仮面ライダーW ~双世の探求者~   作:龍牙

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これは本編の番外編です。この物語の内容が本編と関係する事も有るかもしれませんが、主に本編とは関係ないエピソードとなります。


EX01:『Wの断章01/Wの休日』

『HEAT!/JOKER!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『さあ、お前の罪を数えろ!』」

 

 

 

「シネェェェェェェエ!!!」

 

 

 

自身を指差す、Wヒートジョーカーに襲いかかる巨大なドリルにドリル状になった両腕と足を生やした(天元突破でもしそうな)姿のドーパント、『ドリルドーパント』の腕を炎を纏ったヒートジョーカーのパンチが迎え撃つ。

 

 

 

「そら!」

 

 

 

『えぇい!!!』

 

 

 

ダブルの放つ炎を纏ったジャブパンチ、ストレートと片腕だけの連続攻撃がドリルドーパントを後退させ、一気に吹き飛ばす。

 

 

 

「どうだ!? …それにしても、固いな…。」

 

 

 

ドリルドーパントを殴り飛ばした腕を軽く振りながらダブル(龍斗)はそう呟く。

 

 

 

『本当に固いわね。最初からヒートジョーカーで正解ね。もう夜も遅いし、寝不足は美容の大敵だし、さっさと決めましょう!』

 

 

 

「了解だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『JOKER MAXIMAM DRIVE!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョーカーメモリを抜き、右腰のスロットに刺し込むと紫電が流れる。

 

 

 

「『これで決まりだ!』」

 

 

 

ダブルは相手に向かって飛び上がり、ダブルの右手に赤い炎が、左手に紫の炎が燃え上がり、相手の目の前で体が分裂する。

 

 

 

「『ジョーカーグレネイド!!!』」

 

 

 

連続パンチを分裂した半身が交互に叩き込む。

 

 

 

「グ…グアァァァァァァァア!!!」

 

 

 

ヒートジョーカーの必殺技『ジョーカーグレネイド』を受けたドリルドーパントが爆発し、後に残された男性の体からガイアメモリが抜け出し砕け散る。

 

 

 

『連続強盗犯はこれで捕まったわね♪ ふわぁ…するならするで、もう少し早くして欲しいわよ。』

 

 

 

「おいおい…何処の世界に昼間から強盗する奴が居るんだよ?」

 

 

 

『警察もそろそろ来る頃だから、帰りましょう。ふわぁ…。じゃ、先にお休み~。』

 

 

 

マオの言葉が聞こえるとダブルへの変身が解け、龍斗の姿へと戻る。

 

 

 

「って、マオ! あいつは勝手に…。」

 

 

 

既に言葉が届いていないパートナーへと文句を言いながら龍斗は近くに停めてあるハードボイルダーに乗り込み、その場から走り去っていく。

 

 

 

「…やれやれ…バカなセールスマンの尻拭いと思ったが…面白い物が見れたな…。」

 

 

 

夜の闇に目立つ金色と銀色の半身を持つ仮面ライダー『イクス』はハードボイルダーに乗って走り去っていく龍斗の背中を見送りながら、足元に倒れているドリルドーパントで有った男を蹴り飛ばし、砕け散ったガイアメモリの大きな破片を拾い上げる。

 

 

 

「…金も払わないで、ガイアメモリを強奪して逃げた上に強盗を繰り返すか…もう少し客は選んだ方が良いな。…それにしても…左右非対称のドーパント…オレと同じタイプか?」

 

 

 

仮面の奥で凍也は新しい玩具を見つけた子供のような笑みを浮かべる。

 

 

 

「…試して見たいな…オレとあいつ…どちらが上か?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日…探偵事務所

 

 

 

「今回もハズレって感じだったわね~。ガイアメモリのセールスマンの情報なんて聞けそうな相手じゃなかったしね~。」

 

 

 

「そうだな。」

 

 

 

マオの言葉に報告書を纏めている龍斗が答える。

 

