スタジアム
そこに一人の人物が居る。誰かを待っている様子だ。時折懐に手を当てたりして何かの所在を確認している。
(…警察の包囲は完了している様子だ…。あとは…。)
その様子を影から覗っていた龍斗は既にクワガタの姿のライブモードに変形しているスタッグフォンを掌の上に乗せ、相手の仕草から狙う位置を確認し、
「行け。」
小声でスタッグフォンに指示を出し、男の上着の一部を切り裂くと、そこからティーレックスのガイアメモリが落ちてくる。スタッグフォンは男よりも早くガイアメモリを拾い上げ、それを龍斗の元まで届ける。
「ティーレックスのガイアメモリ…これが動かぬ証拠だ。…戸川殺しの犯人…いや、正しくはウインドスケールの支店が襲われた事件の幾つかは、アンタの仕業だろう。」
「お、お前は…。」
「推理小説だと、かなりの反側技だな。最後のキーワードは当時の依頼人達が所属していた部署。ウインドスケールに居た当時の戸川と都村さんの上司…。お前がティーレックスの魔人だ!」
「ぐ…都村は何処だ、私は彼女に呼び出されて…。」
「探偵が依頼人を危険に曝すか。飽く迄アンタを呼び出してもらっただけだ。」
男が落したガイアメモリを手に取って龍斗は淡々と怒りを込めた冷ややかな視線で睨みつけながら、真相を明らかにする。
「アンタは、都村さんだけじゃない。彼女以外にも多くの部下の実績を横取りし、今の地位まで出世して来た。ところが、それに怒った戸川が上にそれを訴えようとしたが、それをされる前に彼を追放した。」
そして、スタッグフォンを取り出し、それを通話状態にする。
「それだけじゃない、自社のビルを襲っていたのも…いや、戸川に襲わせたのも、口封じで戸川を殺し、全ての罪を戸川に擦り付け、同時に真相の一部を明らかにし、限定販売された服の話題性を高める為。マグマのメモリを戸川に売る様に売人に紹介したのもお前だろう?」
『推測だけど、流石に、売人も会社を首になった人間に高価なガイアメモリを買う金が有るとは思わないだろうからな。』と言葉を付け加える。
「ぐ・・ぐ…。そうだ…あいつが、上に訴えるなんて言い出さなければ…私の地位は安全だったんだ! 都村もそうだ、私が目を掛けてやっていたから、入社したばかりの新人のデザインがウインドスケールで採用されたんだ!」
「…黙れ! お前の下らない欲望の為に一人の人間が死んだ。頼みのガイアメモリも手元にはない。これは証拠品として警察に届けさせてもらう。大人しく罪を認めて自首するんだな…。」
「ま、待て! 探偵、この真相はまだお前しか知らないんだろう!? だったら、金なら幾らでも払う! だから、見逃してくれ!」
男は淡々と真相を告げる龍斗にそう懇願する。そんな男を無視しながら龍斗は無言のままスタジアムの外が見える場所へと向かう。
スタジアムの外は既に龍斗が呼んだ警察が包囲していた。
「残念ながら、既にここは警察が包囲してある。ついでにさっきの会話は全部こいつで伝えてある。」
スタッグフォンを見せながら龍斗はそう告げる。
「お前は…この街をそのものを泣かせている…! 大人しく裁きを受けろ!」
龍斗がそう宣言した時、第三者の気配が…依頼人である都村が現われたのだ。
「そ、そんな…そんな事の為に陽介が…。」
「!?」
「拙い! 都村さん、逃げろ!」
龍斗がそう叫ぶよりも早く動き出した男は懐からナイフを取り出し、都村を押さえつけるとそのナイフを突き付ける。
「おい、探偵、こいつの命が惜しかったら、そのガイアメモリを返せ!」
「………。」
男のその言葉にスタッグフォンを使って回収した男の持っていたティーレックスのガイアメモリに視線を向ける。
