こあパチュクエスト3(東方×ドラゴンクエスト3)   作:勇樹のぞみ

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バハラタへ

 アリアハンに戻り勇者の家で休息を取ると共に、力の種とスタミナの種をパチュリーに使うことにする二人。

 種の副作用による筋肉痛を凝縮させたような痛みと、その痛みを和らげる小悪魔のマッサージにより延々と鳴かされるパチュリー!

 

(どうですパチュリー様! 痛みと快楽! 今夜は徹底的にマゾの性癖をそのお身体に刻み込んで差し上げます!)

 

 セーブ&ロード。

 何度も繰り返される苦痛と、その裏返しの快楽。

 使い魔である小悪魔にベッドに組み伏せられ、散々に嬌声を搾り取られたパチュリー。

 そうして涙がにじんだ瞳で小悪魔を見上げ……

 

「これ以上、酷いことするなら、ポルトガに行ってバリアー床を引きずりまわす」

 

 と上目遣いににらみ返す。

 

「ぐはっ!?」

 

 のけ反り、胸を押さえる小悪魔。

 お仕置きのあまりの恐ろしさに怯んだ、という面もあるが、本当のところは常に冷静なパチュリーが、まるで見た目どおりの少女のようにフルフルと震えながら絞り出した声、そしていじけたような、すねたような瞳に心臓を射抜かれキュン死しそうになったのである。

 その直後、土下座でパチュリーに謝り、許しを請う小悪魔だった。

 

 

 

 翌朝、二人はアッサラームに跳ぶ。

 ポルトガ王の手紙を持ち、アッサラームの東の洞窟に住むノルドに会いに行くのだ。

 洞窟内の井戸から命の木の実を。

 宝箱から、こんぼうと稽古着を回収してノルドに王の手紙を見せると洞窟の抜け道を案内してくれる。

 

「行き止まり?」

「ふむ! そこで待っていなされ」

 

「私のパンチを受けてみろ!」とばかりに、三発殴って壁に穴を開けるノルド。

 稽古着を持っていたことからして武闘家なのだろうか。

 その様子を目にした小悪魔は、

 

「凄っ。魔法の玉にも驚きましたが、同じことを素手でやってしまうっていうのも…… この人が魔王を退治してしまえばいいんじゃないですか?」

 

 と呆れかえる。

 そして破壊された壁からバーンの抜け道を通って、抜け出た所から南下。

 胡椒の街バハラタを目指す。

 魔物が頻繁に現れる山岳地帯を避け、森の中を行くのだが、それにしても距離がある。

 

「また腐った犬さんです!」

「デスジャッカルね。腐った犬の最上位種よ。それに……」

「スクルトを唱える固ぁいカニさんですよ!?」

 

 デスジャッカル二匹と地獄のハサミ二匹の群れに遭遇。

 

「とりあえず地獄のハサミのスクルトを封じて!」

「はい!」

 

 守備力110を誇る地獄のハサミが魔物全体の守備力を元の値と同じだけ上げる壊れ性能のスクルトを唱えた場合、その時点で魔法による攻撃手段が小悪魔のメラのみという二人には倒せなくなってしまう。

 先にそれを封じるのは必須だった。

 

 小悪魔は魔封じの杖を振りかざした!

 あやしい霧が敵を包みこむ!

 

 ……邪悪な神官の姿をかたどったと言われる胸像が先端に付いた不気味な杖を振りかざし、あやしい霧を振り撒くその姿はどう見ても呪術師か邪神の使い。

 着込んでいる魔法少女じみたデザインのマジカルスカートとのギャップが酷いということもあり、とても勇者とは思えないものだった。

 

「二匹とも呪文を封じました!」

 

 地獄のハサミは呪文を封じるマホトーンに対して弱耐性を持っているため、まれに効かない場合もあるのだ。

 ともあれ効いたなら一安心。

 そしてモンスターの反撃。

 デスジャッカルが小悪魔を殴るが、

 

「この程度なら!」

 

 防具を揃えて守備力を上げているため7ポイントのダメージで済む。

 まぁ、それでも小悪魔のヒットポイントでは6発食らったらアウトではあるのだが。

 そしてデスジャッカルは豪快なハウリングで吠え掛かる。

 アニマルゾンビの咆哮は身をすくませ、素早さをゼロにするボミオスの効果を。

 バリイドドッグの咆哮は守備力を下げるルカナンの効果を持っていたが。

 

「くっ」

 

 デスジャッカルは恐怖による幻覚を与える。

 こちらからの攻撃の半分を外すようにしてしまうマヌーサの効果を持つもの。

 これにパチュリーが影響を受けてしまう。

 