 

 

「はぁ…週末だって言うのに…遊びにも行けないなんて…早くミュージアムやっつけて、遊園地とか、水族館とかに遊びに行きたいのに!!! 家の中に閉じこもってるのなんて暇よ、暇よ!!!」

 

 

 

「オマエなぁ…本当に自分がミュージアムに狙われてるって自覚有るのか?」

 

 

 

事件の報告書を纏めた後は携帯サイトでの依頼の確認…主にドーパントが関わっている事件を専門に扱っている訳だが、実際ドーパントが関わっている事件は、その中の極僅かな物である。

 

 

 

「…う~…でも、暇な物は暇なのよ!!!」

 

 

 

横目でそんなマオを一瞥しているが実際彼女の心境は理解できる。…ドーパント関係の事件がなければ龍斗も暇なのだ。

 

 

 

「…ん…?」

 

 

 

そんな時、龍斗の目に止まったのは一つの事件の依頼。…間違いなく、ドーパントが関係していると言うのは分かるが、問題なのは…。

 

 

 

「なになに? これって…龍斗、引き受けましょうよ、これ!!!」

 

 

 

興味を引かれたマオが依頼の書き込みを見た瞬間、龍斗からスタッグフォンを奪い取る。

 

 

 

「…って、おーい…マオさん!!!」

 

 

 

龍斗から目を輝かせて依頼の書き込みを見ているマオを眺めつつ、龍斗は呆れの含んだ様子で彼女の名前を呼ぶ。

 

 

 

「…あ~…知るのと体験するのって全然違うのよね~。興味深いわ~。」

 

 

 

「おーい、その依頼ってさ…。マオ、お前…本当に少しは自分の立場を自覚しろ!」

 

 

 

既に乗り気なマオを止める手段など龍斗には無い。こうして、この依頼を引き受ける事となった龍斗だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、その翌日の日曜日…

 

 

 

互いに寄り添い合う姿で歩く、普段の私服姿の龍斗と前回(ウインドスケールの事件)の時の報酬として貰った私服姿の二人の姿が有った。………………薄暗い墓場らしき通りで。

 

 

 

「興味深いわね~。これが“お化け屋敷”…恐怖を擬似的に体験する施設ね。」

 

 

 

「はぁ…。」

 

 

 

始めて来るお化け屋敷に対して興味津々と言う様子のマオに対して、頭痛を感じる様に頭を押さえる龍斗。

 

 

 

さて、現在二人が居るのは風都に有る大型テーマパークのお化け屋敷の中。ここは外見こそは古典的なお化け屋敷だが、その中身は最先端の科学技術を結集して作り上げた『客を怖がらせる』と言う事に技術と理論を洩り込んだ施設なのである。

 

 

 

『ギャァァァァァァァァア!!!』

 

 

 

「すごい! すごい!」

 

 

 

「…おーい、少しは怖がってやれよ…。」

 

 

 

井戸から飛び出してきて絶叫を上げた鎧姿の腐乱死体を見ながらはしゃいでいるマオに、龍斗はそうツッコミを入れる。

 

 

 

様々な仕掛けだけでなく、温度や湿度に空気の流れまでも精密に電子制御され、入った者を恐怖のどん底に突き落とすそれも、地球の本棚を持つ少女には興味の対象でしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍斗達への依頼…それはこのお化け屋敷の中で起こっている怪物騒ぎの調査だった。幸いにも死者こそ出ていないが、既に二十人以上の男女がドーパントらしき怪物を目撃して襲われているのだ。

 

 

 

このアトラクションに入ると怪物に襲われると言う噂が広がり、テーマパークの経営陣は警察に頼むも、警察もドーパント関係の事件に対しては頼りにならず、それ所か警察が来た時には一切姿さえも現さなかったのだ。

 

 

 

