仮面ライダーフォース   作:津上幻夢

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第11話 ♦︎8:消す事の出来ない過去

その日はクリスマスだった。俺は、外で夜空に浮かぶ星を見ていた。

少年朔弥「綺麗だな…」

俺は、家の中に入ろうとドアを開けた。

その時だった。リビングの方が赤く輝いていた。

俺は恐る恐る扉を開けた。そこは別世界のようだった。

炎が部屋一面に広がって燃えていた。そしてその中に父さんと母さんがいた。

俺は2人を呼ぼうとしたが炎はそれを許さなかった。

「朔弥!早く逃げなさい!」

「私達のことは良いから!」

 

父さんと母さんの声が聞こえた。

少年朔弥「でも…」

 

「早く!」

 

俺は言われるがままに外へ出た。俺の頭は火で燃やされた紙の様に黒く、何をどうすれば良いか分からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風香「朔弥さん!」

俺は目を覚ました。どうやらこの最近の疲れで車の中で居眠りしていたみたいだ。

朔弥「すまない。」

俺と黒羽が向かっている神方ファウンデーション、ここでは数日前から社員が行方不明になっていた。

風香「でも、なんで行方不明事件で私達が呼ばれるんでしょうか?」

朔弥「神方ファウンデーションは血城壮介がかつて働いていた所だ。それに、この辺りで血城が乗った怪しい車が目撃されている。そこでお呼びがかかったという事だ。」

 

 

 

 

神方ファウンデーション、未来を創る起業家を支えるをモットーに活動する投資団体だ。その社長は一代で会社を大企業にまで成長させたカリスマ、神方充だ。

 

風香と朔弥は神方ファウンデーションの会議室で神方充と対面する予定だった。しかし、実際はフロント横の待合所で対面した。

神方充の顔立ちは非常に良く、イケメン俳優と張り合えるほどだ。髪は前髪の一部が赤に染まっていた。

神方「こんなところで申し訳ないです。会議室が急用で使えなくなってしまったので。」

神方は申し訳なさそうに言った。

朔弥「いえ、お忙しい中申し訳ないです…」

朔弥らは神方に促され、椅子に座った。

神方「ジョーカー社の噂は聞いています。先日も貴社の仮面ライダーに助けられましたし、なんと御礼をすれば良いか。」

風香「いえ、それより行方不明事件について教えて貰えませんか?」

神方「…私が知っている事は襲われた人間が血城というかつてこの会社にいた男と同期の社員が襲われているとしか…」

朔弥「そうですか…何か有れば連絡下さい。本日はこれで失礼します。」

朔弥らは待合所を後にした。

出入口には沢山の男が大量の大きな箱を持ってエレベーターに乗り込んでいた。2人は初めて見る行列にしばらく立ち止まっていた。

 

神方ファウンデーション前にて…

風香「とりあえず、私はこれから強化パーツについての会議があるんでジョーカーの研究室に一旦戻ります。」

朔弥「分かった。気をつけて。」

風香は車を降り、バスに乗り換えた。

 

朔弥「とはいえ、神方充、見かけは良さそうだが、何か裏がありそうだな。調べる価値はあるかもな。」

すると、突然車の窓を叩かれた。血城壮介だ。

壮介「よお、金剛寺。」

朔弥「血城!?」

 

 

朔弥は人気の少ない公園に壮介を連れ出した。

 

朔弥「お前か?行方不明事件の犯人は。」

壮介「だからなんだ?」

朔弥「…処罰を受けろ。そして行方不明者はどうしたのか教えろ!」

壮介「…それなら全員殺したさ。研究材料としてね。」

壮介は軽々しく言い放った。

朔弥「研究材料だと、ふざけるな!」

壮介「何言ってる。俺が神方に勤めてたのは知ってるだろ?」

朔弥「それがどうした?」

壮介「同じことをしてるんだよ。俺が神方を辞めたのは、あいつらが未来ある人達を所詮研究材料としか見ていない。それはジョーカーも同じだ。」

朔弥「…研究材料かもな…」

壮介「そうさ、今なら大歓迎だぜ。」

朔弥「だが、少なくとも俺は俺の意思で戦っている。」

壮介「…自覚が無いのか…なら体で分らせてやる!変身!」

朔弥「やはり、戦うしか無いか、変身!」

[change!rider hope!]

[change!rider HINAWA!]

 

壮介「俺と戦って大丈夫なのか?」

朔弥「どういう事だ?」

壮介「俺はあんたの子どもの頃のトラウマを知ってるんだぜ。

 

 

 

 

 

 

火事で全てを失った事をな。」




次回
第12話 ♦︎9:彼の決断
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