……この作品は何故作ったのだろうか。
『天然』
その言葉は良く「天然ガス」や「天然ボケ」のように「自然そのまま」と言う意味で使われることが多い言葉である。
今回はそんな『天然』な勇者の物語を見ていこう。
「…………」
人気の無い禍禍しい場所に建っている魔王城。
そんな魔王城のある一室に座っているのが魔物達の王、魔王である。
魔王と言えば、プライドが高く圧倒的力とカリスマを持つ人物である。
「部下のおやつのプリンを勝手に食べただけで、凄く怒られた……悲しい」
魔王である。
先程の文は情報不足だったが、改めて言うとそんな状況である。
魔王は悲しみのあまり物置部屋へ引きこもり、床に「の」の字を書いていた。
そんな時であった。地面がニブニブニブニブニブと揺れているような感覚がした。
「な、なんだ……?」
一度物置部屋を出ようと思い、横開きのドアを開けようとするが開かなかった。
何か詰まっているのだろうか。そう思いながらも力ずくで開けることにした。
「…………」
ドアを開けると、城の中の筈なのに台風のような風や洪水のような水が流れていた。
魔王は何も見なかったことにするため、扉を閉じた。
「災害対策はしてるよなぁ?」
魔王はこの城のことを心配していた。
ネズミ一匹侵入出来ない作りになっていて、部下達に災害時の対策と被害を止める方法も教えた。
一体何故……そう考えたとき、魔王はある人物を思い浮かんだ。
「まさか、勇者か?」
勇者。その人物は人々の希望であり、強大な力とメンタルが強い人物である。この魔王とは大違いだな……
「ッ!」
物置部屋の床にヒビが入ったのに気がついた。
魔王は跳躍し、物置部屋の天井を拳で壊した。
対策をしてたのに壊れる城、欠陥しかないな!
「ナニィ!」
床から巨木が生えてきた。
何故だ、何故巨木が……そう考えたが、先ずは燃やすことにした。自然破壊、駄目、絶対。
巨木は燃え、灰も残らずに消えた。
「な、なんなんだ?」
魔王は魔法を使い空を飛びながら城を見る。
それはもう城では無かった。廃墟であった、ついでに言うとこの魔王城は築3年である。
「誰だ、出てきやがれ!」
『分かった』
何処からか声が聞こえたと思い、周りを見渡すが誰も居ない。なんだろうか、脳内に直接話しているのだろうか。
『そう慌てるな。我は勇者、天然の勇者だ』
天然とは、自然。
つまりはこの勇者とは自然そのものである!
……なぁ、この作者は何を作ってんだ?
「まさか、自然そのままか?」
『そうだ。この世では魔物が倒されるのは、自然の摂理である』
なんかもう、自然って付ければ全て天然になる説。
魔王は何処か違和感を感じた。あれ、そうえばそれは人間が勝手に考えたことだよな。
「一つ聞きたい。それって、人工的な物だよな」
『あ……』
その声と共に謎の声が聞こえなくなった。
そのうち水が引き、風も止まり始めた。
魔王は安堵し、城へ降りていった。
「…………」
城がボロボロになったことを忘れて。
魔王なんかもう、疲れていた。
「世界征服、止めるか」
そして魔王は考えるのを止めた。
……なんだ、この作品。
【この作品を作ろうとした理由】
天然(自然)が主役のを作るか
↓
いつもの異世界
↓
なんか設定凝ってたら別作品出来た
↓
魔王(笑)にするか
↓
なんか違うけどいいか
↓
よし、作り終わった!
↓
特に面白くないな
↓
時間ないから、もういいや。