そこで、藁にも縋る思いで風都の都市伝説の一つとなっている龍斗の携帯サイトへと事件の調査を依頼、それが二人の目に留まり引きうけたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わー、すごい、すごい!!!」

 

 

 

「…はっきり言って、お化け屋敷でこんな風に楽しむ奴も珍しいな…。」

 

 

 

「ねー、ねー、龍斗、有れ凄いよ、どうやってるんだろう!?」

 

 

 

「…少しは怖がってやれって…。」

 

 

 

新しく出てきたギミックを指差しながら子供の様に喜んでいるマオ。はっきり言って横でこんな態度を取られていると折角の恐怖心も半減してしまう。と言うのは龍斗の弁である。

 

 

 

(…しかし…どうやってドーパントをここから外に出す?)

 

 

 

依頼を受けた時…ドーパントと戦う際、施設の中で戦う事を厳重に禁止されたと言う訳だ。こんな所でダブルとドーパントが戦ったら、必殺技所か変身の影響でも被害は数百万は軽く突破してくれる事だろう。

 

 

 

「ねえ、龍斗…楽しいのは良いんだけど、ドーパントが何処にいるか分かるの?」

 

 

 

「全然。はっきり言って向こうにこう動きがないとな。」

 

 

 

「それって、警察の結論と同じって事?」

 

 

 

「そうだな。この件に関してはそうとしか言えないよな。」

 

 

 

溜息を付きながら、マオの言葉に龍斗はそう言葉を返す。

 

 

 

「舞台裏とかは調べなくていいの?」

 

 

 

「ドーパントが襲われたのは客限定だ。…スタッフにドーパントが居る可能性はあるけど、スタッフに被害者はない。」

 

 

 

しかも、私服で捜査した警官の前にはドーパントは出ていないのだから、どうやって見分けているかは不明だ。

 

 

 

「そう言う訳で探偵である事、忘れて普通に楽しむのが一番だ。」

 

 

 

「そうね♪」

 

 

 

心底楽しそうな様子でマオがそう答える。丁度その時、

 

 

 

「龍斗…。」

 

 

 

「…お出ましか…。」

 

 

 

二人は表情を変える。感じなれた気配…忍び寄ってくる作り物にはない“悪意”…そして、それは…言うまでもなく、ドーパントの気配。

 

 

 

『ニクイ…。』

 

 

 

マオの体を自分の後ろにそして、手を繋いで何時でも出口に向かって走れる体制を取る。幸いにも、このドーパントに襲われて命を落した者は居ないが、それが絶対とは言えない。自分達が記念すべき初の犠牲者になってしまう危険性もはらんでいるのだから。

 

 

 

『ニクイ…。』

 

 

 

「…何処に居るのよ…?」

 

 

 

「っ!? 上か!?」

 

 

 

気配や動く音が真上で止まる。龍斗がそう叫び上を見上げるとそこには姿を現した動物の様な姿をしたドーパントが居た。

 

 

 

「こっちだ!」

 

 

 

「わ、わわわ…。」

 

 

 

マオの手を引いて慌ててそこから離れると、今まで龍斗達が立っていた場所にそのドーパントが現われる。

 

 

 

「…なるほど…カメレオンのドーパントね。」

 

 

 

「姿を消して直接近場から監視していたって訳か。」

 

 

 

丁度出口への順路へと逃げられたのを幸いとして、二人は何時でも逃げ出せる体制を取りながら、カメレオンドーパントから視線を逸らさない。

 

 

 

「…いい女を連れた男がニクイ!!!!」

 

 

 

「「…………………………………………はぁっ?」」

 

 

 

血涙でも流しそうな勢いでそう叫ぶカメレオンドーパントを眺めつつ呆けた声を上げる龍斗とマオ。

 

 

 

「…つまり…あれ?」

 

 

 

「もてない男がガイアメモリを手に入れて、女連れの男を狙っていたって訳か。」

 

 

 

