第25話 ♠︎10:200%の力
風香「あんな事言わなきゃよかった!」
風香は食堂の机に溶けたように寝ていた。
雪菜「仕方ないだろ。言った以上、勝つしか私たちに道はない。」
雪菜はその隣に座った。
雪菜「で、逆襲の手立てはあるのか?」
風香「えっと…それは…」
一沙「あるわよ。」
2人が話しているところに、一沙が割り込んできた。
風香「これは?」
風香達に見せられたのは、金色をベースにし、赤、青、白、緑に塗られたアイテムだった。
一沙「これはユナイトドライバー、これをフォースの右腕に装着させて、使うのよ。」
風香「試しに付けてみますね。」
フォースに変身した風香は右腕にそれを装着した。
風香「…で、どうするんですか。」
一沙「それはね…」
その時だった、金山が出現したと報告が入った。
私達は急いで現場に向かった。
風香「ここね…」
フォースとアーサーは現場に着いた。
すると、突然何かが2人の前を通り過ぎた、それも目に見えない速度で。
雪菜「なんだ!」
それと同時に1枚の紙が2人の前に落ちていた。
[3日後正午、ここで決闘だ。]
風香「宣戦布告か…」
雪菜「…そうだな。」
金山と水澤は研究所にいた。
金山「誰だ?3日後に決闘をあいつらに申し込んだのは。土野か?」
水澤「俺は知らない。彼女をあたってみればいいじゃないか。」
金山の後ろには、兎のECがいた。
金山「月田、なんのつもりだ?」
兎のEC、月田は人間の姿に戻った。女性であるのは一目で分かったが、顔をフードで隠していた。
月田「ジョーカーは、私達を本気で滅ぼすつもりだ。新たなフォース、[フォースⅢ]が完成してしまったら、私達に後はないわ。だから先手を打ったのよ。完成する前に倒す。フォースⅢの完成には最低1週間の期間が必要よ。」
金山「月田、なぜそこまでの事を…」
月田「…あの社長、身内にはかなり甘くてね。こんな情報、少し調べればすぐ分かる。」
そう言うと月田は2人の横を通り過ぎて行った。
水澤「いよいよ、フォースも終わりか…」
金山「お前は、まだ未練が残ってるんじゃないか?彼女に。」
水澤は、金山から目を逸らした。
水澤「未練、俺は人間じゃない。土野さんの助手として働くだけだ。」
そう言うと土野がいる部屋に向かった。
金山「…俺も、鍛えるとするか…」
土野「後3日か…」
土野と水澤は書斎らしき部屋にいた。
水澤「しかし、フォースを倒してもいいんですか?」
水澤は聞いた。
土野「あの男は私が作ったフォースに勝てるわけがない。例え未完成だったとしても。フォースはそれだけ強い。中の人間は関係ない。」