「それでも!」

 

 パチュリーは刃のブーメランで攻撃。

 しかしデスジャッカルへの攻撃を一匹目は外し、二匹目は当て、あとは地獄のハサミだが、

 

「何とかダメージが通った!?」

 

 7ポイントのダメージ。

 複数攻撃武器は後半になるにつれダメージが減少していくものだが、それでも地獄のハサミに効いたというのは心強い。

 次の地獄のハサミには当てられず、確かに攻撃の半分が外れてしまっていたが。

 地獄のハサミはパチュリーに10ポイントのダメージを与え、そしてもう一匹がスクルトを唱える。

 無論、呪文は封じ込められている。

 

「次はデスジャッカルのマヌーサを封じて!」

「はい!」

 

 次のターン、小悪魔は魔封じの杖をデスジャッカルに向け振りかざした!

 あやしい霧が敵を包みこむ!

 

「二匹とも呪文を封じることができました!」

「よくやったわ」

 

 デスジャッカルもまた呪文を封じるマホトーンに対して弱耐性を持っているため、まれに効かない場合もあるのだ。

 そして地獄のハサミが小悪魔を攻撃するが、

 

「1ポイントしかダメージを受けません?」

 

 守備力が極まっているのでそんなものか。

 一方、デスジャッカルの攻撃を受けたパチュリーは17ポイントのダメージ。

 

「パチュリー様!?」

「デスジャッカルの攻撃力はマミーの60ポイントを大きく上回る67ポイントよ」

 

 次いで攻撃を受けた小悪魔も、今度は11ポイントのダメージ。

 

「た、確かに強いっ!」

 

 最初のターンに受けた攻撃が一桁に納まったのはたまたまダメージが低かっただけか。

 最後に残った地獄のハサミはスクルトを無駄撃ち。

 

「あれ? 呪文が封じられていることが分かってないんですか?」

「そうね、地獄のハサミの判断力は1。ドラクエ3では判断力が最高の2でないと呪文を封じられたことが認識できないのよ」

 

 ということだった。

 そしてパチュリーの刃のブーメランが炸裂する。

 

「デスジャッカルを一匹倒したわ」

 

 最大ヒットポイントは42と、この周辺で出現するモンスターとしては低めなので、今のパチュリーたちなら二発当てれば確実に倒せるのだ。

 しかしパチュリーはマヌーサの影響を受けているので、

 

「地獄のハサミには当てられず、ね」

 

 ということで外す。

 次のターンだが、

 

「デスジャッカルをまず倒して!」

 

 とパチュリーは小悪魔に指示。

 自身は武器を、単体攻撃武器だが攻撃力の高い鉄の斧に持ち替え、地獄のハサミの甲羅を割る体勢に入る。

 

「行きます!」

 

 小悪魔の鋼のムチが唸り、デスジャッカルを倒す!

 そしてパチュリーは鉄の斧を地獄のハサミの甲羅に叩きつける!

 

「これでも18ポイントしかダメージが与えられない?」

 

 地獄のハサミからの反撃はスクルトの無駄撃ち、そして小悪魔には3ポイントダメージ。

 小悪魔のヒットポイントが半分を切ったが、残り二匹の地獄のハサミが相手なら治療するまでも無い。

 次のターン、小悪魔は鋼のムチを地獄のハサミに叩きつけるが、

 

「かっ、固ぁい!」

 

 それぞれ6ポイントと3ポイントしかダメージを与えられず。

 そこにパチュリーが鉄の斧を振り下ろして、

 

「ようやく1匹ね」

 

 止めを刺す。

 地獄のハサミの反撃で小悪魔は5ポイントのダメージを受けるが、あと1匹である。

 

「次のターンで何とか」

 

 しかし、倒しきれない。

 敵もスクルトの無駄撃ちで終わるが。

 そして次のターンで、

 

「止め!」

 

 パチュリーの鉄の斧が唸り、ようやく倒しきる。

 

「鉄の斧、あなたから譲ってもらっておいて良かったわ」

 

 とパチュリー。

 一方小悪魔は、

 

「やっぱり攻撃力不足が響いています…… 私が使っている鋼のムチは鉄の斧以上の攻撃力があるんですから、豪傑の腕輪を付ければ……」

「昨日の晩に使った種で私の力が上がっているから、それでも攻撃力の逆転は無理よ? 鋼のムチはグループ攻撃武器だから総合ダメージは上になるかも知れないけど、地獄のハサミのような固い相手だと、そのアドバンテージも無くなってしまうし」

