こあパチュクエスト3(東方×ドラゴンクエスト3) 作:勇樹のぞみ
いったん小悪魔のルーラでアリアハンへと戻るパチュリーたち。
「それじゃあ、私の寝室にこもってパチュリー様に素早さの種を使って頂きましょうか」
そう告げる小悪魔をパチュリーはジトっとした目つきで睨むが、
「パチュリー様、私だって自制すべきところとそうでない場合の区別ぐらいつきます。今回、連続11個の素早さの種を使うんですよね」
「ええ、そうね」
「すると副作用による筋肉痛も大変なことになります。そんな時にパチュリー様のご負担になるようなこと、するわけが無いじゃないですか」
真面目な顔をして主張する小悪魔。
「ですから、まずは楽な体勢作りからですね。ベッドにうつ伏せに寝転んでください」
「………」
「苦しくないですか? お顔のところに枕を抱き込むようにすると楽になりますよ」
まっとうな指示であり、そうすると確かに姿勢が楽になる。
「それじゃあ、始めますねー」
というわけで、パチュリーに対する素早さの種による強化が始まった。
「ッ!」
胸元に抱え込んだ枕を抱く腕に力を込め、素早さの種による速筋の強化、それによってもたらされる筋肉痛を凝縮したような痛みに耐えるパチュリー。
「ふっ、くっ!」
漏れそうになる悲鳴を、枕に顔をうずめることでこらえる。
マッサージのため、パチュリーの背にまたがった小悪魔は、その姿を見下ろし、
(パチュリー様ならそうやって悲鳴を押し殺すと思いました。でもそうしていただければ、冷たく乾燥した空気を直接吸うことがないので、刺激を抑えることができます)
以前、五つ連続で力の種を投与した際には、心因性のものか喘息の発作を起こしたパチュリー。
その再発を防ぐためにも講じた策だったが、
「それじゃあ、お身体に触りますね」
そう言って、パチュリーの肩、上腕、背中をゆっくりと揉む。
その手つきは至って健全で、何の問題も無い。
壊れ物を扱うかのように丁寧に、筋肉と筋、関節にリンパを揉み込んでいく。
だが……
「くふっ!? む、ぐぅ……!?!?!?!?」
ビクビクと反応するパチュリーの身体。
(ど、どうして? た、ただのマッサージよ? それなのにどうして?)
ゾクゾクとした背筋を走る快楽は、ただマッサージが心地良いというだけではなく下腹部、お腹の奥に熱が溜まって行く。
(こ、こんなぁ…… こんなぁ……)
パチュリーには己の身体が信じられなかった。
ただ普通にマッサージを受けているだけなのに、それだけのはずなのに感じてしまう。
「くっ、ふうぅぅぅっ……」
パチュリーはただ、枕に顔をうずめて喘ぎ声をこらえるしかなかった。
(ふふふ、そんなことをしたら、ますます興奮して取り返しのつかないことになってしまいますよ)
懸命に快楽をこらえるパチュリーを見下ろし、ほくそ笑む小悪魔。
(このベッドは私のものですから、私の、悪魔の媚毒交じりの体臭が染みついています)
悪魔の体臭は他者を誘惑するためのもの、フェロモンのような効果をもたらすものであり。
その匂いは好ましい、天然の香水のようなものなので気付かれていないようだが、
(特にパチュリー様が顔を埋めていらっしゃる枕には、髪から移った濃厚な残り香が……)
興奮により高まるパチュリーの胸の鼓動、荒くなる息。
それをこらえるため枕に顔を押し付けて誤魔化そうとするが、それでますます小悪魔の媚毒交じりの体臭を吸い込んでしまうという悪循環。
(そんな濃いのを自分から吸っちゃうなんてパチュリー様、本当に堕ちてしまいたくって仕方が無いんですね?)