それで全部納得してしまう二人。それならスタッフが襲われる訳はなく、警察の調査など態々男女ペアで行動する訳がない。だが、もう一つの疑問が…。

 

 

 

「…いや、でも…被害者の中には女も「男に付いていく女もニクイィィィィィ!!!」……そうですか。」

 

 

 

律儀に龍斗の問いに答えてくれたカメレオンドーパントに更に呆れた視線を向けながら、二人は…。

 

 

 

「…今までで一番バカらしいドーパントだな。」

 

 

 

「…興味もわかないわね…。」

 

 

 

「許さん…許さんぞ!!! 誰でも良いなら、なんでオレのトコには誰も来ないんだぁ!!!」

 

 

 

勝手に一人でテンション上げてヒートアップしているカメレオンドーパントを呆れた視線で眺めながら、ゆっくりと後に下がっていく。

 

 

 

…こんな所で戦ったら、被害が馬鹿にならない…。一介の高校生兼探偵に払える金額を一瞬で軽く超過してしまう。

 

 

 

「…逃げるぞ…マオ。」

 

 

 

「そーね、龍斗。」

 

 

 

マオが龍斗の腕にしがみ付きながら、彼と共にカメレオンドーパントとの距離を取る。そして、そんな二人の姿はカメレオンドーパントの目に止まり…

 

 

 

「くそっ、くそっ、くそっ、くそっ!!! 人前でベタベタしやがって! それはオレへのあてつけか!? 嫌がらせか!?」

 

 

 

「「せーの!!!」」

 

 

 

声を揃えてそう叫び二人はカメレオンドーパントの前から逃げ出していく。

 

 

 

「………しかも、あんな可愛い子と…って、待ちやがれ!!!」

 

 

 

一人ヒートアップして叫びながら、目の前から憎悪の対象が居なくなった事に気が付いたカメレオンドーパントは慌てて二人を追いかける。

 

 

 

「…でも、なんでここのお客さんだけを狙ってるのかしら?」

 

 

 

「…さあな、テレビでここがカップルに人気とでも聞いたとか、ここで彼女に振られたとか、そんな理由が有るんじゃないのか?」

 

 

 

「うわ、情けないわね…。」

 

 

 

カメレオンドーパントに追いかけられながら、二人はそんな会話を交わしながら、お化け屋敷の中を逃げていた。そして、僅かな時間の追い掛けっこを制したのはスタートダッシュが早かった龍斗達だった。

 

 

 

予め、自分達が入ったところでお化け屋敷の出口周辺からは人払いがしてある。ならば…。

 

 

 

一瞬のアイコンタクト、ダブルドライバーを装着し、遠くのベンチまでマオが走り、龍斗はジョーカーメモリを取りだしカメレオンドーパントの出現に備える。

 

 

 

「待ちやがれ!!!」

 

 

 

「いらっしゃいってな!!! 『変身!!!』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『CYCLON!』『JOKER!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人は同時にガイアメモリのスイッチを押し、マオがサイクロンメモリを刺し込み、意識と共に龍斗の元へと送り、意識を失った体をベンチへと預ける。龍斗はサイクロンメモリを押し込むと、ジョーカーメモリを刺し込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『CYCLON!/JOKER!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カメレオンドーパントの前に現われた仮面ライダーWはカメレオンドーパントを指差し、

 

 

 

「『さあ、お前の罪を数えろ!!!』」

 

 

 

「それはこっちの台詞だ!!!」

 

 

 

ダブルを龍斗と認識しているのだろう、カメレオンドーパントの悲痛な叫び声が響いたのだった。

 

 

 

カメレオンドーパントが口から伸ばす舌で攻撃してくるが、ダブルはそれを容易く回避する。

 

 

 

『うーん…あの舌は厄介ね。初速はサイクロンよりも早いし、こんな所だとトリガーは使えないし。』

 

 

 

「…しかし…お化け屋敷の中だと、姿を消してたけど、こいつ…姿を消さないのか?」

 

 

 

