魔法少女リリカルなのはStrikerS 信念の刃 作:sufia
知っている方はお久しぶりです
今年からこっちでの活動をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします
今回はプロローグになります
新暦0075年 3月
~時空管理局地上部隊『陸士225部隊』~
「よーし!今日はここまで!! 明日は朝から模擬戦を行う。各自、それに備えておけ!」
[はい!!]
白銀の後ろにはねている髪をした225隊隊長兼指導官でもある男『マーク・グリード』の声と、その声に返事を返す部隊員の声が響く
「よし、解散!!」
その合図とともに隊員達は隊舎へと引き上げていく
「ああ、綾人!! 少し待て」
「はい?」
名前を呼ばれ振り向く黒髪、黒眼の青年『天童綾人(てんどうあやと)』
225隊に配属してもうすぐ2年になる一等陸士である
「何ですか?」
「お前に大事な話がある、着替えたら隊長室まで来るように。以上だ」
「はぁ・・・了解しました」
わけも分からないまま返事をする綾人
(何だろう・・・俺・・・何かしたか? 最近は、特に変な事言ってないと思うんだけど・・・)
呼び出しに若干不安になる
その理由として、綾人は普段から『要らぬ一言が多い』と周りに言われているので、その関連なのかと思っているのだ
~225隊・部隊長室~
「新しい部隊・・・?」
隊長室を訪れた綾人が聞かされたのは、4月から試験的に運用が開始される新部隊『古代遺失物管理部機動六課』への出向を提案するものだった
「そうだ。ウチの部隊では年に何度かは外の部隊へと出向、若しくは外の部隊から何人かを受け入れるのは知っているな?」
「あぁ・・・今年もやってたね・・・先輩達の何人か・・・」
毎年、他の部隊から数名が1週間程225隊の訓練を受けている
これは、様々な部隊でいろいろな経験をさせるためにマークが考え出したもので、225隊の発足からずっと組み込まれている制度である
綾人も、225隊に配属後に経験している
「それを、今回は1年の間行おうと思っている」
「・・・それで何で俺が?」
綾人は当然の質問をする
自分以外にも経験していない人物がいるはずで、2回行くことになるものはいないと思っているからだ
「うむ・・・その部隊の部隊長が元教え子でな・・・設立の際に1人を出向させる約束だったのだ・・・それに、なんでもその部隊に行くのはほとんどが経験の浅い新人なのだそうだ・・・だから、こちらからもなるべく新人を送ろうと思ったのだが・・・お前も知ってのとおり・・・今年は新人が入らなかったからな」
「なるほど・・・確かに、この部隊での一番の新人は俺だからね・・・」
綾人も何となく納得してしまう
225隊は地上部隊でもかなり厳しい部署でもあり、さらに近年の魔導師不足も相まってなかなか新人が入ってこないのだ
「一応、来年度は新人が入る予定だが、いきなり行かせるわけにもいかないからな」
「なるほど・・・」
マークの言うことはもっともである
入ったばかりでいきなりの出向では本末転倒である
余談だが、綾人が砕けた話し方をしているのは、マークと綾人は歴とした親子だからである
他の隊員などももちろん知っているが、公私のけじめをお互いにつけており、2人きりの時のみ砕けた話し方をしているのだ
「まあ、最終的にはお前の意思次第だ・・・断っても別に構わない・・・その時には、別の人間を行かせるだけだからな・・ある程度の判断材料にはなるだろうから部隊の資料も渡しておく・・・それでもまだ何かある場合は・・・部隊長への取次ぎをしてやるから、直接聞いてみるのもいいだろう」
「そうだね・・・ちょっと考えてみるよ」
資料の入ったメモリを受け取り、部屋を出て行く綾人
~綾人の部屋~
自室に戻った綾人は、早速資料を展開した
「えっと・・・部隊長の名前は・・・・・・はやてさん!?」
名前を見て声を上げる綾人
そこには『八神はやて』という名前と顔写真が載っていた
「なるほど・・・俺に話が来るわけだ・・・・・・」
はやては数年前にマークの下で修行していた人物で、打ち合わせなどで自宅を訪れて来た時に綾人と知り合った
「他には・・・・・・なのはさんまでいるのか・・・」
更に驚くのは人員の名前・・・
『高町なのは』
時空管理局の中でも相当有名な魔導師である
なのははマークが教導隊にいた際に、教導隊の隊員達と共に自宅に招かれた際に綾人と知り合っている
その時には、はやてとなのはとあともう1人の人物は小学校以来からの親友である事を聞いていた
その後も資料にある名前を確認していく綾人
そこには高ランクの魔導師の名前が数多く載せられていた
「・・・こんな高ランクの魔導師を大量に・・・・・・友人とか家族っていう縁があっても無理じゃないのか・・・?」
一つの疑念を抱く綾人
「この部隊・・・何かある・・・父さんもそれを感じている・・・?」
管理局では、部隊に戦力が集中するのを避けるためにランクの保有数を規制している
はやての設立する部隊には、それを大幅に越える状態なのは明らかだった
「でも・・・確かに他のメンバーには経験が浅い人員が多いな・・・・・・ん?」
そして、綾人の目にある2人の人物が移る・・・
赤毛の少年と桃色の髪の少女・・・その2人の年齢の項目に目を向けて綾人の様子が変わる
「10歳・・・・・・こんな子供までいるのか・・・」
10歳の管理局魔導師は珍しい訳ではない
事実、なのはやはやても9歳から管理局の仕事をしている人物だからである
「“文化の違い”・・・では済ませられないよな・・・やっぱり・・・」
そう小さく呟き、ため息を吐く
自分が生まれ、育った世界や環境からは考えられないコト・・・だが、この世界ではありえる・・・
“文化や環境の違い”だと割り切れてはいるが、それでもやはり思うところはあるのだ
「・・・・・・よし・・・」
何かを決心した綾人は、部隊長へと連絡を入れた・・・・・・
どうも
少し短めではありますが、そこはプロローグなので勘弁して下さいね
主人公の綾人君の細かい設定などは、追々出していきますのでお楽しみに~
では、復活した次回予告をば
マークに連れられて地上本部へと趣いた綾人は、そこで懐かしい人物達と再会する・・・
「縮みました?」
「縮んでない!!」
容赦なく放たれる綾人の『一言』と『特殊能力』
「変わった魔力ですね?」
「え・・・?」
次回、『再会』
彼の辞書に、『遠慮』という言葉はない・・・
来週ぐらいに1話を投稿する予定で~す