第13話 ♣︎J :フォース2nd、参上!
朔弥さんが裏方に回ってから2週間、ある一本の電話があった。
内容は[馬が盗まれた、警察は相手してくれない。]ということらしい。
最初は断ればいいじゃないかと思った、が、盗まれた状況を考えるとどう考えても不思議だった。
その馬、ペガススは小屋で休んでいた。主人が餌を与えた後、目を離した数秒の内に消えたというものだった…
私と黒羽は、その牧場にいた。ここは私の思い出の場所でもある。
雪菜「馬堀さん!」
馬堀「君は…確か劔橋さんの娘さん?」
雪菜「覚えていてくれたんですね!」
風香「あの…お知り合い?」
私はこの関係を知らない黒羽に説明した。
雪菜「馬堀さんはここの主人で、私の父の古くからの友人。だからここによく来ていたのよ。」
風香「そうなんですか…それで、とりあえず事件があった小屋を見せてもらえませんか?」
馬堀「いいですよ。」
私達は馬堀さんに連れられ、現場である小屋に着いた。
馬堀「ここで昨日、私はペガススに餌をあげてたんだよ。」
昨晩…
馬堀「ペガスス、晩飯だぞ。」
馬堀はペガススに餌を与えようとしたその時、後ろで何かが動く音がした。
馬堀「誰か居るのか?」
しかし、返答はなかった。そして、馬堀がペガススの方を向いたが、その頃には…
雪菜「確かに不可思議だな…」
風香「勝手に脱走したというのは…?」
馬堀「それはあり得ない!あんなに落ち着いている馬が勝手に脱走するなん絶対ない!」
その時だった。私と黒羽の携帯からアラートが鳴った。
DCが現れたという連絡だ。
雪菜「すいません、また後で。」
私達は馬堀さんに一言告げた後、私は車に、黒羽はバイクに乗った。
現場は馬堀さんの牧場から五分程の所だ。
かつて採石場だったのか、地面を掘る道具やトロッコが残されていた。
風香「ここ…前にも戦闘で来たことあります。確か猫種土竜型の時だったと…」
雪菜「同じ所で二回もか…何かあるかもしれない。」
風香「大丈夫ですって、新装備がありますし。」
すると、DCが出現した。
見た目は白馬だ。しかし、それに羽が生えていてペガサスの様になっている。
雪菜「お出ましの様だ。」
風香「行きましょう!」
2人はそれぞれ構えた。
「「変身!!」」
[change!rider Force!][change!rider arthur!]
風香「じゃあ、私は右から行くので、雪菜さんは左からお願いします。」
雪菜「分かった。」
私達はそれぞれ左右に分かれて攻撃を仕掛けたが、DCはそれを見切り、左にいるアーサーを羽で振り払った。
雪菜「うっ!」
そのままDCは蹴りを発動させ、アーサーに放った。
風香「雪菜さん!」
私は、DCとアーサーを引き剥がした。そのままDCに連続攻撃を仕掛けたが、効く様子は全く無かった。それどころか、レイピアを取り出し、私に突き刺した。
雪菜「…もしかして、キツツキの能力か?」
風香「確かに、キツツキなら飛べますしね…」
このままだと勝ち目は無さそうだ。やはりあれを使うしかない様だ。
私は金色のパーツをベルトを覆い被せる様に装着した。
雪菜「いきなり実戦で使う気か?」
風香「訓練は何回も受けています。今なら行けます!」
私はブレスをベルトにスキャンさせた。
[next up!]
すると、ベルトから鍬形虫型の巨大なパーツが出現した。その鍬形は私を覆い被す様に装着された。
[The rider is next stage! Force 2nd!]
凹凸が殆どない頭部に鍬形の頭部の様に二本の角が現れた。肩と胸、足の装甲が強化され、身体には金色のラインが血管の様に張り巡らされた。手にあるクローバークローザーは棒の両端に刃が付いたクローバークロッサーに進化した。
フォース2ndの完成だ。
風香「一瞬で終わらせる。」
私は今までにない加速でDCの懐に入り、斬り裂いた。更に後ろ蹴りを放ち、遠くに吹き飛ばした。
[rider buster]
大剣型の武器、ライダーバスターを召喚し、半分に割った。そこにクローバークロッサーをセットし、鍬形の頭部の様に変形、スピアモードに変形させた。
私は武器をベルトにスキャンさせ、必殺技を発動させた。
[Buster!]clover crush!]
鍬形のエフェクトと共にDCを両刃で挟み込み、引き裂いた。
DCは金色の光と共に爆散した…
次回
第14話 ♠︎J :力の証