第29話:専用機持ちのVR訓練
一「なぁ、頼む!」
秀「・・・・・」
一夏が俺に頭を下げた
理由は・・・・
秀「俺は特訓なんざしねーし、手伝いもしねー」
一夏の特訓の手伝いを頼まれたのだ
一「そこをなんとか!」
俺は少し考え
秀「じゃあALOで戦い方を教えてやる。折角だから一年の専用機持ち全員でやるから誘っとけ。後ラインでアバター名を教えろよ。全員集合できるように」
一「分かった!」
一夏はそのまま走り去った
秀「アミュスフィアとソフトはにとりに貰え!」
一「了解」
部屋に戻り俺は皆のアバター名を聞いて手直しをした
その結果
一夏:ワンサマー
箒:モッピー
セシリア:セシリア
鈴:スズ
シャルロット:シャル
ラウラ:ラウラ
萃香:スイカ
となった
ちなみに元々やっていた俺とにとりと急遽参加となった簪は
秀都:シュウ
にとり:ニトリ
簪:カン
である
ダイブの方法はあらかた説明したので後は新生アインクラッド第1層で皆を待つだけだ
秀「リンクスタート!」
ALO
とりあいず転移門の前で待っている
ニトリやカンもまだ来ていない
シ「たく、こっちなら運動神経とかがいるからサソッテハみたけどよ、あいつら飛び方知らねーじゃん!・・・・ま、なんとかなるか」
などとブツブツ言っていると
???「何を言ってるのですか?」
後ろを見るとそこには金髪の女の子アリスがいた
シ「あぁ、アリスか。友達を待ってんだけどよ、ちっとも来ねーのよ」
アリ「ではその友達が来るまで向こうの店でお茶をしませんか?」
シ「?まぁいいけど・・・・・」
と言うことで喫茶店に入り窓際の席に座った
シ「こっちに来て一ヶ月位になるけどどうだ?」
アリ「はい。だいぶ慣れました」
シ「そっか」
アリ「ところでシュウは友達と何をするのですか?」
シ「?剣の使い方とかを教えてくれって言われてな」
突然の質問に俺は困惑しながらも応えた
アリ「では私もその訓練に参加してもいいですか?」
また突然の質問
シ「アリスがか?別にいいけど・・・・お前の訓練にはならねーと思うぞ?」
アリ「いえ、貴方が私と剣を交えてくれればそれで訓練になります」
シ「お、おう・・・」
ふと、外を見ると転移門の前にニトリがいた
隣にはカンもいる
シ「ニトリとカンが来たしそろそろ出るか」
アリ「分かりました」
こうしてまた転移門前
シ「よぉ、ニトリ、カン」
ニ「シュウ、それにアリス」
アリ「こんにちわ、ニトリ。それと・・・・・」
カン「カン・・・・」
カンがおどおどした様子で返事をした
アリ「よろしくお願いします、カン」
どうやら二人とも仲良く出来そうだ
???「オーイ!」
声が聞こえた方を見るとどうやら一夏・・・ワンサマーが来たようだ
後ろからもワンサマー以外の皆も見える
ワ「や、やっと着いた」
モ「何故こんなことに・・・」
ス「でも本当にすごいわね」
セ「えぇ、まるで全てが本物みたいですわ」
シャ「うん、それに綺麗な景色だね」
ラ「これがVRMMOか」
ス「腕がなるね!」
それぞれが感想を言っている
シ「よし!んじゃ町を出て敵を倒すぞ」
『オー!』
そして今は猪狩りの最中である
シ「いいか。ソードスキルはなんかこう、ぐっと来たらばって打てんだ」
ワ「わかんねーよ!」
これは俺もなんかやったら出来た程度なので分からないのだ
ワ「うわっ!」
今もワンサマーは猪にやられている
アリ「剣に力を集中させなさい!」
ワ「お、おう!」
アリスの助言でなんとかワンサマーはソードスキルを打ち猪を倒した
一方ニトリの方は・・・・・
ニトリはラウラとスズを見ていた
ラ「ニトリなんだあのボアにウルフにセンチネルを足して3で割ったような奴は・・・」
ニ「あー、あれは中ボスだよ(てかなんかデジャビュが・・・)」
中ボスがラウラ達に向かってきた
ニ「逃げるよ!」
ス「え!?」
ニ「今のままじゃ勝てない!」
こうして全員が逃げようとしたそのとき
中ボスに魔法が当たった
