今回から漸く深海棲艦の方が登場されます。
それにしても文字数が伸びたかな。
この調子で評価も伸びるといいな。
晴風教室にて
明乃「それではロイ教官、挨拶の方をお願いします」
ロイ「了解した」
昨夜・・・訂正、本日未明晴風に合流したロイと潜水艦。
大体の人が事態を把握しているが、主に機関科などの一部は
ロイがいることを知らなかったので、改めて挨拶をすることになった。
ロイ「私の名前はロイ・ヴィッフェ・ヒドルフ、
日本のブルーマーメイドでナナヨコに所属している。
私は君達を無事に丘へと送るから、安心してもらいたい」
幸子「あの・・・さっき調べたらドイツで艦隊を全て沈めたと書いてあったんですが」
ミーナ「あれは本当に凄かったぞ、一回見てみると良い」
ロイ「まあ・・・本当のことだ。全てスクラップにしてやりました」
幸子「おおぉ・・・」
果たしてこのおおぉは尊敬か畏怖か、その答えは取り敢えず分からない。
明乃「後、ドイツから来た、ウインナー、ブラウンシュガー、インゲン豆
・・・あれぇ、名前何だっけ」
ロイ「まじか・・・」
ミーナ「・・・ヴィルヘルムスハーフェン校から来た。
ヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルクだ」
ロイ「少しだけだが怒っていらっしゃる」
明乃に名前を全然覚えられてないことに少し怒りながらも、
完璧な日本語で自己紹介をするミーナ。
明乃「長いから・・・ミーちゃんで」
ミーナ「ミー・・・ちゃんだと・・・」
ロイ「アッハッハッハハ」机バンバン
明乃「ダメかな?」
隣で机を叩きながら大笑いするロイを見て、もしかしたらと思い聞いてします明乃。
だがな、その少し涙目で不安を感じる声で言ったら拒否できないって。
ミーナ「いっいいぞ、ミーちゃんと呼んでくれ」
明乃「ありがとう!!」
真白「アハハ・・・それよりも未明に行われた戦闘は一体・・・」
少しだけ明るくなった雰囲気が真白によってまた暗くなる。
本人としては本心を言っただけだが、周りはそれで重くなる。
ロイ「ああ・・・ただ8,8cmを相手の機関室に撃ち込んだだけだが」
真白「うぇっ!!」
芽依「8,8・・・」
志摩「機関室・・・」
幸子「直撃って・・・」
「「「凄い」」」
水中の敵に徹甲弾を直撃させる。
それを水上の上から機械無しでやる。
それだけでロイのヤバさが分かってしまう。
ロイ「取り敢えず、ミーナがいる分少し変わるが、よろしく頼む」
真白「ロイさんがいる方が大きいよ」
ロイ「大丈夫、可愛い物が好きな真白副長」
真白「・・・っ///」
挨拶はこれにて終了した。
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ヨーゼフ
通信士「提督、横七のジョニー副司令から通信が入っています」
ロイ「ジョニーから?、何か分かったのか?」
大半が倉庫と化したヨーゼフの中では珍しい本来の目的のための部屋。
生活区(ロイの部屋と厨房のみ)と通信室、機関室。
まだあるが片手で数えられる程少ない。
通信室に入ればそこが休憩室になっていたことが分かる。
仮眠用の布団や自販機、テレビまでもが付いている。
ロイ「通信代わりました、こちらロイ」
ジョニー「もしかしたら、貴方の読みが当たったかもしれません」
ロイ「・・・続けろ」
ロイの読み、というよりも予想は深海棲艦と今年中に戦闘するという事。
それがもしかしたら、当たったかもしれないというのだ。
ジョニー「先日から地球上の全海域で行方不明艦隊が多発しています」
ロイ「艦隊・・・艦ではなくてか」
ジョニー「はい。西アジアを出たタンカー船団が全て消息を絶ったことが世界中で問題になっています」
ロイ「石油を運ばせないつもりか?、世界はどう考えている?」
ジョニー「中東の過激派との考えですし、実際に犯行声明を出していますが、
彼らに船団を一瞬で沈める程の火力を持つ兵器を保有しているとは考えにくいです」
救難信号を出す暇もなく全滅させれる、核の無いこの世界では不可能に近い。
ロイ「・・・全横七支部に緊急電、『客が来た、もてなしの準備をせよ』、と」
ジョニー「了解しました。西アジア支部には調査も命令します」
ロイ「うむ。MSの量産配備を急げ」
ジョニー「はい、これで通信を終えます」
モニターの光が消え、暗くなった部屋に照明が光を戻す。
椅子に座る男の顔は暗いが何処か明るい。
隣に座っていた妖精はそれを大層不気味に感じたとか。
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晴風 ロイ視点
明乃「帰っていたんですね、教官」
ロイ「おお、今戻った」
ヨーゼフの事は小型船舶という風に伝え付近の海域に待機させていると伝えていた。
明乃「あの、トイレットペーパーありませんか!?」
ロイ「トイレットペーパー?」
如何やらトイレットペーパーが圧倒的に不足しているらしい。
ここでミーナが来たことによる被害が出たか・・・。
そこでオーシャンモール四国沖店に買いに行くらしい。
だが・・・主計課には資金が無く募金していたそうな、全く、お笑いだよ。
お金は沢山持っている(使わない)から同行する。
明乃「あの・・・本当に良いんですか?」
ロイ「問題無いよ、気にせずに使ってくれ」
媛萌「でも必要な物だけを買うよ」
ロイ「遠隔自動発信機、GPS探知機、後は・・・」
媛萌「ダメに決まっています!!」