「ううっ!?」

「魔封じの杖で先制して敵の呪文を封じることができたのは、素早いあなたに星降る腕輪を付けて素早さを倍にしていたお陰だし」

「そ、それは……」

「もしスクルトを唱えられていたら逃げる他なくなっていたし、二人ともマヌーサの効果を受けていたら、これもまた逃げた方が良いことになっていただろうし」

 

 ということ。

 

「そもそも素早さが半減して守備力が下がったあなたにデスジャッカルの攻撃が集中したら、そのヒットポイントじゃあ死にかねないわよ」

 

 ということもある。

 とにかく、

 

「治療して進みましょう」

 

 ということになった。

 そうして山地を抜け森林地帯を進んでいくと、

 

「ハンターフライとヒートギズモよ!」

 

 魔法使いの初級範囲攻撃呪文ギラを唱えてくるハンターフライと、火の息で全体攻撃をかけてくる雲状のモンスター、ヒートギズモ。

 それぞれ二匹ずつの群れだ。

 ハンターフライの呪文を封じるかだが、

 

「ここは押し切りましょう」

 

 小悪魔の鋼のムチがハンターフライを薙ぎ払い、それだけで1匹を倒しきる。

 次いでパチュリーの刃のブーメランが残りのハンターフライを倒しきり、ヒートギズモにもダメージを与える。

 

「来る!」

 

 ヒートギズモの火の息がパチュリーたちを舐めて行く。

 もう一匹は固い小悪魔を殴ることを選んだので4ポイントのダメージで済んだが。

 

「次で止めね」

「はい」

 

 小悪魔の鋼のムチが唸り、ヒートギズモたちにダメージを与える。

 ヒートギズモは小悪魔に反撃するが、ミス!

 小悪魔はダメージを受けない!

 

「これで終わりよ!」

 

 そしてパチュリーのチェーンクロスがヒートギズモに止めを刺した。

 チェーンクロスは刃のブーメランより3ポイントだけ攻撃力が高い。

 守備力の高いヒートギズモにはその3ポイントが大きな意味を持つのだ。

 

 そして、

 

「レベルが上がりました!?」

 

 ここで小悪魔がレベルアップ。

 

 

名前:こあくま

職業:ゆうしゃ

性格:セクシーギャル

性別:おんな

レベル:9

 

ちから:34

すばやさ:76

たいりょく:24

かしこさ:22

うんのよさ:16

最大HP:48

最大MP:43

こうげき力:74

しゅび力:99

 

ぶき:はがねのむち

よろい:マジカルスカート

たて:てつのたて

かぶと:てつかぶと

そうしょくひん:ほしふるうでわ

 

 

「これで少しはパチュリー様に近づけました。鋼のムチという武器の強さもありますから装飾品を豪傑の腕輪に交換すれば……」

「でもやっぱり数回の戦闘でレベルアップするような強いモンスターが出る場所では守りを重視しないとダメでしょう?」

「……そうなりますよね」

 

 実際、今回の戦闘でもパチュリーは治療しなくとも問題は無いが、小悪魔は治療が必要だった。

 

 そして次に現れたのは、

 

「ヒートギズモの大群です!」

 

 5匹のヒートギズモ。

 これはもう、全力で攻撃して押し切るしかない。

 

「call me queen!!(女王様とお呼びっ!!)」

 

 小悪魔の鋼のムチが唸り、ヒートギズモを打ち据える!

 しかし、

 

「一匹も倒せない!? レベルアップで攻撃力も上がっているのに!」

「ヒートギズモの最大ヒットポイントは37と低めだから甘く見られがちなんだけど、守備力はこの周辺で現れるモンスターの中では頭一つ抜き出ている60ポイント。だから意外と生き残ることが多いのよ」

 

 その上、炎の攻撃呪文、そして退魔の呪文ニフラムには完全耐性持ち。

 風系のバギや氷系のヒャドは効くが、ヒャド一発では微妙に削り切れないヒットポイントと、絶妙にいやらしい能力持ちとなっている上、

 

「反撃が来るわよ」

 

 ヒートギズモが火の息を吐く。

 素早さも24ポイントと、やはり微妙に高いため武闘家や盗賊、あるいは星降る腕輪で素早さを強化した者以外は先手を取られてしまいがち。

 地味に厄介なのが、このヒートギズモというモンスターだった。

 

「くっ」

 

 火の息は最下級のブレスでダメージも一桁と低いが、パーティ全体に確実にダメージを与えてくるのでいやらしい。

 連続で食らって行くと、あっという間に小悪魔のヒットポイントが危険領域に近づいて行く。

 