魔法が飛んできた方向を見た
見ると骨の帽子を被った半裸のオッサン
???「すいません。じゃましましたか(笑)?」
ニ「いや、大丈夫。助かったよ」
ラ「あぁ、感謝する(笑)」
ス「ラウラまで!」
ラウラの(笑)にスズが驚愕した
ラ「(笑)とはこのゲームでの挨拶ではないのか?」
???「ハハハ、すいません(笑)。この(笑)は癖でして(笑)。パソコンゲームだと感情が伝わり憎くて(笑)」
ス「いや、ここじゃそれ要らないじゃない」
ニ「いいじゃないか(笑)」
とうとうニトリまで(笑)をいい始めた
ス「ニトリまで・・・・てかあんた誰よ!」
???「これは申し訳ない(笑)。フルーツポンチ侍Gです。よろしく( 元春)」
ス「何よ、元春って!」
スズのツッコミを無視してラウラ達が自己紹介をし始めた
ラ「ラウラだ(笑)」
ニ「ニトリだよ(哀)」
ス「何で一人だけ哀しみ背負ってんのよ!」
ニ「哀しみの旅だ。修羅の道になる」
などと色々話しているとなんだかんだフルーツポンチ侍Gが一緒に来ることになった
またまた一方カンの方は・・・
カンはシャルとスイカモッピーを見ていた
カン「じゃあ、とりあいず敵を倒そう・・・」
河原で止り辺りの蟹を見る
モ「これは敵か?」
モッピーが指したのは弓を持ったオッサン
シャ「それプレイヤーだよモッピー!」
???「・・・・・・」
ス「でもこいつさっきから動かないよ?」
カン「誰か待ってるのかな?」
しばらくすると話声が聞こえてきた
ニトリとシャルとラウラ、後半裸のオッサン
???「!」
もう一人のオッサンが立ち上がった
???「来るならその名を捨ててから来いと言ったはずだ。フルーツポンチ侍G!」
ポ「き、貴様は(怒)フルーツチンポ侍G!」
全員が真顔
そしてまた一つグループが来た
シ「いやー、久しぶりにマジで戦ったぜ」
アリ「嘘を付くのは止めなさい。貴方は武装完全支配術を使って無かったではないですか」
一「へー、あれそんな名前何だな」
シ「まぁな、この世界ではそれ使えんの三人しかいねーんだ」
等々話していると間に火花を散らしているフルーツ二人組の前に来た
シ「あ?何だこれ?」
ニ「その二人がね・・・・」
俺はニトリに説明を受けた
そして俺は
シ「バッカじゃねーの」
その一言
ポ「フルーツの称号は誰にも渡さん!(燃)」
チ「その通りだ」
俺は呆れて声も出なかった
シ「・・・・・・あ、そう言や舞夏がお前の事探してたぞ?」
ポ「マジかにゃ!?うおー!待ってろよ!我が妹よ!」
シ「んで、お前は小萌先生が補習だってさ」
チ「マジかいな!ありがとなぁ!今行くで!小萌先生!」
フルーツポンチ侍Gはにゃーにゃーと、フルチンは下手な関西弁で去って行った
シ「・・・・・・・あいつら、キャラ忘れて飛んできやがった・・・」
シャ「ねぇ、今の人たちは知り合い?」
シ「まぁな」
セ「ず、随分個性的な方ですね・・・」
シュウ「ああ言うのは只のバカって呼ぶんだ」
ラ「そうなのか?」
シ「んだ」
俺はメニューを開いてもう一つの剣を出した
シ「アリス、もういっちょデュエルな」
アリス「分かりました。次はちゃんと戦いなさい」
てことでデュエルが始まった
ルールは初撃決着モードだ
カウントダウンが始り0になった
お互いにその瞬間地を蹴り近付いた
剣と剣がぶつかり衝撃が生れた
ワ「やっぱりすごいな・・・」
モ「あぁ、動きがほとんど見えない・・・」
カン「シュウはALOでもトップの実力・・・」
カンの言葉にニトリ以外が驚いた
アリス「シュウ、三本目・・・正確には片手直剣は使わないのですか?」
シュウ「あぁ、いい剣が無くてな」
アリスの剣を二本の刀で受け止めて答える
アリスが離れた
そして一言
アリス「舞え!花達!」
剣の刀身が金木犀に変わってこちらに向かってくる
シ「チ!」
俺は一旦下がって回避した
ス「ちょ!何よあれ!?」
カン「・・・・・・・・」
カンも難しそうな顔をしている
