病弱な僕が勇者になって捨てられたら過保護な魔族に保護されて色んなことをするお話 作:sige・s
ご了承ください
ソフィアさんに叱られてから大体1週間が経った、あれから宣言通り二時間動いた後には健康チェックと休みを二時間取らされるようになった
そのせいで旅はあまりスムーズに進まなくはなったものの、一応あれ以来無理をして倒れるなんてことはここのところは起きていない
「望、明日には小さな町だけどゲルトと言う町に着く予定です、」
「町!!!!、どんな町なんですかソフィアさん!!」
興味深々な望に対してソフィアがその問に答える
「ゲルトは小さな町ですが、活気があり商業が盛んです、それで名物で果物が美味しいですよ、」
そうソフィアが望に言うと、望が目を輝かせて言う
「楽しみだなあ.........ケホッ、」
「楽しみなのは分かりますが絶対に無理をしてはいけませんよ。もしも無理するなら宿にずっといますからね、あと望、少しせき込んでいる
みたいですのそろそろ休憩にしますよ」
「これくらいなら全然大丈夫ですよ」
「駄目です貴方の大丈夫は大丈夫じゃないですから」
「そんなことないですよ、確かにこの前は本当に迷惑を掛けましたけどケホッ、ケホッ、」
「はぁ、やっぱりせき込んでいるではありませんか、駄目ですこれ以上言う事を聞かないなら明日ゲルトに着いてから本当に宿にずっといますよ。」
「分かりました.........いつも迷惑かけてすいません.........」
そしてソフィアが謝る望に対して言う
「望、迷惑を掛けたくないのは分かりますが、無理をしてまで元気に振る舞うのは貴方はの悪い癖ですよ。さてそれでは休みましょう」
そう言うとソフィアが手際よくテントが張り、ものの5分で完成させた、
「さあ望中に入って休みましょうか」
「はいソフィアさん.........」
同刻 ディーナ城
「お嬢、帰って、こないね」
「ああ、帰ってこないな」
「帰ってこないのう」
そんなことを呟いているのはソフィアの部下の八魔人の三人である
「でもまさかお嬢の仕事と自分の仕事の掛け持ちがこんなにきついなんてなあ」
ヴァイトがそう呟く
「確かにワシ達もお嬢に許可なく部屋に入っていったが城を押し付けてまであの少年とどこかに行くってことはお嬢もやりおるのう」
そんなことをお茶をすすりながらヴォルペ言う
「でも、あんなに、怒ってる、お嬢、初めて見たあと、あの子ほんとに可愛いかった」
そんなことをジルコンが言うと
二人も「ああ」「うむ」とうなずく
そんなことをしていると、に三人の部下の者が現れる
「ヴァイト様 ヴォルペ様 ジルコン様ご報告したいことが御座います」
三人が頷きそれを確認すると三人前にあるメイドが報告を始める」
「先々日グランズ領でフェアリーズ・シールドと戦闘がありその時に何人かを逃がしてしまったので用心しといてくれとグランズ領から手紙が届きました」
「それは少し厄介じゃのう、よりにもよってお嬢がいないときにくるとは」
「一応、結界、強くしとくね.....」
「わかったもしも領内で見つかったら私報告してくれ」
ヴァイトが言うと「はっ」と返事をして「それでは仕事に戻ります」と言うがヴォルペが待ったをかける
「お主も少し疲れたであろう、少しやすむのじゃ」
と言う、それにたいしてメイドは「まだ仕事が残っているので」言うがヴォルペが「休息も大事な仕事じゃ」と言い
さすがにそこまで言われてはメイドも折れたらしくでは「少し休ませていただきます。」と言い部屋を後にした
それにしてもフェアリーズ・シールドの連中何を考えているんだ
そんなことを三人は考えていた
「さて望、そろそろ出発しましょうか、一応確認しますが体に異常はありませんか。何か異常を感じたらすぐに言ってください」
ソフィアが心配そうに望に問いかける