「これで!」

 

 パチュリーのチェーンクロスが薙ぎ払い、二匹のヒートギズモに止めを刺す。

 

「ぱ、パチュリー様」

 

 小悪魔はあと二発、攻撃を受けたらお終いと言うところまで追い詰められていたが、

 

「このまま押し切るわよ」

 

 星降る腕輪で素早さを上げた小悪魔は確実に先制でき、

 

「二匹まで倒せました!」

 

 ということで、残り一匹なら攻撃されようとも死ぬことは無い。

 

「これで最後!」

 

 パチュリーの攻撃が炸裂し、ヒートギズモの群れは全滅した。

 そして、

 

「ああ、やっぱりレベルが上がったわね」

「ええっ!?」

 

 ということに。

 

 

名前:パチェ

職業:しょうにん

性格:ごうけつ

性別:おんな

レベル:11

 

ちから:41

すばやさ:23

たいりょく:65

かしこさ:15

うんのよさ:11

最大HP:129

最大MP:30

こうげき力:94/83/80

しゅび力:66

 

ぶき:てつのオノ/チェーンクロス/やいばのブーメラン

よろい:マジカルスカート

たて:てつのたて

かぶと:けがわのフード

そうしょくひん:ごうけつのうでわ

 

 

「さすが豪傑、力が5ポイントも増えたわ」

「40ポイント越え!? せっかく近づいたのにまた差を付けられました」

「体力の方は補正が無くなったから普通にしか上がらないけど」

「それでもヒットポイントは私の2.7倍ですよ……」

 

 という具合。

 ホイミで治療して進むと、

 

「またハンターフライとヒートギズモです!」

 

 ハンターフライ二匹と、ヒートギズモ二匹の群れだ。

 ハンターフライの呪文を封じるかだが、

 

「前回と同じく、速攻で倒すことで押し切りましょう」

 

 ということにしたが、しかし、

 

「あばばばば!」

 

 今回は小悪魔が絶不調。

 攻撃順が遅れに遅れ、それまでにハンターフライのギラを食らったり、炎の息を受けたり。

 あっという間にヒットポイントを半分まで削られてしまう。

 

「やっぱりボッタクリのお店で倍額であっても呪文のダメージを減らせるマジカルスカートを買っておいて良かったわね」

 

 とパチュリーが言うとおり、それが無ければ危ないところだった。

 それでも遅れて放たれた小悪魔の攻撃によりハンターフライを倒すことはでき、

 

「……この攻撃順だと魔封じの杖を使ってもギラを受けていたわけだし、攻撃を選んでいて正解ということかしらね」

 

 ということで、選択に間違いは無かったようだった。

 次のターン、ヒートギズモに止めを刺し戦闘は終了。

 傷を小悪魔のホイミで治療して先を急ぐ。

 

「今度はハンターフライとデスジャッカルの群れです!」

 

 小悪魔の魔封じの杖がハンターフライの呪文を封じるが、

 

「ダメです、先頭の1匹が効果を逃れました」

「任せて!」

 

 次の瞬間、パチュリーの刃のブーメランがモンスターの群れを薙ぎ払い、呪文を封じることができなかったハンターフライを倒す!

 さらに、

 

「あら?」

 

 もう一匹も倒されていた。

 レベルアップによる攻撃力上昇が効いたようだ。

 デスジャッカルは小悪魔に攻撃。

 そしてもう一匹のマヌーサの効果を持つ咆哮が二人を襲う。

 パチュリーは抵抗に成功したが、

 

「ひっ!? 呪文の効果を受けちゃいました!!」

 

 小悪魔が幻に包まれる。

 

「なら魔封じの杖で呪文を封じて」

 

 マヌーサを受けても物理攻撃以外の行動には影響しないし、またパチュリーにまで呪文の効果が及ぶのも避けたい。

 

「行きます!」

 

 小悪魔は魔封じの杖を振りかざした!

 あやしい霧が敵を包みこむ!

