紅蓮の紫炎   作:ユキユキさん

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モチ上げの為。


第7話 ~紅麗の歓喜。

ー烈火ー

 

石像の時の瞬殺といい、今回のことといい息子さんがハンパねぇ! 立迫先生が頼れと言っていたけど、頼りがいがありすぎるぜ! この人が味方で協力してくれたことに感謝だな、もしいなかったらって考えると寒気がする。それに何の因果か同じ炎使い、運命めいたモノを感じる。今回初めて会った筈なのに、血が騒ぐのは何でだ!?

 

次は三階、最初の部屋で待っていたのは…あの時のクソガキ! 姫と先生を拐った…! 怒りに任せて飛び掛かったんだが、…軽く避けられて反撃を受けた。このクソガキ、戦い慣れていやがる! しかも調子に乗っていやがる! …何て思っていると、クソガキが何かのスイッチを押した。

 

ズズズズズ…ッ!!

 

するとどうだ、天井の一部が降りてきやがった! 足止めとかってふざけやがって! …焦る俺と風子、そして願子だが一人だけ冷静だった。…息子さんだ、何でそんなに冷静なんだ? …と思っていたら、

 

「…豺華(さいか)。」

 

凄まじい火柱が上がり、降りてきた天井を吹き飛ばした。…火柱が消えた時には天井と床に大きな穴、俺達は勿論クソガキも目を剥いて驚く。…息子さん、アンタは化物か!?

 

 

 

 

 

 

クソガキの足止めを粉砕、後はクソガキをシバくだけ。そう思った時に現れた奴、スカした色男水鏡凍季也! 何で奴がここに! …と思ったら動物愛護の精神だぁ~!? 風子がサルで俺がシーモンキー、息子さんがスルー…って流石のコイツも言えるわけがない。悪口を言ったら燃やされるもんな! さっきの技と威力、見ていたと思うし。

 

風子が暴れるのを息子さんが抑え、とりあえず願子を守るように立ち位置を変える。直後、クソガキと水鏡の戦いが始まる。…水鏡はやり合いながらも先へ行けと言う、…邪魔にならねぇように行った方がいいな。そう判断した俺達はこの場を水鏡に任せて先へ行く、息子さんだったら瞬殺なんだろうけどな。空気を呼んで任せるんだろう、せっかく助太刀に来たんだし。

 

…さて、次はどんな奴が出てくるんだ? 楽しみではあるが恐くもある、だが…姫と立迫先生は必ず救う!!

 

 

 

────────────────────

 

 

 

ー紅麗ー

 

癒しの少女を入手したのはいいのですが、気になることが一つあります。少女と立迫氏を拐う際に現れたという男、炎で木蓮を破った男。立迫氏に息子がいるとは知っていましたが、…まさかあの人(・・・)だとは思わなかった。…この目でその姿を見たい、…見たいがあの人(・・・)はきっと。…きっと私を叱るでしょう、それでも私は………。

 

 

 

 

 

 

侵入者が三人現れた、その内の一人があの人(・・・)。石像を瞬殺する様を見て思い出します、…昔のことを。それと同時に思い出す憎き者、ソイツ(・・・)にも私は会いたい。…そう思っていた時、侵入者の少女が魔導具『風神』を使用しました。…あの人(・・・)が与えたのでしょうか? …でも零蘭には勝てない。彼女もまた導具使い、少女よりも長けた…ね。

 

そう思っていたのですが、まさか零蘭が破れるとは。続けて石王までも倒されましたが仕方ありません、相手はあの人(・・・)なのだから。…しかし解せませんね? あの人(・・・)ならば情け容赦なく殺す筈なのですがどうしたのでしょう? …あの時に何かあったのか、…とても心配です。

 

次は小金井ですか、良い仕事をしてくれました。あの人(・・・)の炎の型の一つ、…豺華(さいか)を久々に見ることが出来たのですから。…で次は剣士の乱入、侵入者が増えましたが問題ないかと。写真を見てもただの子供、風神使いの娘も剣士の男も。…そしてあの人(・・・)、…やはりこの炎使いは紅蓮! 年齢を重ねていますがこの顔付きは間違いない! …会いたかった! …会いたかった!! 共に飛ばされはぐれてしまった友、…兄とも呼べる紅蓮がこの館に!! …今日は気分がいい、侵入者と立迫氏は殺さぬように計らいましょう!

 

…おっと、忘れていました。もう一人いましたね、囚われの姫を救わんとする男が。

 

…………………………。

 

…………………………………!!

 

…この男は!! …女!! コイツは…、コイツの名は何ですかっ!?

 

 

 

 

 

 

くはは…ははっ…、はははは…!! ひゃははははははははあぁっ!! これも運命か!? ひゃははははははは!!! 何という日なのだ今日は!! 二度と会えぬと思っていたもう一人の男にまた会えたぞ!! …そうか、…そうか!! ここで繋がるのか!! 紅蓮もそうですが烈火とも再会、これを運命と言わず何と言えば!?

 

…紅蓮が烈火と共にいる理由は立迫氏救出の為、…それとその妻に対する行為への報復。それについては私も覚悟をしなくてはなりません、癒しの少女を拐うよう指示を出したのは私なのですから。それがまさかこのようなことになるとは、…ね。

 

…そして烈火、まさか癒しの少女と繋がりがあるとは思いもよりませんでしたよ! 目的が同じであるのだから仕方がない、…であるにしても紅蓮と共にいることが許せない!! 覚悟するといい烈火! 私の憎しみをその身に刻み込んでやる!!

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