こあパチュクエスト3(東方×ドラゴンクエスト3) 作:勇樹のぞみ
光の鎧を得たものの、借金の予感に震える小悪魔。
パチュリーはそんな己の使い魔を、おもむろに足場から突き落とす!
「ひあああぁぁぁっ!?」
叫ぶ小悪魔と諸共に、空中へとダイブ!
「で、デビルウィーング!」
慌てて悪魔の翼を広げ落下速度を和らげる小悪魔。
「楽よねぇ」
と、その手にぶら下がるパチュリーを支えながら降りたところは3階の、
「ヒェッ、骸骨さんです!」
白骨が散らばる広間。
小悪魔が翼で支えなかったら、ああなっていたかも知れないということだろうか。
そんな恐怖に身をすくめる小悪魔を他所に、パチュリーはとりあえずついでに5回のあなほりをするが、
「また出たわね、嘆きの盾」
と掘り当てる。
「ラゴンヌさんが1/128の確率でドロップするアイテムですよね。出過ぎでは?」
と首を傾げる小悪魔だったが、
「ここ、ルビスの塔1階~4階だと、あなほりの判定が4回あるせいね」
「はい?」
あなほりで参照されるルビスの塔1階~2階の遭遇モンスターテーブルデータは、
『混成モンスター用(×5枠)』
00: ラゴンヌ
01: サタンパピー
02: メイジキメラ
03: はぐれメタル
04: ラゴンヌ
『1体のみ+混成5種をお供にするモンスター用』
05: ----------------
『単一種出現モンスター用(×4枠)』
06: サタンパピー
07: マクロべータ
08: メイジキメラ
09: ----------------
『夜のみモンスター用』
10: ラゴンヌ
『1体のみ出現用』
11: ラゴンヌ
これらを上から順に判定していくわけだが、アレフガルドは常に夜なので『夜のみモンスター用』のデータは有効であり一度に4回の判定があることに。
一方、今居る3階~4階はというと、
『混成モンスター用(×5枠)』
00: マドハンド
01: メイジキメラ
02: ラゴンヌ
03: ガメゴンロード
04: まおうのかげ
『1体のみ+混成5種をお供にするモンスター用』
05: ----------------
『単一種出現モンスター用(×4枠)』
06: ラゴンヌ
07: ----------------
08: メイジキメラ
09: ラゴンヌ
『夜のみモンスター用』
10: まおうのかげ
『1体のみ出現用』
11: ラゴンヌ
こちらも4回の判定が発生する。
つまりいずれにせよドロップ判定は一度に4回行われることになり、その分だけ入手確率が上がるわけである。
そして、
「思ったのだけれど」
パチュリーは嘆きの盾を持ちながら考える。
「耐性が重複しないファミコン版の勇者なら、ブレス、呪文耐性が付いている光の鎧さえあれば盾の耐性は要らず、この嘆きの盾も生かせるんじゃないかしら?」
「はい?」
「ファミコン版では勇者の盾は守備力+50で嘆きの盾の+35を15ポイント上回るけど、実際にはそれで減らせるダメージは3、4ポイント程度。それならダメージを半減させる嘆きの盾の方が有効よね」
「でっ、でも残り半分のダメージが他の人に行っちゃうんですよね?」
「私たちのように、勇者より仲間の方がヒットポイントが高ければ問題無いでしょう?」
「あっ……」
「あなほりでステータスを補えないファミコン版の商人だと同じようにはできないでしょうけど、二人旅なら実は、道具として使用することで攻撃魔法の力を引き出せる剣が使える戦士が有力候補だったりするわ。その場合、戦士のヒットポイントは確実に勇者を上回る」
加えて言うなら、呪文を覚えさせない戦士は先頭に置いて防御キャンセル技でダメージを半分に減らすことができるが、二人旅の場合、勇者はどこに置いても防御キャンセル技は使えない。
その分の被ダメの不利さを嘆きの盾は補うことができるということ。
「まぁ、逆に戦士にしてみても、ファミコン版では耐性の付いた盾は勇者の盾以外は無いし、戦士最強の盾である力の盾の守備力は+40、嘆きの盾とのダメージ差は1、2ポイントしか変わらないから使えるのかも?」
「でも戦士以上のヒットポイントを持つキャラは居ませんよね?」
「転職を行って周囲より低レベルな場合には有効でしょう? RTA(Real Time Attack)、ゲームスタートからクリアまでの実時間(時計で計測した現実の所要時間)の短さを競うプレイで使われる、バイキルトまで覚えさせた魔法使いを戦士に転職させたキャラとか」
そういう場合には有効だろうか。
