雪菜「ということがあり、今牢屋にいると。」
壮介「落ちるところまで落ちたな…」
朔弥「さすがにここまで来ると俺も君を庇うことはできない。」
私はアクリル板越しに3人の声を聞いた。
風香「もういいです、どうせ誰も信じないんだから…」
雪菜「私はお前がそういうことする人間とは思わない。」
風香「いいです、信じるだけ無駄ですから…」
雪菜「本当に彼女がやったのだろうか…」
私は接見室を出て2人に言った。
朔弥「服装、ナンバープレートという決定的な証拠がある以上彼女がやったとしか言えない。」
金剛寺は俯いて呟くように言った。
壮介「あいつだって認めてるんだからあいつがやったんだろ。これで俺はクローバーに昇格だ!」
血城は相変わらずデリカシーのない奴だ。下品な声を廊下に響かせていた。
私はどうするべきか、そう思った矢先だった。
警察官A「おい、この近くで怪物が出たそうだ。」
警察官B「まじか、そんなもの本当にいるのか?」
警察官A「とにかく出動だ。」
朔弥「今の聞いたか?」
雪菜「ああ、私達も行くぞ。」
私と金剛寺は、疾風の如く駆け出し、外に止めてあった車からベルトとブレスを取り出した。そして装着する。
私はベルトにブレスをスキャンし、ブレスに右人差し指を置いた。
金剛寺はベルトを装着した。
朔弥「変「変身」身!」雪菜
私達は仮面ライダーに変身、すぐさま現場に走って行った。
風香「私はこのまま牢屋の中か…」
警察官「おい、立て」
私は抗うことなく素直に立ち上がった。
警察官「お前の無実が証明された。お前と事故が起こった同じ時刻に一緒にいたと証言する高校生がいた。」
風香「えっ…(彼が…)。」
私はすぐさま牢屋から出た。
風香「これで自由だ!!」
私は警察署から軽やかな足取りで出た。その矢先だった。
凄まじいサイレンの音が鳴り響いていた。
私は急いでサイレンの後を追った。
そこでは、フォースが1人の男ー私の父に牙を向けていた。
警察官「これが最後の警告だ!これ以上抵抗すると撃つぞ!」
雪菜「黒羽!その男を離せ!」
朔弥「止めろ!」
私はとりあえず、何がなんだが分からなかった。何故私がもう1人いるのか、もう1人の私が何故私の父親を手に賭けようとしていたのか。
私は咄嗟に変身し、父に降りかかる刃を弾いた。
雪菜「黒羽、が2人に…」
朔弥「どういう事だ…」
風香「私の推測ですけど、多分DCが私をコピーしたんだ。そして、私の記憶を辿り、私が恨んでる人間を手に賭けようとしている。そう考えれば私が逮捕されたのにも納得がいく。」
雪菜「そうか!で、どっちが偽物なんだ?」
風香「その答えは簡単ですよ。」
私は武器を偽物のフォースのベルトに攻撃した。すると、中からカメレオンとウサギの怪物が現れた。その姿に恐れをなしたのか、警察官達が逃げ出した。
私は早く決着をつける為にキック増強パーツをベルトにスキャンした。
[check!][kicks ready!]
そして雷鳴の如く怪物めがけ蹴りを決めた。
迅「…なんなんだよ…」
私の父は怯えて腰を抜かしていた。
風香「雪菜さん、この人のことは私に任せて、他の所の状況確認お願いします。」
雪菜「分かった。行くぞ、金剛寺。」
朔弥「ああ。」
私は変身を解いた。本来、身内であっても正体を明かしてはならないが、私の今の姿を見てもらいたかった。
風香「大丈夫、父さん。」
私は手を差し伸べた。
迅「風香、お前こんな事していたのか。東京出たかと思ったら命を粗末にすることを…」
風香「悪いけど、私はもう子供じゃない。私のことは私が決める。私は貴方の奴隷でも、飼い犬でもない。あんたの一人娘だ。」
迅「…勝手にしろ。」
父さんは私が差し伸べた手を振り払い、立ち上がった。
迅「お前の兄貴に会ってやれ。ここから近くの墓地だ。」
風香「えっ」
私は以外な言葉に驚いた。
迅「俺のことは嫌いかも知れないが、兄貴のことが好きなんだろ。せっかく来たんだ、寄って帰れ。これは俺からの最後の命令だ。」
風香「…勝手にするよ。」
私はここでの事後処理をした後、墓地へとバイクを走らせた。
??「君が血城壮介かな?」
壮介「ああ、話は聞いている。」
??「どうするつもりかい?」
壮介「俺の答えはただ一つ…」
次回
第9話 ♡3:離反
そして次週、重大発表が!
都市対戦に備えろ。