仮面ライダーフォース   作:津上幻夢

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第19話 ♣︎7:彼の行方

朔弥「そういえば、黒羽は知ってるか?」

風香「何がですか?」

朔弥「血城壮介の遺体が、見つかっていない事だ。」

 

それは少し前の話、ホープが火縄に敗北した時のことだ。ホープだった血城壮介は、火縄の必殺技に敗れ、死んだはずだった。しかし、現場からは遺体が見つかっていない。逃げた可能性もなくはないが、あの状況で逃げるのは不可能だ。

 

風香「どこへ消えたんでしょうか…」

朔弥「それは俺にも分からない…」

 

雪菜「お前達、少しいいか?」

私達の前に雪菜さんが現れた。

 

私達は雪菜さんに喫茶店に連れて行かれた。そこでは既に心が席を取っていた。

心「ここですよ!」

私達は席についた。

 

 

雪菜「本題に入ろう。まずはこれを見てくれ。」

雪菜は3人が見えるように写真を見せた。どうやら防犯カメラが捉えたもののようだ。そこには、不思議な形をした人みたいなものがいた。

風香「なんですか、これ?」

風香は聞いた。

雪菜「最近街で目撃されているコーカサスのような姿をしたDCだ。しかし、実害は今のところ起きていない。」

心「それがどうかしたんですか?」

雪菜「どうやら、火賀と同じ究極生命体の1人の可能性が出てきた。」

雪菜は男の顔が描かれた絵を取り出した。3人はその正体に驚愕した。

朔弥「これはどこから…?」

雪菜「この究極生命体に出くわした人の証言から描かれたそうだ。この顔、私達が知っている顔だ。」

風香「元仮面ライダーホープ、血城壮介…」

 

 

 

 

火賀「木崎、そろそろ実戦に入るか…」

そこには、木崎ー血城壮介がいた。彼の顔は青ざめていた。

水澤「土野さんが、この男の容態を気にしている。本当に大丈夫なのか?」

火賀「大丈夫だ。なんせ、死んでるんだからな。こうして叩いたり、蹴ったりしたって痛みを感じることはない。」

火賀は木崎を叩こうとした。

水澤「貴重なサンプルだ。雑に扱うなよ。」

火賀「はいはい…」

 

 

 

 

[究極生命体が出現!仮面ライダーはすぐさま現場へ急行してください!]

喫茶店から帰ってきてから早々、出動命令が入った。

 

ライダー達はすぐさま現場に向かった。

 

到着すると、青ざめた顔をした血城壮介の姿があった。

風香「壮介さん!」

風香は呼んだ。壮介はそれに答えるように怪物に変異した。頭に3本の角を生やしたコーカサスビートルの究極生命体だ。

 

 

朔弥「やるしかないぞ。」

 

フォース、アーサー、火縄はベルトに強化パーツを付けた。

 

[The rider is next stage! Force 2nd!]

 

フォース2nd、火縄弐、アーサー2nd、ホープが並び立った。

 

 

雪菜「金剛寺と清野は後ろから援護しろ。」

心「分かりました。」

火縄とホープは後ろに下がった。

フォースとアーサーは二手に分かれ、武器を構えた。

 

風香「はぁっ!」

 

フォースがクローバークロッサーを振り下ろした。

壮介は右腕で受け止めた。

 

雪菜「タァッ!」

 

アーサーが壮介の後ろから迫った。それに気づいた壮介は左脚でアーサーを蹴り飛ばした。

更にフォースにアッパーを喰らわせた。

 

壮介の背中に炎の弾丸と水の矢が放たれた。

しかし、壮介はびくともしなかった。

 

朔弥「何、効かない!」

心「もしかして、カブト虫だから背中が硬いのかも…」

 

壮介は、目標をホープに変え、突撃した。

 

心「ぐはっ!」

頭部の3本角をぶつけられ、ホープは5m以上先の壁まで吹き飛ばされた。

 

壮介は、背中の羽を広げ、腰を落とし構えた。

そして飛び上がり、火縄の胸部にパンチを叩き込んだ。

 

朔弥「うわっ!」

 

地面を凹ませる程のパンチを火縄は喰らい、変身が解除された。

 

火賀「そこまでだ。」

奥から火賀が現れた。

 

雪菜「火賀、これはどういうことだ!」

雪菜は聞いた。

火賀「簡単な話だ。これは実験だ。」

心「えっ…」

火賀「死者蘇生、そして、成功した。その代償に言葉を失ったがな。」 

風香「死者…蘇生…」

 

火賀「そうさ、彼は我々の最強の兵器としてこの世に蘇ったのさ。」

 

風香「兵器として…」

風香は立ち上がった。

火賀「いいだろ?死んだのだからな。」

 

風香「ふざけるな!死んだから何してもいいだって?もしそれを本気で言ってるなら、私は許さない!」

風香はそう言った。彼女は怒りに震え上がっていた。

 

火賀「この顔が冗談で言ってると思うか?」

火賀は風香を更に煽った。

火賀「彼女を殺せ。」

 

指示を受けた壮介は再び必殺技待機状態になった。

 

そして、パンチを繰り出した。

 

風香は避けずに受け止めようとした。

雪菜「やめろ!無茶だ!」

それに気づいた雪菜が止めようと走り出した。

朔弥「黒羽!」

心「黒羽さん!」

朔弥と心が叫んだ。

 

 

パンチは、止まる事なくフォースに激突した。

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