「……雄二」
「ん?翔子か。どうした?」
「………雄二を信用するって前に言った」
「あ、ああ。そうだな」
「………でも、これは許せない」
「ん?なんだそれ……!なんで翔子がそれをもっている!?」
「………吉井からメールで、送られてきた」
「お前、前まで携帯まともに使えなかっただろ!?」
「………送るのは苦手なだけ」
「はぁっ!?」
「………そんなことよりお仕置き」
「い、いや、ちょ、ちょっと待て!あが、あがぁああああああ!!」
☆
「ふぁーー、眠い……」
昨日は聖典を燃やされて、その後、姉さんからありがたいお言葉を夜遅くまでもらった。
「いつもより眠そうじゃのう、明久」
「ああ、秀吉おはよう」
「おはようなのじゃ」
朝から秀吉を見れるなんて今日はいい日になるな!
その後、秀吉と話ながら教室の前についた。
今までの僕ならこのまま、何も気づかずに中に入り、異端審問会を開かれていただろう。
しかし、ここで僕は、
「秀吉、僕が入ってから少し待ってから教室に入ってくれないかな?」
秀吉に少し教室の外で待ってもらうことにする。
「……、なるほど分かったのじゃ。お主も毎日大変じゃのう……」
「あはは、ごめんね」
秀吉に外で待ってもらうのも、申し訳ないけど僕の命が危ないから待ってもらうことにする。
女の子にこんなことするのって本当はいけないんだろうな……。
「明久、もうわしを男と見てくれないのじゃな……」
秀吉がなんだか悲しそうな眼をしているけど、それは恐らく外で待たされるからだろう。ごめんね秀吉……。
「じゃあ、またあとでね」
「と言ってもすぐに会うのじゃがな……」
そういい、僕は中に入った。いや理想を言ってはいけない。実際には無理やり教室に入れられた。
「え?」
中に入れられ、縄です巻きにされる。
『これから異端審問会を開催する!』
「いつから見てたの!?」
『教室の前でイチャコラしてたらCクラスといえど声は聞こえるぞ』
『それに被告人は今、自ら白状しました!』
『あい、わかった。被告人、最後に残しておきたい言葉はあるか』
「もう死ぬこと決定なのか!!」
「…………証拠写真もある」
「ムッツリーニ!君もそっちの人なのか!」
「…………俺も異端審問会の一員だからな」
いつもなら僕の味方を!……考えたらそんなにしてなかったな……。
『被告人残しておきたい言葉はないのならば、今すぐに刑を実行するぞ』
「何をする気なんだ!」
『今日は、この間のこともあるので、少しは減らすつもりでいるから安心しろ』
ふぅー、良かった。悪くても死ぬまではいかなそうだな……。やっぱり日頃から良いことしていると、こういう時に助かるんだね!
『お前の今一番のお気に入りの聖典を燃やーーーー被告人なぜ、泣きながら笑っているんだ』
「ふふふ、残念だったね。僕のお気に入りの聖典はもう僕の姉に燃やされてしまったさ!」
君たちの刑は執行できなかったようだね!
『そうか、それは残念だったな……だが、被告人に新たな罪状がある』
へ?まだ何かあるの?
『1つ目の罪状は被告人自らしゃべったが、2つ目はちゃんと罪状を読み上げたまえ』
『被告人は、自分には姉がいるがそれを秘匿事項とし、一部の者にしか教えずにいました!』
あれ?もしかしてこの人たち知らなかったの?
『御託はいい。結論だけを言いたまえ』
『姉がいるのがすごくうらやましいです!』
『簡潔でよろしい。被告人をジャーマンスープレックスをCクラス(元F)全員で執行の刑処す』
「え?ちょ、ちょっと待ってよ!あぁああああっ!」
☆
「あら、木下おはよう。どうしたの?」
「おはようございます木下君。中に入らないのですか?」
「お二人ともおはようなのじゃ。いや明久に少し外で待ってから入って欲しいと言われての……」
「あら、そうだったの。どれくらい待つの?」
「そろそろいいと思うのじゃ」
「なら入りましょう」
「そうね」
「分かったのじゃ」
ガラッ
「明久。もういいかーーーーどうしたらこの短時間でこのようなことになるのじゃ……」
「「キャッーーー!」」
川の向こうにまたおじいちゃんたちが見えた。無理やり引っ張られて連れて行かれそうになった。
活動報告でアンケートの結果を書いておきました。