ルシ子との戦いから翌日、フローレスは未だGBNに来なかった。きっとリアルの方で用事があって忙しかったりしているはずだ。
そしてここは横浜・山手のどこかにあるシラザキ家。エン…いや、リアルではシラサキ・エン(白崎 縁)という名前の少年だ。今日は両親が仕事の都合で家に帰るのが遅くなるので、一番上の兄ロウト(楼斗)が家族を連れて泊まりに来ていた。
夕食を終え、エンは風呂場で考え事をしていた。
(ガンプラバトルを純粋に楽しむ心…それさえ忘れなければ強くなれる、か…。でも、俺はもっと高みへ行ってみたい…!しかし、どうやったら楽しむ心を持ち続けたまま高みへ行けるんだ…?)
風呂から上がってパジャマに着替える途中、エンは自身の異変に気付いた。なんだか頭がクラクラする…。
とりあえず横になってみたが、まだ体が熱い…まさか…。
「あれ、どったのエン?」
「まずい…のぼせた…。」
「そういうことね…ちょっと待ってて。」
「ほら、スポーツドリンクでどうかな?」
「セ、センキュー…。」
チュウチュウゴクゴク…。
「ふう、助かったぜ…義姉さん。」
「まったく、風呂場で一体何考えてたんだ?また次に作るガンプラのことでも考えてたか?」
「ま、まぁな…。」
そして、エンが寝る前、自分のケータイに一通のメールが届いていることに気付いた。幼いころから仲良しのイチノセ・レイ(一之瀬 玲)からだ。
『白崎君、今日は涼と一緒にペリシア・エリアに行ってみたんだ。着くまでに結構苦労したけど、やっぱり色んなビルダーが作ったガンプラはどれもすごかったよ。特にあのジム・スナイパーカスタム、前に白崎君が作ったものと同じ形をしていたよ。世の中には白崎君のようにジムが好きな人がいっぱいいるんだね。今度は泉ちゃん達も誘ってみようかな?』
レイからのメールを読んだエンは小さく呟いた。
「俺の渾身の力作を、他に作ってる奴がいるなんてな…。なんか嬉しいっていうか、不思議な気持ち…。」
そういうとエンは、棚に飾ってあるジム・スナイパーカスタムを見詰めた。ジム改をベースに、ジムカスタムの胴体や陸戦型ガンダムのシールド、後は修理用のジャンクパーツやプラ板、パテや緑系の塗料を使ってできたガンプラだ。
「それじゃ、明日は何か修行先でも探そうか…」
そして、翌日…
「さて、今の俺にピッタリな修行先は~?お、これか。場所は…なるほど。」
そういうとエンはみんなに告げた。
「みんな、俺はしばらく修行の旅に行ってきます!それじゃ!」
こうして、エンは強くなる旅へ出発した。
そして、エンがたどり着いたのはどこか古びた道場だった。
「ここか…。すみませーん!誰かいませんかー!?」
すると、中から二人の武者頑駄無姿のダイバーが顔を出した。
「よく来たな!俺がこの道場の主である撃鱗将頑駄無である!俺のことは"撃さん"と呼んでもよいぞ!」
「そしてワシは、撃さんの相方の號さんこと號號将頑駄無じゃ。よろしくたのむぞ。」
「はい。よろしくお願いします。」
「俺達の道場に来たと言うことは…この地獄の特訓に挑む覚悟があると見た!早速特訓であ~る!」
こうして、エンと撃鱗将達の激しい特訓の日々が始まった。何度もどつかれては殴られ、それでもエンの心はくじけなかった。
――そして、特訓最終日――ついにエンは今までの成果を撃鱗将との対決で示すときがきた。
「撃さん、今までの特訓で強くなった俺の力、見てください!行きます!」
「来い!」
「それでは…始め!」
號號将の合図と共に、二人の戦いは始まった。
「まずは俺からいかせてもらおう!"龍牙の光弾(ドラゴン・ファング)"!」
撃鱗将はいきなり先制攻撃を仕掛けた。
「その程度っ…!」
エンは突然の攻撃でもあっさりと回避した、だが…。
「遅いっ!"龍尾の棍(ドラゴン・テイル)!"
