ようやく目の痛さが治ったと思ったら、現世(教室)に戻っていた。
「いきなり目を覚ましたと思ったらなんじゃ!いきなり二人でのたうちまわりおって……」
「…………三途の川で何かあった?」
二人にはこの地味な苦しみがわからないよ………。ってか三途の川に行ったってよくわかったね。
「いやぁ僕たちって、結構丈夫なんだね……」
「みたいだな。見たところ後遺症もないしな」
でも三途の川での記憶が鮮明って相当不味いかもね。先祖の顔も三度までって言うしね。
「それを言うなら仏の顔も三度まで、だ」
「なんで雄二は僕の心で思っていることがわかるの!?」
「お前の考えていることぐらいすぐ分かるんだよ、バカ」
これじゃあ僕が変なことを考えていたらすぐ分かってしまうじゃないか………!
「そういえば今何時ごろなの?」
気まずくなる前に話の話題を変えようとする僕に、
「…………今は5限の途中」
それを察したように教えてくれるムッツリーニ。
それを察してくれた秀吉が、
「姫路は学園長に、正式に交換留学を断りに行ったようじゃ。島田はまあいつも通りじゃ……」
また新たな話題を作ってくれる。
………ん?いつも通り?
「お姉さまぁああああああ!」
「いやぁあああああっ!美春っ!来ないでっ!」
「待ってくださいっ!お姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまオネエサマオネエサマ…………っ!」
「いやぁあああああっ!怖いぃぃいいっ!誰か助けてっ!」
ああなるほど………。
「じゃあ今は何の時間だ?」
「…………自習」
雄二の質問に教えてくれるムッツリーニ。
「明久と雄二が気を失っておったし、ほかのクラスメイトがのう………」
周りを見るとみんなやる気なさそうにしてるし
「みんなまだ立ち直ってないんだ………」
Cクラスでも十分だというのに。
「そりゃあ、自分たちの夢が2回とも潰されればしばらくは立ち直れないだろ。まああいつらなら放課後には復帰しているだろうよ」
そっか、じゃあ心配いらないようだね。
「放課後は補修だって鉄人が怒りながら言っておったぞ」
「…………剣幕だった」
放課後はきつそうだなあ………
「じゃあこの時間は暇だな」
「鉄人も珍しく課題を出さなかったしのう」
「ほかのクラスの補充試験で忙しいんだろ」
「…………なるほど」
試召戦争終わったばかりなのにみんな頑張ってるなあ。あれ僕たちは?
「ねえ雄二。僕たちは受けなくていいの?」
「ん?俺の目的もお前の目的も一応果たしたし、ほかのクラスは俺たちと同じかそれより上。だからそこまでやる必要がないだろ?」
むう、なんか怪しいな………
「もしかして雄二。霧島さんと戦いたくない、なんてことはないよね」
「バ、バカ野郎!そんなことねえよ」
やっぱり。雄二のくせになんか変な理由つけてると思ったよ。
「雄二がそんなこと考えているとはのう」
「…………ロマンチスト」
「さすがだねー雄二」
「だから違うって言ってるだろうっ!」
この時間は雄二をからかっているだけで終わってしまった。
でも、僕たちは色々と因縁つけられているからAクラス以外から宣戦布告されそうなんだけど、
今雄二は前の戦争の時になった頭がゆでだこ状態になっているから考えてないだろう。
これで貯めておいたストックがなくなったのでしばらく更新止まるかもしれません。