マオに自分のガイアメモリを返してしまった以上、ティーレックスのメモリを渡してしまったら、自分がティーレックスの魔人に対抗する手段はないと言う事は考えるまでもなく分かり切った事。だが、
「…分かった…。受け取れ。」
決断は早く、ティーレックスのメモリを男へと向かって放り投げる。それを見た男は都村を突き飛ばし、
「きゃぁっ!」
「これだ…これさえあれば…何だって出きる…。警察が幾ら居ても怖くない。絶対につかまる事はない!!!」
『T-REX』
男はメモリを起動させ、首筋に有るマークにメモリを差し込む。
「くっ! 刃野さん、逃げろ、ドーパントが出た!」
龍斗は通話状態にあるスタッグフォンを利用し、外に居る警官達に警告する。そして、突き飛ばされた都村を助けながら、襲い掛かる衝撃波に耐えようとしたが、それは叶わず吹き飛ばされてしまった。
そして、男が恐竜…ティラノサウルスの頭を模したティーレックスドーパントへとその姿を変え、咆哮を上げる。
「ガアァァァァァァァァァアア!!!」
「総員退避!!!」
ティーレックスドーパントが咆哮をあげると、衝撃波が容赦なく周囲を襲う。外へ飛び出し、警察官も吹き飛ばす。ある者はパトカーのフロントガラスにぶつかり、あるものは壁にぶつかる。
龍斗と都村は、なんとか、物陰に隠れる事が出来たが、ドーパントに対抗する方法はないのだ。
「きゃあぁー!」
「…なんで、ここに! って、今更、そんな事言っても仕方ないか…。」
慌てて横に走ってその場所を逃げた時、ティーレックスドーパントの頭(?)が壁を突き破る。
「向こうに、逃げて!」
「は、はい!」
都村を逃がすと、龍斗は立ち止まり、スタッグフォンと疑似メモリを取り出すが、降ってきた瓦礫が当り、疑似メモリを落してしまう。
「しまった!」
目の前まで迫ってくるティーレックスドーパントへの対抗手段が失われてしまった瞬間、
「…もっとだ…もっと、食わせろ!!!」
完全にティーレックスの力にのみ困れているのだろう。理性を感じさせない男の声でそう叫ぶ。
ギリギリの所で回避に成功するが、衝撃波で砕かれた瓦礫が容赦なく龍斗の上へと降り注ぐ。
「っ!?」
これまでかと思った瞬間、リボルキャリーが現われ、瓦礫を弾き、それらをティーレックスドーパントへとぶつける。そして、キャノピー部分が開き。
「はぁい♪ 危ない所だったわね、龍斗。」
マオが手を振りながら顔を出す。
「…今更、なんだ?」
「…散々考えたんだけど…なんで私が怒られたのか良く分からなかったのよね。」
リボルキャリーから飛び降りて龍斗の元に近づき、手を差し出す。
「だから…ちゃんと、教えて。」
「分かったよ。まあ、オレも行き成り怒って悪かったな。だから、今は…。」
「半分だけ、私の力、龍斗に貸して上げる。」
そう言ってマオは龍斗へとガイアメモリを差し出す。龍斗はそれを受け取り、ダブルドライバーを装着する。マオの腰にも同じく、ダブルドライバーが現われる。
「私達は…。」
「二人で一人の探偵だ! 行くぜ、マオ!」
「OK!」
二人は同時にガイアメモリのスイッチを押す。
『CYCLON!』
『JOKER!』
「「変身!!!」」
龍斗の腰のダブルドライバーの右側の差し込み口にサイクロンメモリが出現する。龍斗はそれを押し込み、黒のジョーカーメモリを左側に差し込む。そして、龍斗はそれを左右に展開し、Wの文字を描く様な形になる。
『CYCLON!/JOKER!』
突風が吹き荒れ、龍斗はその姿を『仮面ライダーW・サイクロンジョーカー』へと変えたのだ。
「『さあ、お前の罪を数えろ!』」
ティーレックスドーパントを指差しながら高らかにそう宣言した。
『あ、その前に…私の体、リボルキャリーの中に入れといて♪』
「…だから、リボルキャリーの中で変身しろ!!!」