そして中央に落ちていた骸骨のそばの床から小さなメダルを拾う。
「スーパーファミコン版、ゲームボーイカラー版ではすごろく券が落ちていたのだけれど」
その代わりに手に入るものだ。
それから南下し、広間を出たら回廊を時計回りに。
北西端には宝箱があって、
「小さなメダル、これでちょうど100枚目ね」
ということに。
「帰って景品と交換してまたここまで来る、というのも面倒だから、このまま進むけど」
その先には回転床が敷かれた開口部があり、
「一歩間違えたら外へと落ちそうですね」
「いいえ、落ちるのよ」
と、今度はわざと間違え落下。
「ひあああぁぁぁっ!?」
塔の外まで落ちるが、ここはこうすることでしか行けない塔の裏手。
そこから再び塔の中へ。
サタンパピー2体を小悪魔の王者の剣とパチュリーの隼の剣で斬り捨て階段を上がり2階へ。
「また回転床です!」
開口部に面し、間違えたら落下という回転床、
「今度は落ちてはダメよ」
2個所を渡り、さらに上に向かう階段へ。
なお、
「結局、ここではマクロベータは出なかったわね」
「あっ……」
マクロベータが現れる1、2階は通過してしまった。
「あとはゾーマの城がある魔の島南部、短い区間で出るかどうかといったところね」
「もしそこで出なかったら……」
「クリアーまでの遭遇がメルキドに向かう途中で見かけた1回だけということになるわね」
ということ。
「さすがマイナーモンスターの代名詞」
という話であった。
3階のフロアはすぐ近くにある昇り階段のみなので、それを上がり4階へ。
4階も一本道で5階への階段に到着。
「ここって、5階もあったんですね」
「今たどって来たルートでないと行けないのだけれど」
と、パチュリー。
普通に登っていては、4階までしか行くことができないのだ。
ただし、
「1階の東側の扉を開けて外に出ると老人が居て「妖精の笛を持っているならば、この塔の5階に行きなされ」と助言してくれるわ。だから事前情報無しでも5階まであるということは分かって、プレイヤーはルートを探すことができるわけ」
あとはマッピングしていれば、3階のフロアが下の階で行けた範囲より北に張り出しているということに気付くことができれば、わざと飛び降りることで行き着けるわけである。
そして階段を登れば、
「5階はラゴンヌ、メイジキメラという共通モンスターに加え、はぐれメタルとダースリカントが、また、サラマンダー、ドラゴン、極楽鳥が出てくるわ」
そんなわけではぐれメタル対策を取って進む。
「はぐれメタルの遭遇率はリムルダール周辺の方が高いのだけれど、こちらは一度に出現する数が多いという特徴があるの」
1、2階では他のモンスターと組んで1~3匹で現れるが、5階では単独で出現することがあり、その場合は最大6匹で出現する。
ドラゴラム+ピオリムやパルプンテなど、一掃できる手段があれば一気にレベルアップが可能。
ファミコン版では1回の戦闘で得られる経験値の総計が65535以下に制限されていて3匹以上倒しても経験値は同じであるため無意味だったが、リメイクではその制限も撤廃されていることであるし。
「まぁ、ここまで登って来るのが面倒だし、商人の特技『おおごえ』が使えないダンジョンだから回復が必要になると一々街に戻らないといけないのが嫌なのだけれど」
という問題はあったが。
メイジキメラ4体が現れるが、
「今さら!」
メイジキメラの内、1体が先攻しマホカンタを張るが、
「無駄無駄無駄無駄ァーーーッ」
小悪魔は王者の剣を振りかざした!
黒い雨雲が敵を包み込む。
バギクロスの効果、竜巻状に発生した真空の刃がメイジキメラを襲う!
マホカンタでは道具使用による効果は防げないのだ。
それでもバギ系呪文に弱耐性を持っているので1体が無効化、そしてもう一体がバギクロス特有のダメージのブレ、低ダメージで済んだことにより生き残り、パチュリーにメダパニをかけてくるが、
「効かないわ」
幸せの靴を履くことで運の良さを上げ対抗しているパチュリーには効かない。
そして彼女が放った炎のブーメランにより終了である。
次に現れたのが、
「ドラゴンです!?」
ドラゴン3体に極楽鳥1羽という群れ。
「ドラゴンは催眠とニフラムに完全耐性を持っているわ。でもバギ系に弱耐性だから」
他にもヒャド系、ザキ系、バシルーラ、ついでにメダパニに弱耐性、勇者のデイン系には無耐性と攻撃手段には事欠かない。
「なら!」
小悪魔は王者の剣を振りかざした!
