私たちのカルデア生活   作:しぃ君

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 ただただ趣味で書いたやつ。
 暇つぶしに読んでくだされば幸いです。


結城友奈は英雄である

 私の名前は藤丸(ふじまる)立香(りつか)

 人理継続保障機関フィニス・カルデアに所属する人類最後のマスター。

 一度は人理焼却によって失った未来を、多くの英霊と一緒に取り戻してみせた。

 だが、いきなり現れた異星の神の手によって地球の歴史は白紙化されてしまった。

 

 

 

 まぁ、今はその話はよそう、違う話の方がいい。

 話は変わるが私たちのカルデアには、色々なサーヴァント(英雄)が召喚される。

 神話上に存在する神様だったり、創作物の中の登場人物だったり、はたまた歴史に名を残した偉人。

 

 

 本当にしっちゃかめっちゃかも良いところだ。

 けど、私はそんな彼らと過ごすに日々が嫌いではなかった。

 むしろ、自分の知る歴史の偉人たちに会えるのはとても嬉しいし、楽しいひと時。

 

 

 一つ問題があるとすれば……召喚されるサーヴァントの中に偶に特殊な子が居るくらいだ。

 

 

「マスターさん!入っていいですかー!」

 

「あっ、ちょっと待って〜。今開けるから。」

 

 

 噂をすればなんとやら。

 今、部屋に入ろうとしている人物こそが問題の特殊なサーヴァント。

 名前は──結城(ゆうき)友奈(ゆうな)

 

 

 ドアの手前まで近づき、ドアのロックを解除した。

 最近は問答無用で入ってくるサーヴァントが居るため、鍵を掛けていたのが仇になってしまった。

 …少し反省…かな?

 

 

「おはようございます!マスターさん。朝ごはん一緒にどうですか?」

 

「いいね。一緒に行こうか友奈ちゃん。」

 

 

 彼女の見た目はまんま中学生、讃州中学校の制服を身に付けている。

 人懐っこい笑みを持つ者は英霊の中でも多く居るが、友奈ちゃんはその中でも群を抜いて居た。

 どこにでも居る少女に見えるが歴とした英雄。

 ここからがまた驚く所で、なんとクラスはバーサーカー。

 

 

 狂化のランクが低いため会話が成立しているが、これが清姫レベルになるとどの会話から変な話に転がるか分からない。

 

 

「そうだ。最近の勇者部活動は順調?」

 

「はい!部員は殆ど居ませんけど、最近も頑張ってます。例えば────」

 

 

 楽しそうに最近お手伝いしたことを語る友奈ちゃんは、やっぱり普通の女の子だ。

 前の私と同じ。

 ……こんな女の子がどうして……。

 そう思ったことは一度や二度じゃない。

 

 

 だけど、私は彼女の強さを知っているし、凄いとも思ってる。

 小さな身体の中に、神代の英雄にも物怖じしない勇気が秘められているのだ。

 偶に、羨ましく思う。

 

 

「マスターさん?マスターさん!聞いてますか?」

 

「へっ?ごめん、途中から考え事してて。」

 

「別に大丈夫です。……う〜ん、やっぱり立香先輩って呼んでいいですか?」

 

「呼び方なんて何でもいいよ?特異点に行った時も、特段危険な時じゃなければ。」

 

「ありがとうございます。何だかマスターさんって言うのが偶に恥ずかしくなっちゃうんですよね。」

 

 

 照れたように笑う友奈ちゃん。

 その後ろに、少女漫画風の作画で「友奈さん……恐ろしい人?!」と呟くマシュ。

 吹き出してしまったことで、マシュが後ろに居るのがバレて友奈ちゃんが挨拶をした。

 

 

「マシュ先輩!おはようございます!」

 

「うっ。……先輩、先輩って呼ばれるのって…嬉しいんですね。」

 

 

 優しさの塊とも言える友奈ちゃんから溢れ出るオーラは、マシュでさえ怯むレベルらしい。

 いや、怯むと言うか尊すぎて心臓発作起こす手前みたいな顔してたけど。

 

 

 マシュ……言いたいことは滅茶苦茶分かるよ。

 

 

「マシュ先輩もお暇でしたら一緒にご飯食べませんか?」

 

「ご随伴をお預かれるんだったら是非!」

 

「友奈ちゃんが居るから、今日はうどんにしようかなぁ〜。」

 

 

