ピンポーン
「んん……」
ピンポーン
「うるさーい……」
ピンピンピンピンピンピン
「連打しすぎだろぉ!?」
俺はツッコミながら起床する。寝る時間が遅かった為か、現在の時刻は昼の3時。
「あーもう誰だよー。人がグッズりむにゃむにゃしてたのによ!」
っと玄関のドアを開ける。………
蘭「………………」
「………はぁぁぁいっ!」
「つまりお参り行くから着いてこいと」
蘭「そういう事。」
驚いた。本当に蘭が来た。ひまりが『突撃するかもね♪にしし』とか言ってたけどマジで来たよ。
蘭「ちなみにひまりから前もって聞かされてたみたいだけど、それがなくても来るつもりだったから。」
「へ?なんでだ?」
現在俺の家に蘭を上げている。コーヒーを差し出して、ボサボサの寝癖をお湯で洗い流して、現在上裸で頭を洗っている。
蘭「……そもそもあたしが拓斗を誘うって言ったんだから…」
「ふーん…そうだったのか。てっきりひまりが言って、それに巴が賛同したのかと思ったぜ。」
てか基本、蘭をこういうのに引きづるにはそれしか方法がない。だから蘭自身がこうして参加するのは結構稀なのだ。
蘭「……折角の年の初め…だもの。そういうのには参加するよ」
「意外と律儀だな……っと。着替えも終わったし!待たせて悪いな!」
っと、トレーナーの上にジャンバーをはおいで出発しようぜと提案する。
蘭「……まだ集合時間には早い…だからもう少しここに居よ。」
「あ、そうなの?wちなみに集合は何時なんだ?」
蘭「5時。あと1時間30分後ね。あーでも、移動もあるから、早めには出るわよ。30分前ぐらい?」
「りょーかい。4時半にアラームかけておくよ。」
っと、俺はジャンバーとトレーナーをすぐ取れる位置に置いて、テレビをつける。
蘭「………」ズズ
「……うーん?どうした?」
蘭が何やら俺の家をキョロキョロと見渡す。
蘭「………本当に一人暮らしなのね…」
「まぁーな。親の家はちと学校から遠くてな。俺が無理言って賃貸にしてもらったんだ。最初の3ヶ月は親に払ってもらって…そっからはバイトで稼いだお金で自分でやり繰りだね。」
蘭「ふーん………」
「……腹減ったな…」
蘭「急に何?」
「いや減ったなって……蘭は空いてないのか?」
あれから20分が経つ。今は、蘭が俺の隣に何故かわざわざ来て、一緒にテレビ見てる。ちなみに「なんで隣に来たな?」って聞いたら顔を背けながら
蘭「……こ……こっちの方がテレビが見やすい…から……」
と言われた。んまぁー確かにそうだなと言って納得した。
蘭「……少しなら…」
「うっし!その言葉が聞きたかったぜ!って事でチャーハン作ってくる。」
蘭「え?」
「え?なんすか?」
蘭「料理……出来るの?」
「当たり前じゃないか。一人暮らしですよ?」
っと言いながら、立ち上がる。何故か蘭も着いてきた。余ってるご飯と、冷蔵庫から卵、ネギ、ツナを取り出す。
蘭「………」
「そんな不思議そうな目で見んなよwチャーハンぐらい、小学生にもなれば誰でも作れるってw」
っと、手馴れた手つきでネギをみじん切りにしていく。途中でなんか味気ないなと思ったので、人参もみじん切りに近い角切りにしていく。人参炒めー、その間に卵とご飯混ぜ混ぜしてー、塩コショウで味付けしてー、焼き色が付き、菜箸で少し力を入れて切れるようになったらご飯ぶち込んでー、強火でフライしながら炒めてー、パラパラになってきたらツナ入れてー、盛り付けてー、ネギばらまいてー
「ほい完成。」
っと、テーブルに持って行ってコトっと置く。
