ー烈火ー
石像の時の瞬殺といい、今回のことといい息子さんがハンパねぇ! 立迫先生が頼れと言っていたけど、頼りがいがありすぎるぜ! この人が味方で協力してくれたことに感謝だな、もしいなかったらって考えると寒気がする。それに何の因果か同じ炎使い、運命めいたモノを感じる。今回初めて会った筈なのに、血が騒ぐのは何でだ!?
次は三階、最初の部屋で待っていたのは…あの時のクソガキ! 姫と先生を拐った…! 怒りに任せて飛び掛かったんだが、…軽く避けられて反撃を受けた。このクソガキ、戦い慣れていやがる! しかも調子に乗っていやがる! …何て思っていると、クソガキが何かのスイッチを押した。
ズズズズズ…ッ!!
するとどうだ、天井の一部が降りてきやがった! 足止めとかってふざけやがって! …焦る俺と風子、そして願子だが一人だけ冷静だった。…息子さんだ、何でそんなに冷静なんだ? …と思っていたら、
「…
凄まじい火柱が上がり、降りてきた天井を吹き飛ばした。…火柱が消えた時には天井と床に大きな穴、俺達は勿論クソガキも目を剥いて驚く。…息子さん、アンタは化物か!?
クソガキの足止めを粉砕、後はクソガキをシバくだけ。そう思った時に現れた奴、スカした色男水鏡凍季也! 何で奴がここに! …と思ったら動物愛護の精神だぁ~!? 風子がサルで俺がシーモンキー、息子さんがスルー…って流石のコイツも言えるわけがない。悪口を言ったら燃やされるもんな! さっきの技と威力、見ていたと思うし。
風子が暴れるのを息子さんが抑え、とりあえず願子を守るように立ち位置を変える。直後、クソガキと水鏡の戦いが始まる。…水鏡はやり合いながらも先へ行けと言う、…邪魔にならねぇように行った方がいいな。そう判断した俺達はこの場を水鏡に任せて先へ行く、息子さんだったら瞬殺なんだろうけどな。空気を呼んで任せるんだろう、せっかく助太刀に来たんだし。
…さて、次はどんな奴が出てくるんだ? 楽しみではあるが恐くもある、だが…姫と立迫先生は必ず救う!!
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ー紅麗ー
癒しの少女を入手したのはいいのですが、気になることが一つあります。少女と立迫氏を拐う際に現れたという男、炎で木蓮を破った男。立迫氏に息子がいるとは知っていましたが、…まさか
侵入者が三人現れた、その内の一人が
そう思っていたのですが、まさか零蘭が破れるとは。続けて石王までも倒されましたが仕方ありません、相手は
次は小金井ですか、良い仕事をしてくれました。
…おっと、忘れていました。もう一人いましたね、囚われの姫を救わんとする男が。
…………………………。
…………………………………!!
…この男は!! …女!! コイツは…、コイツの名は何ですかっ!?
くはは…ははっ…、はははは…!! ひゃははははははははあぁっ!! これも運命か!? ひゃははははははは!!! 何という日なのだ今日は!! 二度と会えぬと思っていたもう一人の男にまた会えたぞ!! …そうか、…そうか!! ここで繋がるのか!! 紅蓮もそうですが烈火とも再会、これを運命と言わず何と言えば!?
…紅蓮が烈火と共にいる理由は立迫氏救出の為、…それとその妻に対する行為への報復。それについては私も覚悟をしなくてはなりません、癒しの少女を拐うよう指示を出したのは私なのですから。それがまさかこのようなことになるとは、…ね。
…そして烈火、まさか癒しの少女と繋がりがあるとは思いもよりませんでしたよ! 目的が同じであるのだから仕方がない、…であるにしても紅蓮と共にいることが許せない!! 覚悟するといい烈火! 私の憎しみをその身に刻み込んでやる!!