「ぐはっ!」
動きを読んでいた撃鱗将は腕のトンファーでK9カスタムSの背後を攻撃した。
「さすがですね…撃さん!」
「まだまだ、俺の実力はこんなものじゃないぞ!」
「だったら…"フルドライブフェイズ"!」
K9カスタムSはフルドライブフェイズを発動し、双方とも激しい戦いを繰り広げた。
「ほっほっほ。ワシもちょいと乱入しようかの?」
號號将はのんきにお茶を飲みながら、戦いを観戦していた。
「どうした!もうここで終わりか!」
「まだまだぁ!"ホワイトブラスト"!」
ビームバズーカから光弾を放ち、撃鱗将に隙を与えようとした。後はさっきと同じように、槍で背後から攻撃すれば良いのだが…。
「フン!」
どうやら動きを読まれていたらしく、撃鱗将は腕のトンファーで受け止め、更に烈旋改で斬りかかった。
「うぉっ!?」
エンは焦った。フルドライブフェイズも使える時間はあと少し。どうすれば…。その時、エンはあることを思い付いた。
「撃さん、この一撃で終わりにしましょう…!」
エンのK9カスタムSは上に飛び、ビームバズーカにチャージを始めた。
「望むところだ!装着!"飛龍の甲(ドラゴン・ナックル)"!」
続いて、撃鱗将も必殺技の構えに移った。
「「いざ…勝負!」」
「"頑駄無流奥義 飛龍邪無風"!!」
「"狛炎流奥義 日輪號撃槍"!!」
エンはホワイトブラストを放ち、そのエネルギーを槍で突いて纏わせて突撃した。一方、撃鱗将もエンを迎えつつ形で必殺技を放った。
双方の必殺技のエネルギーが強すぎたのか、二人の間に眩しい閃光と大爆発が起きた。
「そこまでっ!」
號號将が戦いを止めた時には二人ともボロボロ、しかもフィールドに大きなクレーターを作っていた。
「どうやら、勝負は引き分けのようですね。」
「さすがに、こればかりは俺もやりすぎたようだな…。認めよう、お前の実力。」
こうして、エンは撃鱗将達との最後の特訓を終えた
「今まで、お世話になりました!また、来ても良いですか?」
「もちろん。次はワシがお相手しましょう。」
「ありがとうございます!それでは!」
道場を去っていくエンを見送りながら、二人はこう会話を交わした。
「まさか、あの少年が俺の必殺技を真似るとはな…。」
「ほっほっほ。しかし、あのエンという少年はなかなかやりますなぁ。」
「奴は戦いながら学び、そして新たな必殺技も編み出す…下手をすればこの俺を上回るやもしれんなぁ…。」
「まさか。そんなことはないでしょう。ほっほっほ。」
To be Continued…
エン
「エンと!」
フィクル
「フィクルの!」
二人
「playback to the episode!」
エン
「ただいま!地獄の特訓から帰ってきたぜ!」
フィクル
「お帰り~。で、何かパワーアップのアイデアとか掴めた?」
エン
「おう!とりあえず新必殺技に新装備、色々考えているぜ!」
フィクル
「そこまでするなんて、シャテン達と戦うのに躍起になっちゃてるね…。」
エン
「ああ!もちろんガンプラバトルを楽しむ心も忘れちゃいないぞ!」
フィクル
「初心忘れるべからず、ってこと?」
エン
「その通りだ!さて次回は俺の相棒が新装備を引っさげて登場します!というわけで…次回を待て!」
~作者の部屋~
「どうも!作者です!今回のエピソードから、かつてキッズgooで連載されていたweb小説、[スクールライブ]のキャラクターを登場させることになりました!なぜ今更そんなことさせた?いい質問だ!実を言うとキッズgooは2017年に惜しまれつつサービス終了…そして公式サイトも閉鎖され、誰もがこの横浜みなと学園の物語を忘れつつある…。ならば、この物語をこのハーメルンで、二次創作という形で復活させるというのはどうだろうか!?というわけで、私はその先駆者となることを決意した!これをきっかけに、諸君らがまた新たな横浜みなと学園の物語が描かれることを私は願うのみである!…なんてね!ちなみに今回のエピソードに登場したジム・スナイパーカスタムは、知る人ぞ知るver.ka版でございます。今後のお話にも出てくるかも知れないよ?」
今後、本編で登場してほしいMS・MAは?
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ガンダムエクシア
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フリーダムガンダム
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Zガンダム
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ZZガンダム
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ストライクガンダム
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シャイニングガンダム
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ゴッドガンダム
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ガンダムX
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龍装劉備ガンダム
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フォースインパルスガンダム
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サザビー
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シャア専用ゲルググ
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ヤクト・ドーガ(ギュネイ機)
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ジェガン(J型)
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ジムクゥエル
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パワードジム
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ジムキャノン(空間突撃仕様・青)
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ジェスタ
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グフ
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ギャン