バカ達と双子と学園生活 Take2   作:天星

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21 休憩

 さて、テストも終わった事だし再び勉強を始める。

 とは言え、さっきのテストで力を出し切った後だ。ガンガン進めていく感じじゃなくてのんびりまったりと復習とかする感じだったようだ。

 

 

 

 

 

 そんな感じでそれなりにのんびり過ごして予定していた勉強時間が終了した。

 徹夜で詰め込んでも逆効果になりかねないので本日の勉強はここまでだ。自習したい奴がする分には構わないが。

 

「予定時刻が過ぎた。後は合宿特有のお楽しみにタイムだ」

「……まずは食事? お風呂? それとも……」

「代表大胆だネ! まさかの剣くんへのアプローチなんて!」

「……違う。最後のアレの代わりのものを考えたけど思いつかなかっただけ。雄二以外にアプローチなんてしない」

「夕食は有難く頂くとして……ここの風呂ってどうなってんだ?」

「……男湯と女湯で分かれてる。露天風呂も完備」

「……おい霧島。ここって個人の邸宅だよな? 実はどっかの旅館を貸し切りにしてる訳じゃないよな?」

「……ちゃんと私の家。ただ、この家の歴史はそこまで詳しくないから元々旅館だった可能性はある」

「そ、そうか……まぁ、うん。パナイな霧島家は」

「……ちなみに混浴もある。使う予定が無いからお湯は張ってないけど、雄二がどうしてもと言うなら用意する」

「俺に振るのかよ!? 要らねぇよ!!」

「……そう。残念」

 

 あまり残念がってるように見えないのはきっと気のせいだろう。

 

「まずは夕食、その後風呂って所か。霧島、案内してくれ」

「……昼と同じ場所。こっち」

 

 

 

 

 相変わらず豪華な食事を摂り、男女に別れて風呂場に向かう。

 なお、秀吉は本人の強硬な主張により男湯行きとなった。

 

「そ、そんなバカな! 秀吉は秀吉……」

「……斬られたいかしら?」

「秀吉はオトコです。ハイ」

 

 あと、光の強硬な主張もあった気がするがきっと気のせいだ。

 そういう訳で男女に分かれて風呂場に直行だ。

 

 

 

「と言うか今更なんだが、貴様は合宿の時点で秀吉と一緒に風呂に入ってるだろ。

 何でまだ秀吉が女子扱いなんだ?」

「え? 何のこと? 秀吉と一緒にお風呂に入ってただなんて、そんな事有り得ないよ!」

「……コイツ、自らの記憶を抹消してやがる!」

 

 恐らく今日の事も記憶から抹消されるんだろうな。余計な事を記憶する余裕は無さそうだからある意味丁度いい。

 秀吉と光にとっては災難だろうが……まぁ、僕が気にする事ではない。

 

「そういえば剣、ちょっと気になった事があったんだけど……」

「何だ?」

「さっきのテストで400点を超えて取ってたよね? 剣の限界って400点だって話を聞いてたんだけど……」

「ああ、何だそんな事か。毎度毎度全力を出してたら命がいくつあっても足りない。

 だから微妙に余裕があるラインで止めてるんだ。400点は腕輪のラインだし、丁度良い目安だ」

 

 それに今回のルールであれば集中状態で30分やった後、通常状態で30分やれば点数の上乗せが可能だ。

 ミミズの如く遅い進行になるし、今回は自主的に30分で切り上げたから関係のない話だが。

 

「毎回400点分狙って解いてるのか? でもそれだと1問でも答えを間違えたら400点割るんじゃないのか?」

「集中状態だと何となくだが合っているか間違っているかも分かる。本当に分からない問題にぶつかる事もあるが、その時は諦めて別の問題を解くようにしている」

「副代表がやってるのは本当に試験なのか? 何か一人だけ別ゲーやってるような感じだな」

「言いえて妙だな」

 

 自分でもその辺の理屈を説明する事はできない。何せ自分でも理解していないからな。

 できるものはできるとしか言い様が無い。

 

「んじゃあ副代表の限界ってのも30分よりは長いのか?」

「ククッ、察しが良いな。そういう事だ」

「そうなのか。ちなみに何分くらい?」

「……その日の体調とかも関係してくるんで一概には言えんな。

 よっぽど体調が悪ければ30分割る事だってあるし」

「ふ~ん……」

 