美甘「ヒメちゃん、レバーとかチーズとか食べてる?」
媛萌「全部苦手で・・・」
美波「カルシウムが足りていないな、それだといつか骨折するぞ」
媛萌「そんな!?」
明乃「でも・・・」
「「「「教官はどうかしています」」」」
スキッパー二台はもう満員で乗れる場所が無いにも関わらず会話に参加出来る訳、それは・・・
スキッパーと並走していた。海の上を、走っていた。
前世でも同じことは言われるだろう、人間じゃないと・・・。
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オーシャンモール四国沖店
「平和だ・・・」
途中でスキッパー係留所にスキッパーを留めバスで来たが、
数時間前の終われていた時とは違い、とても平和である。
別につい数時間前の世界が異常なだけで平和は通常なのだ。
ロイ「機械部品を見てくる、財布はこれをどうぞ」
明乃「はぇっ?・・・」
明乃の手には、万札が数枚と千円札が何十枚も入った財布が渡されていた。
ロイ「んじゃ、また会おう」
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イオンモール四国沖店より十数マイル南
そこには数隻の巡洋艦があった。
ルーウィ「良し、部隊展開、イオンモール四国沖店に向けて進軍開始」
護衛官「あの・・・もうすこし近くでもよろしいのでは?」
ルーウィ「馬鹿者、あの男にはこれ位が丁度良いんだよ」
近くにいたMTVを装着した兵士に目線を向ける。
重装備兵「了解しました。全部隊を上陸用舟艇に乗せ出撃させます」
米軍艦長「艦隊には実弾を装填させ市街地に砲撃できるよう準備させます」
ロイに対する戦闘というよりも、その区画を破壊しようとしか思えない戦闘用意。
護衛官「なんだと!!、市街地に・・・民間人に砲を向けるのか!?」
それには海上安全整備局から派遣された護衛官が苦言を呈する。
ルーウィ「これは戦争です。18年前の続きですがね」
護衛官「何を言っている、18年前には戦争なんて」
ルーウィ「さようならです、護衛艦殿」
護衛官「なぜ・・・だ・・・」
18年前の戦争、その言葉に疑問符を浮かべる護衛官を射殺し死体を海へと投げる。
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イオンモール四国沖店
そこには沢山の重装備兵が南から上陸しようとしていた。
平賀「ど、どういうこと、何が起こっているの!?」
ロイ「あんたら安全監督室と同じで、独自に俺達を確保しようとしているみたいだ」
つい先程まで明乃達を尾行していた安全監督室所属の福内 典子と平賀 倫子。
明乃「だけど・・・あんなに大きい銃を持つ必要は・・・」
ロイ「奴らは確保では無く殺害を目的にしているのかもな」
美波「そんな・・・」
目の前で行われている上陸、そこから考えられた最悪の予想。
そんなことを考えていると街頭テレビのチャンネルが変わり艦が映り、最後には人が映る。
ルーウィ「初めましてね、愚かな人間諸君」
ロイ「・・・」
ルーウィ「自己紹介を、私はアルファレッド・ベーズ・ルーウィ、
又の名を・・・アベルというの、お分かりでしょ、ロイ」
ロイ「そうか・・・そうか」
ルーウィ「今回の目的は唯一つ、ロイ、貴方を殺すことよ」
ロイ「・・・聞きたいことは山ほどあるが、今は只、お前を殺すことを念頭に置かせてもらうよ」
ルーウィ「うふふ・・・素敵な宣戦布告ね。じゃあこっちも容赦しないわ。
重装備兵隊進軍開始、ロイを抹殺せよ」
ロイ「ヨーゼフに緊急電、武装αを送れ」
岸から上がってきた兵士の前に立つのは、中華包丁の刃を長くしたような銃を持つ、ロイだった。
重装備兵「うてぇー!!」
幾つものチェーンガンから放たれる無際限とも思われる銃弾。
それをロイは全て叩き落したり弾く。一発たりとも命中しない。
そのような状況が十数秒続いたと思ったらロイは左手にリボルバーを取り出しそれを重装備兵に撃ち込む。
銃声が鳴りやむころには辺りは死体の山が出来上がっていた。
ロイ「アベル・・・出せよ、深海棲艦の軍団を」
アベル「貴方にはそんな物微塵も役に立たないでしょ、
そんな物よりも彼女達の方が戦えるは」
ロイ「彼女・・・達?」
アベルを映していたテレビには水上を駆けぬ二つの影があった。
ロイ「あれは・・・ネメシスとガーディアン」
アベル「そうよ、ここ数年掛けて漸く修理が完了したの」
ロイ「人の物で遊びよって、だが大したことはない」
アベル「そうかな?、彼女達を普通の深海棲艦とは思わないことね」
一般人が漸く発見できたであろう距離に入ってきた瞬間に攻撃は来た。
ロイ「40ミリ徹甲弾速射砲・・・もしかしてだが彼奴か」
アベル「そう!、君が横七に来て最初の大規模襲撃の司令官と副司令官」
ロイ「ヲ級と軽空母の奴か・・・」
記憶が蘇る。
水偵を使った跳弾使いの軽空母。
40ミリ徹甲弾速射砲を愛用し、部下を弔っていたヲ級。
どちらとも空母という枠組みを大きく外れた二人だが、
ヲ級は次は共闘を望んでいた。つまりこれは少しおかしい。
尤も、再び戦いたくなっただけなら別だが、アベルの元ではもう戦う気は無いように感じれた。
ロイ「兎に角、倒させて貰います」
前世の敵が再び襲い掛かる。一対二の戦い。数的不利に陥るが戦力比は同等。
しかしパワードスーツにとても苦しめられて・・・。
次回、ハイスクール・フリート若き人魚と転生者
「異常な空母達」
お楽しみにしてて下さい