俺が目を覚ますと保健室だった
辺りを見渡すと簪が座って寝ていた
に「簪ね、君が起きるまでずっと看病してたんだよ?」
秀「そうか・・・・後で礼言わねーとな」
に「・・・それと君が倒れた原因だけど・・・妖怪の力を100%出したことによる疲労だと思うよ」
秀「あれ?そういや眼帯が着いてんな・・・・」
に「私が付けといた」
どうやらにとりには結構世話になったらしい
秀「礼はまたいつか精神的に・・・」
に「お、じゃあ食堂のキュウリ料理全食で」
こいつは精神的にって意味を知らんのだろうか・・・
簪「う~ん・・・」
簪が起きた
秀「起きたか?」
簪がいきなり顔を赤くした
に「ほら、言う事があるでしょ?」
にとりの言葉に疑問を持ちながら俺は簪を見た
簪「私・・・何回か貴方に合ってるの」
秀「?そりゃ同じ学校だからな」
俺の言葉ににとりは呆れていた
に「そうじゃなくて・・・・ほら、私達がいた世界でだよ」
私達がいた世界・・・つまりそれは
秀「・・・・・SAO?」
にとりが頷いた
しかし簪を見た事がない
いや、ちがう
確かにいたのだ
只いつも隠れていたからよく覚えていなかった
秀「あ!お前カンか!アルゴの後でいつも隠れてた」
簪の顔が明るくなった
どうやら正解らしい
簪「私あの世界ならヒーローになれると思ってた。でも違った。命が掛かったら動けなかった。でもそんな時にアルゴにであった。彼女は私も戦えるって言ってくれた。でも私は誰も助けられなかった。目の前で何人も死んでいった。ALOでだって捕まって実験体にされてお姉ちゃんにも心配をかけて・・・でも貴方は違った。私達を助けるために戦って実際に6000人も助けられた。どうしたら貴方みたいにヒーローになれるの?」
簪は胸倉を掴み額を胸に付けた涙を流しながら俺に聞いてきた
秀「・・・・・・・・俺は強くなんてねぇよ。俺は何人も救えなかった。第一層はボス攻略でディアベルが死んだ、圏内PK事件では俺の行動でユウキが死んで殺したやつらを殺した。67層のボス攻略も沢山救えなかった。74層もアインクラット解放軍のコーバッツや後二人を救えなかった。ラフィンコフィンの拘束作戦では5人殺した。最後のボス攻略は15人救えずにいた。他にも色々な奴を救えなかったんだ。こんな汚れた奴よりお前の方が立派に生きてたじゃねーか。夜に一人でレベリングしてさ。俺にとっちゃお前がヒーローみたいなもんなんだぜ?」
簪は涙目になりながら俺の顔を見た
簪「本当?」
秀「本当だ」
簪「本当の本当?」
秀「本当の本当だ」
簪「本当の本当の本当?」
秀「本当の本当の本当だ」
簪は笑顔になった
簪「・・・・ありがとう///」
秀「おうよ!」
俺は簪を見送った
に「じゃあ私達も帰る?」
秀「そうだな。もう夜だし晩飯でも作りに行くか」
こうして俺とにとりは寮に向かった
寮
俺はにとりと一旦別れて自室に行こうとしていた
秀一夏の部屋の前でふと、一夏の部屋が騒がしい事に気付いた
秀「喧しいぞ、テメェら~。いったい何が・・・・」
鈴「退いて!」
怒った状態の鈴音が出てきた
秀「本当にどうしたんだ?相談くらいのるぞ?」
この言葉に鈴音が止まった
鈴「・・・・・・・・じゃあちょっとだけ聞いて貰えるかしら」
てことで近くのベンチ
鈴「私は小学校の時に一夏に大きくなったら酢豚を毎日食べさせてあげるっていったのよ」
秀「それってあれか?大きくなったら味噌を毎日食べさせてあげるってやつ?・・・って一夏に小学校時告ったのかよ!」
鈴「ちょ!大声で言わないでよ!・・・で、一夏何て言ったと思う?」
秀「・・・・・・・酢豚を毎日奢ってくれるって勘違いしたとか?いや流石の一夏でもそれは・・・」
鈴「正解よ!一夏の奴酢豚を毎日奢ってくれるって勘違いしてたのよ!」
秀「マジかよ、一夏最低だな。犬に尻噛まれた後馬に蹴られて死にゃあいいのに」
心からの切なる願いで合った
鈴「ふぅ、何か喋ったらすっきりしたわ。ありがと」
鈴音はそのまま去ろうとしていた
秀「クラス代表戦、勝って一夏に一泡吹かせてやれよ」
鈴「当たり前でしょ」
そう言って鈴音は去っていった
秀「さて、俺もあいつらの飯でも作りに行くか」
俺も萃香の部屋に向かうのであった