仮面ライダーフォース   作:津上幻夢

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第10話 ♣︎:4希望は絶望に、迷いは決意に

壮介「じゃあな、火縄。」

 

 

 

朔弥「ぐはっ!!」

風香「朔弥さん!!」

 

 

風香「…雪菜さん、私が隙を作るので、朔弥さんの救助お願いします。」

雪菜「は?」

私は、朔弥にトドメを刺そうとしたホープを引き剥がした。

風香「今です!」

雪菜さんは、私の合図とともにサイクロンキングのビークルモードで朔弥を回収した。

 

 

 

 

 

 

 

雪菜「金剛寺は現在昏睡状態でいつ目覚めるかわからない状態です。」

[そうか…]

社長が画面越しに朔弥さんの状況を把握した。

風香「社長…何故壮介さんが裏切ると分かったんですか?」

[実はな、内部報告で裏切り者がいるとの情報を聞いてね。私は真っ先に彼を思い浮かべてね…]

風香「それが怪人を後回しにする理由にはなりません!対策ならもっと早く取れたはずです!」

[黒羽君、少し落ち着きたまえ。確かに、対策を早く取ることができなかったのは我々のミスだ。だが、彼を放っておくことは仮面ライダーを悪用される可能性がある。だからホープ奪還の方を優先する様にしたのだ。]

風香「…社長、今回の報酬は結構です。私1人で行動します。私は目先で消えかけている命を見捨てることなんてできません。」

そう言うと、風香は部屋を出た。

雪菜「社長、これでいいんですか?」

[今回は仕方ない。私としては、彼女も疑っていたんだよ。]

雪菜「何故ですか?」

[…理由は知らない方がいい。とにかく劔橋君はホープ奪還を引き続き頼む。]

雪菜「分かりました。」

 

 

 

 

私は、屋上で夜空を見上げていた。

風香「やっぱり都会じゃ星がよく見えないな…」

公誠「どうした?こんなところで悩んで。」

風香「公誠…」

私の1人の空間を引き裂いたのは公誠だった。

風香「…ほっといてよ!」

公誠「…雪菜さんから聞いたぞ。」

風香「…きっと私はクビなんだろうな…バイト探そうかな…」

しばらく静かな空間が続いた。

 

公誠「俺も、風香と同じ立場だったら同じ事してたんだろうな…」

風香「えっ?」

公誠「だって、目の前で失いかけている命を見捨てる事なんてできないだろ?それに、ホープがもし悪用されたとしてもその時はお前が倒せばいいんだ。責任を取るためにね。」

風香「責任…」

公誠「とにかく、お前はまず目先のことを考えろ。風香は強いんだから。」

風香「でも…」

公誠「なんだよ?まだ何かあるのか?」

風香「うん…」

公誠「…どんな事考えてるか分からないけど、まずは行動しろ。それから考えればいい。」

まずは行動する…私、慎重になり過ぎてたのかな…

 

風香「ありがとう!じゃ、行ってくる。」

公誠「おう、頑張ってこい。」

 

 

 

 

壮介「火賀さん、仮面ライダーをぶっ倒す仕事はまだか?」

火賀「今は待て。まだ彼らは研究に必要だ。」

壮介「そうか…なら、勝手にする。」

火賀「おい!」

 

 

土野「彼、本当に信用していいのか?」

火賀「さぁ、でもいずれ彼は必要になるだろう。」

 

水澤「大変です!鍬形種鷹怪人が脱走しました!」

土野「なんだと?」

 

 

 

 

壮介と23号は、ジョーカー社の総本部にいた。

壮介「よし、23号。ここを破壊しろ。」

壮介は23号に破壊を命じた。

??「そんな事させない!」

壮介「あ?」

彼らの前に現れたのは風香だ。

壮介「よお小娘。1人で俺達を相手できるのか?」

風香「できるから来たのよ。」

 

[check!]

風香「変身!」

[change!rider Force!]

 

壮介「面白い…変身…」

[check!][change!rider hope!]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

壮介「行くぞ…」

風香「はぁっ!!」

先制したのはフォースだ。持ち前の棒術を使いホープと23号にダメージを与えた。

ホープも負けまいと右ストレートを放つ。

右ストレートで一瞬の隙ができたフォースに23号が、猛スピードで突撃した。フォースは吹き飛ばされ、壁に激突した。

フォースはすぐさま立ち上がり、ライジングサンダーストライクを23号に放った。

さっきの攻撃で大きな隙ができていた23号は防御すら出来ずに爆散した。

ホープは必殺技を放ったばかりのフォースを狙って矢を放った。

フォースはそれをまだ力が残っている右脚を振り上げて弾いた。しかし、そのせいでバランスを崩し倒れてしまった。

ホープは必殺技を発動させた。

壮介「終わりだ…」

 

 

 

しかし、その矢はフォースに届かなかった。

フォースの目の前には炎の虎がいた。

「ダメじゃないか…壮介。今日の遊びは終わりだ。帰るぞ。」

壮介「誰だ?」

「帰ったら教えてやるよ。」

炎の虎はホープと共に霧のように消えた。

風香「…」

 

 

 

 

 

 

 

壮介「お前、誰だ。」

火賀「私だよ。」

炎の虎は火賀の姿に戻った。

壮介「なんだよそれは。」

火賀「究極生命体だ。」




次回
第11話 ♦︎8:消す事の出来ない過去
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