黒い雨雲が敵を包み込む。
バギクロスの効果、竜巻状に発生した真空の刃がドラゴンを襲う!
弱耐性でも3割で効く無効化で、1体は無傷で済ませるが、
「そこっ!」
すかさずパチュリーが炎のブーメランを放つことで、ヒットポイントを削られていた2体を倒しきる。
そして残った1体は1/2という高確率で使う全体に30~40の炎ダメージを与える火炎の息を放つが、
「痛くないです!」
「あなたはね……」
ブレス耐性のある防具を持たないパチュリーはともかく、小悪魔は光の鎧と勇者の盾の持つ、ブレスダメージを2/3に抑える効果、その重複により2/3×2/3=4/9=44.4パーセントまで軽減されるのだ。
しかしパチュリーにしてみても、
「この程度、治療するまでも無く神秘のビキニの自動回復で治ってしまうのだけれど」
という話。
まぁ、4人パーティだと自動回復能力を持つ装備の数が足りず、治療が必要になるのだろうが。
ともかく、集団で現れ高確率で吐きまくる火炎ブレスが厄介、というのはドラクエ2と一緒なのだが、全滅すら覚悟しなくてはならなかった前作ファミコン版とは違い、こちらの能力が上がっている分、特に装備が強化されているリメイクでは楽になっているのだ。
極楽鳥はお得意のベホマラーでドラゴンのヒットポイントを回復させ2回行動ですかさず逃走。
しかし、
「無駄ァアアアアア」
ドラゴンの最大ヒットポイントは120で守備力は75と平凡。
一匹だけならヒットポイントがフルであっても、小悪魔の王者の剣の一撃で倒しきることができるのだった。
「……ストレスでも溜まっているのかしらね?」
首を傾げるパチュリー。
そしてたどり着く聖堂。
パチュリーは目の前の石像を眺めた。
不思議な気品の漂う美しい女神像だ。
そこでパチュリーは袋の中に入れていた妖精の笛を吹いてみる。
すると、石像が色彩を取り戻すかのように変化し、
「ああ、まるで夢のよう! よくぞ封印をといてくれました。
私は精霊ルビス。このアレフガルドの大地をつくったものです。
お礼にパチェに、この聖なるまもりをさしあげましょう」
「待ったァ! 勇者は私ですよっ!?」
思わず叫ぶ小悪魔だったが、ルビスは聞かない。
パチュリーは聖なる護りを入手。
「何で私に渡すのかしらね?」
リムルダールでは「聖なる守りはルビス様の愛の証ですわ」という話を聞いていたのだが。
「そして、もし大魔王をたおしてくれたなら、きっといつかその恩返しをいたしますわ」
これは勇者の子孫であるドラクエ2の王子たちへの手助け、
「わたしを よぶのは だれ?
わたしは だいちの せいれい
ルビス です」
「あら? おまえたちは
ロトのしそんたち ですね?
わたしには わかります」
「では わたしは ゆうしゃロトとの
やくそくを はたすことに
しましょう」
「わたしの まもりを おまえたちに
あたえます」
と言って『ルビスの守り』を渡してくれることだと言われているのだが。
なお、ここで持ち物がいっぱいで受け取れないと、
「でも きみたちは もちものが
いっぱいだね。
でなおしておいでよ」
と一転してフランクな口調で話しかけてくる、お茶目なルビスを目にすることができる。
これは水門の鍵を持っているラゴスとセリフを共用していたために生じるもので、さすがにリメイクでは無難なセリフに直されていたのだが。
ともあれ、この場では、
「私は精霊ルビス。この国に平和がくることをいのっています」
そう言ってルビスは姿を消してしまう。
パチュリーは聖なる守りを手に取って見定めた。
「まあ! これはかなり珍しいものだわ! これを身に着ければ死の呪文にかかることはなくなるようね」
というように、ザキ、ザラキ、メガンテに対する完全無効化効果がある勇者専用の装飾品。
さらにリメイクでは運の良さが+30され、その他の状態異常にも強くなるという効果ももたらすものだ。
「お店に持って行っても、これに値段はつけられないでしょうね」
という具合に売却できない、値段が付いていないもの。
もちろん、
「大丈夫、呪いはかかっていないわ」
という具合に呪いの品では無いが、リメイクでは道具として使うと、
パチェは聖なる守りを握りしめた!
がんばってパチェ……
わたしはいつでも
あなたを見守っていますよ……。
ルビスの声が聞こえたような気がした!
