ブルー寮に昇格した悠里は部屋が広い個室となったので部屋に自分の私物を置いていた。そして本島から持ってきた私物の中に手紙が入っているのを見つける。
「悠里様へ
デュエルアカデミアでのご活躍は奥様方の耳にも入りとても喜ばれておりました。私もとても嬉しく思っております。遅くなりましたが悠里様にこのカードを私からの入学祝いとして送らさせていただきます。
ベルより」
手紙の封筒には同じカードが3枚入っていた。
(これって。ありがとうベルさん)
「あのメイドさんいつも悠里のこと気にかけてくれるのです」
「急に出てくるなよ灰流うらら」
「だってもう寮の壁も薄くないですしここだけなら出ても問題ないのです。」
「全く、それで?急に出てきてなんの用?俺はこの余ったスペースに何を入れるか考えてるんだけど」
「悠里!私の姉妹を探しに行きますよ!この島から姉妹全員の気配がするのです!」
灰流うららは悠里の周りで騒ぐ
「わかったから騒ぐな!もしこの瞬間を見られたら俺が痛いやつだろうが」
「そんなことは私の知ったことじゃないのです、それに最近全く構ってくれなかったんだからこれくらいしてくれてもいいのです!」
「わかったから」
「そうと決まれば出発なのですよ!一応頑丈なロープと大きいリュックも持っていくのです」
灰流うららに着いていくように寮を後にする。そして着いた先にあったのは枯れた井戸だった。
「この中から気配がするのです」
「にしてもこんなとこがあったなんて。ていうかこんなとこにカード捨てるなよ」
「それじゃあおりますよ」
「わかった」
井戸のそこに降りると辺りにはかなりの寮のカードが落ちていた。
「それで?お前の姉妹はどこにいるんだ?」
「おねーちゃん!」
「この聞き覚えのある声は」
井戸の中で悠里たち以外の声が聞こえた
「うらら!あなた無事だったのね」
「ゆきお姉ちゃんやっとやっとあえたのです」
「・・・」
「うららお姉ちゃん」
岩の影から2人を見る視線に気がついた悠里は声をかける
「みづき!わらし!も」
「「おねーちゃん!」」
2人が増えて4人で抱き合っている
(俺は何を見せられているんだろうか)
「3人とも聞いて、悠里が私達を一緒に連れてってくれるって」
「えっでも」
「私達だけがここから出るなんて」
「・・・ずるい気がする」
「悠里さんでいいの?」
幽鬼うさぎが話しかけてくる
「私達だけじゃなくてここにいる全員連れて行ってくれないかしら」
周りを見ると様々なモンスターの精霊が俺を見ていた。
「はぁー、わかったよ。幸い寮の部屋は無駄に広い。お前達を奥スペースもあるからな」
「ありがとう悠里」
「あっありがとうございます」
「・・・ありがと」
悠里は井戸のカードを全て拾い集める。
(ここの生徒は馬鹿ばかりかこんなに優良カードが落ちてるなんてありえないぞ増G、ヴェーラー、DDクロウ、ドロバがこんなにあるなんてな。精霊が着いてるわけじゃないけど誘発娘達のカードもこんなに落ちてるなんて馬鹿しかいないなこの学校)
井戸の外にでて寮に帰宅した。寮に戻ってきた時には夕方になっていた、パソコンを弄りながら灰流うららに言う
「お前最初からこのつもりで大きいリュック持ってこさせたな」
「バレてしまったのです、でも置くものが出来て良かったじゃないですか」
「馬鹿、余計な出費だよなんで俺がカードように金庫を2個も買わないといかんのだ」
「えっ?金庫買ったんですか?」
「あぁ拾ったカードと元々俺が持っているカードを入れおくための金庫と貴重品とデッキ達を入れる為の金庫だよ」
「そんな・・・。悠里は適当な棚を買っておくとばかり考えてました。ごめんなさい」
「別に気にしなくていいよ、ちょうどそろそろ金庫が欲しいと思ってたからさ」
「そんな時は普通ないですよ」
「こいつらの整理も終わったからもう寝る、さすがに今日は疲れた。」
悠里は今日すぐに寝た為、PDAに十代から連絡が入っているのに気が付かなかった。
悠里にも実はカードの精霊がいました。誘発娘達は姉妹という設定にしました。後に万丈目が拾いに来る時は少し話が変わります。