 制限時間は僕の最大の弱点だ。そう易々と教える気は無い。

 ……まぁ、単純に分からないという面もあるけどな。検証するにはぶっ倒れるまで集中しなきゃいかんし。

 かなり前に測ったデータは頭に入ってるが……それが今も同じである保障はどこにも無い。

 

「さ、そろそろ風呂場に行こう。泳ぐぞ」

「いや、いくら広くても風呂場で泳ぐなよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「秀吉くん大丈夫でしょうか……?」

「姫路さんいつまで同じ事言ってるのよ……」

「木下さんは姉として気にならないんですか? 秀吉くんが男子とお風呂に入るという事を!」

「いや、ならないけど」

 

 秀吉が男子である事なんて姉であるアタシが一番良く知っている。

 他の連中が秀吉の性別を誤解している事は分かっているけど、風呂場で一緒に居れば流石に目が覚めるでしょう。

 だから心配も何も無い。

 

「ところで光、秀吉と付き合い始めた事は言ってないの?」

「……一応、姫路さんにも島田さんにも伝わってるはずだけど……」

「木下……秀吉が女子である光さんと付き合ってるから男子って言いたいの?

 普通に考えたらそうなのかもしれないけど、美春みたいな例外が身近に居るからそれだけで男子っていうのはね……」

「そう言えばそうだったわね……」

 

 二人が付き合う事の建前上の理由である『秀吉を男子扱いさせる為』というのは失敗しているらしい。

 いや、むしろ失敗してるから好都合かも。成功しちゃったら即座に付き合うフリを止めるって事になるかもしれないし。

 

「あの、優子? 弟くんと光が付き合ってるってボク完全に初耳なんですけど?」

「え? ええ。言ってないもの」

「何で教えてくれなかったのさ! そんなに面白そうな事を!!」

「う~ん、単純にタイミングが無かったわ。わざわざ弟の恋愛事情を求められてもいないのに説明するのはどうかと思うし」

「そうかもしれないけどサ! 光! 色々と教えてよ!!」

「……後でのんびり話しましょう。お風呂でも布団でも、時間はたっぷりあるんだから」

「約束だヨ! 忘れないでよね!」

 

 愛子に任せておけば噂の類は上手い事広がってくれるかしらね。

 アタシ自身は優等生って事で通ってるから恋愛系の噂を流すのは結構難しい。愛子ならキャラ的に凄くマッチしてるからいい感じに広めてくれるでしょう。

 さて、今はお風呂を楽しませてもらおうかしら。秀吉のせいで銭湯とかにはあんまり行けないからちょっと楽しみなのよね。






「以上! 今回はお風呂前の男女のそれぞれの会話かしらね」

「お風呂回はカットして次回はそれぞれの寝室での会話になる予定だ。
 リメイク前ではお風呂回がチラッとあったが、僕が気力不足で溺れかける話と、女子たちの胸のサイズが分かる話だったな」

「……あったわね、そんな話」

「『外見は飾り』が座右の銘の筆者にしては珍しい回だったな。当時は余程ネタに困ってたんだろう。
 リメイク版では後書きによる説明のみに留めておこう。

 姫路がFカップ、霧島が自称Cカップ、島田が寄せて上げなければAカップ。ついでに玲さんが自称Eカップ。この辺は公式設定だったはず。
 工藤も木下姉も貧乳組だからAかせいぜいB。

 光は僕と問題なく入れ替われるレベルなのでA。あってB。
 御空……貴様は空いてるD。
 以上だな」

「オリキャラ2人の決定理由が意外と雑なのね……」

「ついでに小野寺優子の胸サイズも今決めておくか。
 ある程度存在感を出したいから……Cくらいとしておこうか」

「やっぱり雑ね……」

「女性の胸のカップ数が与える外見への影響なんてそんなに真剣に調査してないからな。
 戦闘力を見て強そうな奴がAランク、弱そうな奴がFランクみたいな雑なノリをカップ数に当てはめただけだ。
 元々がそんな感じなんだからそりゃ雑になるって話だ」

「ヒドい開き直りね……」


「最後にお知らせだ。また明日も2話投稿だ。
 理由は……2話目が短かったからだ。どうしてもあそこで切りたかったらしい」

「それでは、次回もお楽しみに!」
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