という効果がある。
「パチュリー様がすっかり勇者扱いされているのもアレですけど……」
とげんなりした様子の小悪魔だったが、しかし一転して、
「「お前をいつでも見ているぞ」って、ストーカーから贈られたカメラが仕込まれた盗聴器入りのぬいぐるみみたいなものじゃないですか! 違う意味で呪いのかかったアイテムですよね!?」
と叫ぶ。
しかし、パチュリーは関心の無い様子で、
「これ、勇者であるあなた専用のアイテムよ。そもそも、ゾーマ討伐後のエンディングにおいて、後に『ロトのしるし』と呼ばれるようになったと語られているものなんだから」
と小悪魔に聖なる守りを押し付ける。
「うぇえええっ!?」
叫ぶ小悪魔。
「リムルダールには「聖なるまもりは、精霊ルビスさまの愛のあかしですわ」と言っていた女性が居たけれど」
とパチュリー。
「久美沙織先生の『ドラゴンクエスト 精霊ルビス伝説』の設定では、ロトはルビスの夫であり、聖なるまもりは転生を繰り返すロトに変わらぬ愛を確認するもの、になるわ」
ということ。
しかし小悪魔は、
「だからそれって、前世どころか、その前から、未来永劫つきまとうストーカーそのものじゃないですかっ!?」
と絶叫する。
パチュリーは彼女をなだめるように、
「ちなみにファミコン版だとルビスは封印を解いてもアイテム枠が一杯で聖なる守りを渡せる空きが無いと「もてるようになったら、またきてください」と言ってわざわざ再び封じられてしまうのよ」
と語る。
アイテムの空きが無いと対応がお茶目になるのはファミコン版のルビス共通の特徴なのだろうか?
また、ファンからは「好きで封印されているのだろうか?」という疑問の声もあったものだが、
「ルビスは『状態異常』『固め』と言われる性的嗜好を持つ『石化』され好きのマゾだった……?」
などと、とんでもないことを語り始める小悪魔。
「何の話よ!?」
「拘束や無力化などの延長に当たるSM的表現ですね。魔法的な手段抜きだと硬質な材質に閉じ込められる、例えば石膏で全身を固められ身動き一つとれない石膏像にされてしまうパターンなんかがありますが」
という具合に、ある種の特殊な性的嗜好を持つ者に好まれる表現であるのは事実なのだが、パチュリーには理解しがたいニッチ過ぎる性癖の話であった。
「大精霊とも言われ、このアレフガルドを創造したほどの力を持つルビスがなぜ封印されてしまったのか? おそらくこの異常嗜好をゾーマに突かれ、自分の性的欲求に逆らえずに自ら身を堕とした……」
まるで真実を語るかのように確信を込めて話す小悪魔。
「実際には自力でどうにでもできるのだけれど『封印されてしまった』というシチュエーションを演じることで、己の体面を守りながらも貶められる状況を愉しんでいる。だから「もてるようになったら、またきてください」なんて言ってわざわざ自分の意志で石化状態に戻ったりするんです。それだけの余裕があるってことですね」
と、自説を展開する。
「昭和の時代に作られた、小学生もプレイする全年齢ゲームにこんな濃い性癖を突っ込んで、その後もアッ〇ルチェックがあろうとも自粛して削除したりせずに頑として残し続ける。さすがはエロゲーを作っていたこともあるエニックスさんですね!!」
「無茶苦茶言わないで頂戴っ!」
とパチュリーがツッコむが、小悪魔の暴走は止まらない。
「ドラクエ5のヒロイン、ビアンカたち王妃が石化されてしまうのも、その延長線上なんでしょうね。敵に石化され、完全無力化された上、モブの盗賊の兄弟に売り払われる。『状態異常』『石化』という特殊性癖を織り込みつつも、それが一般的ではないということを逆利用してCERO:A、全年齢対象のゲームに人妻ヒロイン、それも王妃の人身売買を平然とブッ込む!」
さすがエニックスさん!
並みのメーカーにはできない事を平然とやってのけるッ
そこにシビれる! あこがれるゥ!