「はい、休ませていただいたお陰で咳も収まったし体もだいぶ軽くなりました」
「そうですか、ですが絶対に無理をしてはいけませんよ、貴方の症状は、貴方が思っているよりも大分深刻なものですから」
「.........気を付けます」
そんな会話をしながらソフィアが、テントをしまう
「そういえばソフィアさん、テントとかを入れてあるにしてはバックがとても小さいですが、どうやってしまっているんですか?」
「ああ、これはですね空間操作の魔法を応用したものをこのバックにかけていて小さく見えますがとても中は大きいんですよ。望そろそろ出発しますよ」
「分かりました、それじゃ行きましょうソフィアさん」
そうして二人は再び歩き始めた
そして歩き始めてしばらくしてから、森に入ってからソフィアは考えていた
「少し静かすぎる、それに何か嫌な空気が漂っている、なんなんですかこの嫌な予感は」
ソフィアがそんなことを考えていると、望がソフィアに気を掛ける
「ソフィアさん、どうかしましたかさっきからちょっと怖い顔をしていますが.........」
「いえ、少し辺りの空気が悪いとなんだか嫌な予感がするので、望が気にかける必要はありません、心配してくれてありがとう望」
二人が会話をしながら歩いている内に夜が暮れた
「だんだん暗くなってきましたね、とっても夜空が綺麗…コホッ 」
「そうですね望ですが、走っては危ないですよ」
そんな事を二人が言っている中で 一人の男が悪意に満ちた声を上げる
「そうだぜ、坊主走っていると危ないぜ、なんったて俺みたいな悪い男につかっまちまうからなぁ」
ソフィアの声色が一気に変わる
「貴様何者だ今すぐにその子を返せ、そうすれば痛い目を見ずに済みますよ」
「なら、金目の物を全部置いてけ、そうすればガキの命だけは保証してやるぜぇ、それにしてもこのガキのペンダント高く売れそうだなぁ」
男がナイフを望の首につきつけ、ペンダントを無理やり奪う
「ソフィアさん!僕の事はいいですから早く行ってください、ケホッ」
「うるせぇなあガキはだまっていろよっと!」
望の事を殴ろうとした瞬間、突然に望の体が男の手から消えて、同時に男の頬に鋭い痛みが走る
「!?なにをしやがった!このアマ」
「望、言いましたよね、私が貴方を必ず守ると、」
「望が怪我をさせようとするなんて、もし本当に怪我をさせていたら貴方どうなっていたんでしょうね.........」
「望、待っていてくださいすぐに終わらせます」
「このクソが、死ねええええええ!!!」
男がソフィアを刺そうと、突進してくるが、近くに来ては元いた場所へと戻される
「どうしたんです?そんなに息を荒げて、来ないのならこちらから行きますよ!グラビティ!!」
ソフィアが魔法を発動した瞬間男がピクリとも動かなくなる、それどころか男の体がどんどん地面に食い込んでいく
「このまま地面と一緒に永眠させてあげましょうか?」
そんなことをしていると望がソフィアに言う
「ソフィアさん 、ケホッ、もういいですから離してあげてください、ケホッ」
「ですがあの男は、望、貴方のことを!
「もう誰かが傷つくとこは見たくないんです.....だから彼を許してあげてください.........」
「.........分かりました、望は本当に優しいですね」
「望の慈悲に感謝しなさい、そして最後にお前に警告です、次にもしもこんなことしてみなさい、絶望と苦痛のなかで貴方は果てる事になるでしょう。
分かったなら今すぐに失せなさい!」
「ヒィイイ」
男はそのまま山に逃げていった
「望大丈夫ですか!」
「ケホッ、ケホッ、一応大丈夫ですがなんだか体が重くて.........」
嗚呼意識が吸い込まれる、「大丈夫貴方は私が絶対に守ります.........ん、チュ」
望はあれから二日間寝込みそれを付き切りで看病していたソフィアそして三日後、商業の街ゲルトへと二人は辿り着いた。