マオに突っ込みを入れながら、マオの体をリボルキャリーの中に乗せるダブルの姿は何処か間抜けだった。そして、襲い掛かるティーレックスドーパントが迫る前にマオの体をリボルキャリーに乗せられないと判断すると、近くに有ったパトカーの中に乗せて、ティーレックスドーパントへと挑む。
『う~…なんだか、扱いがぞんざい。』
「…そんな事言ってる場合か!?」
とことんまでマイペースなマオと龍斗の二人でした。
「はぁ!」
『えい!』
ダブルはキック中心の攻撃をティーレックスドーパントへと叩き付ける。
「ガァァァァァァァア!!!」
「おっと! はあ!」
素早い動きでティーレックスドーパントの突進を避けながら、ダブルはティーレックスドーパントに休む事ない連続攻撃を叩き込む。
それが何回か繰り返された時、ティーレックスドーパントは咆哮を上げ、その衝撃波でダブルは吹き飛ぶ。それだけではなく、周囲を破壊し瓦礫を作り出す。
「グアガアァァァァァァァァァァア!!!」
更にティーレックスドーパントは咆哮を上げ、周囲の瓦礫を取り込み、自身の体を巨大化させる。その姿は瓦礫で頭以外の部分を作り上げられた恐竜…ティラノサウルスの様な姿だった。しかも、ダブル(龍斗とマオ)は気付いていなかったが、マオの体が乗っているパトカーが尻尾の部分とワイヤーで繋がってしまっていた。
「そんな物!!!」
『無駄よ!!!』
巨大化したティーレックスドーパント…巨大ティーレックスドーパントが瓦礫を撃ち出してダブルを攻撃する。ダブルはそれらをキックで粉砕するが、巨大ティーレックスドーパントに食いつかれ、放り投げられ、壁を次々と破りながら破りながら吹き飛ばされていった。
「ぐ…。」
『龍斗、メモリを変えるわよ!』
「ああ…熱い一撃をお見舞いしてやるぞ!」
右半身は赤いガイアメモリ、『ヒートメモリ』を取り出しスイッチを押す。
『HEAT!』
サイクロンメモリを外し、ヒートメモリと入れ替え、
『HEAT!/JOKER!』
右半身が緑のサイクロンから、赤のヒートへと変わる。それこそ、ダブルの派生フォームの一つ『仮面ライダーW・ヒートジョーカー』!
ヒートメモリは『熱き記憶』を記録したメモリで、対応カラーは赤。
変身者の闘争本能を掻き立てる効果を持ち、周囲の空気が歪むほどの高熱を発言させる事も出切る攻撃性の高いメモリ。
その特性上、シャークドーパント戦でルナ、サイクロンと組み合わせて使っていたメタルメモリとの相性が良い。
「グルゥゥゥゥゥゥウ!」
「ハァァァァァァァ。フッ!」
巨大ティーレックスドーパントに、ダブルは力一杯握った拳で、炎を纏ったパンチを連続で叩き込む。
「オラァァァァァァ!!!」
『えぇぇぇぇぇぇい!!!』
強力なジャンプパンチを撃ち込み、巨大ティーレックスを転倒させる。
『え?』
そこでマオは初めてそれに気が付いた。
『あ、あれって…私の体ぁぁぁぁ!!!』
そう、ワイヤーで引っ張られたマオの体が乗っているパトカーに。
「…無理してでもリボルキャリーに乗せとけば良かった;」
ダブルが動きを止めた瞬間、巨大ティーレックスドーパントは起き上がり、逃げ出していく。
『あー…ちょっと待って、私の体返してよ!!! 乱暴に扱わないでよ!!!』
「追いかけるぞ!」
一般道を逆送しながら、車をひっくり返しながら走る巨大ティーレックスドーパントを、ダブルは慌ててハードボイルダーで追いかける。
『わ、私の体!!! お願いどいて!!!』
「…大事故だな…。」
巨大ティーレックスドーパントに気が付いた対向車や一般車が左右に避けて停車させる事で道を開けた事で被害を食い止める事に成功する。