蘭「す、凄い………」
「ちょっぴりコツさえ分かっちまえば出来るさ。ほら、冷めないうちにおたべ?w」
っとスプーンを差し出す。1口サイズに取り分けたチャーハンを口に運ぶと、パァァっと表情を変えて
蘭「……おい…しい……」
「それなら良かったぜ!俺も頂きます!」
っと食べ進めていき、綺麗に完食する。
「ふぃー!食った食った!ごっそさん!」
っと皿を下げる。蘭のも同時に下げる。それと同時にアラームが鳴ったので、支度をして、集合場所に向かう。皆が集まるのを待ってるいる時
蘭「……あんたは…さ」
「うん?」
蘭「こんな……こんな私といて…楽しいと思うわけ?」
「……前にも言ったけどよ、友達といてつまらないってわけねぇーだろ?w」
蘭「っ!そ……そうなんだ…けど……」
「なーにしょげてるんだよ!蘭らしくねぇw」ナデナデ
蘭「わっ!ちょっ……」
「蘭のそういう顔は見たくねぇーよw見たいのは笑顔と、いつも通りのムスッとした表情だけだw」ナデナデ
蘭「っ…///わしゃわしゃ……しないで…///はうっ……//」
「なんだー?w肩パンの1つでもしてみろやー?w」
蘭「っっ……///……ふんっ…///」
「あいてwなかなかいいパンチだw」
蘭「………///バカ…//」
「馬鹿で結構でーすw」
巴「お!いたいた!よっす!」
「よっす!あの後どうしたんだ?」
巴「ハシゴしてきた!」
「は!?おま!マジで言ってるの!?」
巴「だって足りなかったし!」
「お前なぁ……まぁいいけどよw」
ひまり「とうちゃーく!」
モカ「同じくとうちゃーく」
「おっ、2人も来たな。てかひまりが遅刻してない珍しい」
ひまり「酷くない!?まるで私がいつも遅刻してるみたいに!?」
「いやまぁー確かにひまりはあんまし遅刻しねぇーな…むしろ遅刻してないのにびっくりするのはモカの方か…」
モカ「酷いなー拓斗くん…モカちゃんは遅刻をあまりしないんだよー?」
「俺の知ってるモカはめちゃくちゃ遅刻魔ですけど」
モカ「……なーんのことかなー」
「おい。こっちを見ろ。」
つぐみ「はぁ!はぁ!すいません!遅れました!」
ひまり「つぐー!大丈夫!ピッタリ5時だね!」
つぐみ「うぐ……ほんと……遅れてごめんなさい…」
モカ「おくれてないなーい…だいじょーぶ。むしろあの二人がおかしいだけー」
っとなにか2人で話してる巴と蘭を見る。
ひまり「あははー、あの二人は本当に早いですからねー♪ってそういえば、拓斗さんもここに早くに居たよね?」
「お前が蘭が突撃取材してくるかもねーってフラグたてっからだろ…」
ひまり「…えっ!?てことは本当に突撃してきたの!?」
「突撃というか訪問されましたね。どこぞのピンクバカのせいで」
ひまり「ぴっ!?ピンクバカ!?」
「あ、そうそう、モカ、それにつぐみ?」
つぐみ「は、はいっ!?」
モカ「んー?」
「あけましておめでとう!今年もよろしく!」
つぐみ「!?…こ、こちらこそよろしくお願いします!あけましておめでとうございます!」
モカ「ことよろー。あけおめー」
「っと!新年の挨拶も終えたことだし!行くか!」
ひまり「ちょっと待ってちょっと待って!?ピンク馬鹿ってなに!?」
モカ「まんまだと思うよー」
ひまり「何処よ!?」
モカ「……ほほぉ…中々のものをお持ちで……」
ひまり「っっ!?///拓斗くんの変態!!//////」
「なっ!?ちげぇーよバカ!お前の髪の毛がピンクだからだよ!」
ひまり「嘘嘘!ぜーったい嘘!変態!///」
