Charlotte Bravely Again(st) 作:天然の未
とうとうCharlotte Done Edition(s)連載のときがやって参りました。活動報告にもあるように、まずは第一幕からのサブタイトルを順に発表致します。
第一幕 悪夢の再来 ~乙坂未来~
第二幕 君との約束 ~音永春~
第三幕 崩れて終わる世界 ~友利茜~
第四幕 無慈悲な存在 ~岩下怜~
第五幕 Charlotte ~深山巧~
第六幕 後の祭り ~who=pix~
エピローグ 名もなき愛唄
ということで、幕ごとに人物名が1人ずつ入るサブタイトルとなっております。
また、Charlotte Done Edition(s)の「幕」という分け方は、尺よりも内容に重きを置いているものであるためCBAよりも文字数が揺れる恐れがあります。あらかじめご了承下さい。
それではまずは、ちょっとCBAを思わせるサブタイトルのプロローグです。
プロローグ Again,プロローグ Against
[Again]
昔々、あるところに1人の男がおりました。
心優しい男には兄1人と妹1人がおり、両親は早くに他界していましたが、仲良く暮らしておりました。
男と兄妹は幼い頃から、隣人や地域の人々に支えられながら育ってきました。当時、男の住んでいた辺りは将軍様の支配下にあり、地域の結び付きはとても強かったのです。ですから、貧しい生活でも男は幸せに暮らしていました。
中でも、向かいの家の女は男の昔からの知り合いでした。男と同じ17歳で、女にはひとつ下の妹もいます。女は男と同じような境遇で育ってきたため、男とはとても仲がよく、彼らは次第に互いを想い合うようになりました。
そんな男には、ある秘密がありました。
男は不思議な力を使うことができたのです。
他人の体に乗り移る力です。
男がそれに初めて気付いたのは、16歳のときです。男は、僅かな時間だけ他人に乗り移ることのできる能力に目覚めたことに気付きました。
それだけではありません。
男は徐々に、自分以外にも不思議な力を持った人間がいることに気付き始めます。例えばある友人は農作物を成長させる力を持っており、その力で近所の人を養ったりもしていました。
──その友人は間もなく殺されました。彼に関する噂が尾びれを付けながら将軍様の耳まで届き、最後は妖怪であると疑いをかけられて死罪となってしまったのです。
男は恐れました。もし自分の力が将軍様に知れ渡ってしまえば、自分も同じ道を辿ることになるのではないか、と。
しかし、それ以上に恐れたことがありました。それは、愛する女についてでした。
実は彼女も、想像したものを作り上げるという不思議な力を持っていました。そのことを知っているのは本人と男だけで、男は女が処刑されてしまうことを一番に恐れたのです。
ですが、彼女は言いました。
「この力を使えば、将軍様に目を付けてもらえるかも知れない」と。
男はそれを止めましたが、彼女は彼の言葉を聞いてはくれませんでした。
間もなく、女は死刑を言い渡されます。いつしか死刑に処された男の友人と同じく、妖怪として扱われてしまったからです。
女は絶望しました。獄中で捕らえられ、ただ死を待つのみ。
そんなとき、男がやって来たのです。彼は身一つで仲間の1人も連れずに牢屋へ突撃しました。女を救うためです。
──結果、男も捕らえられ、妖怪の仲間をした罰であると死刑を言い渡されました。
最終的に男は、目の前で女が泣き叫びながら殺されるさまを見せ付けられた後、希望すら失い残酷に
~Charlotte Done Edition~
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[Against]
昔々、あるところに1人の男がおりました。
心優しい男には兄1人と妹1人がおり、両親は早くに他界していましたが、仲良く暮らしておりました。
男と兄妹は幼い頃から、隣人や地域の人々に支えられながら育ってきました。当時、男の住んでいた辺りは将軍様の支配下にあり、地域の結び付きはとても強かったのです。ですから、貧しい生活でも男は幸せに暮らしていました。
中でも、向かいの家の女は男の昔からの知り合いでした。男と同じ17歳で、女にはひとつ下の妹もいます。女は男と同じような境遇で育ってきたため、男とはとても仲がよく、彼らは次第に互いを想い合うようになりました。
そんな男には、ある秘密がありました。
──男は不思議な力を使うことができたのです。
他人の体に乗り移る力です。
男がそれに初めて気付いたのは、16歳のときです。男は、僅かな時間だけ他人に乗り移ることのできる能力に目覚めたことに気付きました。
それだけではありません。
男は徐々に、自分以外にも不思議な力を持った人間がいることに気付き始めます。例えばある友人は農作物を成長させる力を持っており、その力で近所の人を養ったりもしていました。
──その友人は間もなく殺されました。彼に関する噂が尾びれを付けながら将軍様の耳まで届き、最後は妖怪であると疑いをかけられて死罪となってしまったのです。
男は恐れました。もし自分の力が将軍様に知れ渡ってしまえば、自分も同じ道を辿ることになるのではないか、と。
しかし、それ以上に恐れたことがありました。それは、愛する女についてでした。
実は彼女も、想像したものを作り上げるという不思議な力を持っていました。そのことを知っているのは本人と男だけで、男は女が処刑されてしまうことを一番に恐れたのです。
ですが、男は知っていました。
自分の力は単純に他人に乗り移るだけのものではない、ということを。
彼は彼と同じような不思議な力を持った人間に乗り移ることで、その相手の力を奪うことができたのです。
だから男はそのことを女に話すと間もなく彼女に乗り移り、彼女が死刑になる可能性を摘むことに成功したのです。
──将軍様に目を付けてもらえるかも知れない、と言ってもろくに話を聞いてもらえなかった女は、ある名案を思い付きました。
その晩、男は牢屋に入れられました。妖怪であると疑いをかけられたからです。始めは何故自分の力についてばれてしまったのかが理解できませんでしたが、看守の言葉により愛する女が告発したのだと知りました。
男は絶望しました。女は自らが成り上がるために男を告発したのです。それを手柄にしようとしたのです。
間もなく、将軍様は女の話が真実であるのかどうかを確認するために牢屋へと赴きました。
しかし、
将軍様は怒り、自分に嘘をついた牢屋の看守と女を打ち首にしてしまいました。
~Charlotte Done Edition(s)~
プロローグでした。
CDEはCBAとは方針を変え、毎日投稿という形はとらないことにします。申し訳ございません。
それと、感想の受付をログインユーザーからのみに変更致しました。なりすましや作者自身が自らの作品に感想を書くなどの行為を防ぐためなんだなあと今更ながらに気付いてしまいました。ちょっと考えれば分かるようなことですね、反省したいと思います。
今作を何とか今年度中に終わらせられたらなあ......と思いつつそれが不可能に終わることに恐怖を覚えつつ創作活動に励んでいきます。今後ともよろしくお願い致します。