仮面ライダーフォース   作:津上幻夢

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第17話 ♠︎3:彼女の過去

総三「不知火香さん、本日は、取材ありがとうございます。」

総三は社長室に雑誌記者、不知火香を招き入れた。

不知火「こちらこそ、取材させていただきありがとうございます。本日はよろしくお願いします。」

 

 

 

一沙「今日集まって貰ったのは他でもない。何故セカンドフォームに変身した時に、全力を出せないのか?その答えはとても簡単。心に迷いがあるからよ。」

谷川一沙は、風香、雪菜、朔弥を集めて説明をしていた。

一沙「手元の資料を見て。そこにここまでの戦闘データから編み出したスペックが載ってるわ。」

その資料は左からフォース2nd、アーサー2nd、火縄弍の順でスペックが載っていた。

風香「火縄のスペックが1番高いですね。」

朔弥「アーサーも高いと思ったが、7割程度なのか。」

雪菜「フォースは5割すら到達していないのか。」

一沙「ええ、火縄が95%、アーサーが71%、フォースが48%。本来、火縄ぐらいのスペックが良いけど、アーサーもフォースもそれにはまだ程遠いわ。」

風香「その原因が心の迷い。」

一沙「火縄のスペックが高いのは、朔弥君がトラウマを乗り越えたからだと思う。だから、2人にも頑張ってという事よ。」

そう言うと一沙はサムズアップした。

 

 

雪菜「私の迷い…」

私はふと、過去のことを思い出した。中学の時だ。

 

 

私は田舎育ちの人間で、村にある小さくボロい中学校に通っていた。

私は、学級委員だったのもあり、常日頃規則には厳しく言ってきた。

 

中学生雪菜「2人とも止めなさい!」

男子生徒A「やべっ、鬼畜委員長だ!」

男子生徒B「逃げろ!!」

 

私は、特にいじめには特段厳しかった。

私はその日も1人の女子生徒をいじめていた男子2人を追っ払った。

 

中学生雪菜「大丈夫か?」

女子生徒「うん…いつもありがとう、こんな私の為に。」

中学生雪菜「気にするな、あいつらが何度も来るなら、私がその分追っ払ってやる。」

 

 

 

しかし、今では、その行為はすべきではなかったんじゃないかと思っている。そのせいで私が…

風香「雪菜さん!」

私は黒羽の声でふと我に帰った。

風香「どうかしたんですか?」

雪菜「いや、特に何も…」

 

すると、目の前に社長と女の人が出てきた。

その女は、私が知ってるやつ、それも中学の時の…

 

総三「紹介するよ。こちらは不知火香さん、今日一日風香君を取材してもらう方だ。」

風香「初めまして、黒羽風香です。よろしくお願いします。」

不知火「こちらこそよろしくお願いします。」

 

不知火香と黒羽はその場を去った。

総三「…どうかしたのか?」

社長は私にそう聞いてきた。どうやら知らない内に拳を握り締めていたようだ。

雪菜「…なんでもありません。」

 

 

 

 

 

「ごめん、こうするしかなかったのよ!」

「待て!逃げるな!」

 

私は、ずっと信じていた。彼女は裏切らない、そう思っていた。でも…

 

 

 

 

午後…

[26号が出現しました!場所は詩島噴水公園。]

緊急連絡があった。私はすぐさま準備し、車を発車させた。

 

 

現場に着くと、既に火縄が戦闘に入っていた。

雪菜「金剛寺、遅くなった!」

私は、剣を取り出し、構えた。

頭部の形と、背中のヒレを見る限り猫種鮫形怪人のようだ。

更にそこへフォースもやってきた。

風香「遅くなりました!」

雪菜「よし、私と黒羽が26号を両サイドから追い込む。金剛寺はトドメを刺してくれ。」

風香「了解です!」

朔弥「分かった」

 

私と黒羽はすぐさま敵のサイドに分かれた。私が左、黒羽が右に行き、それぞれ攻撃を仕掛けた。

 

私は、剣を振り下ろした。しかし、26号はそれを腕のヒレ状のもので防いだ。そして、反対側から攻撃を仕掛けたフォースを避けた。

風香「なっ!」

そして、クローバー部隊の輸送車に標的を変えた。

そこには、何人かの隊員と不知火香の姿があった。

26号は、隊員をボールのように放り投げた。そして、香に手を伸ばした。が、それを火縄の弾丸が妨害した。

 

朔弥「今だ!」

黒羽はキックの態勢をした。そして、宙に舞った。

[double flash strike!]

 

攻撃に気づいた26号は、香を盾にしようとした。

雪菜「待て!黒羽!」




次回
第18話 ♠︎4:決別
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