「あれ……ここはどこだろう……?」
なんだかずいぶん綺麗な花畑と大きな川があるけどーーーーーーてっ……
「またここに来ちゃったか……」
三途の川にまた来てしまったみたいだ。靄がかかってわからないけどーーーーーー
『おいでー。おいでー』
『今度こそこっちにいらっしゃいー』
『さあさあ早くきなよー』
ーーーーーーおじいちゃんや曾おばあちゃん、遠い親戚が話しかけてくるしね。
姫路さんはかなり腕をあげたみたいだね(悪い意味で)。
「さて、これからどうしようか……」
前は雄二(半分悪霊化)から逃げてたらいつの間にか戻っていたしなぁ。
「じゃあもう一回俺から逃げるか?」
「あれ?雄二も来てたの?」
雄二は霧島さんとお弁当を食べてるハズなのに。
「弁当を食ってたらな。姫路たちが慌てててな」
「うん」
「見に行ったらお前が倒れてたんだ」
「姫路たちをごまかしつつ俺とムッツリーニと秀吉とでとりあえず横にどかそうとしたんだ」
「そうなんだ」
「だか明久につまずいてな」
「なんかそこおかしいけど我慢しよう」
「床に置いてあった姫路の弁当に顔から突っ込んだらここにいたんだ」
なるほどね。つまり簡単にいうと、
「雄二も姫路さんの料理の犠牲者だね」
ってことだ。
「うるせぇっ!お前の顔がおかしくなきゃつまずかなかったんだろうがっ!」
「僕の顔がおかしければもっとおかしい雄二はどうなんだよっ!」
「な……っ!誰がおかしいだとっ!?冗談じゃねえ!お前なんかよりはマシなはずだ!」
「いーや!絶対に僕のほうが上だね!」
なんであるかわからないけど下に落ちてたコーラを拾い上げる。
「いや俺のほうが断然上だ!」
雄二も下に落ちてたコーラを拾い構える。って三途の川になんでコーラ捨ててるんだよ……。でも今は重要なところだから何もいうまい。
「……やる気かい、雄二?」
「ああ。前にやったときはうやむやになったからな」
「上等!今度こそ決着をつけよう!」
「ハッ!口だけは達者だな!」
互いに相手を睨み付け、牽制し合う。前は、同じタイミングで始めたから同士討ちになった。だから、今回は一瞬でも早く始めたほうが勝つ!
一触即発の状況の中、何か投げられた音がした。
ーーーーカラン
「「----っ!!」」
その音を合図として状況は静から動へ。睨み合いから戦いへと切り替わる。
開始動作はまたもほぼ同じだった。それならこの後の自分の動き次第ーーーーーー
シャカシャカシャカ(僕と雄二がペットボトルを振る音)
ブシャアァァァァ(お互いに向けてコーラを射出する音)
バタバタバタバタ(僕と雄二が目を押さえてのたうちまわる音)
「「目が、目がぁぁぁああっ!」」
染みる、コーラが目に染みるよ!しかもこのコーラ唐辛子入ってるじゃん!痛いよ!
「「うがぁぁぁああっ!」」
僕と雄二は三途の川で唐辛子入りのコーラを目に当て、のたうちまわるという珍しい体験をした。
なんかこのネタを入れたくてやってみました。どうでしたか?
何かの音とは、三途の川から流れてきたゴミが落ちた音です。(次の話に全く関係ないので書いときました)