プレデター・クロスオーバー   作:陰猫(改)

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捕食者と野人

 恐竜が跋扈する白亜紀後期。

 

 後の現代でピクルと名付けられる野人は見えざる何かを察して空を見上げる。

 この世界とは違う何かにピクルは興味をそそられた。

 

 進化とは常に環境の変化や生存本能から成り立つ。

 この頃のピクルはまだ進化途上の類人猿が如く、木々を飛び移る生活を送っていた。

 だが、この世界にはない何か得体の知れないそれにピクルの好奇心は刺激されたのだった。

 

 ーーー

 

 ーー

 

 ー

 

 彼は宇宙船が次の次元の地球に降り立つと宇宙船から降り、周囲を見渡す。

 今回の武装はリストブレイド以外装着していない。

 だが、新たに作られた腕のパワーを測量するには丁度良いと彼は判断する。

 

 そんな彼の近くで茂みが動く。

 彼がそちらを見るとそこにはラプトルの姿があった。

 

 彼はすぐに狩りの姿勢に入る。

 そんな彼の背後から別のラプトルが現れ、振り返った彼を押し倒し、義手に噛みつく。

 

 彼はそんなラプトルに吠え、義手であるパワードアームから駆動音を響かせて噛みつくラプトルの牙を砕きながら振り払う。

 素早く起き上がった彼は牙を砕かれて後退するラプトルの首を掴むともう一方の手からリストブレイドを展開し、そのラプトルの顎を貫く。

 

 顎から後頭部までを貫かれたラプトルは絶叫しながらグッタリとし、そのまま、頭蓋骨ごと引き抜かれる。

 

 相手が脅威と感じた他のラプトルは一声鳴くとそのまま、再び茂みの中へと消えて行く。

 それを見送ってから、彼は自分が倒したラプトルの死骸へと近付き、マスクでスキャンする。

 そして、それが食べられる物だと判断するとマスクを外してラプトルの死骸に歯を立てた。

 

 その一部始終をピクルは見ていた。

 二本足で地上を歩く事、恐竜に挑み、その肉を貪る。

 ピクルはこれを本能的に理解した。

 

 これこそが生存本能なのだと・・・。

 

 他の仲間のように恐竜に怯えて木々を飛び移って逃げるのではなく、立ち向かう事で頂点に立つ事を・・・。

 

 それを本能で悟ったピクルは自分とは違う存在の彼を見据えて笑う。

 ピクルは彼が強者だと理解した。

 

 だから、自ら地上に降り立ち、不馴れな大地で彼と向き合う事にしたのだった。

 彼もまたピクルの存在に気付き、ラプトルの肉を食らっていた手を止める。

 

 彼が最初に思ったのは疑問であった。

 この世界には人間はいない筈だ。

 

 では、こいつはなんなのか、と。

 ピクルはピクルで彼にフラフラと近付き、彼が食らっていたラプトルの死骸を指差す。

 

 彼はーーこいつはイレギュラーだが、それ故に面白いかも知れないーーと考える。

 

 そして、一歩引いてピクルがラプトルの肉を食らうのを眺めた。

 小動物を食らう事はあっても強者である恐竜の死骸を食らう事のなかったピクルはその味に感激した。

 

 そんなピクルに彼は興味を持つ。

 

 こいつは大物になるかも知れない、と。

 

 その時、戦うのが如何なるものかを想像しつつ、彼はこの野人と共にこの世界で狩りを始める事を決める。




お待たせしました。
そんな訳で次は刃牙のピクルと戦います。

流石のピクルも幼少の頃は他の類人猿同様に木の上で生活していたかなと思って。
なので、今のピクルを作る為に彼が鍛えます。
ピクルや宮本武蔵の話は手に入らなかったのでアドバイスなどがあれば、お願いします。
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