ー烈火ー
俺の名は花菱烈火、忍者に憧れる高校一年だ。仕えるべき君主を探している時、姫こと佐古下柳と出会った。彼女はとても優しくて尊敬出来る、だから彼女を君主とし俺は忍者として仕えることにした。
俺には不思議な力がある、炎を出すことが出来る不思議な力。そして彼女、…姫にも不思議な力がある。傷付いたモノを癒す力、…彼女の性格に合ったスゲー力。不思議な力がある者同士、この縁を大事にして仕えたいと思う。
…その後は変な女、影法師と名乗る女に襲われた。そこからが大変だった、喧嘩友達? である石島土門が学校を辞めたり、幼馴染の霧沢風子に絡まれたり。んで後日、変な道具を持った風子に再び襲われた。それには影法師が関わっており、助ける為に炎の力を使った。その炎の力のせいで風子が裸になったり、影法師が不死身だったり…色々あった。
水鏡凍季也とかいう色男にも襲われた、…やはり背後に影法師がいたっぽい。…で俺と趣味を同じとする立迫先生にも出会えた! 立迫先生はスゲー物知りだった、俺以上の忍者マニアなんて初めてだぜ! そしてそこで知った『火影忍軍』の存在、俺と同じ炎を自在に操る者達の存在。…そしてそれを知った直後に再び襲われた、謎の道具を使うガキとその仲間の男に! 立迫先生が拐われる前に、
「花菱! …息子に、息子の紅蓮を頼れ! 紅蓮なら…ぐはっ!!?」
息子の紅蓮を頼れと言った後に気絶させられた。…そして立迫先生の奥さんがガキの仲間に傷付けられて、直後…炎を纏った男の乱入でソイツがぶちのめされて。それをこの目で見た時、…目の前が真っ暗になっちまって。…立迫先生は? …奥さんは無事なのか? ………姫!!
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俺は目を覚ました、目覚めた場所は病院。何故かいた風子に話を聞けば、俺と立迫先生の奥さんは救急車でここへ運ばれたらしい。奥さんは重傷だが無事らしい、…良かった! …で姫は? と聞けば知らないの一言。こうしちゃいられねぇ! …ってなことで俺は自宅を目指して病院を飛び出す。…後ろで風子が叫んでいるがそんな暇はねぇんだ!
自宅へ戻り姫と立迫先生救出の準備をしていると、風子が現れて聞いてきた。
「あんた、柳がいる場所知ってんの?」
…それを聞いて固まる俺、…二人のいる場所が分からねぇ!
…二人のいる場所が分からねぇけど心当たりはある。そんなわけでいつかの廃墟へ、その途中…風子の奴が誰かに連絡をしていたがどうでもいい!
廃墟へ着いた俺はあの女を呼ぶ。
「影法師! ツラ出せコラ!!」
それに対して風子が呆れるが、…例の影法師が現れて驚く。どうだ見ろ! 出てきただろコノヤロー!! …っとそんなんどうでもいい、姫と先生はお前が拐ったのか! そう問えば奴は否定、証拠を見せると懐から謎の道具を取り出し………。
その時、この廃墟の中に誰かの足音が響いた。その足音に驚く俺と影法師、風子の奴はビクッ! と身体を震わせたが視線を向けて安心したようだ。…ここへ来る前に風子が連絡をしていた相手、そうに違いない。まぁそれはいい、…どんな奴なんだ? そう思い足音の主へと視線を向ける。そこにいたのは黒の長髪を一本に纏めたツーブロック、目付きの鋭い長身の男。姿を見た瞬間に圧を感じた、…ただ者じゃねぇ!
それに何処かで…ってあの時の! …あの襲撃ん時に乱入してきた男! 炎を纏う…俺と同じ炎を操る男! 俺がソイツに驚いていると、影法師の方が俺以上に驚いていて…、
「…紅蓮!? …まさか、…烈火と同じ街にいたなんて!!」
影法師はあの男を知っているのか? …いや、そこじゃねぇ! あの男のことを紅蓮と言ったか? …紅蓮といえば拐われる直前に立迫先生が言ってきた、…あの男は立迫先生の息子!? 全然似てねぇし!!
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ー紅蓮ー
あの後病院へと駆け込み、母さんは重傷であるが無事と知り安心した。一緒に倒れていた高校生は軽傷、これもまた良かった。…良かったが、あの場所に倒れていたからには何かしらの事情を知っているかもしれん。…が寝ている所を起こす程俺は鬼じゃない、よって傍にいる女の子に此方のことを話す。女の子…風子と名乗った少女は俺の頼みを快く了承、何か分かったら教えてくれると言うので携帯の番号を交換した。
風子と別れた俺は母さんの眠る病室へ、…眠る母さんを見ていると怒りが湧いてくる。血の繋がりは無いけれど、俺を引き取り育ててくれた人だ。血塗れで記憶が無くて、気味の悪い俺のような男をここまで…。そんな恩義ある人をこのような…、しかも父さんを拐った。…もし父さんの身に何かあったら、…生きていることを後悔させてやる!
………母さんの様子を見ながら静かに闘志を燃やしていると、先程の少女…風子から連絡が。…今回の件に関わっていそうな人物と接触をするかも、その連絡を受けた俺は指定された場所へと向かう。…さて、どんな人物がいるのか。