風香「変身…」
土野「変進…」
風香は銀色の仮面をつけた戦士、フォースⅢ’に、土野は生物の融合体、ディアーEC進化態へと変化した。
風香「雷霆万鈞の如く、お前を倒す…」
土野「決着をつけよう。フォース!」
「「はぁぁぁ!!!!」」
総三「遂に始まったか…」
総三は、ジョーカーの社長室から二人の戦闘を心配そうに見ていた。
同時刻、モニタールームでは、雪菜らが風香を見ていた。
公誠「風香、大丈夫だろうか…」
蓮「今は、黒羽さんを信じましょう。」
朔弥「蓮の言う通りだな。」
雪菜「黒羽…」
一沙「大丈夫、必ず作戦は成功する。」
心「成功するといいんですけど…」
風香「はあっ!!」
フォースは、ライダーバスターの二刀流で、土野に攻撃を次から次へと繰り出した。
土野は、波のように押しかける攻撃を受け流し、反撃のタイミングを見計らっていた。
風香「これで決める!」
フォースは左手に持っていたライダーバスターを土野目掛けて投げた。
土野は、ライダーバスターを払い除けた。
土野が剣に意識がいってる隙をついてフォースはクローバークローザースピアモードを土野に突き刺そうとした。
土野「全てお見通しだ!」
土野はクローバークローザーを掴み、フォース共々投げ飛ばした。
風香「ぐはっ!」
土野「ここからは私の番だ!」
土野は左腕から炎を吐き出した。そしてその炎をフォースに浴びせた。
フォースが怯んだ隙を見て、脚の跳躍力を生かし、フォースの前まで一気に飛び跳ね、蹴り飛ばした。
更に、翼を広げ、矢を大量に放ち、フォースに反撃の隙を与えなかった。
フォースが立ち上がると、土野は右腕のクローで斬りかかった。
土野「死ねぇ!」
風香「…まだ死ぬつもりはない…。」
フォースはハートアーロを手に持っていた。弓でクローを押さえつけ、弦を引いた。
土野「なっ!」
フォースが矢を放つと、土野は、後ろに吹き飛ばされてしまった。
フォースは武器をスペードブレイドとダイヤリボルバーに持ち替え、弾丸を放ちながら斬り裂こうとした。土野は剣をクローで防ぎ、炎で弾丸をかき消した。
総三「そろそろ、始めようか…」
総三は、社長室にあったカメラの撮影ボタンを押し、カメラの前に立った。
街では…
「ねぇ、見て、ジョーカー社の社長が重大なお知らせで生放送だって!」
「なんだ?」
街に設置されている大型パネルや、道ゆく人のスマホには、総三の姿が写っていた。
総三[皆さん、ジョーカー社CEO白夜総三です。本日はこの生放送を見ている方に…この世界を生きる人たちにお願いを申し上げたい。]
すると、画面の映像が総三からフォースと土野の戦闘に切り替わった。
総三[これは今、実際に起きていることです。今、人類は危機を迎えています。このままでは人類が人類でなくなってしまう。今、我が社の仮面ライダーが、命懸けで戦っています。しかし、このままでは、負けてしまう。そこで、皆さんに、仮面ライダーを…彼女を応援して欲しいです。]
数時間前
一沙「あのオーラについて調べた結果です。」
一沙は風香と総三に資料を見せていた。
一沙「あのオーラは、人の想いにフォースが反応し、力が解放された時に発生するものです。」
総三「人の想い…」
一沙「あの時、オーラが発生したのはおそらく、雪菜さんと朔弥さんの想いがフォースに届き、強くしたんです。
風香「人の想いが、私を強く…」
総三「これはどこにいても同じことが起きるのか?」
一沙「恐らくは、フォースに想いが届けば、必ず。」
総三[応援如きで…そう思う方は大勢いると思います。しかし、応援は、人を強くできます!皆さんの力が必要なんです!お願いします!彼女に力を与えてください!!]