停車した一台の車のドライバーが窓から顔を出し、走り去っていった巨大ティーレックスドーパントを見送ると、そこをダブルの駆るハードボイルダーが走り去っていく。
「はっ!!!」
巨大ティーレックスドーパントが急カーブで建物にぶつかった事で、崩れた建物が降ってくるが、それを全て避ける。
信号機や標識を破壊して道を塞ごうとするが、車体を大きく傾け、火花を散らせながら瓦礫の下を潜り抜ける。
体制を立て直し、再び追跡を再開する。そして、尻尾に繋がれているパトカーに追いついた。
『は、早く、私の体を…。』
「待ってろ、リボルキャリーが来た。」
後方から走ってくるリボルキャリーの姿を確認すると、マオを乗せた側の無理矢理ドアを引き剥がす。
そして、彼女を引き出そうとした瞬間、巨大ティーレックスドーパントはビルの上に上っていく。
『きゃあー!!! 私の体が…。壁走りよ、急いで追いかけて!!!』
「そんな事、できるか!?」
突っ込みを入れながらスタッグフォンを操作し、リボルキャリーの車体が開き、その中央部分へハードボイルダーを乗せる。後方部分…テールユニットの換装の為に後輪部分を差し込み、リボルバーハンガーを回転させ、ヒートと同じ赤いテールユニット『タービュラーユニット』を装着する。
「行くぞ!」
『OK!』
前輪が折り畳まれ、折り畳まれた翼が展開され、空を舞うマシン『ハードタービュラー』が完成する。
ハードタービュラーを飛翔させ、ビルの上に到着した巨大ティーレックスドーパントが尻尾を振るい、出迎える。
「おっと!」
それを回避した所に、瓦礫が発射されるがそれも回避。接近しようと巨大ティーレックスドーパントに近づくダブルとハードタービュラーを食いつき迎撃しようとするが、それも宙返りで回避。
『私の体、もっと大事に扱ってよね、あの変態ドーパント!!!』
「…いや、向こうには、お前に対しては何の意図もないと思うが…。」
マシンガンユニット『ユニバーサルランチャー』のバルカン砲を撃ちながらそう叫ぶ
そのダメージは大きくないが、一旦距離をとり、ジョーカーのメモリを外し、銀色のメモリ、『メタルメモリ』を取り出す。
『METAL!』
そして、メタルメモリを差し込み、展開させる。
『HEAT!/METAL!』
右半身が銀色のメタルに変わる。その姿こそ、左半身が赤のヒート、右半身が銀のメタルの姿を持ったダブルの基本フォームの一つ『仮面ライダーW・ヒートメタル』!
手にしたメタルシャフトを伸ばし、それを構え、ハードタービュラーを飛翔させ、巨大ティーレックスドーパントへと向かっていく。
『龍斗…あの変態をメモリブレイクよ!!!』
「ああ、これで決める!」
メタルメモリをメタルシャフトのドライブスロットへ差し込み、
『METAL MAXIMAM DRIVE!』
電子音と共にメタルシャフトの両端が炎を纏い、瓦礫の中を潜り抜け、巨大ティーレックスドーパントへと肉薄する。
「『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!』」
それだけではなく、ハードタービュラーやダブル自身も炎に包まれる。
「『メタルブランディング!!!』」
それこそが、炎の力をメタルシャフトに纏わせて突撃し、殴打する事で粉砕する必殺技『メタルブランディング』。
ティーレックスドーパントの爆発と共に体を構成していた瓦礫が吹き飛び、男とマオの乗ったパトカーが落下していくが…偶然自分たちの方向で飛んで来た男をどうでもいいとばかりに、ビルへと殴り飛ばし、パトカーを追いかける。
……………どうでも良いが、男の体からガイアメモリが出て砕け散るが、それは本当にどうでも良い話である。
「間に合え!」