 そんな下らない会話をしながら、現在のベースであるノウム・カルデアの廊下を歩く。

 道中出会うサーヴァントに挨拶をしつつ、食堂に赴くと赤い外套を纏った浅黒い肌の男性(英雄)──エミヤが厨房でメニューを受け付けていた。

 

 

「むっ、マスターにマシュ、それに友奈か。三人とも今日の朝食はどうするのかね?」

 

「うどんでお願いします!」

 

「私も友奈ちゃんと同じで。」

 

「で、では私も友奈さんや先輩と同じうどんを。」

 

「ぶっかけうどんでいいかね?…並んで待っていてくれ。」

 

『はーい!』

 

 

 二人と声が揃ったことに笑い、トレーを取って横に並んだ。

 今日も今日とて、香川のソウルフードであるうどんを啜る。

 友奈ちゃんとご飯を取ると、殆どがうどんだ。

「他の物も食べてるの?」と聞くと、「エミヤさんの料理は美味しいから色々食べてますよ!」と返ってくるので食べてるには食べてるのだろうが……如何せん私はその現場に立ち会わせたことがない。

 

 

 栄養大丈夫かな?

 英霊だから、体調不良にはならな──くはないなぁ。

 でも……

 

 

「笑顔ならそれでいっか。」

 

 

 お気楽な声で、私はそう言った。

 

 ──────────────────────

 

 サーヴァント紹介!

 真名:結城友奈

 性別:女性

 身長/体重:154cm ??kg

 出典:『結城友奈は勇者である』

 地域:日本の香川県讃州市

 属性:中庸・善

 

 

 

 ステータス(勇者変身後)

 筋力:C

 敏捷:C

 幸運:A+

 耐久:B-

 魔力:D

 宝具:EX

 

 

 クラススキル

 神樹の加護:EX

 対魔力と神性を混ぜたようなもの、殆どの効果は上記の二つと同じ。

 英霊として限界した彼女は全ての戦いを経た後の彼女。

 勇者としての神性と御姿になったことで神樹と親和性が上がったことで授かったスキル。

 ある種の神代で生きた彼女が持っているのは案外普通なのかもしれない。

 

 

 狂化:E

 持っている経緯は不明。

 彼女自身も何故持っているのか分からないと言っていた。

 けれど、『結城友奈は勇者である』の物語中での彼女には、どこまでも深い慈悲があった。

 それが、狂気と見なされたのかもしれない。

 事実、彼女の優しさは度が過ぎている。

 

 

 保有スキル

 勇者のカリスマ :A-

 彼女の声援があれば、誰もが気力を取り戻す。

 彼女が諦めていなければ、誰もが諦めない。

 結城友奈と言う少女の、勇者としてのカリスマ性をスキルとして昇華させたもの。

 少女と侮ることなかれ、彼女こそが勇者だ。

 

 

 満開:EX

 自分の身体を供物として捧げる代わりに、神の力の一端を行使する。

 物語の中では欠損(捧げた)した部分は戻ってくることはないが、スキルとしてのこれは一時的にある部分が使えなくなるというものになっている。

 宝具と言っても過言ではない火力を誇るが、使い所を間違えるとマスター共々危機に陥る。

 

 

 勇者は、根性!:B+

 ガッツ系のスキルと同じく、瀕死の重傷を負っても立ち上がる。

 物語の中の彼女に死の淵から蘇ったと言う話はないが、足が動かなくなり勇者として変身出来なくなっても無理矢理に満開を成功させたことから、このスキルを得た可能性が高い。

 どん底まで追い詰められても立ち上がる精神力の表れでもある。

 

 

 宝具

「全部のせ勇者パンチ」

 ランク:EX

 種別:対人宝具

 最大補足:一人?

 天の神さえも打ち倒した最強の拳。

 神の加護さえ貫通する対人宝具にして対神宝具。

 六つの花弁と三つ巴が出現し、敵を補足してそこに大満開で最大限強化された(勇者パンチ)を叩き込む。

 注意としては、魔力の消費が尋常ではないこと。

 神樹が自らを供物にして授けた満開の力だからこそ、莫大な魔力が要される。

 

 

勇気のバトン(花を結った勇者たち)

 ランク:A

 種別:????

 最大補足:一人〜十人

 固有結界と呼ばれる特殊魔術。

 ……友奈自身に魔術の才はないが、現実を心象風景に書き換え、今までバトンを繋いできた勇者たちを召喚する。

 一人一人が神性持ちと言う厄介極まりないものではあるが、元々の根が優しいため殺しはせず無力化までしか出来ない。

 なお、召喚に応じない者は絶対に居ないらしい。

 

 

 

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