仮面ライダーフォース   作:津上幻夢

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第48話 ♡5:風花雪月

風香「変身…」

 

土野「変進…」

 

 

風香は銀色の仮面をつけた戦士、フォースⅢ’に、土野は生物の融合体、ディアーEC進化態へと変化した。

 

風香「雷霆万鈞の如く、お前を倒す…」

 

土野「決着をつけよう。フォース!」

 

「「はぁぁぁ!!!!」」

 

 

総三「遂に始まったか…」

 

総三は、ジョーカーの社長室から二人の戦闘を心配そうに見ていた。

 

 

 

同時刻、モニタールームでは、雪菜らが風香を見ていた。

 

公誠「風香、大丈夫だろうか…」

 

蓮「今は、黒羽さんを信じましょう。」

 

朔弥「蓮の言う通りだな。」

 

雪菜「黒羽…」

 

一沙「大丈夫、必ず作戦は成功する。」

 

心「成功するといいんですけど…」

 

 

 

 

 

風香「はあっ!!」

 

フォースは、ライダーバスターの二刀流で、土野に攻撃を次から次へと繰り出した。

 

土野は、波のように押しかける攻撃を受け流し、反撃のタイミングを見計らっていた。

 

風香「これで決める!」

 

フォースは左手に持っていたライダーバスターを土野目掛けて投げた。

 

土野は、ライダーバスターを払い除けた。

 

土野が剣に意識がいってる隙をついてフォースはクローバークローザースピアモードを土野に突き刺そうとした。

 

土野「全てお見通しだ!」

 

土野はクローバークローザーを掴み、フォース共々投げ飛ばした。

 

風香「ぐはっ!」

 

土野「ここからは私の番だ!」

 

土野は左腕から炎を吐き出した。そしてその炎をフォースに浴びせた。

フォースが怯んだ隙を見て、脚の跳躍力を生かし、フォースの前まで一気に飛び跳ね、蹴り飛ばした。

 

更に、翼を広げ、矢を大量に放ち、フォースに反撃の隙を与えなかった。

 

フォースが立ち上がると、土野は右腕のクローで斬りかかった。

 

土野「死ねぇ!」

 

風香「…まだ死ぬつもりはない…。」

 

フォースはハートアーロを手に持っていた。弓でクローを押さえつけ、弦を引いた。

 

土野「なっ!」

 

フォースが矢を放つと、土野は、後ろに吹き飛ばされてしまった。

 

フォースは武器をスペードブレイドとダイヤリボルバーに持ち替え、弾丸を放ちながら斬り裂こうとした。土野は剣をクローで防ぎ、炎で弾丸をかき消した。

 

 

 

総三「そろそろ、始めようか…」

 

総三は、社長室にあったカメラの撮影ボタンを押し、カメラの前に立った。

 

街では…

「ねぇ、見て、ジョーカー社の社長が重大なお知らせで生放送だって!」

「なんだ?」

街に設置されている大型パネルや、道ゆく人のスマホには、総三の姿が写っていた。

 

総三[皆さん、ジョーカー社CEO白夜総三です。本日はこの生放送を見ている方に…この世界を生きる人たちにお願いを申し上げたい。]

 

すると、画面の映像が総三からフォースと土野の戦闘に切り替わった。

 

総三[これは今、実際に起きていることです。今、人類は危機を迎えています。このままでは人類が人類でなくなってしまう。今、我が社の仮面ライダーが、命懸けで戦っています。しかし、このままでは、負けてしまう。そこで、皆さんに、仮面ライダーを…彼女を応援して欲しいです。]

 

数時間前

一沙「あのオーラについて調べた結果です。」

 

一沙は風香と総三に資料を見せていた。

 

一沙「あのオーラは、人の想いにフォースが反応し、力が解放された時に発生するものです。」

 

総三「人の想い…」

 

一沙「あの時、オーラが発生したのはおそらく、雪菜さんと朔弥さんの想いがフォースに届き、強くしたんです。

 

風香「人の想いが、私を強く…」

 

総三「これはどこにいても同じことが起きるのか?」

 

一沙「恐らくは、フォースに想いが届けば、必ず。」

 

 

 

総三[応援如きで…そう思う方は大勢いると思います。しかし、応援は、人を強くできます!皆さんの力が必要なんです!お願いします!彼女に力を与えてください!!]

 

 

これを見て、街にいた人はどうすれば良いか、考え込んでいた。その時だった。

「頑張れ!仮面ライダー!」

一人の男の子が声を上げた。その男の子は、風香が仮面ライダーになる前に助けた男の子だった。

 

周りの大人達もその男の子の応援する姿を見て、声を上げ始めた。

 

「頑張れ!」「仮面ライダー!」「負けるな!!」

 

 

 

迅「風香…」

華「風香…頑張れ!」

 

馬堀「仮面ライダー…」

 

不知火「仮面ライダー!」

 

雪菜「黒羽!」

 

朔弥「いけ!!」

 

心「風香さん!!」

 

公誠「風香!!」

 

上川「負けるな!」

 

蓮「頑張って!」

 

一沙「フォース!!」

 

日出「仮面ライダー!」

 

飯野「押し倒せ!」

 

豪「押せ押せ!」

 

勇治「頑張れ!」

 

 

 

フォースと土野は、互いに刃を交差させ合っていた。

 

土野「まさかここまで進化していたとは…だが、私には勝らない!」

 

土野は、粒子に変化し、フォースの周りを自在に飛び回りフォースを撹乱させた。更に、人形に戻ると、炎を放ち、焼き払った。

 

土野「…終わりか。」

 