とばかりに賛美する小悪魔。
「最終的には光の教団の総本山の大神殿に置かれ、その肢体を晒し物にされますが、それまでの過程でいかがわしい用途に使われたのは自明の理」
「妄想が過ぎるでしょう!?」
考え過ぎだとパチュリーは呆れるが、
「だってパチュリー様、石化した主人公の方はオークションで2000ゴールドと安価で買い叩かれるのに対して、モブの盗賊兄に「ホントだ! こいつは色っぺえ石像だな!」って言われた妻の方は「アテがある」なんて意味ありげに言われて別ルートに流されるんですよ。これはどう考えても、そういう相手と取引があったっていう暗示じゃないですか!」
「ああ、そう……」
もう、何を言ってもダメだろうと、諦めるパチュリー。
なお、リメイクだと主人公の石像の売却価格は最初のスーパーファミコン版の10倍の20000ゴールドに跳ね上がっているのだが、それはどうでもいい話である。
ともあれ、これで太陽の石、雨雲の杖、聖なる守りが揃ったので、聖なるほこらで虹のしずくを作ってもらうことができる。
「でも、今はメダルの交換ね」
小悪魔のリレミトで塔の外に出た後、ルーラでアリアハンへ。
小さなメダル100枚で引き換えられる最後の景品、グリンガムのムチを得る。
3本に分かれたムチの先端に鏃のようなものが付いていて、
「グリンガムのムチは勇者、戦士、遊び人、盗賊、賢者が装備可能なグループ攻撃武器で、攻撃力は+105。遊び人にとっては最強の武器だし、ゾーマ戦前なら盗賊、賢者にとっても単体攻撃武器も含めて一番攻撃力の高い武器になるわ」
グループ攻撃武器は会心の一撃が出なくなるが、リメイクではゲームボーイカラー版を除き、バイキルトをかけると会心の一撃が出なくなるため、あまり大きな影響は無い。
「マイラのすごろく場の二つ目のゴール、ゲームボーイカラー版ではさらに氷の洞窟の宝箱からも入手できるものだったんだけれど」
「ゲームクリア後なら破壊の鉄球が得られますよね?」
「そうね、さらに破壊の鉄球はジパングのすごろく場で何もないマスを調べるとまれにだけれど得られる、量産できるものだから、グリンガムのムチの価値は下がるはずなのだけれど……」
しかし、
「すごろく場の無い携帯電話版から続くスマートフォン版、PlayStation 4、ニンテンドー3DS版では、グリンガムのムチはこのとおり小さなメダル100枚と引き換えの一品ものになったし、破壊の鉄球も一つしか手に入らなくなったから、ゲームクリア後も価値を持つようになっているわ」
それに、
「そもそも、スーパーファミコン版、ゲームボーイカラー版であっても、アイテムドロップの対象である最後に倒す敵を残すのに全体攻撃の破壊の鉄球は向かないから、需要はあるのだけれどね」
特にゲームボーイカラー版では盗賊が盗む対象も最後に倒したモンスターのみとなっているし、固有の要素であるモンスターメダルも最後に倒したモンスターのものが手に入る仕様なので、グリンガムのムチが二つ手に入るようになっているのは幸い、とも言えるだろう。
「さて、それじゃあ久々に精算してみましょうか」
「うぐっ!?」
放置されていたものだが、そろそろやっておくべきだろう。
前回、リムルダールで買い物をした後の二人の所持金は、
小悪魔:20241G
パチュリー:731230G
これにここまでの収入、不用品などを売り払い、足した金を分配して、
小悪魔:49548G
パチュリー:760537G
「すっ、凄いお金ですっ!」
「ルビスの塔で拾った雷神の剣の売却が効いているのよね」
ということ。
「あなたは勇者の盾、光の鎧、グリンガムのムチを得たけれども、これは二人に所有権があるものだから、その売却価格の半額を私に払う必要がある」
すると、
小悪魔:15798G
パチュリー:794287G
「一気に減りましたー」
「でもあなたはドラゴンシールド、魔法の鎧、魔法のビキニ、命の指輪、ドラゴンテイルが不要になるから。これらを私が買い取ると」
小悪魔:32098G
パチュリー:777987G
「あら、オルテガの兜を売れば、グレートヘルムが買えるじゃない」
ということで、リムルダールの武器屋に行って購入する。
結果、
小悪魔:3248G
パチュリー:777987G
という結果に。
そして小悪魔は、またすっからかんになった所持金に、
「ま、マイナスじゃないけど。し、借金は無いけれど……」
と震えることになるのだった。
これでルビスの塔の攻略も完了ですね。
> アイテムの空きが無いと対応がお茶目になるのはファミコン版のルビス共通の特徴なのだろうか?
この辺の通常は目にしないメッセージとか、意外な一面が見れて面白いですよね。
まぁ、小悪魔の妄想はアレでしたが。
次回は聖なるほこらで虹の雫をゲットする予定です。
なお、ついでのあなほりでパチュリー様はついに…… やっちゃう予定です。
ご意見、ご感想、リクエスト等をお待ちしております。
今後の展開の参考にさせていただきますので。