くすくすと、小悪魔の口元から漏れる笑い。
もうすでにパチュリーは呼吸が上がっていて、酸素を求めていると同時に一時的な匂い中毒に、小悪魔の体臭を求めるようになってしまっていて。
そうやって酸素と共に肺に送られた小悪魔の媚毒は血液に吸収され、パチュリーの全身をますます侵していく。
無論『生粋の魔法使い』であるパチュリーは生まれつきそういったものに高い耐性を持っている上、喘息を抑える強い薬湯の常飲、魔法薬の作成、試飲を行っているため薬物には強い耐性ができている。
薬は刺激に弱い者ほど効くし、慣れている者には効きにくい。
コーヒー中毒の者が、カフェインに耐性を持っているように。
今のこの状態も、過剰な連続摂取により一時的に押し切られているようなもので、供給を絶てば治まる程度のことでしかない。
だがそれゆえに、パチュリーには小悪魔の媚毒に犯されているという自覚が無い。
無防備に媚毒を吸い込み続け、その効果にただひたすらに混乱する。
自分は小悪魔の媚毒に耐性を持っている、というパチュリーの認識こそが大きな隙なのだ。
薬物への依存には『身体的依存』だけでなく『精神的依存』があり、『身体的依存』が無いから大丈夫というのは危険な考え。
肉体的には問題なく、薬物的な効果が残らなかったとしても、パチュリーの精神自体が小悪魔の匂い好きに躾けられてしまえば……
そしてこのように肉体の快楽と紐づけて、脳のシナプスを繋げられてしまえば……
パチュリーは小悪魔の体臭を求め、その匂いを嗅いだだけでどうしようもなく発情してしまう立派な匂い中毒者、いや、匂い奴隷に仕立て上げられてしまうのだ。
(でも……)
小悪魔はあくまでもやさしくパチュリーの身体をもみ込むだけで、性的な場所には一切触れない。
故にパチュリーには切なさだけが蓄積されていき……
「お背中の方に移りますね」
と、パチュリーの背にまたがっていた小悪魔はその腰の置き場を、パチュリーの腰の上へと移す。
「っ!?」
瞬間、パチュリーの腰が跳ねて小悪魔も一緒に跳ね飛ばされそうになる。
(ふふ、軽く乗っただけなのに。腰に体重を掛けられて、熱くなったそこをベッドに押し付けられて逝きそうになりましたか?)
なら、
「上半身、起こしますねー」
背中への施術、上半身を引き起こせば、益々圧迫が強くなり……
「あああっ!?」
強制的にエビ反りにされ、悲鳴を上げるパチュリー。
(床やベッドに押し付けて、というのはクセになってしまう人も居るやり方ですからね。こうして!)
パチュリーの上半身を引き上げる腕に力を込め!
(ふふふ、病み付きにして差し上げましょうか?)
相対的にパチュリーの腰へと落としている自分の尻、臀部にはますます荷重をかけ、パチュリーの秘められたそこをベッドとのサンドイッチで圧迫、いや押し潰す!
「かふっ!? かは、ぁ……」
たらり、と一筋の唾液がパチュリーの口元から滴り、極まりそうになった瞬間、
「すみません、痛かったですか?」
小悪魔は体勢を戻し、腰を浮かして前かがみになりパチュリーの耳元に済まなそうに謝る。
「く…… ふ……」
それで、ぎりぎり暴発せずに済むパチュリーの身体。
(何せ11個ですからね。夜はまだまだ長いんです)
ただのマッサージ、パチュリーにそう認識される範疇だけの刺激で、その身体を徹底的に溶かし尽くし追い込む。
そうして知性も思考も奪い取り、快楽の沼に沈め込むのだ。
そうすれば……
小悪魔はにんまりと微笑むのだった。
チャラララ、チャッチャッチャーン♪
小悪魔のベッドの上、宿泊時の効果音と共に爽快な目覚めを迎えるパチュリー。
素早さの種の効果か「もう何も恐くない」と思えるくらい身体が軽い。
「むきゅ?」
そうして思い出す、昨晩の自分の痴態を……
「うう……」
本当に、ただのマッサージの域を出ないはずの小悪魔の手管に翻弄され、その心地よさと同時に感じてしまった快楽に屈し、否応なしに何度も極めそうになる身体を汗みずくにのたうちまわらせて。