どうやらこれは分からなかったようだ
ニ「あれは武装完全支配術って言っていまのところ三人しか使えない」
セ「それって大丈夫ですの?」
ニ「大丈夫大丈夫・・・シュウもその一人だから・・・」
シュウ「・・・・・・・」
俺は剣を鞘に納めた
居合いの構えをとり叫んだ
シュウ「降り乱れな!星ども!」
そう言って俺は剣を抜きアリスに向けた
すると天上から無数の星が降ってきて全てアリスに向かった
アリスは剣が変わった金木犀で星を粉々にしていった
しかし全ては壊しきれずアリスは残りの星を避けた
すかさず俺はアリスを斬ろうと近付いた
そこでアラームがなる
どうやら時間切れでドローつまり引き分けとなった
シュウ「まぁ馴れたらあんな感じに・・・『出来るか!』あら?」
こうして一旦ワンサマー達と別れ始りの町に戻ってきた
来たのだが一つ変わったところがある
シュウ「なぁニトリ・・・・」
ニトリ「なんだい?」
シュウ「今日ってドライバーの日かなんか?」
目の前で歩いているのはプラスドライバーに扮したプレイヤーそれがあちこちにいる
シュウ「じゃあ何で皆キャトルミューティレーションしてんの?」
ニトリ「そんなの私が知るわけないだろ?」
シュウ「だよなぁ・・・」
しかし実際にキャトルミューティレーションしているわけで・・・
???「情報なら売るゾ?」
後ろから声が掛けられた
後ろに居たのはアルゴ
SAOでもっとも信頼出来る情報屋だった
シュウ「アルゴどうなってんだ?」
アルゴ「シシシ、今回は特別にタダで良いヨ」
いつもは来れでもかと言う程金を請求するがタダでとは・・・・
ニトリ「じゃあ何でこの状況なのかを教えて貰いたいんだけど・・・・」
アルゴ「実はナシュウ坊達はアインクラッド第一層のボスは知ってるダロ?」
シュウ「あぁ確か・・・・・」
ニトリ「イルファング・ザ・コボルトロード・・・」
ニトリの返答にアルゴが頷いた
アルゴ「そいつがまたボス部屋に現れたんダ」
シュウ「それとこれとの関係性は?」
アルゴ「どうやらシュウ坊の言うキャトルミューティレーションされたのはそれに挑戦して負けたパーティ何ダ」
シュウ「まてまて、負けるのか?レイドパーティを組めば倒せるだろ」
ニトリも同意見らしく聞いている
アルゴ「普通なら、ナ」
俺は頭に?を浮かべていた
アルゴ「良いかシュウ坊。奴の難易度は恐らく90層ボス並ダ」
シュウ「!」
アルゴ「体は固いし魔法も利かない。それに一撃一撃が即死級ダ。正直勝てるわけがないんダヨ」
シュウ「・・・・・・・・・・・・」
俺は少し考えた
運営がこのような事をしたのだろうかと
それにしては告知も無かった
シュウ「・・・・・」
ニトリ「どうする?」
ニトリはこちらに聞いてきた
シュウ「一回見に行ってみる。ニトリも来てくれるか?」
ニトリ「もちろん」
俺達のやり取りにアルゴが笑った
アルゴ「シシシ、名コンビ復活ダナ」
第一層迷宮区ボス部屋前
シュウ「さて、やっとこれた・・・・・」
ニトリ「昔を思い出したよ・・・」
俺達が迷宮区に潜って大体30分
道中のモブも格段と強くなっていた
シュウ「俺もユウキみたいにOSS(オリジナルソードスキル)つくろかな・・・・」
ニトリ「君なら三刀流でOSSだと思うけど?」
俺は少し笑いお互いのHPとMPが回復したことを確認してボス部屋に入った
やはりボスは俺達の知っているイルファング・ザ・コボルトロードだ
シュウ「じゃあ定石通りに」
ニトリ「了解」
俺とニトリは走り出した
コボルトロードがニトリに剣を降った
しかしガッチガチなタンクのニトリによって盾で弾かれる
すかさず俺がコボルトロードに単発ソードスキル、絶刀を繰り出す
しかし削れたのはほんの数ミリ程度だ
俺が舌打ちをするとコボルトロードが次に俺に剣を向けた
俺が避けようとすると腹に攻撃を受けてしまった
だがHPが何とか危険域で止まった
ニトリ「私がタゲとるから早く回復を!」