ハードタービュラーでワイヤーに引っ掛け、落下を食い止めるが、マオの体が力なく崩れドアの方へと寄り掛かる。そして、その瞬間ドアが開き、そこから落下していく。
「なに!?」
『きゃあー!!! もっと危ない事に!?』
ヒートとメタルのメモリを外し、サイクロンとジョーカーのスイッチを入れ、ハードタービュラーから飛び降りながらスロットに入れ、展開する。
『CYCLON!』『JOKER!』
『CYCLON!/JOKER!』
サイクロンジョーカーへと変身し、間一髪の所でマオの体を受け止め、お姫様抱っこと言う体制で地上へと帰還する。
『うふふ~。』
何故か嬉しそうな笑みを浮かべてマオはダブルの変身を解除する。そこで己の体へと戻ったマオは…。
「ま、マオ…離して良いか?」
「やだ! もっとこのまま!」
お姫様抱っこと言う体制で龍斗の首に腕を廻して嬉しそうにそういうのだった。
園咲家
冴子…タブードーパントがガイアメモリの売人を父に紹介していた。
「お父様、須藤霧彦さんです。」
「あら、見た目はまあまあね。」
タブードーパントの近くにいた西洋人形の様な姿のクレイドールドーパント…若菜が霧彦を見てそんな感想を零す。霧彦は琉兵衛…テラードーパントの側へと近寄り、ガイアドライバーを巻きつける。琉兵衛は霧彦へ一つのガイアメモリを手渡す。
「これは、園咲の人間にのみ与えられるガイアメモリだ。最悪…これで死ぬ場合もある…。何か言い残す事は有るかね?」
そう問う琉兵衛に霧彦は不適な微笑みを浮かべたまま。
「自慢の婿の誕生です…。お義父さん!」
琉兵衛からガイアメモリ『ナスカ』を受け取り、一切の躊躇なくガイアドライバーへと差し込む。その瞬間霧彦の体から強烈な光が起こり、その姿を怪人へと変える。
「…おめでとうございます…お義兄さん。」
太陽を思わせる金の半身と騎士を思わせる銀の半身を持ち…そして、明らかに他の者達とは違う『X』の形をしたバックルをつけた、怪人達の中に有り唯一の仮面ライダー『イクス』…凍也は拍手をしながら霧彦を祝福する言葉を述べた。
探偵所
ノートパソコンで龍斗は今回の事件の報告書を書いていた。
「『都村の元上司は警察へ捕まり、都村は新しい会社に就職し、戸川は二度と戻らない。それがこの街、『風都』の現実だ。だが、依頼人が新しい出発ができたのは良かったのかもしれない。それが辛い現実の中の唯一の救いだ。だが、それが現実だとしても、オレは諦めない。必ずこの街の未来を……そして、笑顔を守って見せる。必ず『オレ達』が。』」
「良いわね♪ その響き♪」
「まあな、オレ達は二人で一人の探偵だからな。」
嬉しそうに笑うマオの言葉に龍斗は笑いながらそう答えた。
「それで、今回の依頼料って何だったの?」
「ん? ああ、これだ。」
手に取った箱を龍斗はマオに投げ渡す。
「何々? うわぁ~これって…。」
「ああ。昨日届いた。今回の依頼料はその服だ。お前の為に新しい服をデザインしてやってくれって頼んだんだ。結局、探し人は殺されたけどな。」
広げた服を抱きしめながら、マオは嬉しそうに笑顔を浮かべながら、
「ま、下手に出歩けないし、新しい服も無いと嫌だろう? 丁度良いと思ってな? 気に入ったら良いけど…。」
「うん、ありがとう、龍斗!♪」
「って、抱きつくな!!!」
嬉しそうに笑いながら、マオは龍斗に抱きつく。
最先端の科学とエコの街『風都』
この街では多くの怪事件が起こる。
だが、この街でそんな怪事件に巻き込まれた時は、ある携帯サイトからこの街を守る探偵に依頼しよう。
怪事件を解決し、悲しみの涙を乾かす風…依頼料、現物支給OKの二人で一人の探偵…
その名は『仮面ライダーW』
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