仮面ライダーフォース   作:津上幻夢

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第47話 ♦︎5:全知全能の進化態

風香「うっ…ここは…?」

 

風香は、目を覚ました。風香は、ジョーカーの医務室で寝ていた。

 

雪菜「起きたか…」

 

風香「雪菜さん…」

 

雪菜「…あの時、何が起きた?相討ちだったのか?」

 

風香「そう見たいですね…すいません、私の力が及ばず…」

 

総三「そんな事はない。君はよくやった。」

 

風香「社長。」

 

2人が話しているところに、総三が現れた。

 

総三「…それにしても、君に託されたフォースⅢ’…まだ我々の知らない力を秘めているとは…」

 

風香「それって…どういう事ですか?」

 

雪菜「もしかして、あの白銀の光ですか?」

 

総三「ああ、あれは一体何なんだ?」

 

風香「なんか、パワー全開で戦っていたつもりなんですけど、その光を放った時、それ以上の力を引き出された感じがしました。何かが私に力をくれた…みたいな?」

 

総三「とりあえず、それについては今研究員総出で調べている。君はとりあえず来るべき時の為に休みたまえ。」

 

総三は医務室を後にした。

 

土野との決戦…フォースが放った光。それが切り札になるとは、この時誰も知る由もなかった。

 

 

 

 

 

 

土野の研究所…

 

土野「ぐっ…まさか、フォースがここまでの力を身につけていたとは…だが、それも終わりだ。先程は不完全態で、変身も持たなかったが、今度こそは、成功させる。」

土野は再びユナイトドライバーと同型のパーツを装着した。

 

土野「さぁ、私の研究の成果が…私の今までの努力が報われる時が来た、ECよ…今こそ一つに!!」

 

土野は怪人態に変身、更にECのサンプル6種が、それぞれ右腕、左腕、脹脛、太腿、胸部、腰部に重なり、融合した。

 

右腕には、金山の怪人態、ライオンECのクロー

左腕には、火賀の怪人態、タイガーECの腕

脹脛には、月田の怪人態、ラビットECの脚

太腿には、木崎の怪人態、ビートルECの外骨格

胸部には、日照の怪人態、イーグルECの翼

腰部には、水澤の怪人態、フライングフィッシュECのヒレ

そして頭部の角は巨大化し、黄金に輝いた。

 

今までのECの力が一つになり、土野の力となった。

 

土野「完成だ…遂に完成した!!!!」

 

 

しかし、土野はすぐに膝をついてしまった。力が抑えきれないからだ。

 

土野「ぐっ…力が…強大すぎる…がはっ!」

 

土野の進化態は、すぐに変身が解けてしまい、人間態に戻ってしまった。

 

土野「この力になれるのにはまだ時間がかかりそうだ…」

 

 

 

ジョーカー社研究室…

 

一沙「…?これは…!?そうか、そういう事ね…」

 

研究員A「一沙さん、何か見つけたんですか?」

 

一沙「ええ、まだ確証はないけど、その可能性が大いにある。」

 

一沙ら研究員は、フォースⅢ’の白銀のオーラについて調べていた。そして、その原因に近づきつつあった。その時だった。

 

研究員B「大変だ!土野から挑戦状が届いたそうだ!」

 

研究員Bが勢いよく研究室に入ってきた。

 

研究員A「なんだって!それで、決戦はいつになるんだ?」

 

研究員B「2日後の、12時…正午だ。」

 

一沙「2日後!?これじゃ、この理由を分析する事しか出来ないじゃない!もう少し時間が有れば他のライダーにも搭載ということができたのに…」

 

研究員B「その必要はないと思います。とりあえず、その挑戦状を見てください。」

 

そういうと研究員Bはスマホで動画を再生した。

土野[仮面ライダーフォース、黒羽風香及び、ジョーカー社CEO白夜総三。2日後の正午、この私と、どちらの進化が上か勝負しよう。場所は、ジョーカー社本社ビル正門。ただし、この戦闘はフォースⅢ’との戦いだ。他のライダーや隊員達が割って入るなどしたら…無差別に人をECに変える。また、この挑戦状を放棄、不正をしても同じ事をする。逆を言えば、私もサンプルを使いECを出現させたり、誰かを人質にとったりしないと誓おう。それでは2日後、どちらが上か…最期の勝負だ。]

 

ここで動画は終わった。

一沙「…逆に考えれば、2日も猶予があるという事でしょ?なら、この謎をとことん研究してフォースを…風香さんを勝たせるぞ!」

一沙は周りの研究員達に言った。

 

 

 

 

2日後…正午…

 

 

ジョーカー社正門には風香が立っていた。周りには誰も居ない、が、植木の影で、雷田豪と二葉勇治が、カメラを構え、隠れていた。

豪「本当に、こんな作戦成功するのか?」

勇治「とにかく、一沙さん達を信用しましょう…」

 

 

すると、風香の前に土野が現れた。

風香「ようやく来たようね。赤空。」

 

土野「前にも言っただろう。その呼び方はやめろと…私は、人間だった時の事を捨てたいんだ。」

 

風香「何故、そんな事を?」

 

土野「私は、人間が嫌いだからだ。人間は醜い。欲望や悪意と言う沼に浸かり、汚れている。だから私の進化でそれを洗い流す。お前こそ、なぜ私に歯向かう?」

 

風香「それは…私の信じた正義…護りたいものの為に戦う、そう決めたから。私は、ここに来て、初めて人生が楽しいと思った。常に人を守る為に戦い、人を助ける、ただそれだけよ。」

 

風香は右腕のユナイトドライバーを、土野は右腕の装置を起動させた。

 

風香「変身…」

 

土野「変進…」

 

 

風香は銀色の仮面をつけた戦士、フォースⅢ’に、土野は生物の融合体、ディアーEC進化態へと変化した。

 

風香「雷霆万鈞の如く、お前を倒す…」

 

土野「決着をつけよう。フォース!」

 

「「はぁぁぁ!!!!」」




次回、仮面ライダーフォース…最終回

「これが、人間の力だ!!」

第48話 ♡5:風花雪月
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