氷の男『アイスマン』のヒーローアカデミア   作:揚げ物・鉄火

13 / 14
どうもお久しぶりです。
ニ期をあまり覚えておらずどんな感じか思い出しながら書いていたのですが『ヒロアカ 公式』と言う神動画シリーズを見つけて一気に進みました。
公式さんありがとうございます。

前話のあらすじ。
冷気くんと皇さんがデート(買い物)をした後にチートオリキャラ達とお茶会擬きをした。以上。

今回は宣戦布告の回です。
微妙な描写満載ですがどうぞご覧ください。
では、どうぞ。ごゆっくり!


勘違い 13 宣戦布告

冷気への尋問(?)とお茶会が終わった次の日、雄英にて

 

 

今日から普通に授業が再開される…が2日前の(ヴィラン)連合の雄英襲撃を切り抜けたA組はかなり話題になっていた。

その話題の中心となったA組は結構いつも通り…ではなかった。

 

「ねえねえ!昨日のニュース見た?」

葉隠が話を切り出した。

「うん」

「クラスのみんなが一瞬映ったでしょ?なんかあたし全然目立ってなかったね」

「確かにな…」

「あの格好じゃ目立ちようがないもんね」

葉隠の言葉に障子が肯定し尾白がフォローする。

 

「しっかし、どのチャンネルもかなりデカく扱ってたよな?」

「ビックリしたぜ」

「無理も無いよ。プロヒーロー排出するヒーロー科が襲われたんだから」

「あの時、先生達が来なかったらどうなってたか」

「やめろよ瀬呂!思い出しただけでちびっちまうだろうが!」

「うるっせぇぞ!黙れカス!」

峰田と爆豪の言葉に話が中断された。

 

そして砂藤が話を切り出した。

「けど驚いたぜ。まさか冷気があそこまで強かったとはな!」

「ああ!しかも漢らしく敵と真正面からの殴り合い!爆豪と轟にも勝ったって聞いてたけどやっぱり近接戦も強いんだな!」

「ああ感服した…あれ程の強敵を倒せるとはな」

だが話掛けられた冷気本人はと言うと

「……」(無言)

ずっと黙り込んでいた。

 

そして衝撃的な一言を発した。

「俺は…あまり強くない…」

 

「あまり強くないって…なに言ってんだ?」

「冷気ってUSJのあの怪物を相手に完封勝ちするくらい強いだろ?それのどこが強くないんだ?」

「そうね…確かにあの時、冷気ちゃんがいなければ私たちもかなり危なかったわ。正直冷気ちゃんがいなかったと思うと」

「みんな!朝のホームルームの時間だ!私語を慎み席に着け!」

冷気の言葉を聞いた数人が疑問を口にしていると飯田が話を中断させた。

 

 

「着いてるだろ~?」

「着いてねえのお前だけだ!」

その言葉通り飯田以外全員席に着いていた。

「くっ!しまった!」

「どんまい!」

そして麗日に慰められた。

 

「梅雨ちゃん。おっとと、今日のホームルーム誰がやるんだろ?」

芦戸は少し後ろに倒れながら質問した。

「そうね…相澤先生は怪我で入院中のはずだし…」

 

ガララ

「おはよう」

蛙吹が呟くと同時に扉が開き包帯だらけの男と水色の美しい髪を腰まで伸ばした美女が入って来る。

 

「「「「「相澤先生復帰早ええ!!」」」」」

「凄すぎる!」

入ってきたのは何故かすぐに復帰した相澤先生だった。

 

「先生無事だったのですね!」

「無事言うかな?あれ…」

飯田の言葉に麗日がひっそりと呟いた。

 

「俺の安否はどうでもいい…」

「相澤先生。あなたの安否はどうでも良くありません。ちゃんと療養しなくてはいけないのに貴方がどうしてもと言うのでしょうがなく出られたんですよ?リカバリーガールが許可するまで無茶な行動は避けるように!もし無茶した場合は貴方に『無の極致』をぶっ放しますのでご注意下さい」

「…分かってるよ」

相澤は一緒に入って来た女性に怒られた。

 

「相澤先生。そちらの女性は誰ですか?」

「またあとで説明する」

「それよりもお前ら休んでいる暇なんかねえぞ?戦いはまだ終わってねぇ」

相澤の言葉にクラスの空気が一変した。

「戦い?」

「まさか…」

「またヴィランが!?」

 

「雄英体育祭が迫っている」

「「「「「クソ学校っぽいの来たー!!」」」」」

 

「マジか…」

 

冷気視点

 

「マジか…」

先生の言葉に思わず呟いてしまった。

 

昨日の謎尋問が終わり未来火との買い物やあいつら(・・・・)とのお茶会も終わらせたのに今度は雄英体育祭か…。

(辛い…せっかく入学前の修行が終わったのにまた戦いの前の修行があるのか…)

 

「学校っぽいの来たー!」

「って待て待て!」

「ヴィランに侵入されたばかりなのに体育祭なんてやって大丈夫なんですか?」

「また襲撃されたりしたら…」

クラスの何人かが疑問の声を上げた。

事実自分も同じ事を思っている。

(まあ…運命はそれを許さないけどな…悲しいねぇ)

 

「その逆だ。開催することで雄英の危機管理体制が伴着だと示す機会らしい…警備も例年の5倍にするそうだ。何よりウチの体育祭は最大のチャンス。(ヴィラン)如きで中止して良い催しじゃねぇ…」

「うんうん」

相澤先生の説明に横に立っている女性が頷いた。

(あれって…氷人形(アイスドール)だよな?誰が作ったんだ?)