これを見て、街にいた人はどうすれば良いか、考え込んでいた。その時だった。
「頑張れ!仮面ライダー!」
一人の男の子が声を上げた。その男の子は、風香が仮面ライダーになる前に助けた男の子だった。
周りの大人達もその男の子の応援する姿を見て、声を上げ始めた。
「頑張れ!」「仮面ライダー!」「負けるな!!」
迅「風香…」
華「風香…頑張れ!」
馬堀「仮面ライダー…」
不知火「仮面ライダー!」
雪菜「黒羽!」
朔弥「いけ!!」
心「風香さん!!」
公誠「風香!!」
上川「負けるな!」
蓮「頑張って!」
一沙「フォース!!」
日出「仮面ライダー!」
飯野「押し倒せ!」
豪「押せ押せ!」
勇治「頑張れ!」
フォースと土野は、互いに刃を交差させ合っていた。
土野「まさかここまで進化していたとは…だが、私には勝らない!」
土野は、粒子に変化し、フォースの周りを自在に飛び回りフォースを撹乱させた。更に、人形に戻ると、炎を放ち、焼き払った。
土野「…終わりか。」
すると、炎は一瞬でかき消され、フォースは白銀のオーラに包まれていた。
風香「…さあ、ここからは第二回戦よ!」
風香は拳を前突き出し、前に飛び出した。
雪菜「応援は成功か!」
モニタールームは全員映像に釘付けになっていた。
一沙「まだよ!白銀のオーラより、上の段階があるはず。土野を倒すにはそこまでたどり着かないと…」
朔弥「でも、応援はそこに到達するまでの値になっているんじゃ?」
一沙「…まさか!最大に達するまで時間がかかるのか!」
上川「っでも、このままだと負けちまうぞ!」
上川が指差したモニターには、フォースが土野に押されていた。
一沙「そう言われてもどうすれば…」
一沙はしばらく下を向いていた。
一沙「今は風香が負けないように…見守る、しか…あれ?みんなは?」
一沙が顔を上げると、戦闘部の隊員達が全員居なくなっていた。
風香「ぐっ…おかしい…なんで力が…」
土野「どうした?ここで終わりか?」
土野は、クローを光らせ、襲い掛かろうとしたその時、弾丸が土野を襲った。
土野「何!」
土野が弾丸が飛んできた方向を見ると、アーサー、火縄、ホープ、下級兵らが立っていた。
雪菜「みんな、時間を稼ぐぞ。」
上川「あいつらECのせいで俺達は戦えなかったんだ!その恨み全部ぶつけてやれ!!」
上川の声に合わせて下級兵らは雄叫びと共に土野に襲いかかった。剣で斬り裂こうとするもの、槍ので突こうとするもの、銃で援護をするもの、全員が一つとなり戦っていた。
雪菜「黒羽、立てるか?」
アーサーはフォースに手を貸した。
風香「雪菜さん…」
フォースは立ち上がった。
雪菜「このまま何もせず見てるなんて、できないからな。」
アーサーは下級兵らに混じって攻撃を始めた。
雪菜「私達人間は自分や、仲間がいるから進化できる!お前のような与えられた進化などいらない!」
アーサーは剣で連続で斬り裂いた。
土野「うるさい!全員ここで返り討ちにしてやる!!」
土野は空へ飛ぶと、無数の矢を降らせた。
その矢に下級兵らは倒れた。
土野「私の進化を拒むものはここで消えろ!!」
土野は左腕を構え炎を放とうとしたその時、ホープの矢と火縄の弾丸が激突し、墜落した。
土野「…許さん…許さんぞ!!」
土野はアーサー、火縄、ホープに炎を放った。ホープは水の壁を作り防いだが、アーサーと火縄は弾き飛ばされてしまった。
土野「消えろ消えろ消えろ!!」
土野はホープに迫り膝蹴りをかました。
この攻撃にホープも倒れた。
土野「全員ここで消えろ!!」
土野が衝撃波を放とうとしたその時、フォースが土野を蹴り飛ばした。
そのフォースは虹色に輝いていた。
土野「何!!」
一沙「ようやくきた!」
総三「成功か!!」
風香「もう、誰も傷つけさせない…疾風迅雷、電光石火、雷霆万鈞の如く、お前を止める!」
[Utopia crush!]
フォースは飛び上がり、翼を広げた。
風香「はあっ!!」
そして、渾身の蹴りを土野に放った。
風香「これが、人間の力だ!!」
土野「私の進化が…負けるなど!」
フォースは土野の体を貫いた。
土野とフォースは人間の姿に戻った。
風香「赤空、あなたは人間は醜いと言った。でも、私はそうは思わない。確かに、人間は欲望に流されやすい。でも、その醜い部分含めて美しいと思う。私は、仮面ライダーとして今まで戦って、そう思った。」
赤空「…そうか…私の負けだ。私は、君にもっと早く会っていたら、結末も違っていただろう…」
赤空は、塵と化し、消えた。
数日後の夜、社長室に総三は居た。電気を消し、夜景をワイングラス片手に見ていた。
総三「あれから数日、マスコミが騒がしく、ワインもゆっくり飲めなかったからな…」
総三はワイングラスを机に置いた。
総三「そろそろ、私は一線を退く頃か…」
総三は座ろうした。その時、あるものが総三に襲い掛かった。
総三「ぐはっ!!」
総三は胸を押さえ、床に吐血した。
総三「ここで終わりか…!」
総三は倒れた。しかし、苦しみは治らない。
総三「康介…こうすけ…こう、す…こ…け…」
総三は、自身の最愛の息子の名を呼び続けながら、息を引き取った。
皆さんこんにちは、津上幻夢です。
フォースをここまで見ていただき、ありがとうございました。フォースは去年の9月から始まったストーリーですが、遂に完結です。ここまで描ききれたのも見ていてくださった皆様のおかげです。
フォースの最終回が48話で疑問を持つ人も多いかもしれませんが、それについては忘れた頃のお楽しみに。
ここで重要なお知らせです。津上幻夢はしばらくの間ハーメルン上での活動を休止します。まぁ休止といっても1、2ヶ月で戻ってくると思いますので…。次のウォーズ投稿が(多分)休止前最後の投稿になります。
今後も津上幻夢、および現在投稿中の仮面ライダーウォーズをよろしくお願いします!