 

 これでデスジャッカルの呪文が封じられた。

 デスジャッカルは物理攻撃で反撃するが、問題ない。

 パチュリーのチェーンクロスで一匹が倒される。

 

「止めです!」

 

 次のターン、意気揚々と最後のデスジャッカルに止めを刺そうとする小悪魔だったが、

 

「あれっ?」

 

 ミス。

 彼女は自分がマヌーサにかかっていることを忘れていた。

 そしてデスジャッカルは……

 仲間を呼んだ。

 

「そんなのアリですか!?」

「アリなんでしょ」

 

 デスジャッカルはマヌーサでこちらの物理攻撃を減じさせたうえで仲間を呼ぶため、戦闘が長期化しやすい相手である。

 攻撃力が高いのもまた厄介であるし。

 

 パチュリーはチェーンクロスで攻撃。

 仲間を呼んだデスジャッカルに止めを刺し、呼び出されたもう一匹にもダメージを与える。

 そして次のターン、

 

「今度こそ!」

 

 と意気込む小悪魔の攻撃が、デスジャッカルに止めを刺した。

 治療して進む二人は、

 

「次が最後でしょうね」

「凄い群れです!?」

 

 ハンターフライ3匹にアントベア3匹という群れに遭遇する。

 

「アントベア?」

「アリクイの英名ね。オオアリクイやお化けアリクイの仲間の最上位種よ」

 

 それはともかく、

 

「ハンターフライの呪文を封じて!」

 

 小悪魔は魔封じの杖でハンターフライの呪文を封じきる。

 これでハンターフライは木偶の坊だ。

 そしてパチュリーの刃のブーメランが敵を薙ぎ払い、ハンターフライ一匹を倒しきる。

 しかし、

 

「痛っ」

 

 アントベアの攻撃力はデスジャッカルを上回る75。

 守備力が高められた小悪魔でも15ポイント、パチュリーなら20ポイントものダメージを受ける。

 

「あと二発受けたら死んじゃいます!?」

「アントベアの最大ヒットポイントは50と高め。安全策で行きましょうか」

 

 幸いアントベアは素早さが低い。

 次のターン、小悪魔は先制ホイミでフル回復。

 

 パチュリーは武器をチェーンクロスに持ち替え、アントベアを集中攻撃する策に出る。

 刃のブーメランは敵全体を攻撃してくれるが、複数攻撃武器は最初に当たったモンスター以降は与ダメージが低くなっていく。

 優先して倒したいモンスターが居る場合はチェーンクロスに切り替えてそのモンスターを集中攻撃した方が良い。

 それゆえパチュリーは3種類の武器を使い分けているのだった。

 

 これでアントベア1匹を倒すことに成功。

 アントベアの反撃がパチュリーに大ダメージを与えるが、しかしパチュリーのヒットポイントならまだまだ安全。

 

 ハンターフライの方は呪文が封じられてもギラを空打ちしてくれる。

 これは2回分のマジックパワーが尽きて、あと1回、マジックパワー不足で唱えられない、という行動を取るまでは変わらないのでしばらくは放っておいても問題ない。

 

「これで!」

 

 次のターン、小悪魔はアントベアを攻撃するが、

 

「倒しきれない!?」

 

 一匹は倒すがもう一匹は倒しきれず反撃を受ける。

 しかし、

 

「そこまでよ!」

 

 パチュリーの攻撃が止めを刺す。

 あとは呪文を空打ちし続けるハンターフライだが、

 

「もうお終いです!」

 

 次のターン、小悪魔に止めを刺されて戦闘は終了だった。

 そして、

 

「レベルが上がりましたよ!?」

 

 小悪魔のレベルが上がるが、

 

 

名前:こあくま

職業:ゆうしゃ

性格:セクシーギャル

性別:おんな

レベル:10

 

ちから:37

すばやさ:78

たいりょく:25

かしこさ:22

うんのよさ:16

最大HP:48

最大MP:44

こうげき力:77

しゅび力:100

 

ぶき:はがねのむち

よろい:マジカルスカート

たて:てつのたて

かぶと:てつかぶと

そうしょくひん:ほしふるうでわ

 

 

「力が上がって攻撃力は増えて、ギラの呪文も覚えました。覚えましたが……」

「ヒットポイント、そのままね」

 

 小悪魔の一番のネックになっているヒットポイントが据え置きである。

 

 そうして何とかバハラタに駆け込む二人だった。




 相変わらずのセクハラから始まるお話でしたが、すねすねパチュリー様の魅力にやられてしまう小悪魔なのでした。

 そしてバハラタの街へと向かう二人でしたが、ここの道中って本当、長いんですよね。
 モンスターも手強いのですが装備も固めてあるし、低守備力、低ヒットポイントの後衛職が居ないため、割と危険は少ないので何とかなってます。
 経験値も多いので、パチュリー様たちみたいに低レベルで進むとガンガンレベルが上がったりしますし。

 次回はバハラタの街。
 そしてパチュリー様にはネコになってもらう予定です。

 ご意見、ご感想、リクエスト等をお待ちしております。
 今後の展開の参考にさせていただきますので。
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