 

相澤先生の説明に峰田が恐怖し呟く。

「いや、そこは中止しよう?体育の祭りだよ?」

「えっ?峰田君、雄英体育祭見た事ないの?」

「あるに決まってんだろ。いやそういう事じゃなくてよぅ…」

 

「ウチの体育祭は日本のビッグイベントの一つ。嘗てはオリンピックがスポーツの祭典と呼ばれ全国が熱狂した。今は知っての通り規模も人口も縮小して形骸化した。そして日本において今かつてのオリンピックに代わるのが雄英体育祭だ!」

相澤先生が説明を終わらせた。

 

「当然、全国のプロヒーローも見るのですよ?スカウト目的でね!」グッ!

「知ってるってば…」

「卒業後はプロ事務所に相棒(サイドキック)入りがセオリーだもんな!」

「そっから独立しそびれて万年サイドキックってのも多いんだよね。上鳴、あんたそうなりそう。アホだし」

「うっ…」

耳郎の何気ない言葉が上鳴に突き刺さった。

 

「当然、名のあるヒーロー事務所に入った方が経験値も話題性も高くなる…時間は有限。プロに見込まれればその場で将来が開ける訳だ。年に一回。計三回だけのチャンス。ヒーローを志すなら絶対に外せないイベントだ!その気があるなら準備は怠るな!」

「「「「「はい!」」」」

相澤先生の言葉に全員が一斉に返事した。

 

「ホームルームは以上だ」

そう言いながら相澤先生はホームルームを終わらせた。

「職員室まで付き添います。ちゃんと栄養バランスの取れた食事も取らせますよ?」

「クッ…分かった」

水色髪の女性に言われて先生は悔しそうに頷いた。

 

~昼休み~

三人称視点

 

クラスメイト達のテンションが上がっている中冷気は人(?)を待っていた。

 

「みんな!!私頑張る!」

「っ!?」ビクッ!

「私頑張る!!」

麗日が急に叫び出し冷気は、少し驚いた。

 

ガララ…

「ん?」

「お待たせしました冷気さん。私になんの用ですか?」

教室の扉が開きホームルームの時に相澤先生と一緒に居た女性が入って来た。

 

「…」ガタッ

それと同時に冷気も立ち上がり女性と真正面から向かい合った。

 

「……」

「答えて下さい。なんの用ですか?黙っていては分かりませんよ?」

「いくつか質問したい…」

「…仮眠室へ行きましょうか?」

「ここで良い…」

「そうですか…」

二人の視線が交わり周りの景色が歪み始めた。

 

ゴゴゴゴゴゴゴ…

 

「お、おい!なんかあれヤバくねえか?!」

「今にも何か起こりそうな雰囲気じゃねぇか!」

「これを一触即発って言うんだね!」

「そんな事言ってる場合じゃないだろ!早く止めねえと!」

その光景を見たクラスメイト達は焦り出した。

 

 

だがそんな事を知らない冷気は謎の女性に質問し始めた。

「…名は?」

「答える必要が?」

「『氷獄の王』としての命令だ」

「はぁ…貴方のそういう所大嫌いですよ。名は氷華。性はありません」

「作成者は?」

「エスデス様」

「作成理由と使用目的及び期間は?」

「リカバリーガールからの依頼によりイレイザーヘッドの監視及び怪我が完治するまでの援助」

「お前の三原則は?」

「ロボット三原則と一緒」

「つまり?」

「人間への安全性。命令への服従。自己防衛。の三つ」

「そうか…なら、氷華!命令待機!命令を確認!」

「待機!命令を確認!…って何やらせるんですか?!」

「動くなよ?」

一通りの質疑を終わらせた冷気は氷華に命令を下し右手を氷華の頭に近づける。が…

 

バキンッ!

