その瞳に映るもの   作:シルベスター

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頭の中であらかたのストーリーを考えてますが、なんだろなぁ。どう持ってけばいいんだろ?。
ストーリーはあらかた出来てるのに、そのまま書くと短くなるんですよねぇ。
せめて、1章10話は欲しいですね。

では、お話どうz・・・そう言えば、某人気ハンバーガーショップのナゲットが15ピースで特別価格みたいなのあったんで、頼んだんですけどフルーツカレーソースがすっごい好みでしたw

話逸れましたね。

お話をどうぞー。


遊びは程々に・・・だが、全力でっ!

 4月も終わり、まだ寒さの残る5月。

 

 俺たちは・・・

 

「くらえっ、スズ!」

 

「やったな!シズ!このっ!」

 

「それー!」

 

「あたしだって!」

 

 ・・・休日を満喫していた。

 

 ◇◇◇

 

「バーベキュー?」

 

 事の始まりはゴールデンウィーク前の週の月曜日。

 

 いつも通り、憧やシズ、玄に麻雀でボコボコにされた俺は休憩がてらアイスを買いに晴さんとコンビニに行っていた。

 

 突然告げられたバーベキュー開催に、少し戸惑いつつも話を続けた。

 

「晴さん、まだ4月だよ?ゴールデンウィークでも、寒いって・・・」

 

 開催予定日は5月初め、4月が終わってもまだ夏にもなっていない時期。

 開催されるのは近くの山から流れる川だが、この時期は少し寒いから開催地としては不向きである。

 

「大丈夫だよ。昼間はこの時期からある程度温かいし、最近は結構暑いから」

 

「そうかなぁ?」

 

「それに、シズや憧、玄は来るってよ?」

 

「んじゃー行こかな」

 

 シズ達が行くなら、行く。

 あいつらといると飽きないからな!

 

「話早いね。スズは」

 

「まあーな」

 

 ◇◇◇

 

 当日、目的地である川に到着したのはお昼頃だった。

 時間も腹の減り具合も調度よかったので、川遊びを後回しにし、メインのバーベキューを俺たちはしていた。

 

「うまー!」

 

「あ!シズ、肉ばっか食べないの!!」

 

「いいじゃん!憧」

 

 隣でぎゃーぎゃー騒ぐシズ達をよそに俺、玄、晴さんはゆっくりとバーベキューを満喫していた。

 

「それにしても意外だね」

 

 肉を頬張っていると、晴さんがそんなことを言った。

 

「んー?なにがー?」

 

 何のことだか分からず、そう聞き返す。

 

「スズは憧達と一緒になって騒いでると思ってた」

 

「あー、家のかーさん、厳しくてさー、飯は静かに食べるもんって教えられて、騒ごうもんなら鉄拳制裁が行われんだよ・・・」

 

 家のかーさんはめちゃくちゃ厳しい。

 とーさんは基本俺と同じタイプなんだけど、そのせいなのかかーさんに弱い。

 

「あはは・・・ありそうでなんにも言えないわ」

 

「涼子さん、相変わらず厳しいんだね」

 

 晴さんが苦笑いしていると、横から玄が出てくる。

 

「そーだよ、この間なんか・・・」

 

「あー!すっごい分かる!涼子さんはそういうこと言うわ」

 

 こうして、俺と晴さん、玄の3人は我が家のボスである母の話に花を咲かせていた。

 

 ◇◇◇

 

「ふぅ・・・食った食ったー」

 

 ご飯を食べたあと、俺は河原の上に寝そべっていた。

 お腹いっぱいになると眠くなるんだよなぁ。

 

「スズ君、たくさん食べてたね」

 

 そんな事を考えていると、玄がやってきた。

 服の下に来ていたのか今は水着姿、水着すっげぇ似合ってんなぁ。かわいい。

 玄には白だなぁ。宥ねぇも白だな。憧は赤系かなぁ。シズは競泳水着だな。

 

「スズ君?」

 

 黙って考え事してたからか、玄が不思議そうな顔をしていた。

 

「ん、あ、そりゃあー、男だからな!玄が少食なんじゃないか?」

 

 とりあえず、言葉をかえして話を続ける。

 

「そうかなぁ?」

 

「そうだよ」

 

 みんな少食なんだよなぁ。

 シズと憧は別だな。あと晴さんも・・・って、アレ?それって玄しか少食いなくない?

 

「・・・おねぇちゃんも来ればよかったのになぁ」

 

「そうだな。宥ねぇも一緒に来ればよかったのにな」

 

「でも、お姉ちゃん寒がりだからね〜」

 

「そうだなぁ。きっといても、長袖マフラー完備だな」

 

 笑いながらそうつぶやくが、マジで1ミリも宥ねぇが水着、着てるところとか想像できない。

 

「あ、でも、来年は頑張るって言ってたよ〜?」

 

「そっか、じゃあ、来年までお預けだな!」

 

「うん!来年もまた来ようね」

 

 

 ───スズ!!玄、早く来なさいよ!

