GAMERA/シンフォギアの守護者~The Guardian of Symphogear~第二楽章-LUNAFALL 作:フォレス・ノースウッド
朱音「おや?この企画続いてたんだ、まあいいけど、私と本編の続き書くのに四苦八苦中の作者の気晴らしにも丁度いいし」
―――本家一作目、いわゆる無印の第一話
朱音「あれは当時の我が作者も仰天だったよ、だって放送前は『高山みなみと水樹奈々がW主演のバディもの』って体で売り出して、響と未来は仮面ライダー響鬼で言う明日夢くんポジみたいな紹介されてたし、なにより声優界でもトップクラスの歌唱力を持つ者同士のデュエット、期待しない方が無理な話だもんね、蓋を開けてみたら前半Aパートで奏さんが最後まで歌い燃やして視聴者と響に己が生き様を刻んでいって、視聴者がその展開に圧倒されたまま驚異的なハイテンポで本来の主人公な響のその後と日常と奏さんの置き土産の覚醒まで一気に駆け抜けるんだもん、ほんと『着いてこられるヤツだけ着いてこい』、原作のないオリジナルでよくここまで振り切れたと私も思う」
―――本家と違って、こちらではリディアン入学してからひと月経ってますよね?
朱音「大体新生活も一か月ほどすれば大分慣れもしてくるし、いっそう響の人助け諸々で担任の先生から『立花さんッ!!』雷が落ちちゃう下りがクラス公認で恒例化するよねと作者が意図してやったものだよ、それに入学し立てだとさすがにそれ以前から二人で食べるのが日課になってる響と未来と一緒にランチは気が引けるからね」
―――そうまでして食事描写を盛り込む理由は?
朱音「人となりを描く上で『食べる』と言う行為は絶好のシチュエーションでもあるから、いわゆる『フード理論』、逆に何かを食する描写を入れないことも含めてね、喩えるなら映画シリーズの方の007、お馴染みのカクテル含めてしょっちゅうお酒は飲んでるけど演じる役者が代わっても一貫して食べる場面のないジェームズ・ボンドみたいに、翼もある意味そう、本家だとほとんど食べるシーンが無くてせいぜい飲んでるくらい、だからAXZでトマトを食べて目が星(しいたけ)になる翼の場面がより鮮やかに印象に残る」
―――でもこちらではあなたがしょっちゅう翼さんに振る舞ってますね。
朱音「作者が考える『フード理論』ってのはね、キャラ自身が食べるだけじゃなくて、他のキャラに振る舞うことも重要だと思ってるから、学生と歌手と装者と三足の草鞋履いてる翼だって人並みにお腹が空くし、美味しいものを食べれば嬉しくなる『一人の人間』であると読者(ファン)たちにも忘れてほしくはないからだよ」
―――逆を言えば、無印前半の翼さんはそんな喜びを感じられないくらい余裕が無かったと
朱音「そうだね………結論から言えば当時の翼は奏さんの生き様を『うわべ』だけなぞって、最後は奏さんと同じ形で死のうとしてた、実際本人も片翼(パートナー)の筈の奏さんがどうして歌い続けた理由が分からないと劇中で独白してたし、けれど奏さんは結果的に絶唱の代償で亡くなってしまっただけで最後の最後まで自分だけの『信念』を生き通した、厳しい言い方だけど無印4話ででの翼の表層だけ真似た絶唱による自殺行為とは真逆だよ、 なにかと『絶唱顔』って揶揄されたビジュアルのインパクトに目が行きがちだけど、あれは無理して奏さんの真似で自分自身に無茶をしてきた翼にどの道訪れるのは必然だった限界そのものを表現もしている場面なんだよ」
―――やはり、一度はふと立ち止まって振り返りながら休息する時間は必要と言うことですね、人も、神様も
朱音「うん、前世の私なんてレギオンの後はそんな時間なんて取れなかったからね、たとえ私がバックファイアを背負って倒れ傷つくことになっても翼にじっくり振り返る時間を持たせてあげたかった、シンフォギアは生前では知りえなかった奏さんの『生き様』を知って絶望から這い上がって羽ばたく翼と言う一人の女の子の物語でもあるから、作者もそこはひと際熱を込めて書いてたよ」
―――そんなあなたも、貴方曰く『鞘のない抜き身の刀』だった頃の翼さんには苦労してましたね。
朱音「う~ん、めんどくさいな~~とは思ってたけど、苦労させられたとは思ってないね、だって苦労なんて前世(ガメラ)で約一億年分味わい尽くしたから(ウフフ」
―――そ、そうですか(苦笑、でも一応は一緒に前線に出ていた原作の響さんと翼さんと違って、一人で特異災害と対処してましたよね?
朱音「それは私も作者も『国の最重要機密そのものでもある兵器で私闘は大問題だろ』と認識し合っての展開だよ、本家は演出の勢いとギア本体もそれを使える装者も『虎の子』だった事情でカバーしてるけど、こっちじゃなまじ私一人分余裕ができちゃったからね、さすがに有耶無耶にはできないと当事者本人の翼は謹慎、響は実戦に出さずチソもとい基礎訓練、しばらく特異災害に対処できる装者は私一人だけって方針は納得してたし不満は無いよ、孤軍奮闘なんて今に始まったことじゃないし、それに前世に比べたらサポートしてくれる人たちにとても恵まれてたし、弦さんたち二課含めた特機と自衛隊の皆さん、あの手の人たちがいるから存分に守るための力を振るえる、その事実をいつも噛み締めて感謝は忘れずに、翼風に言えば防人ってます( ̄▽ ̄)b」
・次回に続く(?)