 

目にも止まらぬ速さで冷気の右腕を捥ぎ取った。

「…安全性はどうした?」

「自己防衛が優先です。それよりも女性の頭に気安く触って記憶を読み取ろうとしないで下さい。殺しますよ?」

「確かに俺が悪かった…すまない」

「いえ、こちらこそ」

冷気と氷華はお互いに頭を下げ謝罪しあった。

 

「それはそうと…命令の優先度は?」

「一位、エスデス様。二位、リカバリーガール。三位、イレイザーヘッド。四位、雄英教師。五位、冷気 零。です」

「そうか…分かった」

「質問は以上ですか?」

「いやあと一つだけ………お前の出生地は?」

「二ヴルヘイムです」

「そうか…ありがとう。質問は以上だ」

「そうですか。では、失礼いたします」

冷気が質問を終えると氷華が礼をし教室から出て行く。

 

「……白米食べたい」

冷気も後を追うように教室を出て行った。

 

 

「無事…なんだよな?」

「なんだったんだ?いったい…」

残されたクラスメイト数人は困惑した様子だった。

 

 

放課後

 

授業が全て終わりA組の面々が帰ろうとした時、教室の前に人だかりが出来ていた。

「うわー!何事だー!?」

「君達!A組に何か用が?」

「なんだよ出れねえじゃん!何しに来たんだよ!」

「敵情視察だろ雑魚。ヴィランの襲撃を耐え抜いた連中だもんな。体育祭の前に見ときてぇんだろ」

爆豪が扉に向かって歩き立ち止まり…

「そんな事しても意味ねぇから…どけモブ共!」

喧嘩を売った。

 

「知らない人の事をとりあえずモブと呼ぶのやめなよ!」

「…」ガシッ

その言葉に対し飯田がツッコミを入れ冷気が無言で肩を掴んだ。

「…離せ氷野郎」

「…言葉に気を付けろ」

「チッ…!」

 

 

「噂のA組…どんなものか見に来たが随分と偉そうだな。ヒーロー科に在籍する奴はみんなこんな(・・・)なのかい?」

「あぁ?」

人混みの中から出て来た紫髪の生徒の質問に爆豪がキレかけクラスメイト数人は首を横に振った。

 

「こういうの見ちゃうと幻滅するなぁ…」

「普通科とか他のってヒーロー科落ちたから入ったって奴結構多いんだ。知ってた?」

「あ?」

「そんな俺らにも学校側がチャンスを残してくれてる…体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科編入も検討してくれるんだって。その逆もまた然りらしいよ?」

紫髪の生徒の言葉にクラスの空気が少し変わった。

 

「敵情視察?少なくとも俺は『いくらヒーロー科とは言え調子に乗ってっと足元ごっそり掬っちゃうぞ』って宣戦布告しに来たつもりだ」

(((この人も大胆不敵だな!)))

その言葉に仲良し三人組の心の声が揃った。

 

「話は…終わったか?」

「おうおう!隣のB組の者だけどよ!ヴィランと戦ったつうから話し聞こうと思ったんだけどよ!偉く調子付いてんちゃってんなおい!!?」

「やっほーレイレイ。来たよ~!」

冷気が話を終わらせようとした瞬間B組から一人の男子生徒と冷気の友だちがやって来た。

 

(((また不適な人来た…)))

「あんまり吠え過ぎってと本番で恥ずかしい事なっぞ!」

「…優しいな。お前」

「誰だお前!?って無視か!」

冷気に掛けられた言葉に驚き爆豪に無視された事に気づいたB組の生徒は叫んだ。

 

「待てコラ爆豪!どうしてくれんだ。お前のせいでヘイト集まりまくってんじゃねぇか!」

「関係ねぇよ!」

「あぁ?」

「上に上がりゃ関係ねぇ…」

それだけ言って出て行った。

 

「言えてんな…」

「シンプルで漢らしいじゃねぇか!」

「上ねぇ…」

「上か…一理ある」

「いやいやいや!騙されんな!無駄に敵を増やしただけだぞ!?」

「そうだそうだ!体育祭オイラ達が不利になるだけじゃんか!」

爆豪の言葉にそれぞれが別の反応を示す。

 

 

「関係ないよ…」

「冷気!お前もか!?」

冷気の言葉に峰田が反応した。

 

「ヒーローを目指すんだろ?これくらいで戸惑ってるようじゃプロにはなれないさ。それに…(試練)なんて真正面からぶつかって倒せば良いだけだ。そうだろ?」

そう言いながら前を向き言葉を続ける。

「お前達もだ。上がりたければ来い。俺は逃げも隠れもせず真正面から迎え撃ってやる!」

そう言って人混みを通り抜ける。

 

 

「レイレイもカッコいい事言うじゃん!スゴイよ!」

「…うるさい」

「アハハ!照れてる照れてる!可愛い!」

「未来火の方が可愛い…」

「…ほえ!?」

そのまま皇に揶揄われ揶揄いながら二人は帰宅した。

 

「爆ぜろ!リア充!」

 

 

 

そのまま時は過ぎて二週間後。

 

体育祭当日となった。




と言う感じでした。
次話は、体育祭が開催して轟のライバル宣言や冷気君による宣誓(一番苦労した)。そして第一種目まで行けるかなぁ?って感じです。

質問等がございましたら気軽に書いてください。
と言うか感想下さい。

では、また次回!

冷気くんがヴィランになったifルートとか見てみたいですか?

  • 見てみたい
  • 別にいらない
  • どっちでも
  • 時間があればで良いよ
  • 勘違いが起これば良いよ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。