魔法少女リリカルなのはStrikerS 信念の刃   作:sufia

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間違えてました・・・申し訳ありません


第2話 ≪出向準備≫

数日後・・・機動六課隊舎前にて

 

「ここか・・・・」

 

入り口に立ち隊舎を見上げる綾人

 

正式起動前に、隊舎とその周辺の下見などをしに来ていた

 

 

「さて・・・とりあえず、はやてさんに挨拶しなきゃな・・・副隊長とかにも会えればいいんだけど・・・」

 

真新しい隊舎の中、引越し業者等が行き交う中を見回しながら廊下を歩きながらはやてやなのは達を探す

 

「はやてさんはやっぱり部隊長室だよな・・・なのはさん達はまだ自分達の古巣での仕事かな・・・だとすると今すぐには会えないか・・・・・・ん?」

 

唸りながら歩く綾人の視界の端に、何かが通り過ぎた

 

気になって視線を向けると、なにやら小さい物体が浮いていた

 

「妖精・・・? いや、女の子か・・・」

「ん~?」

 

綾人の呟きが聞こえたのか、その物体が振り返る

 

「あぁ、おつかれさまで~す!」

「あ、はぁ・・・お疲れ様・・・です・・・」

 

とてもいい笑顔で挨拶してくる少女

 

綾人もつられて挨拶を返す

 

「天童綾人一等陸士ですね?」

「え? はい・・・そうですが」

「お名前は、はやてちゃんから伺っているですよ。初めまして、機動六課部隊長補佐及び、ロングアーチスタッフ『リインフォースⅡ(ツヴァイ)』空曹長です~!」

「こちらこそ、よろしくお願いします」

「そんなに固くならないでいいですよ~? 私の方が年下ですし」

「わかりました・・・気をつけます」

「はいです!」

 

それから、しばらく2人で廊下を歩いていく

 

ちなみに、リインは綾人の肩の上に座っているので、歩いているのは綾人だけだったりする

 

「しかし、驚きました・・・はやてさんからも家族構成なんかは聞いてましたけど・・・こんなにちっこい子までいたとは・・・」

「ちっこいってなんですか! 年相応です!!」

「自分で言っちゃいますか・・・そういうことを・・・」

 

綾人の誰構わず発動する『要らぬ一言』

 

肩の上でバタバタと抗議してくるリインをまったく気にすることなく歩き続けていく

 

「リイン、なにしてるん?」

「あ、はやてちゃん!」

 

不意に後ろから声をかけられ、振り向くとはやてが首を傾げながら近づいてきた

 

「どうも。はやてさん」

「綾人君もどないしたん? まだ正式異動には早いよ?」

「今日は一応休暇で、早いうちに隊舎とかその回りの地理も覚えておきたかったんで・・・」

「なるほど・・・その辺は早いに越したことはないしな? それで、ウチの末っ子と2人でなにしてたん?」

「あぁ・・・はやてさんやなのはさんを探すついでに隊舎の案内をしてもらってました」

「してたです!!」

 

綾人の肩の上でえっへんと胸を張っているリイン

 

「そうか・・・でも、なのはちゃんはスターズの副隊長と一緒に、386に行っとるんよ」

「386と言うと・・・南の方にある部隊ですよね・・・災害担当に重きを置いてる」

「そうやね・・・って、詳しいね?」

「まあ・・・訓練校時代の同窓が2人、そこに行ってるんで・・・でも、なんでまた?」

「そこに、スカウトする予定のフォワードの子が2人いてて・・・その確認のためにな」

「なるほど・・・その2人っていうのは、やっぱり新人なんですよね?」

「そやね。綾人君の1年後輩に当たるな・・・・・・なんでも、訓練校でかなり優秀な成績らしくてな・・・将来有望なのは確かや」

「将来有望な1年後輩・・・・・・まさか・・・な・・・」

 

綾人の脳裏にとある2人の顔が浮かぶ

 

「ん? なにか心当たりが?」

「ええ・・・該当する奴らがいますね・・・・・・」

 

 

 

 

~陸士386部隊~

 

出動から戻り、交替部隊への引き継ぎを終えて隊舎へと戻っていく2人の少女

 

「ティア~お疲れ~」

「ん~・・・」

 

青い髪のショートヘアー、『スバル・ナカジマ』と、そんなスバルに伸びをしながら答えるオレンジ色のツインテールの少女『ティアナ・ランスター』

 

「よう。お疲れ」

「お疲れ様~」

「あ、ラウス先輩!! クリス先輩!!」

 

