風香「でも…まさか月隠さんが裏切り者で、ECだったなんて…」
風香は、雪菜と廊下で話していた。
雪菜「しかも、もう用済みということは、私達の情報がもっと多く盗まれたということだよな?」
風香「もしかして…防犯カメラの映像も盗まれてたり…」
風香は防犯カメラがある方を見た。
雪菜「まぁ、ありえるかもな。」
月隠「まさか、ここまでの力を持っていたとは…」
月隠はアジトで狼狽していた。
月隠は冷蔵庫を勢いよく開け、冷やしてあるペットボトルの水を開け、一気に飲み干した。
月隠「フォース…いつか必ず倒す。」
土野「この女、いい研究材料になりそうだ。」
水澤「しかし、いいんですか?死体を盗んで…」
土野「何を言う、むしろ生き返るんだ。これほど嬉しいことはないだろう。」
私は薄らとしている中、この声をはっきりと聞いていた。
「逢いたい…逢いたいよ…父さん…母さん…怖いよ…」
月隠「はっ!…夢か。」
月隠は、2年前に起きたことの夢を見ていた。彼女は、不慮の事故に巻き込まれ、息絶えそうになっていた。しかし、そこに現れた土野と水澤によってECとして息を吹き返した。そして、それ以降ジョーカー社長秘書という仮面を被ったスパイとして土野達に情報を与えていた。
月隠はふと自分を見つめる者に気がついた。
月隠「誰!」
月隠が向いた先にいたのは、木崎ー血城壮介だった。
月隠「なんで…動いてる?あなたの身体は拘束されているはずなのに。」
血城は、月隠をじっと見ていた。それは睨み付ける目ではなく、かと言って月隠の過去を蔑んで見ているわけでもなかった。悲しみの目だった。
木崎「…俺の、意思だ。」
風香「はあ…どうやって月隠さんを倒せばいいんだろう…」
ユニコーンフォームで戦えば、各自に倒せる。しかし、動きがとても素早い月隠はユニコーンフォームのスピードでは追いつかない。だからといって追いつくことができるフェニックスフォームだと、今度は殺傷力がない。どうすればいいか、風香は完全に迷っていた。
風香はふと、テレビをつけた。
どうやらドラマがやっているみたいだ。
[お前、おでんが好きだったんじゃないのか!]
[確かにおでんは好きだけど、春に食いたくないわ!暖かい時期には冷たい蕎麦、寒い時期はおでんって分けてるんだよ!]
風香「暖かい時期は蕎麦、寒い時期はおでん…分けてる…使い分け…そうか!」
風香は立ち上がったがその勢いで椅子がバタンと後ろに倒れた。
何事!と周りにいた人達が風香の方を見た。
風香「すいません…」