朔弥「今だ!」
黒羽は金剛寺の合図に気づき、キックを放った。
[double flash strike!]
26号は近くにいた不知火香を盾にした。
雪菜「待て!黒羽!」
しかし、フォースのドロップキックは止まらない。
このままだと!
キックは26号に炸裂した。
雪菜「なんだと…」
朔弥「嘘だろ…」
フォースは後ろを向き香の状態を確認しようとした。
不知火香は無事だった。
不知火「えっ…」
不知火香を庇うように立っていたのは、白の仮面ライダー、ホープだ。
ホープ「大丈夫ですか?」
不知火「は、はい…」
私達は三人の元に駆け寄った。
朔弥「とりあえず、黒羽は不知火さんを頼む。」
風香「はい。」
朔弥がそう言うと風香は不知火香を輸送車に乗せた。
私はホープの方を向いた。
雪菜「お前は誰だ?」
ホープは、変身を解いた。
心「劔橋さん、そんな怖そうな目で見ないでください。僕ですよ。清野心ですよ。」
ホープに変身していたのは、ハート部隊のランク10の清野心だった。
朔弥「お前がホープだったのか…」
心「はい、血城さんの分を務めれるか分かりませんがよろしくお願いします!」
風香と香は…
風香「大丈夫ですか…?」
不知火「はい…それより、私こそ迷惑かけてしまって。」
風香「とんでもない…」
不知火は下を向いた。
風香「そんな落ち込まなくてもいいですよ。」
不知火「いえ、違うんです。」
しばらく沈黙が流れた。
不知火「実は、彼女と…劔橋雪菜と色々あったんです。過去に…」
風香「どういう事ですか…?」
不知火香は中学生の頃は勉強や運動が苦手だった。そんな彼女を、他の生徒達は玩具のようにいじめた。
そんな彼女を救ったのは劔橋雪菜だった…
生徒達はその行動をよく思わなかった…彼らは、不知火にある提案をした。
「今日の放課後、体育館倉庫に劔橋雪菜を連れてこい!もし、劔橋が来たら、お前にいじめは絶対しない。だが、もし来なかったら一生お前をいじめてやるからな。」
不知火は、その誘いに乗ってしまった。
約束通り劔橋雪菜を倉庫に連れて行った。
雪菜「ここに私に用がある人がいるの?」
すると、突然雪菜を狙って、石が投げつけられた。
その犯人は、不知火の隣に立った。
雪菜「なんのつもり…?」
不知火「ごめん、こうするしかなかったのよ!」
不知火はその場から走り去った。
雪菜「待て!逃げるな!」
雪菜は、犯人の仲間から追撃を喰らった。
不知火「今の私があるのは、彼女のおかげです。でも、私はその恩を仇で返してしまった…」
風香「雪菜さん、その頃から正義感の強い人だったんですね…」
不知火はえっという顔をした。
風香「雪菜さんは、鬼じゃないですから、謝りましょう、私もついて行きますから。」
不知火「はい。」
私は、不知火香を許すべきだろうか、自分の部屋で考えていた。人を裏切る、それは良くない事だ。
その時だった、部屋にインターホンの音が鳴り響いた。
私は、玄関のドアを開けた。そこには、黒羽と不知火香がいた。
とりあえず、2人を部屋に上げた。
雪菜「コーヒーでいいか?」
風香「はい。あ、砂糖とミルク忘れないでくださいね。」
私は2人にコーヒーを出した。黒羽には大量の砂糖とミルクを用意した。
雪菜「…私は、今でも、お前のことを許せない。」
私は最初にそう言った。
雪菜「…それは昔の私だ。しかし、今は、許してもいいと思ってる。だが、それでそのことが帳消しになるとは思ってない。」
不知火「ごめん、今まで、そのこと言えなくて。私も、これで帳消しになったつもりはないと思ってる。」
雪菜「そうか…なら」
ズズズ…
雪菜がある提案をしようとしたタイミングで風香がコーヒーを音を立てて飲んだ。
雪菜「お前な…」
不知火は、その光景を見てプププと笑った。
雪菜もそれに釣られて笑った。
火賀「とはいえ、ここまで来るとなんも言えないな…」
火賀は、DCのリストを見た。
火賀「全て撃破されている。それじゃ、話にならないな。」
土野「…そうだな…しかし、ここで終わりではない。いよいよ、我々人間が進化する時だ。」