バカとその後とFクラス    作:pikaru

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こたつ+ライトノベル=最恐

こたつ+あったかい+ゴロゴロ=こたつに根っこが生える(比喩)


第12問

「待って姉さん!!じ、慈悲をっ!!」

 

「慈悲はありません」

 

「そんな満面の笑顔で言わなくて良いから待って!!も、燃やすのだけは!あ、あぁ……」

 

どうしてこうなったったんだ……。

 

               ☆

 

きっかけは本当に些細なことだった……。

 

「ただいまーって、姉さん今日も早かったの?」

 

「はい。ところでアキ君」

 

「ん?どうしたの?」

 

「どうやらもうじきテストがあるらしいではないですか」

 

ビクッ!な、なんで姉さんは知っているんだ!……いや、ただの推測だろう。案ずることはないだろう。

 

「え?姉さん何を(お嫁にいけないチューを)はい!すみません!あります!」

 

「はい、正直に言ってくれてうれしいです」

 

「ねえ、姉さん?」

 

「はい、今日アキくんの部屋に入った時に学園の今週の予定に書いてありました」

 

「なんで僕が質問しようとしたことが分かったの!?そしてなんで勝手に僕の部屋に入っているの!?」

 

「そこで姉さんは考えました」

 

「人の話を無視しない!」

 

「前回の方法ではぬるすぎると思い、今度は新しく考えてきました」

 

あ、新しく……?

 

「どんなのなのさ?」

 

「そんなに心配しないでください。前回は私が帰ってくるというものでしたが……今回は前回の期末より、点数が10点低い 場合、アキくんの大切にしてる本を一冊燃やします」

 

「そ、そんな理不尽な!」

 

「アキくん、人生というのはそんなに甘くないのですよ」

 

「一番諭されたくない姉さんに諭された!」

 

でも、いまだにに結婚できてない姉さんが言うとなんか説得力があるから言い返せない……。

 

「さらに今回、あまりにも低い場合母も帰ってくる可能性もありますよ。良かったですねアキくん♪」

 

「全然良くない!!」

 

な、ん、だ、と……。か、かか母さんが帰ってくるだって!?そんなの冗談じゃない!ただでさえ姉さんでも苦労してるのにさらに増えるなんて……。

 

「ね、姉さん?具体的に何点以上低いと、か、母さんがいらっしゃるのですか?」

 

「百点ですね」

 

「ひゃくてん!?」

 

「はい。坂本君から、「明久は最近点数を格段にあげている」と、聞きましたので」

 

ほう、なるほど。少し用事ができてしまったな。

 

「アキくんどうしたんですか?」

 

「いや、ちょっと用事が出来てね。ちよっとまっててね」

 

幸い携帯は帰ってきたことだし。……よし。あとは霧島さんに送信してっと、オッケー。これでよし。

 

「じゃあ、今から勉強するか「まだ話は終わっていません」……はい」

 

まだなにかあるんだろうか?

 

「今回はアキくんが頑張れるように、前の点数を上回った場合、ご褒美があるようにしました」

 

「ほ、本当に!」

 

ゲームがいつでも出来るようになるとかな?

 

「はいーーーー」

 

姉さんは満面の笑みでーーーー

 

「姉萌えの本なら許可することにします」

 

あんまり嬉しくないことを教えてくれた。

 

「あ、はい……。そうですか……」

 

「嬉しいですよね?あ、き、く、ん?」

 

「は、はい!嬉しくて、赤い涙が出てきます!!」

 

こういうのを、恐喝って言うんだろうな……。

 

 

「アキくん頑張れるように、最後に1つしてあげることがあります」

 

顔を赤くペイントしてあったものを洗ってきたら、姉さんが言ってきた言葉だった。

 

「何かな?」

 

してあげることがある、って言ってるんだから悪いことではないだろうと、考えた僕がバカだったんだろう……。

 

姉さんは、後ろに隠していた本を持ちながら、

 

「アキくんが頑張れるようにアキくんの煩悩を払ってあげます」

 

「ね、姉さん何しているの!?それ、しかも僕の最近のお気に入りじゃないか!あ、ああ……」

 

「大丈夫ですよ、アキくん。お気に入り以外は燃やしていませんから」

 

そう、こんな些細なきっかけだったんだなぁ……。

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