「さぁ、掃除を始めようか。」
金山が変身した究極生命体(以下EC)は立髪を振り回し、周りにいた社員達をほうきでゴミを履くように弾き飛ばした。
更にさっきまで話していた受付の女性を掴み上げようと迫った。
「やめろ!」
その時、金色の刃が金山の目の前に現れた。フォースに変身した風香だ。既にフォース2ndに変身していた。
フォースの刃は金山の胸元を斬りつけた。
しかし、フォースがつけた傷は直ぐに修復された。
金山「そんな攻撃、痛くも痒くもない。それに、あくまでこれは宣戦布告だ。本気でやり合うつもりはない。」
そう言うと、金山は消えた。
総三「待て!尾頭橋!」
それと同時に後ろから社長が現れた。
風香「尾頭橋…確か…」
総三「ああ…尾頭橋、彼の」
風香「金山駅の隣の駅ですよね?」
総三「は?まあ、間違ってはないが。」
総三と風香は社長室にいた。
風香「さっきのは冗談で…」
総三「分かったから、とりあえず座ってくれ。」
風香は社長と対面になるように椅子に座った。
総三「尾頭橋勉、それが彼の名だ。」
風香「尾頭橋勉、誰なんですか?」
総三「彼は、ジョーカー社初期のメンバーの1人だ。この前君が見つけた写真があるだろう?それの一番右にいる男だ。」
そう言うと総三は風香に写真を見せた。
そこに写っていたのは総三と一沙、そして尾頭橋と呼ばれた大男と、もう1人すらっとした男がいた。
風香「このすらっとした男は誰ですか?」
総三「彼は赤空直也、仮面ライダーの開発者だ。そして尾頭橋はその仮面ライダーのスーツを着て、一沙君が分析する。しかし、2年前までの話だがな。」
風香「2年前…?」
総三「赤空は仮面ライダーでは根本的な強化はできないと人体実験を始めた。尾頭橋はその被験体となりECになった。」
風香「EC…火賀もその類ですか。」
総三「そうだ、人体を怪物にする事で強大な力を手に入れる、そう考えた彼は尾頭橋、火賀、などをECにした。」
総三「あくまで推測に過ぎないがな。赤空は尾頭橋をECにしてから行方不明になった。」
風香「…あの、ECは生死すら超越することができるんですか?」
総三「恐らくは、現に死んだはずの血城がECとして蘇生しているからな。」
2年前、それは風香の兄、翼が死んだ年でもある。もし、あの水のECが…風香はそう考えた。
「いよいよ、総三が真実に近づきつつあります。」
土野「そうか…君は引き続き彼の側から情報を盗んでくれ。」
「分かりました。それと…」
土野「それとなんだ?」
「黒羽風香。彼女とフォースは後々我々の障害になる可能性があります。」
土野「そうか、ようやくフォースが完成するのか…とりあえず、その件も保留と言うことで頼む。」