命じればいつでも止めさせることができるはずのパチュリーも、女体のすべてを知り尽くした小悪魔によって気力の限界まで快楽漬けにされ、身体のコントロールを奪われ、失神寸前まで追いつめられて屈服してしまう。
そうやって抵抗するすべを奪われた無防備な肉体に加えられる悪魔の施術。
自らの下僕、使い魔である小悪魔の前に涙と唾液と汗を体中にまみれさせて完膚なきまでに崩壊してしまった肉体を晒し、思考力さえも奪い去られ……
放心状態になったパチュリーに対し、小悪魔は病人を献身的にケアする看護婦のように、いや、赤ん坊を世話する子守女中(ナースメイド)のように甲斐甲斐しく尽くす。
完全に抵抗不能のパチュリーは自らのもっとも恥ずかしい部分まで広げられて蒸しタオルで丁寧に拭かれてしまう。
すっかり無抵抗なのを良いことに、人形に服を着せる様にネグリジェに着替えさせられて……
惚けるような意識の中で「病人みたいなものだから仕方がない」「赤ちゃんみたいですね」「お人形さんのようです」と囁いて精神的に追い詰めていく。
そうして性も根も尽き果て、言いなりの肉人形と化したパチュリー……
小悪魔はそのまま、その身体を望むがままに抱きしめ、就寝。
パチュリーの頭を胸に抱え込み、その胸の谷間に溜まった濃厚な小悪魔の体臭、媚毒に酔わせながら髪をすき寝かしつける。
明けの明星が輝くまで……
「おはようございますパチュリー様。アーリーモーニングティーの用意ができていますよ」
と、自身は既に身づくろいを終え、そうしてとっておきの紅茶を差し出す小悪魔。
アーリーモーニングティーとはその言葉通り、早朝起き抜けに楽しむ紅茶のこと。
別名ベッドティーとも呼ばれるように、ベッドの中で紅茶を飲むこともある。
古くから英国に伝わる習慣で、19世紀の頃、中産階級以上の裕福な人々が、メイドに紅茶を運ばせていたのが始まり。
その後、レディファーストの習慣のある英国では、夫が妻にアーリーモーニングティーをサービスするというように変わっていった。
「美味し……」
ベッドの上で紅茶を受取り、その香りと味を楽しむパチュリーだったが……
まぁ、小悪魔はパチュリーの使い魔であるからそのサービスを受けるのは当たり前か?
とも思うが、現代風に夫が妻に、というなら小悪魔が夫で自分は妻?
その考えに至り、思わず頬が熱くなる。
「パチュリー様? お顔が赤いですけど大丈夫ですか?」
「な、何でもないわ」
そう誤魔化すパチュリー。
その姿を微笑ましそうに、そして満足そうに満面の笑顔で見下ろす小悪魔だった。
「そう言えば、小さなメダルが溜まっていたわね」
メダルの館で小さなメダル40枚と引き換えられる景品『はやてのリング』を受け取る。
スーパーファミコン版、ゲームボーイカラー版では第3すごろく場のよろず屋で買えたが、携帯電話版から続くスマートフォン版、PlayStation 4・ニンテンドー3DS版ではすごろく場が無くなっているため、メダルの景品とされたもの。
あとはサマンオサ南の洞窟でしか入手できない数量限定品となっている。
「装備すると素早さが+15され、性格が『すばしっこい』になるものね」
「守備力も+7されるってことですよね」
ドラクエ3は素早さの半分が守備力に加算されるため、小悪魔の言うとおりになる。
しかし、
「星降る腕輪と豪傑の腕輪を身に着けている私たちに、その他の装飾品は必要無いわ。それに力、体力、運の良さにマイナスの成長補正を持つ『すばしっこい』の性格はどう考えても不利よ」
というわけで売るしかない。
売却価格は2325ゴールドとそこそこ稼ぐことができるし。
「それじゃあ精算しましょうか」
不要なアイテムを売って清算する。
前回精算時の所持金は、
小悪魔:3144G
パチュリー:65228G
「これに私があなほりで掘り当てた所持金の半額、それに掘り出した不用品の売却価格を足すと」
小悪魔:3144G
パチュリー:151711G
「な、なんていう経済格差……」
「それでここまでに得た収入が3550ゴールドで、一人あたり1775ゴールドの配当だけど」
