バカとその後とFクラス    作:pikaru

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第13問

「……雄二」

 

「ん?翔子か。どうした?」

 

「………雄二を信用するって前に言った」

 

「あ、ああ。そうだな」

 

「………でも、これは許せない」

 

「ん?なんだそれ……!なんで翔子がそれをもっている!?」

 

「………吉井からメールで、送られてきた」

 

「お前、前まで携帯まともに使えなかっただろ!?」

 

「………送るのは苦手なだけ」

 

「はぁっ!?」

 

「………そんなことよりお仕置き」

 

「い、いや、ちょ、ちょっと待て!あが、あがぁああああああ!!」

 

       ☆

 

「ふぁーー、眠い……」

 

昨日は聖典を燃やされて、その後、姉さんからありがたいお言葉を夜遅くまでもらった。

 

「いつもより眠そうじゃのう、明久」

 

「ああ、秀吉おはよう」

 

「おはようなのじゃ」

 

朝から秀吉を見れるなんて今日はいい日になるな!

 

その後、秀吉と話ながら教室の前についた。

今までの僕ならこのまま、何も気づかずに中に入り、異端審問会を開かれていただろう。

しかし、ここで僕は、

 

「秀吉、僕が入ってから少し待ってから教室に入ってくれないかな?」

 

秀吉に少し教室の外で待ってもらうことにする。

 

「……、なるほど分かったのじゃ。お主も毎日大変じゃのう……」

 

「あはは、ごめんね」

 

秀吉に外で待ってもらうのも、申し訳ないけど僕の命が危ないから待ってもらうことにする。

女の子にこんなことするのって本当はいけないんだろうな……。

 

「明久、もうわしを男と見てくれないのじゃな……」

 

秀吉がなんだか悲しそうな眼をしているけど、それは恐らく外で待たされるからだろう。ごめんね秀吉……。

 

「じゃあ、またあとでね」

 

「と言ってもすぐに会うのじゃがな……」

 

そういい、僕は中に入った。いや理想を言ってはいけない。実際には無理やり教室に入れられた。

 

「え?」

 

中に入れられ、縄です巻きにされる。

 

『これから異端審問会を開催する!』

 

「いつから見てたの!?」

 

『教室の前でイチャコラしてたらCクラスといえど声は聞こえるぞ』

 

『それに被告人は今、自ら白状しました!』

 

『あい、わかった。被告人、最後に残しておきたい言葉はあるか』

 

「もう死ぬこと決定なのか!!」

 

「…………証拠写真もある」

 

「ムッツリーニ!君もそっちの人なのか!」

 

「…………俺も異端審問会の一員だからな」

 

いつもなら僕の味方を!……考えたらそんなにしてなかったな……。

 

『被告人残しておきたい言葉はないのならば、今すぐに刑を実行するぞ』

 

「何をする気なんだ!」

 

『今日は、この間のこともあるので、少しは減らすつもりでいるから安心しろ』

 

ふぅー、良かった。悪くても死ぬまではいかなそうだな……。やっぱり日頃から良いことしていると、こういう時に助かるんだね!

 

『お前の今一番のお気に入りの聖典を燃やーーーー被告人なぜ、泣きながら笑っているんだ』

 

「ふふふ、残念だったね。僕のお気に入りの聖典はもう僕の姉に燃やされてしまったさ!」

 

君たちの刑は執行できなかったようだね!

 

『そうか、それは残念だったな……だが、被告人に新たな罪状がある』

 

へ?まだ何かあるの?

 

『1つ目の罪状は被告人自らしゃべったが、2つ目はちゃんと罪状を読み上げたまえ』

 

『被告人は、自分には姉がいるがそれを秘匿事項とし、一部の者にしか教えずにいました!』

 

あれ?もしかしてこの人たち知らなかったの?

 

『御託はいい。結論だけを言いたまえ』

 

『姉がいるのがすごくうらやましいです!』

 

『簡潔でよろしい。被告人をジャーマンスープレックスをCクラス(元F)全員で執行の刑処す』

 

「え?ちょ、ちょっと待ってよ!あぁああああっ!」

 

                  ☆

 

「あら、木下おはよう。どうしたの?」

 

「おはようございます木下君。中に入らないのですか?」

 

「お二人ともおはようなのじゃ。いや明久に少し外で待ってから入って欲しいと言われての……」

 

「あら、そうだったの。どれくらい待つの?」

 

「そろそろいいと思うのじゃ」

 

「なら入りましょう」

 

「そうね」

 

「分かったのじゃ」

 

ガラッ

 

「明久。もういいかーーーーどうしたらこの短時間でこのようなことになるのじゃ……」

 

「「キャッーーー!」」

 

川の向こうにまたおじいちゃんたちが見えた。無理やり引っ張られて連れて行かれそうになった。




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