流石に姿を消されて攻撃されたら厄介と思うが…怒り(嫉妬)で頭に血が上って忘れているのだろう、カメレオンドーパントは自分が姿を消せる事を忘れている様子だ。

 

 

 

『それじゃあ、早く倒しちゃいましょうか。』

 

 

 

「ああ、オレの方を変えるぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『METAL!』

『CYCLON!/METAL!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイクロンメタルへとハーフチェンジすると、ダブルは展開したメタルシャフトを構え、一気にカメレオンドーパントとの距離を詰める。

 

 

 

当然、カメレオンドーパントも武器である舌を使って攻撃してくるのだが、メタルシャフトでそれを防ぎながら、自分の射程距離へと近づくと。

 

 

 

「はぁぁぁぁぁぁあ!!!」

 

 

 

「ぐぎゃぁ!!!」

 

 

 

風を纏ったメタルシャフトでの打撃をカメレオンドーパントへと叩き付ける。

 

 

 

「食らえ!!!」

 

 

 

そして、頭、体、脇へと容赦ない三連撃を叩き込み、

 

 

 

『これはおまけ!!!』

 

 

 

アッパーでも撃ち込む様に振り上げる形でカメレオンドーパントの顎にメタルシャフトを叩き付ける。

 

 

 

「うぎゃぁ!!!」

 

 

 

思いっきり顎をメタルシャフトで殴り飛ばすと、同時に攻撃し様とした舌まで噛んでしまったのだろう、今まで一番の悲鳴を上げて仰向けに倒れる。

 

 

 

「これで…。」

 

 

 

『終わりよ!』

 

 

 

そんなカメレオンドーパントから距離を取り、そう宣言すると、メタルメモリを取り外し、ジョーカーメモリを取り出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『JOKER!』

『CYCLON!/JOKER!』

『JOKER MAXIMAM DRIVE!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイクロンジョーカーへと戻り、ジョーカーメモリをスロットへと指し込む。

 

 

 

風を巻き起こしながら上空へと舞い上がり、ダブルはゆっくりと上昇する。

 

 

 

「『これで決まりだ! ジョーカーエクストリーム!!!』」

 

 

 

空高く浮かび上がったダブルの体が一直線にカメレオンドーパント目掛けて加速していく。更に加速され、その体が中央で分割され、時間差を付けて放たれたキックがカメレオンドーパントへと突き刺さる。

 

 

 

カメレオンドーパントが爆発を起こし、カメレオンメモリがカメレオンドーパントだった男から抜け出し、砕け散る。

 

 

 

「…なんか、今までで一番情けない相手だったな。」

 

 

 

ダブルドライバーを外し変身を解き龍斗の姿へと戻ると、意識を取り戻したマオが戻ってくる。

 

 

 

「うーん…それで、もう帰るの?」

 

 

 

「いや、今回の報酬に先払いでこんな物を貰ったからな。」

 

 

 

そう言って龍斗がマオに見せたのはこの遊園地のフリーパス券。

 

 

 

「うわぁ♡ これが有れば、遊園地の中を楽しみ放題って訳ね♡」

 

 

 

「そう言う事だ。報告書も書く気は失せたし、明日でもいいか。」

 

 

 

「それじゃあ、行きましょうか。今日は思いっきり楽しむわよ!!!」

 

 

 

「ああ。たっぷりと楽しませてもらうか。」

 

 

 

マオから差し出された手を取った龍斗は軽やかに走り出すマオに引きずられる様に走り出す。今まで怪人と戦っていたと思わせないその姿は、何処から見ても仲の良い恋人同士のデート風景に見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは二人で一人の探偵達のある日の休日の物語。

 

 

 

 

 

EX01 END

 




カメレオンドーパント
備考

EX01で登場。周囲の景色と体色を同化させる事で姿を消す事が可能になる。また、格闘能力は低いが自由に伸びる舌を使っての中距離攻撃が得意。
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