小悪魔:4919G
パチュリー:153486G
「ここからあなたはオルテガの兜の売却価格6150ゴールドの半額3075ゴールドを私に払う必要があるわ」
「ちょ、ちょっと待って下さい。これ勇者の、私のお父さんの形見ですよね?」
「まぁ、そうなんだけれど勇者だからって手に入る装備をすべて特別扱いというのも不公平でしょう? 売り払ってそのお金でパーティ全員の装備を整えるのに使うというプレイヤーも居るという話だし、それに……」
「それに?」
「そういうことを言い出すと、例えば商人ならイエローオーブや商人の街を発展させたことで得られるアイテムは商人個人の収入か? なんてことになってきりが無いでしょう」
「それは、そうかも知れませんが……」
「まぁ、今まで使っていた鉄兜を売り払えば750ゴールドの収入になるでしょう?」
ということで差し引き、
小悪魔:1657G
パチュリー:157498G
となった。
「お、お金が…… ゾンビキラーを買って、諸刃の剣の呪いを解いてもらうために必要なお金が減って行きます……」
愕然とし、酷すぎると言おうと口を開く小悪魔だったが、
「何を勘違いしているの?」
「へ?」
機先を制され、思わず変な声を漏らす小悪魔に、パチュリーは告げる。
「まだ精算は終了していないわ」
話は終わっていなかったのだ。
「祈りの指輪って、これまで薬草などと同じパーティ共通の回復アイテム扱いにしていたけれど、よく考えてみると勇者と商人の二人パーティだと勇者しか使わないものじゃない」
「……そうですね? あなほりはマジックパワーを使いませんし、商人がレベル17で覚えるっていう『おおごえ』のために貴重な祈りの指輪を使うかというと、まずあり得ませんから」
そうなると、このパーティでは祈りの指輪は勇者専用アイテムになる。
勇者のマジックパワーの外部タンクとも言えるものになるだろう。
「祈りの指輪の売却価格は1875ゴールド。イシスの女王様からもらったものは二人に所有権があるものだから、あなたしか使わないアイテムで、あなただけのものになるというのなら半額の937ゴールドを私に払う必要があるわ」
そうなると二人の所持金は、
小悪魔:720G
パチュリー:158435G
「ヒッ、嫌ああぁぁぁぁっ!?」
ズンと減った所持金に悲鳴を上げる小悪魔!
さらに2つ目、
「そしてあなほりで得たものは私個人の収入だから、ムオルで掘った分は全額の1875ゴールドを払ってもらうことに……」
小悪魔:-1155G
パチュリー:159155G(+未払い分1155G=160310G)
「ひぃ、やぁぁぁぁぁぁあ!!」
絶叫する小悪魔にパチュリーはこう告げる。
「買値ではないだけ、あなたも得をしているのよ。良心的よね」
2回の連続攻撃、もとい精算行為で小悪魔の所持金を削りきりマイナスに。
そう、パチュリーはこの時点で小悪魔を借金奴隷に墜としていた。
だがしかし……
「あとはジパングで拾った力の種二つ。私にはストックしているものがまだ二つあるから、これはあなたに。売却価格180ゴールドの半額90ゴールド、これを二つ分私に払ってもらえば……」
小悪魔:-1335G
パチュリー:159155G(+未払い分1335G=160409G)
「くぅ、あああぁぁぁぁあ!!」
ダメ押しの借金追加に、悲鳴を上げるしかない小悪魔。
「さらに言えば、ボストロールを倒して変化の杖を手に入れた段階で、エルフの里で祈りの指輪をまとめ買いしてもらわないといけないのだけれど……」
と、ダメ押しの追撃がかけられ、
「あ…… ああ……」
もう、小悪魔はズタボロだ。
第三者が見ていたなら、
「もうやめて、パチュリー様!」
「とっくに小悪魔の所持金はマイナスよ! もう買うことはできないのよ!」
と言っていただろう、怒涛の連続攻撃、もとい精算フェイズである。
がっくりと膝をつき、その場にくずおれた小悪魔は、しかし気力を振り絞って顔を上げると叫ぶ!