今パーティには回復役が居ないためポーションを使うしかない
しかし・・・・
ニトリ「わ!」
ニトリが斬られた
シュウ「クソ!」
俺は急いで今出したポーションをニトリに飲ませた
ニトリのHPが全回した
だが
シュウ「!」
コボルトロードが俺に剣を向けた
俺はニトリを抱いて避けた
ニトリ「攻撃が重すぎる・・・・」
シュウ「ニトリ・・・・アイツを削るのにどうする?」
ニトリがコボルトロードを見た
ニトリ「見た所弱点が見つからない・・・・ヒットアンドアウェーしか無さそうだけど?」
シュウ「同感だ。行くぞ!」
ニトリ「おう!」
俺達はまた走った
攻撃を当てたら逃げまた当てたら逃げを繰り返して二十分
シュウ「よし!ゲージ一本!」
ようやくゲージが一本削れた
ニトリ「ヤバイ!もうポーションが無い!」
結構ストックがあったポーションも後僅かとなった
コボルトロードがジリジリと近寄って来る
ニトリ「・・・・・・もう、駄目だね」
シュウ「おいおい、もう諦めるのか?」
ニトリ「正直僕は諦めてる」
ニトリの一人称が僕になっていた
シュウ「お前・・・・・・」
ニトリ「僕にとって君は人間以上に盟友さ。子供の頃から僕や文、はたてや椛と一緒に居て、遊んでくれて・・・・。妖怪の山って基本的に上下社会だからね。友達もほとんど居なかったしね」
ニトリが昔のニトリに戻っていた
ダったら俺も昔の俺に戻らないといけないかも知れない
シュウ「妖怪の山護衛隊第1項!」
ニトリが怯んだ
ニトリ「な、仲間は自分の命と思え・・・・・」
シュウ「第2項!」
ニトリ「自分の信念は折り曲げるな・・・・」
シュウ「第3項!」
ニトリ「闘いは・・・・最後まで・・・諦めない」
シュウ「最後を綺麗に飾り付ける暇があったら、最後まで綺麗に生きやがれ」
俺はコボルトロードに刀を向けた
ニトリ「全く・・・・これだから君は・・・」
ニトリも立ち上り短剣を重ねた
シュウニトリ「「我ら妖怪の山護衛隊!何人たりとも通さない!」」
俺達がコボルトロードに走るとコボルトロードの顔辺りが爆発した
シュウ「魔法・・・・・?」
次に俺達のHPが回復された
ニトリ「何で・・・・」
???「全く・・・・」
入り口から声が聞こえた
それは何度も聞いた声
シノン「あんた達二人でなにやってんのよ」
シノンが居た
その後ろにはアリス、ワンサマー、モッピー、セシリア、スズ、シャル、ラウラ、スイカ、カン、アルゴ、クロウ(文)
アルゴ「苦戦しそうだったから俺っちがカンに頼んで吊れてきて貰ったゾ」
カンのブイサインが見えて俺は笑った
シュウ「よし!ニトリとスズ、ラウラ、アルゴ、スイカは前衛!俺、アリス、ワンサマー、カン、モッピーが中衛でシャル、セシリア、クロウ、シノンが後衛で行くぞ!」
『おぉ!』
コボルトロードが剣を降った
それをニトリとスズが受け止めてコボルトロードの両足をラウラ、クロウが短剣で斬った
コボルトロードが膝を着いた隙にスイカがメイスで頭を叩き付けた
スイカ「スイッチ!」
次に俺とアリス、ワンサマーとモッピーの順にソードスキルを放った
やっと二ゲージ目が削れた
するとコボルトロードは野太刀をもってこちらに向かった
クロウが風魔法でコボルトロードを足止めその隙にカンとシノンがソードスキルを放った
シャルとセシリアはすかさず皆に回復魔法を掛けた
コボルトロードが赤ゲージになり咆哮した
シュウ「任せろ!」
俺は上に飛んで左の刀を逆手に持った
そして回転した
シュウ「生駒」
回転したまま俺はコボルトロードの肉を削った
そしてとうとうゲージが無くなりコボルトロードが四散した
ニトリ「や、やった・・・・・・」
『ウォォォォォ!!!』
喊声が沸いた
俺はその間を掻い潜りアルゴに近付いた
シュウ「アルゴ!お前のおかげで助かったありがとう」
アルゴ「シシシ、良いってことヨ。まぁその代わりリアルで頼みごとがあるけどナ」
シュウ「?」
こうして一日が終わった