どうぞ!
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『いいか!今のお前は私の部下だ!返事はYesかはいだ!いいな!?』
‥‥‥辛かった。何を言っているか分からないかもしれないけど、辛かった。
あれはもう軍隊だよ軍隊。自分から言ったが、あそこまでしごかれるとは思わなかった。
でも、俺のわがままに付き合ってくれた千冬姉には、すごく感謝してる。
‥‥‥1回、千冬姉に言われたことがあった。
『誰かを守る。それに一夏は力が必要だと思っているんだな?』
あの時、俺は即答した。もちろんと。そう言った俺に、千冬姉はこう言った。
『なら、誰かを傷つけることを覚悟しておけ。力は、守るためだけじゃない。他者を傷つけるものでもある。力に溺れるな』
俺には、心当たりがあった。俺たちは、世界を守ろうとして力を使った。あのイフリート改は、恐ろしい力を持ち、多くの人を傷つけた。どっちも力を持っていた。俺も、白式の力を過信していたりした。力に溺れるっていうのは、そういうことなのだろう。守るっていうのは、難しいことだと今さら分かった。
それでも、俺はあの悪夢からみんなを守りたい。難しいことだと分かっても、それは諦められない。みんなは、俺のことを知らないだろうし、それでもいい。俺の勝手なわがままだ。俺は、また千冬姉にもうひとつ嘘をついた。
『私立藍越学園を受験する』
俺は、IS学園を受ける。今まで、俺が過去に体験したことは、この世界でも起きた。ただの推測だが、アイツもきっと来るだろう。さて、明日はIS学園の受験日だ。さっさと寝るとしよう。
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「さて、ここがIS学園の受験会場か‥‥‥」
翌日、さっさと起きて準備をし、藍越学園ではなく、IS学園へと足を運んだ。正確には、受験会場より、そこに置いてあるISが目的だ。今日やるべきなのは、ISを起動する。それだけだ。
「忍び込むのはどうかと思うが、まぁ、俺の目的のためだ‥‥‥許せ。他の皆」
誰にも知られないまま忍び込み、さっさとISのある部屋についた。
「ここに来るのは4年ぶりだけど、意外と覚えてるな‥‥‥にしても、警備がざる‥‥‥いや、試験会場に警備が集中してるのか」
まぁ、それでも警備が手薄過ぎるが。さっそくISに触れる。
「‥‥‥やっぱり起動した‥‥‥よく考えてみれば、束さんが手を回してた可能性が高いよな‥‥‥」
よくよく考えてみれば、束さんが手を回してた可能性は高い。
「おい、君!ここで何‥‥を‥‥!?」
おっと、もう人が来たのか。ここは‥‥‥
「あ、職員の人ですか!何か、うっかり触っちゃったら動いたんですよ!どういうことですか!」
「それを私に聞かれても‥‥‥」
こうして、また来た職員の人があたふたしてるうちに、千冬姉に帰りが遅くなることを告げ、IS学園への入学届けを書いて、今日は家へと帰ったのだった。
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「‥‥‥久しぶりだなぁ。ここに来るのも2回目か‥‥‥」
今日は、IS学園の入学式。それも終わって、教室にいる。
(こうして見ていると、懐かしい気分になるな‥‥‥)
そうやって懐かしい気分に浸っていると、チャイムが鳴り、教師である山田先生が入ってきた。
「皆さん、おはようございます!今日から3年間皆さんの担任を勤める、副担任の山田真耶です!」
うん、元気な人だ。でも悲しいかな。みんなしーんとしてる。
「うぅ、自己紹介始めてください‥‥‥」
うん、自己紹介して何も言われないと悲しいよね。よく分かる。俺も、中学の時‥‥‥
「織斑くーん!次自己紹介してもらっていいかな!?」
「あ、すいません!」
いけないいけない、考え事し過ぎた。
「えーと、織斑一夏です。特技は、料理です。よろしくお願いします!」
簡潔に自己紹介したが、みんなもの足りなさげな顔だなぁ‥‥‥
「当たり前だ。どこにこんな簡潔な自己紹介がある。もうちょっとしゃべらんか」
「うおっ!千冬姉ぇ!」
そういった瞬間頭に鋭い痛みが!
「ここでは織斑先生と呼べ。あの時のようにな」
「‥‥‥はい」
叩くのはないぜ千冬姉‥‥‥ていうか仕事を、しかも公務員をし始めたって聞いたんだけど、まさかIS学園の教師だとは。
「山田先生、すいません。少し用事が長引いてしまって」
「いえ、副担任として、当然のことをしたまでですから!」
「そう言ってもらえるとありがたいです」
そして、千冬姉はこっちを向いて、自己紹介する。
「さて、皆知っていると思うが、織斑千冬だ。私たちは、お前らを立派なIS乗りにすることが目的だ。私の言うことには、はいかYesで答えろ」
「「「「「きゃあぁぁぁぁぁ!千冬様ぁぁぁぁぁ!」」」」」
「全く、私のクラスには馬鹿しかいないのか?いや、私のクラスに集中させているのか‥‥‥」
生徒に向かって馬鹿はないと思うぞ千冬姉‥‥‥
「はぁ、まぁいい。今から、クラス代表を決める。これは、自薦、他薦を問わない」
「あ、それなら織斑君がいいと思います!」
「あ、私も!」
う、やっぱりか。
「お待ちください!」
あぁ、やっぱり。久しぶりだなぁ‥‥‥
「セシリア・オルコット‥‥‥」
やっぱり、2回目でも、戦うことになるかな‥‥‥
セシリアざぁん!登場の巻。遅れましたが、お気に入り登録や、感想ありがとうございます!
次回もお楽しみに!