「これは不条理です! 夢であってくださいぃ、この先ずーっと、こんな目に遭うんですか? 冗談じゃないです! 誰か何とかしてくださーい!!」
その叫びはアリアハンの空へと吸い込まれていくのだった……
「仕方ないわね……」
ということでパチュリーが何とかすることにする。
「力の種は私のストック分に入れるとして、エルフの里では他にも同時に眠りの杖を買っておきたいところ。もし、その時にあなたのお財布に余裕が無かったら、祈りの指輪は私のお金で買っておいて必要時に都度、私からあなたに売るということにしてあげるわ」
そういうことになった。
それにより二人の所持金は、
小悪魔:-975G
パチュリー:159155G(+未払い分-975G=160130G)
「それでも借金は無くならないんですね……」
なお、二人のステータスは、
名前:パチェ
職業:しょうにん
性格:ごうけつ
性別:おんな
レベル:15
ちから:75
すばやさ:60
たいりょく:83
かしこさ:19
うんのよさ:20/70
最大HP:169
最大MP:38
こうげき力:157/117/114
しゅび力:120/110/100
ぶき:ゾンビキラー/チェーンクロス/やいばのブーメラン
よろい:ぬいぐるみ/マジカルスカート
たて:ふうじんのたて/まほうのたて
かぶと:ぎんのかみかざり
そうしょくひん:ごうけつのうでわ/しあわせのくつ
名前:こあくま
職業:ゆうしゃ
性格:セクシーギャル
性別:おんな
レベル:13
ちから:43
すばやさ:108
たいりょく:34
かしこさ:27
うんのよさ:28
最大HP:67
最大MP:53
こうげき力:158/83
しゅび力:156/149
ぶき:もろはのつるぎ/はがねのむち
よろい:まほうのよろい
たて:ドラゴンシールド/まほうのたて
かぶと:オルテガのかぶと
そうしょくひん:ほしふるうでわ
「お互い守備力が高まって来たわね」
「素の素早さが、たった13分の種集めで逆転されてしまっています……」
星降る腕輪を入れ替えれば、守備力も逆転されてしまうだろう。
「私だってこれまで素早さの種を投入してきましたし、セクシーギャルは素早さの成長補正が全性格中二番目に高い+20パーセントもあるんですよ!」
そう叫ぶ小悪魔だったが、
「素早さの種を1/16という高確率で落とすデッドペッカーのおかげね」
と、パチュリーは言う。
あなほりをすればたった13分で11個もの種が得られる。
「次いで高いのは、ラックの種を1/32の確率で落とすシャーマン」
こちらも実際、幸せの靴を掘り当てるまでの5分足らずの間に2個拾えている。
「他の力、賢さ、スタミナの種はいずれも最高でも1/64の確率でしか落とさないから、その差は歴然よね」
「それって……」
「もちろん普通に攻略するなら、盗賊が盗むことを考えても種集めはゾーマ打倒後のやり込み要素なのだけれど」
「商人のあなほりは、それを覆してしまう?」
ということであり、
「そうね、素早さ、次いで運の良さについては、性格による成長補正を考慮せずとも良くなるわ。そこを削って力、賢さ、体力に割り振った方がいいことになるわね」
とパチュリーもうなずく。
商人の彼女なら賢さも捨てて良いので、力と体力が上げられる性格が良く、つまりはタフガイが一番ということになる。
そういう意味では小悪魔の性格『セクシーギャル』の、
ちから+10%
すばやさ+20%
たいりょく+5%
かしこさ+15%
うんのよさ+20%
という成長補正は、種集めが容易な素早さ、運の良さに多く補正が分配されているという意味ではあまりよろしくない。
『ひっこみじあん』の、
ちから+10%
すばやさ-40%
たいりょく+20%
かしこさ+10%
うんのよさ-10%
の方が有利だったりする。
……まぁ、種集めができるようになるまでの苦労や、各職業の元々の成長率との兼ね合いで変わって来るので一概には言えないのだが。
小悪魔は本当にちゃんとしたマッサージ、そして病人にするような献身的なお世話をパチュリー様にしているだけ。
だからこのお話は健全、いいね!
そして、
「何勘違いしているんだ……!!」
「ひょ?」
「まだ俺のバトルフェイズは終了していないぜ!!」
とばかりに怒涛の精算行為により借金を背負わされる小悪魔でした。
次回は、とばして進めていたノアニールの村の解放イベントの予定です。
ご意見、ご感想、リクエスト等をお待ちしております。
今後の展開の参考にさせていただきますので。