仮面ライダーフォース   作:津上幻夢

20 / 55
第18話 ♠︎4:決別

朔弥「今だ!」

黒羽は金剛寺の合図に気づき、キックを放った。

[double flash strike!]

 

26号は近くにいた不知火香を盾にした。

雪菜「待て!黒羽!」

 

しかし、フォースのドロップキックは止まらない。

このままだと!

 

キックは26号に炸裂した。

 

雪菜「なんだと…」

朔弥「嘘だろ…」

 

フォースは後ろを向き香の状態を確認しようとした。

不知火香は無事だった。

不知火「えっ…」

不知火香を庇うように立っていたのは、白の仮面ライダー、ホープだ。

ホープ「大丈夫ですか?」

不知火「は、はい…」

 

 

 

私達は三人の元に駆け寄った。

朔弥「とりあえず、黒羽は不知火さんを頼む。」

風香「はい。」

朔弥がそう言うと風香は不知火香を輸送車に乗せた。

 

私はホープの方を向いた。

雪菜「お前は誰だ?」

ホープは、変身を解いた。

心「劔橋さん、そんな怖そうな目で見ないでください。僕ですよ。清野心ですよ。」

ホープに変身していたのは、ハート部隊のランク10の清野心だった。

朔弥「お前がホープだったのか…」

心「はい、血城さんの分を務めれるか分かりませんがよろしくお願いします!」

 

 

 

 

風香と香は…

風香「大丈夫ですか…?」

不知火「はい…それより、私こそ迷惑かけてしまって。」

風香「とんでもない…」

不知火は下を向いた。

 

風香「そんな落ち込まなくてもいいですよ。」

不知火「いえ、違うんです。」

 

しばらく沈黙が流れた。

 

不知火「実は、彼女と…劔橋雪菜と色々あったんです。過去に…」

風香「どういう事ですか…?」

 

 

不知火香は中学生の頃は勉強や運動が苦手だった。そんな彼女を、他の生徒達は玩具のようにいじめた。

そんな彼女を救ったのは劔橋雪菜だった…

生徒達はその行動をよく思わなかった…彼らは、不知火にある提案をした。

「今日の放課後、体育館倉庫に劔橋雪菜を連れてこい!もし、劔橋が来たら、お前にいじめは絶対しない。だが、もし来なかったら一生お前をいじめてやるからな。」

不知火は、その誘いに乗ってしまった。

約束通り劔橋雪菜を倉庫に連れて行った。

 

雪菜「ここに私に用がある人がいるの?」

すると、突然雪菜を狙って、石が投げつけられた。

 

その犯人は、不知火の隣に立った。

雪菜「なんのつもり…?」

不知火「ごめん、こうするしかなかったのよ!」

不知火はその場から走り去った。

雪菜「待て!逃げるな!」

雪菜は、犯人の仲間から追撃を喰らった。

 

 

 

不知火「今の私があるのは、彼女のおかげです。でも、私はその恩を仇で返してしまった…」

風香「雪菜さん、その頃から正義感の強い人だったんですね…」

不知火はえっという顔をした。

風香「雪菜さんは、鬼じゃないですから、謝りましょう、私もついて行きますから。」

不知火「はい。」

 

 

 

 

私は、不知火香を許すべきだろうか、自分の部屋で考えていた。人を裏切る、それは良くない事だ。

 

その時だった、部屋にインターホンの音が鳴り響いた。

私は、玄関のドアを開けた。そこには、黒羽と不知火香がいた。

とりあえず、2人を部屋に上げた。

 

雪菜「コーヒーでいいか?」

風香「はい。あ、砂糖とミルク忘れないでくださいね。」

 

私は2人にコーヒーを出した。黒羽には大量の砂糖とミルクを用意した。

 

雪菜「…私は、今でも、お前のことを許せない。」

私は最初にそう言った。

雪菜「…それは昔の私だ。しかし、今は、許してもいいと思ってる。だが、それでそのことが帳消しになるとは思ってない。」

 

不知火「ごめん、今まで、そのこと言えなくて。私も、これで帳消しになったつもりはないと思ってる。」

雪菜「そうか…なら」

 

ズズズ…

 

雪菜がある提案をしようとしたタイミングで風香がコーヒーを音を立てて飲んだ。

 

雪菜「お前な…」

不知火は、その光景を見てプププと笑った。

雪菜もそれに釣られて笑った。

 

 

 

 

火賀「とはいえ、ここまで来るとなんも言えないな…」

火賀は、DCのリストを見た。

火賀「全て撃破されている。それじゃ、話にならないな。」

土野「…そうだな…しかし、ここで終わりではない。いよいよ、我々人間が進化する時だ。」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。