隊舎へ引き上げる2人を、訓練校以来からの付き合いでもある『ラウス・ボート』と『クリスティ・グラムゼル(愛称:クリス)』が出迎える

 

「引き継ぎは終わったな?」

「はい!」

「この後はもうオフだからね。ゆっくり休みなさい?」

「了解です」

 

合流し、4人で廊下を歩いていく

 

「そういや、もうすぐBランク試験だな?」

「準備は出来てるの?」

「はい! バッチリです!!」

 

ラウスとクリスの質問に自信満々に頷くスバル

 

「任務と待機の合間にも練習してきましたし・・・というか・・・」

「ん?」

「あたしとしては、訓練校を卒業してからここでの配属グループなんかもず~っとスバルと二人一組(ツーマンセル)として扱われてることに若干意見が・・・」

「え~・・・ティア酷~い!」

 

ティアナの一言に笑顔で抗議するスバル

 

「それ言うなら、私だってこいつ(ラウス)と一緒なのよ? 溜まったもんじゃないわよ」

「え~・・・クリス酷ぇ~」

 

クリスも同様にため息を吐きながら言うと、ラウスもスバルの真似をしてみるが

 

「キモイからやめなさい」

「右に同じ」

「あはは・・・」

 

あっさりとぶった切られるのだった

 

「なんだよ~・・・自分の彼氏を“こいつ”呼ばわりした挙句にそんなこと言うのか~? 天童に言いつけるぞ~?」

「どうぞ? 私も綾人にありのままを報告してあげるから。きっと私達と同じ事を言うわよ?」

「確かに・・・先輩なら言いそうですね・・・」

 

ラウスとクリスの出した人物の性格を考え、うんうんと頷くティアナ

 

「お前等・・・そんなに俺が嫌いか!?」

「そんなことないですよ?」

「そうです。尊敬してますよ?」

「嫌いなら付き合わないわよ?」

「なんで全部疑問形なんだよ!? 特にクリスのは傷つくからな!?」

 

意外にもピュアな心のラウス

 

仮にも、仮にも恋人であるクリスの一言は彼によく響く

 

「もういいよ・・・ところで、お前等試験日のこととか天童に教えてんの?」

「いえ・・・2ヶ月ほど前に先輩から連絡が来ましたけど・・・“今度も一発で合格しないと恥ずかしい過去を話すぞ~”ってメッセージが・・・」

「あいつ・・・プレッシャーのかけ方がおかしいでしょ・・・」

「一応真面目なのも・・・“合格のポイントは、最後の瞬間まで諦めないことだ”って」

「またあいつらしいな~・・・大雑把過ぎなのも含めて」

「まあ、間違ってはいないんでしょうけど・・・」

 

気がつくと、綾人の話でこんなに盛り上がっている4人

 

訓練校にいた頃、訓練の一貫として後輩のペアと一緒に訓練を受ける機会があり、綾人とパートナーはスバルとティアナに出会っている

 

初日から何かと面倒見のよかった綾人は、すぐに打ち解けた

 

ただ、その後に『要らん一言』が炸裂した事も付け加えておく

 

そこに・・・

 

「およ、映像通信だ・・・相手は・・・あらら、噂をすれば・・・」

 

表示された名前を見て、回線を開くラウス

 

『よう、ラウス。今日はクリスにどんな風にぶっ飛ばされた?』

「一番に確認するのがそれか!? 今日はまだ飛ばされてねぇよ!!」

 

開口一番失礼な綾人の一言・・・

 

それにちゃんとツッコむラウス

 

これも、訓練校時代に培われたものの一つ・・・

 

「綾人、久しぶり・・・と言っても、先月会ったばかりだっけ?」

『そうだな・・・休みが重なった時以来だな』

 

ラウスの隣からクリスも挨拶すると、二人の会話から感じた違和感にラウスが首を傾げる

 

「ちょっと待て、俺聞いてないけど・・・?」

『教えたらクリスをお前から奪えないじゃないか・・・何のために休みをクリスと合わせたのか・・・』

「なにぃ!? そ、それは本当なのか!?」

『さぁ・・・?』

 

含みを効かせる綾人の言動に、ラウスの顔がどんどん青くなっていく・・・

 

「く、クリス! 頼むから捨てないでくれ!! 俺には・・・俺にはお前しかぁ~!」

「ちょ・・・ラウス! 抱きつかないの!! 大丈夫だから!! そんなコトないから!! 本当に偶然だから!!」

『うんうん・・・愛を確かめあえたようで何より何より・・・』

「一人で頷いてないでどうにかしなさいよ!!」

 

