ライダーカブト,
仮面ライダー電王,
仮面ライダーW
仮面ライダーディケイド
それぞれのオープニングテーマ(フル)
怪談レストランエンディングテーマ
ガンダムUC(merry-go-round)
君のためなら死ねる
天国と地獄(あかどこ)
ペルソナ3戦闘曲
↑からペルソナ3オープニングテーマ(つまりライブバージョン)
以上……
5.ここで仮面ライダーウィングについて
作者が仮面ライダー好きとガンダム好きをこじらせ合体させてしまった結果です
デフォルトスーツはガンダムウィングゼロ
変身ベルトには翼の装飾が施されています。
変身エフェクトは背中から大きな翼が生えてベルト着用者を包み込み、翼が広がって羽が舞うと変身した姿になります(想像にお任せします)。
変身音はガンダムの起動音
変身はイカロス(坂本 鐸楼)だからできる話です。
変身して上昇するのは防御能力のみで、あとは自前でどうにかするしかありません。
ただし専用ビームサーベルはデフォルト装備です。
ツインバスターライフル?射撃ビーム兵器は飾りです。偉い人にはそれがわからんのです。
無論言うまでもなくウィングゼロの翼部分はイカロスの自前なので翼兵器は使用できます
質問、又は要望があればどうぞ……
こんな微妙な物語ですが、これからもよろしくおねがいします。
==よろしければ本編へ============
=ライブ開始前のステージ前=
「うわーやっぱり人いねー」チラッ
チラチラ舞台袖から見回す弾
織斑弟と鈴も落ち着きなく、さっきからソワソワしている。
「当たり前だ、毎年毎年微妙な出し物なんだからな……ははは…な~に、それも今回でしばらくおしまいだよ」ポン ポン ポン
こうも軽く全員の頭に手を置くことができる辺り俺の背が高いことがわかる。
俺はこの3人の中で一番背が高く、織斑弟より頭1つでかい。
そんなわけでこいつらの頭に軽く手を置く程度造作もない話なんだろう。
「さ、頑張れや……あ、俺もか……」
=一曲目=
織斑弟と弾が各々の楽器で少し肩慣らしをすると、そこいらを歩いていた文化祭の客が何事かとこちらを見る
チャンスだ……
「おい、お前達、早速だが一曲目やるぞ~補完曲再生っと……」
軽快な録音された演奏が流れ始める……勿論織斑弟と弾の分は抜いてある。
「「始まりは何時も突然……」」
=Climax Jump=
少ない観客が少しずつ増えてゆく。
その中には見知った顔もある。
「「旅立ちはいつも突然」」
悩んでるヤツに向けた歌詞内容になってる
特に篠ノ之姉妹に向けた……な
もう仲直りしちまえよお前達……
=ニ曲目=
それなりに観客も集まり、チビッコも目立ち始めた。
ここで例のアレを使う事にする。
「ほれ、次はお前のソロだ。頑張れよ~」
再び補完曲再生ボタンを押し、気合いで造った衣装展開機を起動させる。
すると先程まで車掌コスプレしていた鈴がドレスを纏ったお嬢さんに変身し、曲が流れ始める。
「君が願うことなら……」
=NEXT LEVEL=
ついでにこの曲でアレを使おうと思ったのは2番の後の間奏を少し長めにしているからだ。
「その先へ………」
サビに入ったのを見計らってこっそり買っておいたヒーロー物の主人公の着てそうな服を着る。
で、サビの後半俺は袖からステージに出る。
鈴や織斑弟、弾には何があっても全力で続けろと言ってあるので、演奏も歌も止まらず続く。
「ついてこれるなら……」
サビが終わった。
今変身するしかない!
変身!!!とは言わずにポーズをキメてからベルトを起動させる。
変身エフェクトにチビッコは目を輝かせ、他の観客は驚く。
変身を済ませ、手配しておいた悪役のスタッフの皆さまと二人の演奏の邪魔にならないように短いヒーローショーをして、また袖に引っ込む。
ここでちょうど間奏が終わり、鈴が再び歌い始める。
完璧な出来に満足……おっと、まだ曲は沢山にあるんだ…ここで満足したらグタグダになる……
=三曲目=
例の如く再生ボタンを押し、衣装展開機を起動する。
次の鈴の衣装はどこかのハードボイルド探偵が着てそうな服
俺?俺は白衣の普段着だな
ゆっくりと袖からステージに出る
「また誰かが突然ドアを叩く………」
今回は一曲目とは逆で俺が相の手(?)をする
=W-B-X~W-Boiled Extreme~=
実はラップまがいなこともできたりする……以上
=MC=
「鈴、暫く休んでおけ。後半にまた頼むぞ」
「案外疲れるのね……侮れないわ……」
「………さて、ここから俺、坂本のソロなんですがね、正直鈴が可愛ええから見てた人も多いんじゃないかね?」
少しマイクを広場に向けてみる……
『ファンになりましたー!』『ギターの子も素敵ー!』『でもキーボードの子もイイヨネ!』
おお、意外にも弾一部にファン誕生か!?
「はい、それじゃあちょっとメンバー紹介ね……我らが好青年プリンス、織斑一夏!!!!」
装置起動させて織斑弟に特殊な照明を集中させる
「はい、彼も後半歌うので期待しといてくださいよ~………で、織斑弟、何か一言ある?」
織斑弟にマイクを向ける
「あ、えと………楽しんでいってください……」
「はい、好青年プリンスは控え目ですね、そこがモテポイントなんでしょうが我々には不可能です」
「ちょ、坂本さん、俺もできますって!!!」
「はい、今出てきたからお前アウトな」
「げ、マジ?」
「大真面目な……で、この残念王子が五反田弾……本当残念な」
「残念残念言わないでくださいよ!!!」
さっきから広場は笑いで溢れている。
「で、気になるアノ子は……後半紹介な」
「そうっすね、じゃぁ、坂本鐸楼さんのソロ、聴いてってください!!!」
「おい、それ俺のセリフ……」
==後半へ========
=4曲目=
「見上げる星……」
=Journey through the decade=
正直これは自分への暗示が強く出てるのかもしれない。
「9つの道はいつか重なって……」
完全体のイカロスには5対計10の翼があるんだそうだ
だが俺の翼は一本折れてなくなっている。
だから今2対の翼を取り戻せているが……
全て取り戻したとしても9……つまりそうゆうことだ
「Journey through the decade………」
=5曲目=
「怖くはないはずなのに震えてる……」
=Lost boy=
これは完全に織斑姉と兎への警告だ
「手に入れたのは孤独か?それとも愛する者との別れか?」
=6曲目=
「あの日 触れた キミの瞳に崩れ落ちた 閉ざされた時の流れ……」
=merry-go-round=
「you stay I go……」
取りあえず前半は終了。
後はネタ2曲と締めの2曲……好評だったし明日はここでヒーローショーでもやるかな。
===後編に続く==============