もう一人の勇者 作:大和
とあるいつも通りの攻略をしていた
俺が気配探知で気配を探し勇者パーティーが仕留める
シズも白崎もとりあえず勇者パーティーとして行っているのもあり、俺は基本ソロで迷宮に入ることが多かった
俺は魔力感知や素材集めに取り組んでいた
というのも俺が帝国時言った勇者を雑魚呼ばわりしたことによって教会の立場が一気に危うくなったのが原因だったのか俺と天之河が決闘することになったのが原因だった
まぁ、結果は素の俺でも剣に差がある奴だったし結果的にボコボコにした結果さらにそれが加速して言った
教会からはわざと負けるようにと言われたが逆にボコボコにしたことによって俺は事実上の左遷ホルアドに行くことになった
ぶっちゃけ教会からの敵とみなされるのも近いだろう
とは言えダンジョン攻略で今までも俺の気配感知と魔力感知のおかげでダンジョンを攻略していたのもあり久しぶりに勇者パーティーとして行動していたのだが
俺は89層に入るとあることに気づいていた
「下の層のモンスターが少な過ぎる。」
俺が気配探知で発したことはかなり重要なことだった
「……どういう事だ?」
天之河は俺にそう聞いてくる
気配感知は俺は普段フル回転するのもあるのだが次第に範囲が大きくなり、下層のモンスターを調べることすらできるくらいに気配感知の範囲が広がっていた
「明らかに少なすぎるんだよ。多分一回戦闘が起こればいい程度。」
「……それ本当?」
シズの言葉に俺は頷く
というのも今の俺のステータスはレベル140を優に超えており、スキルもかなり増えている
大久保球児 17歳 男 レベル:140
天職 勇者
筋力 1500
体力 14000
耐性 7500
敏捷 5550
魔力 1500
魔耐 7500
技能 全属性適性[+全属性効果上昇][+威力上昇][+消費魔力低下]・全属性耐性[+全属性効果上昇]・状態効果無効・物理耐性〔身体強化〕・魔法耐性・痛覚耐性・魔力操作[+身体強化Ⅱ][+部分強化Ⅱ][+変換効率上昇Ⅳ][+集中強化Ⅲ][+時間拡大Ⅶ]・複合魔法・剣術[+斬撃速度上昇][+抜刀速度上昇][+無拍子][+ラストアクション]・剛力・縮地・先読+投影]・高速魔力回復・気配感知[+特定感知][+範囲拡大]・魔力感知[+特定感知]・限界突破[+覇潰][起死回生]・言語理解 体術〔+反撃〕 投擲〔+必中〕 回避 統率 庇う〔+全員守護] 増強 不眠
固有技能 上限突破 真の支配者 天才肌〔+熟練度増加][+討伐経験値]
ということもあり、かなり派生スキルを加わっている
「……どういうことだ?」
天之河がそんなことを言い出すので俺は付け加える
「多分俺を欺くほどの危険感知をもっているか、それともこの階層の奥に90階層のモンスターを全滅できる敵がいるかだろうな。」
「……」
「どちらにしても俺はここで引き返したいな。安全管理もこの層じゃできないし。多分待ち受けている可能性が高いし。」
「…俺も賛成だな。」
俺と永岡が発言するすると考え始める天之河。
そして
「いや、進もう。何らかの障碍があったとしてもいずれにしろ打ち破って進まなければならないだろうし。それにこの階層を乗り越えないと次の階層にいつまでたってもいけないだろう。」
「……」
俺は少し考え
「分かった。でも悪いけど次の階層は俺を主軸としてやってほしい。耐久や戦闘力に限ればお前らよりずっと高い。気配感知と魔力感知を行える別のメンバーを出してくれ。トラップは俺が受けた方が生存率はかなり上がるからな」
「……」
すると頷く天之河に警戒をしながら歩いていく
そして90層に降り探索を始めるとやはり可笑しい
「……」
既に探索は、細かい分かれ道を除けば半分近く済んでしまっている。今までなら散々強力な魔物に襲われてそう簡単には前に進めなかった。ワンフロアを半分ほど探索するのに平均二日はかかるのが常であったのだ。にもかかわらず、俺達がこの九十層に降りて探索を開始してから、未だ一度もこのフロアの魔物と遭遇していない
自然に沸いた形跡もないということなんだけど
そうやって警戒しながら歩いていけばなんとかなる
そう思ったのが運のなさだった
「……止まれ。」
俺がそういうと全員が止まる
「やっぱり、これ血か。」
壁と同化していたのでわからなかったがじっくりすると壁を覆うほどの血がアッチコッチについている
「天之河……八重樫の提案に従った方がいい……これは魔物の血だ。それも真新しい」
「そりゃあ、魔物の血があるってことは、この辺りの魔物は全て殺されたって事だろうし、それだけ強力な魔物がいるって事だろうけど……いずれにしろ倒さなきゃ前に進めないだろ?」
というけど俺は気配感知を使いこの層をもう一度確かめようとしたのが幸いだった
「戦闘準備。物凄いスピードで2体の敵勢力を確認。」
すると俺の声に合わせ戦闘準備を行うクラスメイト。
……というよりもこの気配結構まずい気が
「あら、そんな物騒な格好をして、もしかしてそっちにはいい気配感知を持った人がいるのかしら。」
そうやって出てくるコツコツと足音を響かせながら、広い空間の奥の闇からゆらりと現れたのは燃えるような赤い髪をした妙齢の女。その女の耳は僅かに尖っており、肌は浅黒かった。
同じような特徴を持っており、さらに3人の女性がそこにはたっている。
「……魔人族。」
誰かの発した呟きに、魔人族の女は薄らと冷たい笑みを浮かべた。