総三「不知火香さん、本日は、取材ありがとうございます。」
総三は社長室に雑誌記者、不知火香を招き入れた。
不知火「こちらこそ、取材させていただきありがとうございます。本日はよろしくお願いします。」
一沙「今日集まって貰ったのは他でもない。何故セカンドフォームに変身した時に、全力を出せないのか?その答えはとても簡単。心に迷いがあるからよ。」
谷川一沙は、風香、雪菜、朔弥を集めて説明をしていた。
一沙「手元の資料を見て。そこにここまでの戦闘データから編み出したスペックが載ってるわ。」
その資料は左からフォース2nd、アーサー2nd、火縄弍の順でスペックが載っていた。
風香「火縄のスペックが1番高いですね。」
朔弥「アーサーも高いと思ったが、7割程度なのか。」
雪菜「フォースは5割すら到達していないのか。」
一沙「ええ、火縄が95%、アーサーが71%、フォースが48%。本来、火縄ぐらいのスペックが良いけど、アーサーもフォースもそれにはまだ程遠いわ。」
風香「その原因が心の迷い。」
一沙「火縄のスペックが高いのは、朔弥君がトラウマを乗り越えたからだと思う。だから、2人にも頑張ってという事よ。」
そう言うと一沙はサムズアップした。
雪菜「私の迷い…」
私はふと、過去のことを思い出した。中学の時だ。
私は田舎育ちの人間で、村にある小さくボロい中学校に通っていた。
私は、学級委員だったのもあり、常日頃規則には厳しく言ってきた。
中学生雪菜「2人とも止めなさい!」
男子生徒A「やべっ、鬼畜委員長だ!」
男子生徒B「逃げろ!!」
私は、特にいじめには特段厳しかった。
私はその日も1人の女子生徒をいじめていた男子2人を追っ払った。
中学生雪菜「大丈夫か?」
女子生徒「うん…いつもありがとう、こんな私の為に。」
中学生雪菜「気にするな、あいつらが何度も来るなら、私がその分追っ払ってやる。」
しかし、今では、その行為はすべきではなかったんじゃないかと思っている。そのせいで私が…
風香「雪菜さん!」
私は黒羽の声でふと我に帰った。
風香「どうかしたんですか?」
雪菜「いや、特に何も…」
すると、目の前に社長と女の人が出てきた。
その女は、私が知ってるやつ、それも中学の時の…
総三「紹介するよ。こちらは不知火香さん、今日一日風香君を取材してもらう方だ。」
風香「初めまして、黒羽風香です。よろしくお願いします。」
不知火「こちらこそよろしくお願いします。」
不知火香と黒羽はその場を去った。
総三「…どうかしたのか?」
社長は私にそう聞いてきた。どうやら知らない内に拳を握り締めていたようだ。
雪菜「…なんでもありません。」
「ごめん、こうするしかなかったのよ!」
「待て!逃げるな!」
私は、ずっと信じていた。彼女は裏切らない、そう思っていた。でも…
午後…
[26号が出現しました!場所は詩島噴水公園。]
緊急連絡があった。私はすぐさま準備し、車を発車させた。
現場に着くと、既に火縄が戦闘に入っていた。
雪菜「金剛寺、遅くなった!」
私は、剣を取り出し、構えた。
頭部の形と、背中のヒレを見る限り猫種鮫形怪人のようだ。
更にそこへフォースもやってきた。
風香「遅くなりました!」
雪菜「よし、私と黒羽が26号を両サイドから追い込む。金剛寺はトドメを刺してくれ。」
風香「了解です!」
朔弥「分かった」
私と黒羽はすぐさま敵のサイドに分かれた。私が左、黒羽が右に行き、それぞれ攻撃を仕掛けた。
私は、剣を振り下ろした。しかし、26号はそれを腕のヒレ状のもので防いだ。そして、反対側から攻撃を仕掛けたフォースを避けた。
風香「なっ!」
そして、クローバー部隊の輸送車に標的を変えた。
そこには、何人かの隊員と不知火香の姿があった。
26号は、隊員をボールのように放り投げた。そして、香に手を伸ばした。が、それを火縄の弾丸が妨害した。
朔弥「今だ!」
黒羽はキックの態勢をした。そして、宙に舞った。
[double flash strike!]
攻撃に気づいた26号は、香を盾にしようとした。
雪菜「待て!黒羽!」
次回
第18話 ♠︎4:決別