壮介「じゃあな、火縄。」
朔弥「ぐはっ!!」
風香「朔弥さん!!」
風香「…雪菜さん、私が隙を作るので、朔弥さんの救助お願いします。」
雪菜「は?」
私は、朔弥にトドメを刺そうとしたホープを引き剥がした。
風香「今です!」
雪菜さんは、私の合図とともにサイクロンキングのビークルモードで朔弥を回収した。
雪菜「金剛寺は現在昏睡状態でいつ目覚めるかわからない状態です。」
[そうか…]
社長が画面越しに朔弥さんの状況を把握した。
風香「社長…何故壮介さんが裏切ると分かったんですか?」
[実はな、内部報告で裏切り者がいるとの情報を聞いてね。私は真っ先に彼を思い浮かべてね…]
風香「それが怪人を後回しにする理由にはなりません!対策ならもっと早く取れたはずです!」
[黒羽君、少し落ち着きたまえ。確かに、対策を早く取ることができなかったのは我々のミスだ。だが、彼を放っておくことは仮面ライダーを悪用される可能性がある。だからホープ奪還の方を優先する様にしたのだ。]
風香「…社長、今回の報酬は結構です。私1人で行動します。私は目先で消えかけている命を見捨てることなんてできません。」
そう言うと、風香は部屋を出た。
雪菜「社長、これでいいんですか?」
[今回は仕方ない。私としては、彼女も疑っていたんだよ。]
雪菜「何故ですか?」
[…理由は知らない方がいい。とにかく劔橋君はホープ奪還を引き続き頼む。]
雪菜「分かりました。」
私は、屋上で夜空を見上げていた。
風香「やっぱり都会じゃ星がよく見えないな…」
公誠「どうした?こんなところで悩んで。」
風香「公誠…」
私の1人の空間を引き裂いたのは公誠だった。
風香「…ほっといてよ!」
公誠「…雪菜さんから聞いたぞ。」
風香「…きっと私はクビなんだろうな…バイト探そうかな…」
しばらく静かな空間が続いた。
公誠「俺も、風香と同じ立場だったら同じ事してたんだろうな…」
風香「えっ?」
公誠「だって、目の前で失いかけている命を見捨てる事なんてできないだろ?それに、ホープがもし悪用されたとしてもその時はお前が倒せばいいんだ。責任を取るためにね。」
風香「責任…」
公誠「とにかく、お前はまず目先のことを考えろ。風香は強いんだから。」
風香「でも…」
公誠「なんだよ?まだ何かあるのか?」
風香「うん…」
公誠「…どんな事考えてるか分からないけど、まずは行動しろ。それから考えればいい。」
まずは行動する…私、慎重になり過ぎてたのかな…
風香「ありがとう!じゃ、行ってくる。」
公誠「おう、頑張ってこい。」
壮介「火賀さん、仮面ライダーをぶっ倒す仕事はまだか?」
火賀「今は待て。まだ彼らは研究に必要だ。」
壮介「そうか…なら、勝手にする。」
火賀「おい!」
土野「彼、本当に信用していいのか?」
火賀「さぁ、でもいずれ彼は必要になるだろう。」
水澤「大変です!鍬形種鷹怪人が脱走しました!」
土野「なんだと?」
壮介と23号は、ジョーカー社の総本部にいた。
壮介「よし、23号。ここを破壊しろ。」
壮介は23号に破壊を命じた。
??「そんな事させない!」
壮介「あ?」
彼らの前に現れたのは風香だ。
壮介「よお小娘。1人で俺達を相手できるのか?」
風香「できるから来たのよ。」
[check!]
風香「変身!」
[change!rider Force!]
壮介「面白い…変身…」
[check!][change!rider hope!]
壮介「行くぞ…」
風香「はぁっ!!」
先制したのはフォースだ。持ち前の棒術を使いホープと23号にダメージを与えた。
ホープも負けまいと右ストレートを放つ。
右ストレートで一瞬の隙ができたフォースに23号が、猛スピードで突撃した。フォースは吹き飛ばされ、壁に激突した。
フォースはすぐさま立ち上がり、ライジングサンダーストライクを23号に放った。
さっきの攻撃で大きな隙ができていた23号は防御すら出来ずに爆散した。
ホープは必殺技を放ったばかりのフォースを狙って矢を放った。
フォースはそれをまだ力が残っている右脚を振り上げて弾いた。しかし、そのせいでバランスを崩し倒れてしまった。
ホープは必殺技を発動させた。
壮介「終わりだ…」
しかし、その矢はフォースに届かなかった。
フォースの目の前には炎の虎がいた。
「ダメじゃないか…壮介。今日の遊びは終わりだ。帰るぞ。」
壮介「誰だ?」
「帰ったら教えてやるよ。」
炎の虎はホープと共に霧のように消えた。
風香「…」
壮介「お前、誰だ。」
火賀「私だよ。」
炎の虎は火賀の姿に戻った。
壮介「なんだよそれは。」
火賀「究極生命体だ。」
次回
第11話 ♦︎8:消す事の出来ない過去