 

 ───スズー!玄さん!遊ぼーよ!

 

 

「って、のんびりしてる暇ないな。呼ばれたわ」

 

「そうだね。行こっか?」

 

「おう、行くかー!!」

 

 玄の手を取り走り出す。

 

 そのままシズ達の所ではなく、岩場に向かい水遊びをする憧やシズが見える場所まで行くと玄の手を離し、勢い良く飛んだ。

 

 ───うおらぁぁぁぁあ!!!くらぇぇぇぇぇ!!!

 

 ザバァァァァァァン!!!!

 

 ───ちょっ!?スズ!?それはまずっ・・・きゃぁぁぁぁぁぁぁあ!!!

 

 あこの近くに飛び込んだせいで全力で憧に水が掛かったみたいだ。

 

 ───あははっ!憧が変な声出したー!!

 

 少し離れたところにいたシズは大した被害を受けず、物凄い声を上げる憧を指差し大笑いしていた。

 

 ───スズ君飛び込みは危ないよ!?

 

 岩場の上からは玄が俺にそう叫ぶ。

 

 晴さんはと言うと・・・。

 

「元気だねー」

 

 河原でくつろいでいた。

 それを見た俺は魚用のバケツに水を入れ、晴さんのもとに行く。

 

「晴さーん!!!!」

 

 名前を呼びながら笑顔で近づき・・・

 

「んー?・・・って!?スズ!?そのバケツは、魚yきゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 返事をしたところで水をぶちまけた。

 

 ザバァァァァァァン!!!!

 

「ふははっ!どんなもんだい!俺にかかればこんなもんだ!」

 

 と、高らかに笑ったのも束の間、背後から肩を掴まれた。

 

 ガシッ

 

「え?」

 

 間抜けな声をあげながら振り返ればびしょ濡れの憧と晴さん。

 すごくいい笑顔をしていた。

 

「スズ?ちょっと、川行こう?」

 

「そうだね、行こうか?スズ」

 

「えっちょっ、二人共顔が笑ってなってうわぁぁぁぁぁぁ」

 

 最後まで言う前に二人に持ち上げられて、そのまま岩場に連れていかれる。

 

 ドボォォォォン

 

 そして、勢い良く晴さんと憧に川に投げ込まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 遊びは程々にしたほうがいい。あとが怖いから。

 

 




終わりました。

今回は原作キャラの大まかな設定でも書きましょうか。

高鴨穏乃

涼のクラスメイトで、席は涼の前の席。(涼の席は窓側の最後尾で生徒数が奇数なため一人席。)
明るい元気っ子で、麻雀と言うか遊ぶことが大好き。
ついでに山も大好き。
麻雀クラブの人も好きである。

涼は気が合う友達。



新子憧

涼のクラスメイトで、席は涼の右斜め前で、静乃の隣。
親友である静乃と同じく元気っ子で、麻雀クラブも麻雀も麻雀クラブの人たちも大好き。

涼の事は若干気になってる様子。でも、まだまだ子供なので突っかかることしか出来ない。
それでも仲良し。



松実玄

涼の一つ上の女の子。
実家が旅館で、その手伝いをしているうちに染み付いた敬語がちょくちょく出てしまう。
母親は小学校に入る前に亡くなっている。

涼とは母親同士が親友であったため、小さい頃から知っている。
涼のことを可愛い弟のように思っている。

だが、涼が姉と認めているのは宥のみで、玄は良くてお姉さん感を頑張って出してる友達である。

優しくお淑やかな性格をしているが、涼のことになると強引になる。

松実宥

涼の二つ上の女の子。
重度の寒がりで、夏でも冬でも関係なく厚着。
ピンクのマフラーはとっても大事な宝物らしい。

涼が姉と認めて懐いている少女。
困った時はお姉ちゃんにまかせなsゲフンゲフン、失礼。

涼のことを可愛い弟のように思っているように見えるが、心の中は謎。

優しくほわほわとした性格だが、玄の同じように涼の事になると若干強引になる。




赤土晴絵

阿知賀女子学院3年。
2年前にあった麻雀の全国大会準決勝がトラウマになり、部活をやめ、塞ぎ込んでいた所に涼の母親の涼子が麻雀クラブの講師の話を持ち込み、それを受ける。
元気で悩みを知らないと言わんばかりの涼達と、その負けん気に動かされ少しずつ『自分の麻雀』を取り戻している。

上記の件から涼子には涼と同じく頭が上がらない。


◇◇◇

こんな感じかな。
分からないことはコメントでお願いします。

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