モニタの向こうでうんうん頷いている綾人にラウスを押さえながら叫ぶクリス

 

「相変わらず人が悪いですよ・・・先輩・・・」

『おう、いたのかティアナにスバル・・・からかうのに夢中で気づかなかった』

 

未だに泣き止まないラウスと宥めるクリスを横目に、ティアナがモニタの前に立つ

 

「ずっといましたよ・・・ていうか気づいてたでしょ?」

『ま、チラッとオレンジのツインテールの先っぽが見えてたからな』

「珍しいですね? 先輩から通信入れてくるなんて・・・いつもラウス先輩からなのに」

『ああ・・・ちょうど暇だったんで・・・ラウスで遊ぼうと』

「暇つぶしに、カップル1組引き裂いてどうするんですか・・・」

『そのつもりなら、クリスに本気のアプローチかけるっての・・・ラウスを不慮の事故に遭わせてもいいしな? で、その悲しみに暮れるクリスに優しく接してそのまま・・・・・・これで完了だ』

「無駄に計画立ててる・・・」

 

綾人のとっても役に立たない計画を聞き、流石のスバルも呆れていた

 

ティアナに関しては頭を抱えている

 

『どの道、クリスもなんだかんだでラウスに一途だからな・・・そうなったとしても、他の男には靡(なび)かないさ・・・』

「う、うるさいわよ!!」

「あ、戻ってきた」

 

腰に未だに抱きついているラウスもそのままに、綾人の一言に顔を真っ赤にしながら反論するクリス

 

「それで何の用? いくら暇でも、こんなふざけた冗談言うだけのために通信入れたりしないはずでしょ?」

『まあな・・・確認したいことがあってな・・・』

「確認したいこと?」

『ああ・・・スバルとティアナのコトで・・・』

「え?」

「私達ですか?」

『ああ、もうすぐ昇格試験だろ? どんな様子かなと思ってな・・・』

「なら、直接2人に通信すれば・・・」

『本人達の勉強の邪魔すんのも良くないだろ? だから、間接的に聞こうと思ったんだよ』

「なるほどね・・・」

 

綾人なりの気遣いに、クリスも何となく納得する

 

『ま、その様子だと問題ないみたいだな?』

「はい。さっきもその話を少し・・・」

「本番までまだ少しありますけど、ちゃんと予習とかしてますから! 絶対に一発合格します!!」

『ああ。でないと、恥ずかしい過去が暴露されるからな・・・頑張れよ?』

 

意気込んでいる2人に、本気か嘘かわからない一言を付け加えながら応援する綾人

 

『この間も言ったけど、大事なのは最後の最後まで諦めないことだ・・・・・・何よりも、自分の全力は出しきれ・・・出さないまま諦めるのは・・・その先尾を引く事になる・・・忘れるなよ?』

「「はい!」」

 

からかいながらも、しっかりとアドバイスをしてくる綾人

 

この辺りも、何気に彼が嫌われていない部分である

 

『ま、その様子じゃ大丈夫そうだし・・・・・・少し安心もした・・・今日はこれくらいにするかね・・・2人とも、頑張れよ?』

「「はい!! ありがとうございます!!」」

 

礼を言う2人を見て頷きながら綾人が通信を切る

 

「ホント・・・面倒見がいいわね・・・綾人」

「だな・・・・・・その代わり、俺の扱いがどんどん酷くなってる気がするけど・・・」

「それも、あいつがあんたのことを気に入ってる証拠でしょ?」

「俺・・・Mじゃねぇんだけど・・・」

「え? 違うの?」

「「違うんですか?」」

「やっぱお前等俺のこと嫌いだろ!?」

 

綾人に影響されたのか、それとも元々なのか・・・容赦のない女子3人なのだった・・・




どうも

間違えてるのに1週間気付かなかった・・・

焦って投稿するものじゃありませんね・・・


では、意味はないかもですが次回予告をば・・・

綾人との通信から数日後、スバルとティアナの昇格試験が始まる


・・・その裏で、綾人は友人の下に訪れていた


「ほれ、デバイス貸しな?」
「ああ・・・頼むよ」

本局のデバイスマイスターである友人

その友人ともう1人と共に後輩の試験を案じるのだった・・・


次回、『昇格試験・・・の裏』


綾人の舌は、そう簡単には騙せない


・・・・・・昼くらいに正式に4話を投稿します

申し訳ありませんでした
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