すると、炎は一瞬でかき消され、フォースは白銀のオーラに包まれていた。

 

風香「…さあ、ここからは第二回戦よ!」

 

風香は拳を前突き出し、前に飛び出した。

 

 

 

 

雪菜「応援は成功か!」

 

モニタールームは全員映像に釘付けになっていた。

 

一沙「まだよ!白銀のオーラより、上の段階があるはず。土野を倒すにはそこまでたどり着かないと…」

 

朔弥「でも、応援はそこに到達するまでの値になっているんじゃ?」

 

一沙「…まさか!最大に達するまで時間がかかるのか!」

 

上川「っでも、このままだと負けちまうぞ!」

 

上川が指差したモニターには、フォースが土野に押されていた。

 

一沙「そう言われてもどうすれば…」

 

一沙はしばらく下を向いていた。

 

一沙「今は風香が負けないように…見守る、しか…あれ?みんなは?」

 

一沙が顔を上げると、戦闘部の隊員達が全員居なくなっていた。

 

 

 

 

風香「ぐっ…おかしい…なんで力が…」

 

土野「どうした?ここで終わりか?」

 

土野は、クローを光らせ、襲い掛かろうとしたその時、弾丸が土野を襲った。

 

土野「何!」

 

土野が弾丸が飛んできた方向を見ると、アーサー、火縄、ホープ、下級兵らが立っていた。

 

雪菜「みんな、時間を稼ぐぞ。」

 

上川「あいつらECのせいで俺達は戦えなかったんだ!その恨み全部ぶつけてやれ!!」

 

上川の声に合わせて下級兵らは雄叫びと共に土野に襲いかかった。剣で斬り裂こうとするもの、槍ので突こうとするもの、銃で援護をするもの、全員が一つとなり戦っていた。

 

雪菜「黒羽、立てるか?」

 

アーサーはフォースに手を貸した。

 

風香「雪菜さん…」

 

フォースは立ち上がった。

 

雪菜「このまま何もせず見てるなんて、できないからな。」

 

アーサーは下級兵らに混じって攻撃を始めた。

 

雪菜「私達人間は自分や、仲間がいるから進化できる!お前のような与えられた進化などいらない!」

 

アーサーは剣で連続で斬り裂いた。

 

土野「うるさい!全員ここで返り討ちにしてやる!!」

 

土野は空へ飛ぶと、無数の矢を降らせた。

 

その矢に下級兵らは倒れた。

 

土野「私の進化を拒むものはここで消えろ!!」

 

土野は左腕を構え炎を放とうとしたその時、ホープの矢と火縄の弾丸が激突し、墜落した。

 

土野「…許さん…許さんぞ!!」

 

土野はアーサー、火縄、ホープに炎を放った。ホープは水の壁を作り防いだが、アーサーと火縄は弾き飛ばされてしまった。

 

土野「消えろ消えろ消えろ!!」

 

土野はホープに迫り膝蹴りをかました。

 

この攻撃にホープも倒れた。

 

土野「全員ここで消えろ!!」

 

土野が衝撃波を放とうとしたその時、フォースが土野を蹴り飛ばした。

 

そのフォースは虹色に輝いていた。

 

土野「何!!」

 

一沙「ようやくきた!」

 

総三「成功か!!」

 

風香「もう、誰も傷つけさせない…疾風迅雷、電光石火、雷霆万鈞の如く、お前を止める!」

 

[Utopia crush!]

 

フォースは飛び上がり、翼を広げた。

 

風香「はあっ!!」

 

そして、渾身の蹴りを土野に放った。

 

風香「これが、人間の力だ!!」

 

土野「私の進化が…負けるなど!」

 

フォースは土野の体を貫いた。

 

 

 

土野とフォースは人間の姿に戻った。

 

風香「赤空、あなたは人間は醜いと言った。でも、私はそうは思わない。確かに、人間は欲望に流されやすい。でも、その醜い部分含めて美しいと思う。私は、仮面ライダーとして今まで戦って、そう思った。」

 

赤空「…そうか…私の負けだ。私は、君にもっと早く会っていたら、結末も違っていただろう…」

 

赤空は、塵と化し、消えた。

 

 

 

 

 

 

数日後の夜、社長室に総三は居た。電気を消し、夜景をワイングラス片手に見ていた。

総三「あれから数日、マスコミが騒がしく、ワインもゆっくり飲めなかったからな…」

 

総三はワイングラスを机に置いた。

 

総三「そろそろ、私は一線を退く頃か…」

 

総三は座ろうした。その時、あるものが総三に襲い掛かった。

 

総三「ぐはっ!!」

総三は胸を押さえ、床に吐血した。

 

総三「ここで終わりか…!」

 

総三は倒れた。しかし、苦しみは治らない。

 

総三「康介…こうすけ…こう、す…こ…け…」

 

総三は、自身の最愛の息子の名を呼び続けながら、息を引き取った。




皆さんこんにちは、津上幻夢です。

フォースをここまで見ていただき、ありがとうございました。フォースは去年の9月から始まったストーリーですが、遂に完結です。ここまで描ききれたのも見ていてくださった皆様のおかげです。

フォースの最終回が48話で疑問を持つ人も多いかもしれませんが、それについては忘れた頃のお楽しみに。

ここで重要なお知らせです。津上幻夢はしばらくの間ハーメルン上での活動を休止します。まぁ休止といっても1、2ヶ月で戻ってくると思いますので…。次のウォーズ投稿が(多分)休止前最後の投稿になります。

今後も津上幻夢、および現在投稿中の仮面ライダーウォーズをよろしくお願いします!
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