「だァーモカてめぇ!」
モカ「なんの事かー…さっぱり…w」
「笑ったなコノヤロウ!?」
つぐみ「お、落ち着いてぇ……」
巴「んで?どうだったよ?拓斗くんのお家は」ニヤニヤ
蘭「べ、べつに……大したもんじゃなかったけど……」
巴「本当かぁ?にしてはあたしが到着する前にイチャイチャしてたけどー?」ニヤニヤ
蘭「っ!?あ!あれは別に拓斗が勝手に!」
「あん?俺がなんだー?」
蘭「ひゃぅんっ!?///」
巴「なーんでもないよー?」
「そか?んじゃ「隙あり!」あべし!てぇ!ごらぁ!」
ひまり「あはは!拓斗くんが怒ったー!」
「ひまりてめぇ!覚悟しやがれぇ!」
ひまり「逃げろー!」
モカ「同じく逃げろー!」
つぐみ「はわわわ!」
「まてぇぇ!」
蘭「………///」
巴「で?どうだったよ?」ニヤニヤ
蘭「……悪い気は……しなかったわよ…///」
巴「ほぉー?でぇー?」ニヤニヤ
蘭「………ほんと……そういうのじゃ…ないから……///」
巴「……まっ!そういう事にしといてやるさ!んでも早くしないと…拓斗取られちゃうぞー?」
蘭「っ!」ビク
巴「ふっ……まっ!頑張れ!」パシン
蘭「い……痛い………」
「さてっと!お参りだな!」
5円を俺は投げ入れ、パンパンと叩いて願う。他の奴らも同様に。
「(今年もいい年になりますように…あ、あとお年玉めっちゃ貰えますように……それと、皆とこれ以上に仲良くなれますように…!)」
巴「(今年も皆とバカ騒ぎ出来ますように…拓斗と蘭が結ばれますように……)」
つぐみ「(コーヒーを上手く入れれるようになりますように……あと……拓斗さんや…皆とこれ以上な関係になりますように!)」
ひまり「(テストで赤点とりませんように…!何卒!何卒!…………拓斗くんに見て貰えますように…)」
モカ「(拓斗とこれからもバイトで一緒になれますように…拓斗と来年以上に遊べますように………)」
蘭「(……………バンド生活が上手く行きますように……)」
「んでーお前ら!何願った?w」
巴「だっはっは!本当に面白いこと聞くなぁw」
ひまり「それ言っちゃったら叶わなくなっちゃうでしょ!?」
「元々叶わない様なもんさね。俺もそこまで期待してないやいw」
モカ「夢がないなー拓斗くんはー……もうちょっと夢見よーゆめー」
「仕方がないなぁwまっ、教えてもらおうなんて期待してないよ。そういう言えない事を願うのがおまいりさね」
蘭「……逆に…あんたはなんて願ったのよ。」
「大した事じゃないさw教えてやろうか?w」
巴「ちょっと聞きたいかなーw」
「変わらないさ…皆とこれ以上に仲良くなれますようにって…そう願っただけさw」
つぐみ「っ!?」
ひまり「っ……そ!そう!//」
モカ「……そう……なんだ…♪」
蘭「…………………///」
巴「いい願いじゃねぇーか!叶うといいな!」
「……だといいなw」
そうして俺らは、各々解散して行った。ちなみにクジ引いたら大吉だった
巴
恋愛は協力したいタイプ。だが同時におちょくりたいタイプ。
つぐみ
早速自分の願いが叶いそうでびっくりする。
ひまり
早速拓斗が自分を見てくれてると思い、心の底がドクンドクンして真っ赤になる。拓斗には弄られる度に何処か嬉しい自分がいる。ちなみにその感情は無自覚。
モカ
これ以上の関係と言われて火照る。恐らく全キャラ屈指のチョロイン。
蘭
チャーハン美味しい。男の部屋に初めて入る。案外普通なんだ…と思う。
拓斗
そのご無事、お年玉で皆から約200万円貰う。やったぜ!!